Predictions -Best Supporting Actress-

キャリア-映画俳優活動歴

ヴァージニア・マドセン

ソフィー・オコネドー

ケイト・ブランシェット

ナタリー・ポートマン

Predictions -Best Supporting Actress-

助演女優賞

受賞予想（02/24）

Final Predictions

ケイト
ブランシェット

ローラ・リニー

ヴァージニア
マドセン

ソフィー・オコネドー

ナタリー・ポートマン

○

◎

△

OSCAR PLANET Prediction		ヴァージニア・マドセン（サイドウェイ）
General Prediction		ケイト・ブランシェット（アビエイター）
My Hope		ソフィー・オコネドー（ホテル・ルワンダ）

　誰が来てもおかしくないのが助演女優賞部門である。サプライズが起きやすい部門であることもその理由だが、主演女優賞部門とは違い、高いレヴェルでの争いになっているのが大きい。そんな中、アメリカ映画俳優組合賞を受賞し、頭ひとつ飛びぬけたように見えるのが『アビエイター』のケイト・ブランシェットだ。キャサリン・ヘップバーンを演じられる女優など、現在どれくらいいるだろうか。はっきり言って、ヘップバーンとは全然似ていないブランシェットだが、その演技力は今や活躍中の俳優の中でベストだと信じる人は極めて多い。これが２度目の候補入りだが、それに不満を覚える声も年中聞かれる。間違いなく世界最高峰に立つ女優、それがブランシェットだ。
　では、ブランシェットがこれまでオスカー候補をことごとく逃してきたのは、何故だろう。巧くて当たり前と思われているということもあるだろうが、ひょっとしたらアメリカ女優でない（オーストラリア女優である）ことがネックになっているのかもしれない。過去５年でオスカーを受賞した助演女優は、もはや外国女優の面影のない「シカゴ」のキャサリン・ゼタ＝ジョーンズだけである。
　今年は『ホテル・ルワンダ』のソフィー・オコネドーがイギリス出身。『クローサー』のナタリー・ポートマンがイスラエル出身。互いに票を喰い合ってしまうことも考えられる。尤も、オコネドーの場合、唯一の黒人女優であることは、大きなプラスポイントだ。そして彼女が演じる「夫を支える妻」という役柄は、オスカー会員が最も愛するタイプのそれである。主演男優賞部門で共演のドン・チードルに投票したいが、ジェイミー・フォックスを捨て切れなかった会員の票は、オコネドーに集まるのではないか。サプライズがあるとしたら、ここだと思う。
　だが、ブランシェットを打ち落とす可能性が最も高いのは『サイドウェイ』のヴァージニア・マドセンであることは疑いようがない。2004年の最大のカムバックスターがマドセン。その復活はハリウッドの歴史の中でも最大級のそれである。セクシースターとして注目されたマドセンが、長い長い低迷期間を抜け出し、非常に自然な美しさで観る者を魅了、評論家、映画ファンを虜にしていると評判。前哨戦の受賞数だけで言えば、他を圧倒しているところからしても、マドセン戴冠のポテンシャルは極めて高いと言える。それにトーマス・ヘイデン・チャーチ同様、ノミネーションでワーストファクトとされたポール・ジャマッティ落選の同情票も集まるだろう。
　ポートマン、『愛についてのキンゼイ・レポート』のローラ・リニーも受賞の望みを残している。リニーはナショナル・ボード・オブ・レヴューで賞レースの先陣を切ったインパクトが強いし、ポートマンもゴールデン・グローブ賞受賞の追い風が吹く（受賞スピーチは怖ろしく不評だったが…）。だが、このふたりが辛いのは、対象作がオスカー会員にそれほど受けていないことで、どちらも候補確実と言われた脚本賞、脚色賞候補まで逃してしまっている。かえって作品支持票が集中すると見るか、それともそのまま無視されてしまうと見るか。他候補のパワーが強力なところからして、後者だと思うのだが、どうだろう。
　本命ブランシェット。しかし、マドセンの近年稀に見る大復活劇に感動を覚えた会員が、ブランシェットを脅かす。この部門も僅差で決まる接戦だろう。

