Predictions -Best Supporting Actress-

Predictions -Best Supporting Actress-

助演女優賞

受賞予想（02/26）

Final Predictions

ショーレ
アグダシュルー

パトリシア
クラークソン

マルシア
ゲイ・ハーデン

ホリー
ハンター

レニー
ゼルウィガー

◎

△

○

OSCAR PLANET Prediction		ショーレ・アグダシュルー（砂と霧の家）
General Prediction		レニー・ゼルウィガー（コールドマウンテン）
My Hope		パトリシア・クラークソン（エイプリルの七面鳥）

　下馬評では圧倒的に『コールドマウンテン』のレニー・ゼルウィガーが有利という声が支配的だ。「ブリジット・ジョーンズの日記」「シカゴ」に続いての候補入りは、３年連続の快挙。会員が今度こそ彼女にあげたいと思っても不思議じゃない。それに凡作と言われる対象作の中で、「最も輝いているのが彼女だ」「彼女が出ていなければ目も当てられなかっただろう」という評が多く、これまでのイメージを完全に吹き飛ばすパフォーマンスと評判なのだ。不安要素があるとするなら、大作の主演を張ることのできる女優という点。ヒット作が続き「ブリ日記」の続編では2000万ドルを越える出演料を手にするとも言われている彼女に、わざわざ助演演技で賞を与えるだろうか。３年連続候補はまぐれではなし得ない。つまりゼルウィガーは実力があるということ。彼女ならこれからも主演部門でチャンスがあると見送られるかもしれない。
　それに助演部門は、サプライズが起りやすい部門なのだ。もし今回、予想外の女優が浮上してくるとしたなら、誰なのだろう。おそらく『砂と霧の家』のショーレ・アグダシュルーか、『エイプリルの七面鳥』のパトリシア・クラークソンに違いない。アグダシュルーはイラン出身の舞台女優で、映画出演こそ少ないが、長い長いキャリアを持っている。対象作ではベン・キングスレーの妻を演じ、極めて評価が高い。ニューヨーク、ロサンゼルス、オンラインの批評家協会賞を獲得しているほどだ。それに彼女が演じる「忍耐強い妻」は、会員が三度の飯より好きな役柄。勝機は十分ある。クラークソンも長いキャリアを持つ女優で、脇役として演技を磨いてきた。「ハイ・アート」を皮切りに良作が続き、昨年は「エデンより彼方に」で賞レースを賑わせた。また近作の「All the Real Girls」「The Station Agent」も極めて高い評価を受けた他、現在は「ミラクル」が大ヒット中、待機中の「ドッグヴィル」の演技も高評価を得ている。まさに飛ぶ鳥落とす勢い。会員が一作の演技のみで評価するとは限らない。彼らが彼女の最近の活躍を思い出したとき、そのとき勝利の女神は彼女に微笑む。
　すでにオスカー獲得済みなのは『ミスティック・リバー』のマルシア・ゲイ・ハーデンと『サーティーンあの頃欲しかった愛のこと』のホリー・ハンター。ともに優れた演技だと言われているが、二つ目を獲る空気はほとんどない。ふたりとも会員のお気に入り女優ゆえ、可能性がないとは言い切れないが…。
　おそらくゼルウィガー、アグダシュルー、クラークソンの３人の中から選ばれると思われるが、では本当に受賞するのは誰か。バランスを考えてアグダシュルーではないか。今年のオスカーは国際色が極めて強い。それを無視した選考が行われるとは考えにくく、少なくとも一部門はそれを意識した選出がなされると予想する。そのときいちばん目に留まりやすいのが、アグダシュルーではないだろうか。彼女が今年のオスカーの特色を代表する、そうすれば収まりがいい。それに彼女の賞レース展開は、数年前にマルシア・ゲイ・ハーデンが受賞したときと、酷似している。５人中、唯一アメリカ人じゃないことも、大きな強みである。

