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 アカデミー賞に関するニュースを紹介するコーナーです。
last update: December 18, 2024




■10部門のショートリスト発表 (2024.12.18)
 映画芸術科学アカデミーは12月17日、第97回アカデミー賞10部門において、ノミネーション最終選考に進んだ作品のショートリストを発表しました。ショートリストが発表されたのはメイキャップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞、録音賞、作曲賞、主題歌賞、国際長編映画賞、ドキュメンタリー映画賞(長編)、ドキュメンタリー映画賞(短編)、短編映画賞(実写)、短編映画賞(アニメーション)です。各部門のショートリストは以下の通りです。


◆メイキャップ&ヘアスタイリング賞
アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方
ビートルジュース ビートルジュース
A Different Man
DUNE 砂の惑星 PART2
Emilia Perez
Maria
Nosferatu
The Substance
Waltzing with Brando
ウィキッド ふたりの魔女


◆視覚効果賞
エイリアン:ロムルス
BETTER MAN/ベター・マン
シビル・ウォー アメリカ最後の日
デッドプール&ウルヴァリン
DUNE 砂の惑星 PART2
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
猿の惑星 キングダム
ライオン・キング:ムファサ
ツイスターズ
ウィキッド ふたりの魔女


◆録音賞
エイリアン:ロムルス
ブリッツ ロンドン大空襲
名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN
デッドプール&ウルヴァリン
DUNE 砂の惑星 PART2
Emilia Perez
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ
ウィキッド ふたりの魔女
野生の島のロズ


◆作曲賞
エイリアン:ロムルス
ベイビーガール
ビートルジュース ビートルジュース
Blink Twice
ブリッツ ロンドン大空襲
ブルータリスト
チャレンジャーズ
教皇選挙
Emilia Perez
The Fire Inside
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
Horizon: An American Saga - Chapter 1
インサイド・ヘッド2
Nosferatu
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
Sing Sing
6888郵便大隊
ウィキッド ふたりの魔女
野生の島のロズ
ヤング・ウーマン・アンド・シー


◆主題歌賞
BETTER MAN/ベター・マン「Forbidden Road」
ブリッツ ロンドン大空襲「Winter Coat」
チャレンジャーズ「Compress/Repress」
エルトン・ジョン:Never Too Late「Never Too Late」
Emilia Perez「El Mal」
Emilia Perez「Mi Camino」
Kneecap「Sick in the Head」
モアナと伝説の海2「Beyond」
ライオン・キング:ムファサ「Tell Me It's You」
ファレル・ウィリアムス:ピース・バイ・ピース「Piece by Piece」
Sing Sing「Like a Bird」
6888郵便大隊「The Journey」
ツイスターズ「Out of Oklahoma」
野生の島のロズ「Kiss the Sky」
ウィル&ハーパー「Harper and Will Go West」


◆国際長編映画賞
ブラジル:I'm Still Here
カナダ:Universal Language
チェコ:Waves
デンマーク:The Girl with the Needle
フランス:Emilia Perez
ドイツ:聖なるイチジクの種
アイスランド:TOUCH タッチ
アイルランド:Kneecap
イタリア:Vermiglio
ラトヴィア:Flow
ノルウェー:Armand
パレスチナ:From Ground Zero
セネガル:ダホメ
タイ:How to Make Millions before Grandma Dies
イギリス:サントーシュ


◆ドキュメンタリー映画賞(長編)
The Bibi Files
Black Box Diaries
ダホメ
Daughters
Eno
フリーダ 愛と痛みを生きた肖像
Hollywoodgate
ノー・アザー・ランド 故郷は他にない
Porcelain War
Queendom
イベリン 彼が生きた証
Soundtrack to a Coup d'Etat
Sugarcane
Union
ウィル&ハーパー


◆ドキュメンタリー映画賞(短編)
Chasing Roo
Death by Numbers
Eternal Father
I Am Ready, Warden
Incident
Instruments of a Beating Heart
Keeper
心の声を見つけて マケイラからの手紙
Once upon a Time in Ukraine
ザ・レディ・イン・オーケストラ NYフィルを変えた風
Planetwalker
The Quilters
Seat 31: Zooey Zephyr
A Swim Lesson
Until He's Back


◆短編映画賞(実写)
Anuja
クローダ
The Compatriot
Crust
Dovecote
Edge of Space
The Ice Cream Man
私は人間
The Last Ranger
A Lien
The Man Who Could Not Remain Silent
The Masterpiece
An Orange from Jaffa
Paris 70
Room Taken


◆短編映画賞(アニメーション)
Au Revoir Mon Monde
ヴォイテクという名の熊
美しき男たち
ボトルジョージ
プールのカニ
イトスギの影の中で
あめだま
Maybe Elephants
Me
折紙
Percebes
The 21
フシギなフラつき
The Wild-Tempered Clavier
Yuck!