**Prediction Chart**
		％	final	02/16	02/11	02/06	02/01	-
1	ヴァージニア・マドセン（サイドウェイ）	23	1	2	2	2	1	熾烈なバトル。僅差で決まる
2	ケイト・ブランシェット（アビエイター）	23	2	1	1	1	2	熾烈なバトル。僅差で決まる
3	ソフィー・オコネドー（ホテル・ルワンダ）	20	3	3	3	3	5	サプライズがあるなら、彼女
4	ナタリー・ポートマン（クローサー）	18	4	4	4	5	4	逆転の可能性は、ある
5	ローラ・リニー（愛についてのキンゼイ・レポート）	16	5	5	5	4	3	逆転の可能性は、ある

**List of Marks**
ケイト・ブランシェット『アビエイター』	現在活躍する女優の中で最も力のある人（＋＋）	4.0
	「エリザベス」で受賞できなかったのはどう考えても変（＋）
	対象作は作品賞の本命。SAG受賞（＋＋）
	『ライフ・アクアティック』支持票も流れ込む（＊）
	大女優キャサリン・ヘップバーンを演じる幸運と勇気（＋＊）
	そのヘップバーンと比較されることは避けられない（－－）
	どの作品でもチャンスあり、今回は見送らせて（－）
ローラ・リニー『愛についてのキンゼイ・レポート』	２度目のノミネート。地味に躍進中（＋＋）	3.0
	老けメイクにも挑戦（＋）
	『ルイーズに訪れた恋は…』の演技力も加味（＊）
	リーアム・ニーソン、ピーター・サースガード落選の同情票（＋＊）
	対象作は意外にオスカー受けせず（－）
	配給会社はヴァージニア・マドセンを強力プッシュ？（＊）
	「コンゴ」に出たのは失敗だったわ…（＊）
ヴァージニア・マドセン『サイドウェイ』	奇跡の大復活。諦めないことが大切（＋＋＋）	4.5
	オスカーは長く辛抱強く頑張ってきた人に弱い（＋＋）
	Ｂ級イメージを払拭するナチュラルさに会員も虜に（＋）
	ポール・ジャマッティの分まで頑張ってくれ（＋）
	前哨戦圧倒的強さの反動。批評家受けで終わり？（－）
	作品の勢いにやや翳り（－）
	兄貴のマイケル・マドセンはどうしてるの？（＊）
ソフィー・オコネドー『ホテル・ルワンダ』	「夫を支える妻」がオスカーは大好き（＋＋）	3.0
	対象作はオスカー会員にも大人気（＋＋）
	地道に頑張ってきた人。初ノミネートおめでとう（＋）
	前哨戦後半に伸びを見せ、追い上げムード（＋）
	ただし、受賞実績はなし（＊－）
	レイ・ガールズを応援していた人のやっかみ（＊）
	知名度の問題（－）
ナタリー・ポートマン『クローサー』	時期大スター候補生への投資。初ノミネート（＋＋＋）	3.0
	ジュリア・ロバーツを蹴散らす演技（＋）
	ゴールデン・グローブ賞受賞（＋＋）
	ストリッパーを演じる大胆イメージチェンジ（＋＋）
	が、ヌード場面の大幅カットを要求。ケシカラン！（－－）
	対象作はオスカー受けせず（－）
	アメリカ映画俳優組合賞まさかの落選（－－）