（注）　この予想はアメリカ映画俳優組合賞発表前に執筆しました

Score　（02/16）
ショーレ・アグダシュルー（砂と霧の家）	この部門はとにかく「忍耐強い妻」役が強い（＋＋＋）	4.0
	ベン・キングスレー相手でも退かない演技力（＋）
	NY、LAの重要映画批評家協会賞受賞（＋＋）
	舞台中心に長いキャリア（＋）
	で、結局あなたは誰なの？（－）
	対象作は興行的に伸び悩む（－）
	イラン人という壁（－）
パトリシア・クラークソン（エイプリルの七面鳥）	地道にキャリアを積んで、ついに初候補！（＋＋）	4.0
	癌に蝕まれる母親役はオスカー好み（＋＋）
	『The Station Agent』の演技も好評（＋）
	昨年「エデンより彼方に」で候補落ちした同情票（＋）
	批評家受けだけで終わりそうな気配も…（－）
	作品から彼女が唯一の候補（＊）
	作品は小規模。観た人は少ない（＊）
マルシア・ゲイ・ハーデン（ミスティック・リバー）	会員のお気に入り女優（＋＋）	3.0
	助演女優一筋で頑張り続けている（＋＋）
	演技合戦の火花により上手く見える？（＋）
	「ポロック２人だけのアトリエ」ではサプライズ受賞（＋）
	夫を信じ切れない妻の役（－）
	前哨戦では候補にすら入れないことも…（－）
	受賞済みなので今回はご遠慮を…（－）
ホリー・ハンター（サーティーンあの頃欲しかった愛のこと）	多くの女優たちから尊敬を集める名女優（＋）	3.0
	「今年これ以上の演技は見られないだろう」（＋＋）
	助演女優賞はまだ獲っていない（＋）
	エヴァン・レイチェル・ウッド落選の同情票（＋）
	作品から唯一の候補。援護なし（－）
	「ピアノ・レッスン」以上の演技なのだろうか（＊）
	作品は小品で、ヒットに至らず（＊）
レニー・ゼルウィガー（コールドマウンテン）	３年連続の候補の快挙を達成。今年こそ！（＋＋）	4.5
	実は作品を支えていたのは彼女という声（＋＋）
	役のためには増量する根性あり（＋）
	重要賞を押さえた賞レース展開（＋＋）
	作品は酷評も目立つ（－）
	このところ賞狙いの作品が多いような…（－）
	実はこの手の女優がいちばんしたたか？（＊）

The Five Nominees　ノミネート女優　［I guessed 3/5］　（01/28）
ショーレ・アグダシュルー　Shohreh Aghdashloo
	砂と霧の家（ドリームワークス）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors ISA、NYFCC、LAFCA、OFCS、OFTA
	白人以外の俳優に厳しいというオスカーの定石を覆して見事初候補入り。忍耐強い妻という役柄は、助演女優賞部門で最も好まれるもの。夫役が名優ベン・キングスレーという強みもある。知名度がゼロに等しいというハンディをどうクリアするかが課題。
パトリシア・クラークソン　Patricia Clarkson
	エイプリルの七面鳥（ユナイテッド・アーティスツ）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors GSA、NBR、NSFC、BSFC、SFFCC、FFCC、PFCS、UFCS、CFCA、VFCC
	昨年「エデンより彼方に」で候補入りを確実されながら落選。その雪辱とばかりに、今年は対象作の他、『All the Real Girls』『The Station Agent』でも極めて高い評価を獲得。癌に蝕まれた母親役を丁寧に演じて、前哨戦大健闘。遅咲きの華、どこまで咲き乱れるか。
マルシア・ゲイ・ハーデン　Marcia Gay Harden
	ミスティック・リバー（ワーナー・ブラザース）
	Oscar Experience 2 noms / 1 win
	Precursors SFCC、COFCA
	夫が殺人犯ではないかと疑う妻の愚かさを切ない眼差しで表現し、高評価。「ポロック２人だけのアトリエ」でオスカーを受賞してからは会員のお気に入り。対象作は演技部門を中心に賞を獲ることが予想され、彼女の受賞もあり得ない話ではない。もちろん誰もが認める演技派。
ホリー・ハンター　Holly Hunter
	サーティーンあの頃欲しかった愛のこと（フォックス・サーチライト）
	Oscar Experience 4 noms / 1 win
	Precursors LVFCS
	「ピアノ・レッスン」で主演女優賞を獲得して以来、10年ぶりのノミネートを果たす。小さい身体を目一杯動かして、その役を生きる。ドキュメンタリー「デブラ・ウィンガーを探して」ではロザンナ・アークェットが彼女に敬意を表していた。ある評曰く「今年これ以上の演技は見られないだろう」。
レニー・ゼルウィガー　Renée Zellweger
	コールドマウンテン（ミラマックス）
	Oscar Experience 3 noms / 0 win
	Precursors SAG、OBAFA、GGA、BFCA、SDFCS、SFCA、DFFCA
	「ブリジット・ジョーンズの日記」「シカゴ」に続き、３年連続のオスカー候補。これは共演者であり、昨年の主演女優賞受賞者であるニコール・キッドマンでも成し遂げられなかった偉業。作品のハイライトは彼女のパフォーマンスにあるという評が支配的で、作品の影の主役だとか。最有力。