■国際長編映画賞に85カ国がエントリー (2024.11.22)
 映画芸術科学アカデミーは11月21日、第97回アカデミー賞国際長編映画賞部門エントリー作品を発表しました。アカデミーは6月に世界各国に対し同部門への出品を依頼しましたが、そのうち85カ国の作品がエントリーしました。国際長編映画賞は、国際長編映画賞専門委員会内でスクリーニングが行われ、そこでの投票により候補作品が5本決定されます。出品作は以下の通りです。

アルバニア:Waterdrop
アルジェリア:Algiers
アルゼンチン:Kill the Jockey
アルメニア:Yasha and Leonid Brezhnev
オーストリア:デビルズ・バス
バングラデシュ:The Wrestler
ベルギー:Julie Keeps Quiet
ボリヴィア:Own Hand
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ:My Late Summer
ブラジル:I'm Still Here
ブルガリア:Triumph
カンボジア:Meeting with Pol Pot
カメルーン:Kismet
カナダ:Universal Language
チリ:イン・ハー・プレイス
コロンビア:La Suprema
コスタリカ:Memories of a Burning Body
クロアチア:Beautiful Evening, Beautiful Day
チェコ:Waves
デンマーク:The Girl with the Needle
ドミニカ共和国:Aire: Just Breathe
エクアドル:Behind the Mist
エジプト:Flight 404
エストニア:8 Views of Lake Biwa
フィンランド:ファミリー・タイム
フランス:Emilia Perez
ジョージア:The Antique
ドイツ:聖なるイチジクの種
ギリシャ:Murderess
グアテマラ:Rita
香港: トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
ハンガリー:Semmelweis
アイスランド:TOUCH タッチ
インド:花嫁はどこへ?
インドネシア:Women from Rote Island
イラン:In the Arms of the Tree
イラク:Baghdad Messi
アイルランド:Kneecap
イスラエル:Come Closer
イタリア:Vermiglio
日本:Cloud クラウド
カザフスタン:Bauryna Salu
ケニア:Nawi
キルギス:Heaven Is Beneath Mother's Feet
ラトヴィア:Flow
レバノン:Arzé
リトアニア:Drowning Dry
マレーシア:アバンとアディ
マルタ:Castillo
メキシコ:Sujo
モンゴル:冬眠さえできれば
モンテネグロ:Supermarket
モロッコ:Everybody Loves Touda
ネパール:Shambhala
オランダ:Memory Lane
ナイジェリア:Mai Martaba
ノルウェー:Armand
パキスタン:The Glassworker
パレスチナ:From Ground Zero
パナマ:Wake Up Mom
パラグアイ:The Last Ones
ペルー:Yana-Wara
フィリピン:And So It Begins
ポーランド:Under the Volcano
ポルトガル:グランド・ツアー
ルーマニア:Three Kilometres to the End of the World
セネガル:ダホメ
セルビア:Russian Consul
シンガポール:ラ・ルナ
スロヴァキア:The Hungarian Dressmaker
スロヴェニア:Family Therapy
南アフリカ:Old Righteous Blues
韓国:ソウルの春
スペイン:Saturn Return
スウェーデン:The Last Journey
スイス:Queens
台湾:オールド・フォックス 11歳の選択
タジキスタン:Melody
タイ:How to Make Millions Before Grandma Dies
チュニジア:Take My Breath
トルコ:Life
ウクライナ:La Palisiada
イギリス:サントーシュ
ヴェネズエラ:Back to Life
ヴェトナム:Peach Blossom, Pho and Piano




■アニメーション映画賞エントリー31作品発表 (2024.11.22)
 映画芸術科学アカデミーは11月21日、第97回アカデミー賞アニメーション映画賞部門エントリー作品を発表しました。エントリーが認められたのは31作品で、16作品以上であることから、ノミネートを受けるのは5作品になります。エントリー31作品は次の通りです。