The Five Nominees　ノミネート女優　［I guessed 4/5］
ケイト・ブランシェット　Cate Blanchett
	アビエイター（ミラマックス）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors SAG、OBAFA、LVFCS、WFCA、SLFCA、OFCS、OFTA
	ハリウッドが今でも最も尊敬する女優キャサリン・ヘップバーンに扮するという話題性。彼女自身が現在最も素晴らしい演技力を持った女優であることを否定できる者はいない。ヘップバーンを超える女優になる可能性すら秘める。もちろん受賞は射程圏内。
ローラ・リニー　Laura Linney
	愛についてのキンゼイ・レポート（フォックス・サーチライト）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors NBR、PFCS、FFCC
	「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」で初候補に挙がって以来、運気は上がる一方。アルフレッド・キンゼイの妻という旨味のある役柄を得て、主演男優以上に賞賛された。地味さゆえ目に留まりにくいものの、この部門ではかえって有利？落選した共演俳優への支持票も流れ込む。
ヴァージニア・マドセン　Virginia Madsen
	サイドウェイ（フォックス・サーチライト）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors BFCA、NSFC、NYFCC、LAFCA、CFCA、SFFCC、SFCA、UFCS、SFCC、KCFCC...
	すっかり忘れ去られていた名前が、昨秋突如メディアを賑わし始めた。80年代後半の勢いは忽ち失速、90年代はテレビを中心にＢ級の仕事に甘んじてきたが、前哨戦総ナメの凄まじい賛辞を浴びて、華々しく復活。ハリウッドは騒然となった。オスカーは苦労人の復活劇を愛する。
ソフィー・オコネドー　Sophie Okonedo
	ホテル・ルワンダ（ユナイテッド・アーティスツ）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors None
	テレビ中心だったが徐々に映画に活動の場を移してきたイギリスの個性派黒人女優。夫を支える妻というこの部門で最も好まれる役柄での参戦。作品賞候補こそ逃したが対象作の人気は相当なもので、作品支持票がそのまま流れ込む可能性もある。ダークホース。
ナタリー・ポートマン　Natalie Portman
	クローサー（コロンビア）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors GGA、SDFCS、ICS
	「レオン」での衝撃的デビューから10年。「スター・ウォーズ」シリーズを経て、マチルダがオスカー候補にまで上り詰めた。ストリッパー役という大胆なイメージチェンジが、会員の心をくすぐった模様。対象作にイマイチ人気がないのが痛いが、若手が受賞しやすい部門。勝機はある。

ranking

キャンペーンパワー　03/12/01～04/01/31			前哨戦ポイント　-02/28-
1	ヴァージニア・マドセン	758 point	1	ケイト・ブランシェット	150.0 p
2	ケイト・ブランシェット	352 point	2	ヴァージニア・マドセン	141.5 p
3	ローラ・リニー	104 point	3	ローラ・リニー	86.0 p
4	ナタリー・ポートマン	79 point	4	ナタリー・ポートマン	85.0 p
5	ソフィー・オコネドー	56 point	5	ソフィー・オコネドー	60.5 p

対象作の興行収入　-02/21-			スターパワー（出演料）
1	ケイト・ブランシェット	$88m	1	ケイト・ブランシェット	-
2	ヴァージニア・マドセン	$58m	2	ナタリー・ポートマン	-
3	ナタリー・ポートマン	$33m	3	ローラ・リニー	-
4	ソフィー・オコネドー	$17m	4	ヴァージニア・マドセン	-
5	ローラ・リニー	$9m	5	ソフィー・オコネドー	-