**Prediction Charts**（02/26）
			02/26	02/21	02/16	02/11	02/05	02/01
１	↑	ショーレイ・アグダシュルー	１	２	２	３	４	５
２	↓	レニー・ゼルウィガー	２	１	１	１	１	１
３	→	パトリシア・クラークソン	３	３	３	２	２	３
４	→	ホリー・ハンター	４	４	４	４	３	２
５	→	マルシア・ゲイ・ハーデン	５	５	５	５	５	４

database データベース（02/29）

キャンペーン・パワー（本人のアピール）　03/12/01～04/02/04
１．	レニー・ゼルウィガー	278 point	ゼルウィガーは昨年と比べると露出は控えめなのだが、それでもスター女優の貫禄で、トップ。ハンターはイヴェント会場に積極的に顔見せしている。意外やアグダシュルーも昨年末からドレスアップした姿をマスコミの前に披露中。
２．	ホリー・ハンター	170 point
３．	パトリシア・クラークソン	139 point
４．	ショーレ・アグダシュルー	118 point
５．	マルシア・ゲイ・ハーデン	108 point

前哨戦ポイント 2004年２月29日現在
１．	パトリシア・クラークソン	51 point	批評家受けするクラークソンがゼルウィガーを抑えてリード。もっともゼルウィガーの場合、ポイントを押さえた賞レース展開で、危なげはなし。アグダシュルーはニューヨーク、ロサンゼルスを制してインパクトあり。
２．	レニー・ゼルウィガー	39 point
３．	ショーレ・アグダシュルー	21 point
４．	ホリー・ハンター	18 point
５．	マルシア・ゲイ・ハーデン	11 point

対象作の興行収入　2004年２月22日現在
１．	レニー・ゼルウィガー	$90m	まずまずの興収を記録しているゼルウィガーとハーデンがリード。残りの３人は興行的に苦戦気味で、特にハンターとクラークソンは500万ドルにも満たない成績。ノミニー効果で集客したいところだが、題材が地味過ぎて、無理か。
２．	マルシア・ゲイ・ハーデン	$79m
３．	ショーレ・アグダシュルー	$12m
４．	ホリー・ハンター	$4m
５．	パトリシア・クラークソン	$2m

出演料で見るスター・パワー
１．	レニー・ゼルウィガー	$15m	スター女優ゼルウィガーが他を圧倒する。「ブリジット・ジョーンズの日記」では2500万ドルを受け取るのではないかと囁かれているくらいだ。演技力のあるスター女優として当分パワーを持続させそうな気配濃厚。
２．	マルシア・ゲイ・ハーデン	$1m
３．	ホリー・ハンター	-
４．	パトリシア・クラークソン	-
５．	ショーレ・アグダシュルー	-