アートカレッジ1994
Captain Avispa
リンダはチキンがたべたい!
きみの色
The Day the Earth Blew Up: A Looney Tunes Movie
怪盗グルーのミニオン超変身
Flow
ねこのガーフィールド
化け猫あんずちゃん
The Glassworker
屋根裏のラジャー
インサイド・ヘッド2
ケンスケの王国
カンフー・パンダ4 伝説のマスター降臨
Living Large
ルックバック
ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い
マーズ・エクスプレス
Memoir of a Snail
モアナと伝説の海2
ファレル・ウィリアムス:ピース・バイ・ピース
Rocket Club: Across the Cosmos
シロッコと風の王国
エリアンと魔法の絆
スルタナの夢
あの年のクリスマス
ユニコーンのテルマ
トランスフォーマー ONE
Ultraman: Rising
ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!
野生の島のロズ




■第97回アカデミー賞授賞式ホストがコナン・オブライエンに決定 (2024.11.16)
 映画芸術科学アカデミーは11月15日、第97回アカデミー賞授賞式のホストをコナン・オブライエンが務めることを発表しました。オブライエンはアメリカTV界を代表する人気スター。80年代後半「サタデー・ナイト・ライブ」の脚本により頭角を現し、TVシリーズ「ザ・シンプソンズ」(91~93年)の脚本家としても活躍しました。しかし、何と言ってもTVトークショーのホストとして知られていて、「Late Night with Conan O'Brien」「The Tonight Show with Conan O'Brien」「Conan」等により、長年に渡りお茶の間で絶大なる支持を得ています。最近ではポッドキャスト「Conan O'Brien Needs a Friend」のホストを務めている他、旅番組「Conan O'Brien Must Go」にも出演しました。これまでエミー賞に31度ノミネートされ、5度受賞を果たしています。オブライエンがアカデミー賞授賞式ホストを務めるのは、今回が初めてです。

 授賞式は2025年3月2日(日)、ハリウッドのドルビーシアターにて開催される予定です。




■第97回アカデミー賞授賞式プロデューサーがラジ・カプール、ケイティ・ミュランに決定 (2024.10.29)
 映画芸術科学アカデミーは10月28日、第97回アカデミー賞授賞式のテレビ放送のプロデュースをラジ・カプール、ケイティ・ミュランが務めることを発表しました。オスカーのプロデュースを務めるのはカプール、ミュラン共に、前回に引き続いてのこととなり、2度目になります。カプールはまた、昨年同様ショウランナーも務める他、ハミッシュ・ハミルトンが、やはり監督を続投します。

 カプールは過去7年に渡り授賞式に関わってきた人物。第95回アカデミー賞授賞式では、プロデューサーのサポートを務めました。ミュランもまた、TV分野で数々の実績を残してきた人物。最近では「Beauty and the Beast: A 30th Celebration」(22年)が大きな話題を集めました。2012年のロンドンオリンピックのオープニングセレモニー、クロージングセレモニーのプロデュースを手掛けたことでも知られています。

 カプールとミュランが手掛けた第97回アカデミー賞はエミー賞を受賞しています。

 授賞式は2025年3月2日(日)、オヴェーション・ハリウッド内のドルビーシアターにて開催される予定です。




■アカデミー新会員に487人を招待へ (2024.06.26)
 映画芸術科学アカデミーは6月25日、同団体の新たな会員として487人を招待することを発表しました。招待を受諾した映画人のみが新会員となります(複数部門で招待を受けた映画人は、どの部門か選ぶ必要があります)。日本からも役所広司(俳優)、山崎貴(視覚効果)他多数の映画人が招待を受けています。新しくメンバーに招待された俳優は次の通りです。

ジェシカ・アルバ
エリカ・アレクサンダー
スワン・アルロー
シャバナ・アズミ
オッバ・ババタンデ
サレ・バクリ
ステファニー・ベアトリス
ダニエル・ブルックス
ティア・カレル
セルジオ・カステリット
アルフレッド・カステロ
ジェイソン・クラーク
ケイト・デル・カスティーリョ
カン・ドンウォン
リリー・グラッドストーン
レイチェル・ハウス
ザンドラ・ヒュラー
マエヴェ・ジンキングス
グレタ・リー
ケイト・マーラ
ダッシュ・ミホーク
キャサリン・オハラ
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
フィオナ・ショウ
スー・チー
D・B・スウィニー
ジャスミン・トリンカ
役所広司
ユ・テオ