ノミネート予想（01/21）

Final Predictions

　助演女優賞部門も助演男優賞同様、前哨戦で圧倒的な強さを見せた者がいる。『サイドウェイ』のヴァージニア・マドセンである。久しく名前を聞くことがなかったマドセンが、インディーズ映画の傑作でナチュラルな魅力を全開させているとアメリカ中を虜にしているのである。将来を有望視されながら、ハリウッドで忘れ去られた存在だったマドセンの奇跡の大復活。2004年最大のカムバックスターと言っていいだろう。ノミネートはもちろん、受賞ラインに最も近いところにいるといっても過言ではない。マドセンを打ち落とせるパワーがあるのは『アビエイター』のケイト・ブランシェットであることは間違いない。「エリザベス」で初候補に挙がって以来、毎年のようにノミネートを噂されながら涙を呑んできたブランシェット。しかし、今年彼女が引っ提げているのは生きる伝説マーティン・スコセッシ監督作品。二つ目のノミネーションを勝ち取るのは確実だ。前哨戦では『愛についてのキンゼイ・レポート』のローラ・リニーも健闘していた。ナショナル・ボード・オブ・レヴューで賞レースの先陣を切ったインパクトが強み。「ミスティック・リバー」の好助演を覚えている会員も多いことだろう。作品自体が賞レース受けしていないので、確実とは言えないものの、候補入りの可能性は高いと言えよう。前哨戦４番目の強さを見せたのは『クローサー』のナタリー・ポートマン。だが、助演女優賞は若手のスター女優のまさかの落選が起きる率が非常に高い部門なのだ。ゴールデン・グローブを征したとは言え、アメリカ映画俳優組合賞候補を逃したポートマンは安泰とはとても言えないだろう。『ネバーランド』のケイト・ウィンスレットはゴールデン・グローブ賞候補は逃したものの安定したランナーである。ただし、今年は『エターナル・サンシャイン』が本命視されていて、そちらに票が流れる可能性が高い。注目したいのはふたりの黒人女優で、ひとり目は『ホテル・ルワンダ』のソフィー・オコネドー。想像以上に強いと噂される対象作でオコネドーは、「献身的な妻」というこの部門で最も強い役柄を演じている。もう一人は『Ray レイ』のシャロン・ウォーレン。ボストン映画批評家協会賞を受賞した彼女は、レイ・チャールズの母親に扮し、衝撃的なデビューと高い評価を得ている。通常なら黒人女優が同じ部門にふたり入るとは考えにくいのだが、今年はホストがクリス・ロックを務めることからも黒人俳優が優遇されるのではないかという噂も流れている。ありえない話ではないだろう。不気味なのは『スパングリッシュ太陽の国から来たママのこと』のクロリス・リーチマンと『クライシス・オブ・アメリカ』のメリル・ストリープ。前者はアメリカ映画俳優組合賞、後者はゴールデン・グローブ賞の候補に挙がった。ヴェテランの大逆転があるかもしれない。それにストリープは、あのストリープである。オスカー会員が三度の飯よりも好きな彼女は、もはや自動的に彼女に票が入るシステムを作り上げている。「ストリープはいつだって素晴らしい」。それが会員の合言葉。

OSCAR PLANET Prediction		General Prediction
Lock	ケイト・ブランシェット（アビエイター）	ケイト・ブランシェット（アビエイター）
Likely	ローラ・リニー（愛についてのキンゼイ・レポート）	ローラ・リニー（愛についてのキンゼイ・レポート）
Lock	ヴァージニア・マドセン（サイドウェイ）	ヴァージニア・マドセン（サイドウェイ）
Risky	ソフィー・オコネドー（ホテル・ルワンダ）	ナタリー・ポートマン（クローサー）
Risky	シャロン・ウォーレン（Ray レイ）	ケイト・ウィンスレット（ネバーランド）
The Runner-up		The Runner-up
Risky	ナタリー・ポートマン（クローサー）	ソフィー・オコネドー（ホテル・ルワンダ）