キャリア-俳優活動歴
１．	ショーレ・アグダシュルー	28年	アグダシュルーは対象作でようやく注目された女優だが、実は舞台女優としてのキャリアは極めて長い。コツコツ努力の人なのかも。ハンター、ハーデン、クラークソンもそれなりのキャリアを持っていると言っていい。
２．	ホリー・ハンター	23年
３．	マルシア・ゲイ・ハーデン	18年
４．	パトリシア・クラークソン	17年
５．	レニー・ゼルウィガー	13年

ノミネート予想（01/25）

Final Predictions

　下馬評では『ミスティック・リバー』のマルシア・ゲイ・ハーデンが独走するのではないかと言われていた助演女優賞部門だが、蓋を開けてみればハーデンは意外なほど賞レースで目立っていない。ブロードキャスト映画批評家協会賞で候補入りした他は、主要賞で軒並み候補入りを逃している。もっともハーデンの場合、「ポロック２人だけのアトリエ」でオスカーを受賞した年も前哨戦ではそれほど目立っていなかったから、オスカーで一気に浮上ということも十分に考えられる。ただし、現時点ではかなり危ない位置であると言えよう。そのハーデンを押し退ける形でこの部門のトップランナーに躍り出たのは『コールドマウンテン』のレニー・ゼルウィガーである。２年連続候補入りしながら受賞を逃し続けた彼女がついに栄冠をするに違いないと専らの評判なのだ。作品を支えていたのは彼女の演技という評が続出している。候補入りは間違いない。ただし、前哨戦で最も強さを見せたのは『エイプリルの七面鳥』のパトリシア・クラークソンだった。昨年「エデンより彼方に」で候補確実と思われながら涙を呑んだ実力派が今年こそ候補入りを狙う。主演賞を狙う『The Station Agent』との票割れが怖いが、なんとか大丈夫な位置まで漕ぎ着けてきた感じがする。ゼルウィガー、クーラクソンとともにブロードキャスト映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞、アメリカ映画俳優組合賞すべてで候補入りを果たしているのが、『サーティーンあの頃欲しかった愛のこと』のホリー・ハンター。作品の公開時には「今年これ以上の演技は見られない」という評価が大半だっただけに、候補は大丈夫そうな雰囲気。読みにくいのが『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソンで、ゴールデン・グローブ賞では『真珠の耳飾りの少女』の演技とともにＷ候補、アメリカ映画俳優組合賞ではＷ落選という結果になっている。作品の勢いの失速が気になるし、票割れも懸念され、安全圏とは言えなくなってきた。その他『砂と霧の家』のショーレ・アグダシュルー、『The Cooler』のマリア・ベロ、『クジラの島の少女』のケイシャ・キャッスル=ヒューズ、『アメリカン・スプレンダー』のホープ・デイヴィス、『21グラム』のメリッサ・レオ、『ミスティック・リバー』のローラ・リニー、『カレンダー・ガールズ』のジュリー・ウォルターズらも有力。この中ではベロのBUZZが急上昇中。今年のシンデレラガールになりそうな雰囲気が漂い始めている。アメリカ映画俳優組合賞でサプライズ候補に挙がったキャッスル＝ヒューズも有力だが、若過ぎるのが敬遠されるかもしれない。

OSCAR PLANET 予想		管理人希望
Risky	マリア・ベロ（The Cooler）	マリア・ベロ（The Cooler）
Likely	パトリシア・クラークソン（エイプリルの七面鳥）	サラ・ボルジャー（イン・アメリカ三つの小さな願いごと）
Likely	ホリー・ハンター（サーティーンあの頃欲しかった愛のこと）	マルシア・ゲイ・ハーデン（ミスティック・リバー）
Risky	スカーレット・ヨハンソン（ロスト・イン・トランスレーション）	ホリー・ハンター（サーティーンあの頃欲しかった愛のこと）
Lock	レニー・ゼルウィガー（コールドマウンテン）	ローラ・リニー（ミスティック・リバー）
The Runner-up		The Runner-up
Risky	マルシア・ゲイ・ハーデン（ミスティック・リバー）	ジュリア・スタイルズ（モナリザ・スマイル）