■クインシー・ジョーンズ、ジュリエット・テイラー、リチャード・カーティスらが協会賞受賞 (2024.06.13)
 映画芸術科学アカデミーは6月12日、アカデミー賞名誉賞をクインシー・ジョーンズ、ジュリエット・テイラー、ジーン・ハーショルト友愛賞をリチャード・カーティス、アーヴィング・G・タルバーグ記念賞をマイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリへ授与することを発表しました。名誉賞は映画業界への生涯を通じての並外れた貢献、優秀な業績を残した映画人に贈られます。ジーン・ハーショルト友愛賞は人道的な努力により映画産業に大きな影響を与えた人物に贈られます。アーヴィング・G・タルバーグ賞は一連の作品が高品質であり、映画界に大きな影響を与えたクリエイティヴプロデューサーに贈られます。これらの賞はアカデミー賞授賞式とは別の日に開かれる祝賀ディナーにて授与されます。今シーズンの祝賀ディナーは2024年11月17日、ロサンゼルスにて開かれます。

 ジョーンズは70年に渡って輝かしいキャリアを築き上げた音楽人。ジャズミュージシャンとして自ら活動する他、音楽プロデューサー、作曲家としての顔も持っています。マイケル・ジャクソンの「Thriller」(82年)「Bad」(87年)は彼のプロデュースによる作品。グラミー賞でも多数の受賞歴があります。オスカーには『カラーパープル』(85年)で作品賞、主題歌賞、作曲賞で候補に挙がったのを筆頭に、7度ノミネーションを手にしています。

 テイラーはハリウッドを代表するキャスティング・ディレクター。これまで手掛けた作品は100本を超えています。代表作には『タクシードライバー』(76年)『アニー・ホール』(77年)『めぐり逢えたら』(93年)『シンドラーのリスト』(93年)『ミッドナイト・イン・パリ』(11年)等があります。オスカーではキャスティング賞の創設が発表されており、キャスティング・ディレクターへの注目度が上昇しています。

 カーティスはコメディを中心に活動するイギリスの映画人。『ノッティングヒルの恋人』(99年)『ブリジット・ジョーンズの日記』(01年)の脚本を手掛けた他、『ラブ・アクチュアリー』(93年)の監督としても知られています。『フォー・ウェディング』(94年)ではオスカー脚本賞候補に挙がってます。慈善活動でも知られるカーティスは、Comic Relief UK and USAを創設、40年に渡る活動により20億ドル以上を集め、1,700万人を支援してきた他、Make Poverty History、Project Everyoneといった団体の創設も手助けしています。

 ウィルソンとブロッコリはイーオン・プロダクションズを通じて「007」シリーズを手掛けてきたプロデューサー。『007/カジノ・ロワイヤル』(06年)『007/慰めの報酬』(08年)『007/スカイフォール』(12年)『007/スペクター』(15年)『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(20年)といったダニエル・クレイグと組んだシリーズは、007映画史上最も興行的な成功を収めたそれとなりました。彼らはまた、芸術・医療、教育等を支援するBroccoli Foundationの理事も務めています。




■第97回アカデミー賞スケジュール発表 (2024.04.11)
 映画芸術科学アカデミーは4月10日、第97回アカデミー賞のスケジュールを発表しました。授賞式は2025年3月2日(日)、オヴェーション・ハリウッド内のドルビーシアターにて開催されます。審査対象となるのは、2024年1月1日から12月31日までの間に公開されたものになります。スケジュールは変更になる場合があります。


2024年
11/17 (Sun) 協会賞授賞式
12/09 (Mon) 第一次投票開始
12/13 (Fri) 第一次投票締切
12/17 (Tue) オスカー・ショートリスト発表
2025年
1/08 (Wed) ノミネーション投票開始
1/12 (Sun) ノミネーション投票締切
1/17 (Fri) ノミネーション発表
2/10 (Mon) ノミニーズ・ランチョンパーティ
2/11 (Tue) 最終投票開始
2/18 (Tue) 科学技術賞授賞式
2/18 (Tue) 最終投票締切
3/02 (Sun) 第97回アカデミー賞授賞式






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