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）
名前　（作品）	ポイント
Lock ケイト・ブランシェット Cate Blanchett （アビエイター） Winner: SAG、OBAFA、LVFCS、WFCA、SLFCA、OFCS、OFTA	ハワード・ヒューズの伝記で、キャサリン・ヘップバーンを演じる幸運。彼女への敬意が溢れている。しかも演出はあのマーティン・スコセッシ！ Weak Point 世界最高峰の演技派ゆえ、いつも票が分散してしまい、これまでノミネートされたのは僅か一回。しかし、今年は対象作が非常に強力。いよいよ、二度目のノミネーションを果たす！
ローラ・リニー Laura Linney （愛についてのキンゼイ・レポート） Winner: NBR、PFCS、FFCC	「ミスティック・リバー」の印象が残る中、性研究者の妻に挑戦。老けメイクも披露。この手の演技がオスカーは大好き。 Weak Point 地味な容姿ゆえ、役にすんなり溶け込む。そういう特徴は、評価されにくい演技でもある。保守的な会員受けは無理そう？主演女優部門に入るという噂もあるが…。
Lock ヴァージニア・マドセン Virginia Madsen （サイドウェイ） Winner: BFCA、NSFC、NYFCC、LAFCA、CFCA、SFFCC、SFCA、UFCS、SFCC、KCFCC、DFFCA、IFCA、TFCA、VFCC、NYFCO、CA	ケバイ印象が強かったが、非常にナチュラルな美しさが引き出されていると、大好評。コメディ要素も強み。カムバックガール！ Weak Point 作品規模が小さく、批評家好みで終わりそうな気配もあったが、賞レースの独走状態を見る限り、それも杞憂に終わりそう。業界人は戻ってきた彼女を非常に温かく迎え入れている。
ソフィー・オコネドー Sophie Okonedo （ホテル・ルワンダ）	ルワンダ大虐殺で多くの人々の命を救った夫を支える妻の役。オスカーがこの部門で最も好むタイプの役柄。個性派、花開く。 Weak Point 今年はブラックアクターの有力俳優が、この部門にもズラリ。レイ・ガールズもライヴァルになる。前哨戦序盤はほとんど目立つことがなかった。知名度の問題。Who Are You?
シャロン・ウォーレン Sharon Warren （Ray レイ） Winner: BSFC	女一人で息子を育て上げた、レイ・チャールズの母に扮して映画デビュー。作品の序盤を支えているのは、彼女のパフォーマンス。 Weak Point 舞台経験はあるものの、キャリアを積み上げるのはこれから。彼女の名前を知らない会員が大半。ケリー・ワシントン、レジーナ・キングらとの票割れ。ジェイミー・フォックスとの共演場面は…。

ノミネーション予想これまでの流れ 2004　（Changes in Red）
01/21
ケイト・ブランシェット	シャロン・ウォーレン	ローラ・リニー	ソフィー・オコネドー	ヴァージニア・マドセン*
The Leader：ヴァージニア・マドセン
01/01
ケイト・ブランシェット	シャロン・ウォーレン	ローラ・リニー	ナタリー・ポートマン	ヴァージニア・マドセン*
12/01
ミニー・ドライヴァー	ケイト・ウィンスレット	ローラ・リニー	ナタリー・ポートマン	ヴァージニア・マドセン*
11/01
ケイト・ブランシェット	ジュリー・クリスティ	ローラ・リニー*	ナタリー・ポートマン	ヴァージニア・マドセン
10/01
ケイト・ブランシェット	リリー・トムリン	ローラ・リニー*	クレア・デインズ	ヴァージニア・マドセン
09/01
ケイト・ブランシェット	リリー・トムリン*	ローラ・リニー	クレア・デインズ	アンジェリーナ・ジョリー
08/01
ケイト・ブランシェット*	ローラ・ダーン	ローラ・リニー	クレア・デインズ	アンジェリーナ・ジョリー
07/01
ケイト・ブランシェット*	ローラ・ダーン	アシュレイ・ジャド	クレア・デインズ	アンジェリーナ・ジョリー
06/01
ケイト・ブランシェット*	ローラ・ダーン	アシュレイ・ジャド	ローラ・リニー	アンジェリーナ・ジョリー
05/01
ケイト・ブランシェット*	ローラ・ダーン	アシュレイ・ジャド	ローラ・リニー	ナオミ・ワッツ
04/01
ケイト・ブランシェット*	ホリー・ハンター	アシュレイ・ジャド	ローラ・リニー	ナオミ・ワッツ