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（01/25）
名前　（作品）	ポイント
マリア・ベロ Maria Bello （The Cooler） Winner: GSA	主人公に愛される女性というオスカー会員が大好きな助演女優の役柄で突然の急浮上。2003年のシンデレラガールを目指す。 Weak Point 映画出演に積極的だが、まだTVのイメージが強過ぎるかもしれない。対象作は小品で目に留まりにくい可能性もある。アレック・ボールドウィンほどの勢いは感じられず？
パトリシア・クラークソン Patricia Clarkson （エイプリルの七面鳥） Winner: GSA、NBR、NSFC、BSFC、SFFCC、FFCC、PFCS、UFCS、CFCA、VFCC	助演女優として好パフォーマンスを連発中。昨年候補落ちが話題になった。同情票があるはず。地道に頑張ってきた人に会員は弱い。 Weak Point 主演部門を狙う『The Station Agent』の評価も高く、票割れは必至。作品の規模は小さく、それほど話題にならなかった。結局批評家受け止まりで終わってしまいそうな空気もある。
ホリー・ハンター Holly Hunter （サーティーンあの頃欲しかった愛のこと） Winner: LVFCS	「ピアノ・レッスン」で主演女優賞を獲得し、実力は証明済み。「今年これ以上の演技は見られないだろう」という評が続々。 Weak Point 実はオスカーは「ザ・ファーム法律事務所」以来ご無沙汰。公開時期が微妙に早く、それがどう影響するだろうか。前哨戦でどれだけ目立つことができるかが鍵になってくるはず。
スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson （ロスト・イン・トランスレーション） Winner: OBAFA、NYFCO、BSFC	全編日本ロケの評論家大絶賛作のヒロイン。演じるのは、なんとビル・マーレイと恋に落ちる幼な妻！若手演技派のイメージが強い。 Weak Point 2003年の評論家の「It Girl」が、そのままオスカーに繋がるとは思えない。若手に比較的優しい部門なので可能性はゼロではないが…。『真珠の耳飾りの少女』との票割れは？
レニー・ゼルウィガー Renée Zellweger （コールドマウンテン） Winner: SAG、OBAFA、GGA、BFCA、SDFCS、SFCA、DFFCA	２年連続主演女優賞候補の快挙を果たして絶好調。作品のハイライトは彼女の演技という賛辞が飛んでいる。会員のお気に入り。 Weak Point 酷評も多い作品に足を引っ張られる可能性あるが、２年連続候補入りしながら、どちらも受賞していないのは大きな強み。今度こそ受賞させてあげたい！…というのが会員の本心。

ノミネーション予想これまでの流れ 2003　（Changes in Red）
01/25（Final Prediction）
マリア・ベロ	スカーレット・ヨハンソン	パトリシア・クラークソン	ホリー・ハンター	レニー・ゼルウィガー*
The　Leader：レニー・ゼルウィガー
01/01
マルシア・ゲイ・ハーデン	スカーレット・ヨハンソン	ショーレ・アグダシュルー	ホリー・ハンター	レニー・ゼルウィガー*
12/01
マルシア・ゲイ・ハーデン	スカーレット・ヨハンソン	ローラ・リニー	ホリー・ハンター*	メリッサ・レオ
11/01
マルシア・ゲイ・ハーデン	パトリシア・クラークソン	ローラ・リニー	ホリー・ハンター*	ジュリア・スタイルズ
10/01
マルシア・ゲイ・ハーデン	パトリシア・クラークソン	ミランダ・オットー	ホリー・ハンター*	ジュリア・スタイルズ
09/01
マルシア・ゲイ・ハーデン	パトリシア・クラークソン	ミランダ・オットー	ホリー・ハンター*	レニー・ゼルウィガー
08/01
マルシア・ゲイ・ハーデン	パトリシア・クラークソン	ミランダ・オットー	ケイシャ・キャッスル＝ヒューズ	レニー・ゼルウィガー*
07/01
ローレン・バコール*	パトリシア・クラークソン	ミランダ・オットー	ケイシャ・キャッスル＝ヒューズ	レニー・ゼルウィガー
06/01
ローレン・バコール*	パトリシア・クラークソン	ミランダ・オットー	デブラ・ウィンガー	レニー・ゼルウィガー
05/01
ローレン・バコール*	グレン・クローズ	ミランダ・オットー	デブラ・ウィンガー	レニー・ゼルウィガー

The Other Contenders　その他の有力候補　（01/25）（上にあがる可能性が特に高い女優はグレイ）
名前　（作品）	ポイント
ショーレ・アグダシュルー Shohreh Aghdashloo （砂と霧の家）	「忍耐強い妻」はこの部門で最も好まれる役柄。作品数は少なく、アメリカでの知名度はゼロに等しい。白人以外に厳しいのも現実。Winner: ISA、NYFCC、LAFCA、OFCS、OFTA
サラ・ボルジャー、エマ・ボルジャー Sarah Bolger, Emma Bolger （イン・アメリカ三つの小さな願いごと）	本当の姉妹が姉妹役で出演し、作品を支えた。彼女たちが本当の主役だという声がよく聞かれる。でもまあ、まだまだ小さいふたり。チャンスはこれからこれから…。Winner: IFCA
ケイシャ・キャッスル＝ヒューズ Keisha Castle-Hughes （クジラの島の少女）	サンダンスを始めとする数々の映画祭で大好評を得ている作品で、衝撃のデビューを飾った新星。若手女優が評価されやすい部門。６月に、しかも限定公開と、公開条件が不利。
ホープ・デイヴィス Hope Davis （アメリカン・スプレンダー）	高評価作品に出続けている。今年は『The Secret Lives of Dentists』も絶賛され、「2003年のジュリアン・ムーア」と形容する媒体も。だが、やはり地味。Winner: NYFCC、SFCC
キルスティン・ダンスト Kirsten Dunst （モナリザ・スマイル）	子役時代から演技力には定評があったが、ついに候補入りなるか。「スパイダーマン」のヒットでメガスターの地位も手に入れた。ライヴァルはジュリア・スタイルズ？マギー・ギレンホール？
マギー・ギレンホール Maggie Gyllenhaal （モナリザ・スマイル）	作品がつまらなくても、彼女を観る価値は常にある。「セクレタリー」怪演の余韻が残る中、有名女優大挙出演ドラマに出演。どれだけ目立てるかが鍵だと思われる。
マルシア・ゲイ・ハーデン Marcia Gay Harden （ミスティック・リバー）	オスカー獲得後は会員のお気に入り。毎年式に出席。対象作は作品賞のトップランナー。同部門のローラ・リニーの票割れ。受賞済みだからアウト…という動き。Winner: SFCC、COFCA
ジェシカ・ラング Jessica Lange （ビッグ・フィッシュ）	６度ノミネートされ、うち２回受賞。「キングコング」の恋人役だった彼女を思い出す人は、もういないだろう。最近おとなしかったが、その反動で一気に浮上？役は極めて小さいらしい。
メリッサ・レオ Melissa Leo （21グラム）	実力派がひしめき合うアンサンブル劇で、突然のブレイク。配給会社が猛烈なプッシュをスタート。地味に頑張ってきた人に会員は弱い。出演時間が短いのがどう響くか。
ローラ・リニー Laura Linney （ミスティック・リバー）	作品は出演者全員にオスカーの声。「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」の印象も残っている。出演時間は15分に満たないらしい。マルシア・ゲイ・ハーデンと比較されると、アウト。
アリソン・ローマン Alison Lohman （マッチスティック・メン）	「ホワイト・オランダー」の演技で高い評価を獲得した新星が、今度はコメディに挑戦、ファニーな魅力全開との声。ニコラス・ケイジに勢いが出てくれば、もしかして？Winner: HFF
ジェラルディン・マクイーワン Geraldine McEwan （マグダレンの祈り）	映画祭で賞を獲得するなど、作品は高い支持を獲得。悪役的要素の強いシスターを微妙なニュアンスで演じたと評判になった。アメリカには縁のない女優。強力キャンペーンが必要。
ミランダ・オットー Miranda Otto （ロード・オブ・ザ・リング王の帰還）	「二つの塔」から登場したキャラクターで、いちばん人気はエオウィン。戦う女性像を体現して、前評判高し。まさかとは思うが、リヴ・タイラーとの票割れも、１％ぐらいの確率であるかも。
クリスティーナ・リッチ Christina Ricci （モンスター）	殺人鬼を演じるシャーリズ・セロンの恋人という旨みのある役柄。セロンのバズ（BUZZ）が凄まじいゆえ、注目を集めやすいか。もちろん本人は元々実力者。作品の出来も良ければ一気に。
リュディヴィーヌ・サニエ Ludivine Sagnier （スイミング・プール）	オランソワ・オゾンの秘蔵っ子としてフランスはもちろん、アメリカでも活躍中。奔放な演技に会員がやられる？そうは言ってもセザール賞止まりの空気が漂っている。
ジュリア・スタイルズ Julia Stiles （モナリザ・スマイル）	ドスのきいた低い声が強烈な印象。ライヴァルの若手女優に差をつけるかのように、ロマンスパートが用意されているらしい。他のモナリザ・ガールズとの票割れは必至と思われ…。
エマ・トンプソン Emma Thompson （ラブ・アクチュアリー）	英国実力派俳優が集まったアンサンブル劇をリード。数年前までは賞レース常連、「イギリスのメリル・ストリープ」がニックネームだった。共演俳優の支持票が集まればもしかして…？
ジュリー・ウォルターズ Julie Walters （カレンダー・ガールズ）	最近では「リトル・ダンサー」で候補に挙がった名女優。誰かひとりは候補に挙がると言われているが…。「フル・モンティ」系の作品らしく、演技部門は注目されにくいかも。