The Other Contenders　その他の有力候補（上にあがる可能性が特に高い女優はグレイ）
名前　（作品）	ポイント
ケイト・ベッキンセール Kate Beckinsale （アビエイター）	すっかりハリウッドの住人となった感。マーティン・スコセッシが指揮する大作で、エヴァ・ガードナーを演じる。同じ部門にはキャサリン・ヘップバーン役のケイト・ブランシェットが！アーメン。
ジュリー・クリスティ Julie Christie （ネバーランド）	気品溢れる物腰で人気の名英女優。「アフターグロウ」の輝きもいまだに語られる。実力派若手俳優との共演が注目されているが、ケイト・ウィンスレットと票割れ必至。既にオスカー獲得済み。
リン・コリンズ Lynn Collins （ヴェニスの商人）	有名戯曲「ヴェニスの商人」の映画化でポーシャを演じる。ジョセフ・ファインズとの掛け合いはバッチリ？ハリウッドでは無名に近い。出演映画が10本に満たない今、ノミネートしなくてもね。
ミニー・ドライヴァー Minnie Driver （オペラ座の怪人）	超人気ミュージカルの映画化で、カルロッタ役を演じてBUZZ沸騰。コメディの才能を存分に発揮しているとか。歌手デビューしたばかり。敵はバーブラ・ストライサンド。彼女に嫌われちゃね。
イルマ・Ｐ・ホール Irma P. Hall （レディ・キラーズ）	70年代から活躍するオデブな黒人女優。ファニーで好感度の高い老女とこの部門で好まれる役柄だが、作品受けはイマイチ。リリース時期が悪い。カンヌ映画祭審査員賞受賞。
ダリル・ハンナ Daryl Hannah （キル・ビル Vol.2）	アイパッチをつけて、ユマ・サーマンとトレーラー内で壮絶バトル。根っからの悪女を魅力たっぷりに演じて、人気再然。演技が評価されにくい作品。ブロンドゆえか、演技派のイメージはない。
スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson （イン・グッド・カンパニー）	ウェイツ兄弟によるコメディ・ドラマは評論家好みのものが多い。デニス・クエイドの娘に扮して、心を温めてくれそう？今年も賞狙いの作品がズラリ待機。またしても票割れ？配役ミスの声。
レジーナ・キング Regina King （Ray レイ）	レイ・チャールズの伝記で愛人役という重要なパートを務める。数少ない黒人の良役を掴んだ幸運を活かしたい。主演男優に勢いあり。今年は黒人俳優にチャンス大？Winner: GSA
クロリス・リーチマン Cloris Leachman （スパングリッシュ太陽の国から来たママのこと）	既にこの部門を征している実力派。長く活躍を続ける俳優をオスカーは大切にする傾向あり。シーンスティラーの本領発揮との噂。そのファッションセンスの酷さは会員もビックリ。
マヤ・モルゲンステルン Maia Morgenstern （パッション）	ルーマニア出身の実力派。賛否両論渦巻く問題作で、最も共感を得やすい役柄。ハリウッドでは無名。社会現象になった映画と言えど、賞レースシーズンまでには忘れられそう。
サンドラ・オー Sandra Oh （サイドウェイ）	批評家大絶賛コメディでカルテットの一角を担う韓国系女優。最近では「トスカーナの休日」のコメディセンスも話題に。ヴァージニア・マドセンには勝てない。実はアレクサンダー・ペインの妻！
ナタリー・ポートマン Natalie Portman （クローサー）	主演で推されるという話が出たほど重要な役。ストリッパー役で大胆イメチェン。オスカーは変身好き。ヌード場面が大幅カット。脱がないストリッパーなんて！Winner: GGA、SDFCS、ICS
ナタリー・ポートマン Natalie Portman （終わりで始まりの４日間）	監督が彼女を想定して書いたという脚本作で、溌剌とした演技と評判。「スター・ウォーズ」シリーズで落とした株は、再上昇の気配。本命は『クローサー』の方。票割れが心配。
リン・レッドグレーヴ Lynn Redgrave （愛についてのキンゼイ・レポート）	名門一家の一員。ヴァネッサは実姉。同じビル・コンドン監督の「ゴッド・アンド・モンスター」では見事オスカー候補に。今回も見せ場が用意されている？ローラ・リニーとの票割れ。
ジーナ・ローランズ Gena Rowlands （きみに読む物語）	言わずと知れた映画界で最も優れた女優の一人。サマームービーとして封切られ、サプライズヒット。昔のことを忘れてしまった老女を情感たっぷりに演じているとか。Winner: GSA
ベレン・ルエダ Belén Rueda （海を飛ぶ夢）	ハヴィエル・バルデムの熱演が話題のスペイン映画に登場。これまでスペインのミニシリーズや番組のホストを中心に活躍。いきなりオスカー会員が認めるとは考えにくい。
カイラ・セジウィック Kyra Sedgwick （The Woodsman）	サンダンス映画祭で賛否が割れた問題作。小児性愛者を演じる夫ケヴィン・ベーコンを好サポート。ベーコンの候補入りなくして、彼女のノミネートもあり得ない。小規模作品。
メリル・ストリープ Meryl Streep （クライシス・オブ・アメリカ）	大女優キャサリン・ヘップバーンを抜く13回を数えるノミネート数。賞女は賞女のままハリウッドに生き続ける。３つ目のオスカーが遠い。私もそろそろ年なのかしら…。リメイク作。
リリー・トムリン Lily Tomlin （ハッカビーズ）	個性的な作品の中で爆笑演技を披露していると評判。この部門はコメディ演技が強い傾向にある。が、彼女以外に見所なしとの批評も目立ち、BUZZ急下降。作品規模が小さい。
ケイト・ウィンスレット Kate Winslet （ネバーランド）	会員のお気に入りで、20代の若さで既に３度ノミネート。そのいずれもが、コスチューム劇。本作でもクラシックな物腰。『エターナル・サンシャイン』が本命。欲張っちゃ、ダメ。Winner: LVFCS