No Chance　チャンスなし　（01/15）
アネット・ベニング Annette Bening （ワイルド・レンジ最後の銃撃）	ヘレナ・ボナム＝カーター Helena Bonham-Carter （ビッグ・フィッシュ）
ストッカード・チャニング Stockard Channing （僕のニューヨークライフ）	グレン・クローズ Glenn Close （僕のニューヨークライフ）
ジョーン・キューザック Joan Cusack （スクール・オブ・ロック）	キム・ディケンズ Kim Dickens （砂と霧の家）
クレア・デュヴァル Clea DuVall （21グラム）	ダリル・ハンナ Daryl Hannah （カーサ・エスペランサ赤ちゃんたちの家）
ニコール・キッドマン Nicole Kidman （白いカラス）	リサ・クドロー Lisa Kudrow （ワンダーランド）
ジェニファー・ジェイソン・リー Jennifer Jason Leigh （イン・ザ・カット）	ローラ・リニー Laura Linney （ラブ・アクチュアリー）
フランシス・マクドーマンド Frances McDormand （恋愛適齢期）	ベベ・ニューワース Bebe Neuwirth （ル・ディヴォースパリに恋して）
シャーロット・ランプリング Charlotte Rampling （The Statement）	ティルダ・スウィントン Tilda Swinton （The Statement）
リリ・テイラー Lili Taylor （カーサ・エスペランサ赤ちゃんたちの家）	リヴ・タイラー Liv Tyler （ロード・オブ・ザ・リング王の帰還）
デブラ・ウィンガー Debra Winger （僕はラジオ）	アルフレ・ウッダード Alfre Woodard （僕はラジオ）

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