No Chance　チャンスなし
ジョアン・アレン Joan Allen （きみに読む物語）	アイリーン・アトキンス Eileen Atkins （悪女）
ローレン・バコール Lauren Bacall （記憶の棘）	モニカ・ベルッチ Monica Bellucci （パッション）
ブレンダ・ブレッシン Brenda Blethyn （ビヨンド the シー／夢見るように歌えば）	ケイト・ボスワース Kate Bosworth （ビヨンド the シー／夢見るように歌えば）
パトリシア・クラークソン Patricia Clarkson （ドッグヴィル）	グレン・クローズ Glenn Close （ステップフォード・ワイフ）
トニ・コレット Toni Collette （ラスト・ショット）	クレア・デインズ Claire Danes （Stage Beauty）
ジョディ・フォスター Jodie Foster （ロング・エンゲージメント）	ロモーラ・ガライ Romola Garai （悪女）
アン・ヘッシュ Anne Heche （記憶の棘）	ブライス・ダラス・ハワード Bryce Dallas Howard （ヴィレッジ）
ホリー・ハンター Holly Hunter （カレの嘘と彼女のヒミツ）	イザベル・ユペール Isabelle Huppert （ハッカビーズ）
アンジェリカ・ヒューストン Anjelica Huston （ライフ・アクアティック）	アンジェリーナ・ジョリー Angelina Jolie （アレキサンダー）
ジェニファー・ジェイソン・リー Jennifer Jason Leigh （マシニスト）	ベット・ミドラー Bette Midler （ステップフォード・ワイフ）
エミリー・モーティマー Emily Mortimer （猟人日記）	キーラ・ナイトレイ Keira Knightley （キング・アーサー）
ミランダ・オットー Miranda Otto （フライト・オブ・フェニックス）	ミランダ・リチャードソン Miranda Richardson （オペラ座の怪人）
レベッカ・ローミン＝ステイモス Rebecca Romijn-Stamos （アダム -神の使い悪魔の子-）	スーザン・サランドン Susan Sarandon （アルフィー）
スーザン・サランドン Susan Sarandon （Shall we Dance?／シャル・ウィ・ダンス？）	シシー・スペイセク Sissy Spacek （イノセント・ラブ）
バーブラ・ストライサンド Barbra Streisand （ミート・ザ・ペアレンツ２）	セリシア・スアレス Cecilia Suárez （スパングリッシュ太陽の国から来たママのこと）
マリサ・トメイ Marisa Tomei （アルフィー）	ナオミ・ワッツ Naomi Watts （ハッカビーズ）
ナオミ・ワッツ Naomi Watts （リチャード・ニクソン暗殺を企てた男）	シガーニー・ウィーヴァー Sigourney Weaver （ヴィレッジ）
キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ Catherine Zeta-Jones （ターミナル）

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