Predictions -Best Supporting Actor-

Predictions -Best Supporting Actor-

助演男優賞

受賞予想（02/28）

Final Predictions

ジョージ・クルーニー

マット・ディロン

ポール・ジャマッティ

ジェイク・
ギレンホール

ウィリアム・ハート

◎

△

○

OSCAR PLANET Prediction		ジョージ・クルーニー（シリアナ）
General Prediction		ジョージ・クルーニー（シリアナ）
My Hope		マット・ディロン（クラッシュ）

　前評判の高かった５人が揃った助演男優賞部門は、誰が来てもおかしくない状況である。

　予想の前に映画ファンとしてまずおめでとうを言っておきたい。ポール・ジャマッティ（シンデレラマン）のノミネートだ。ハリウッドの個性派として活躍してきたジャマッティが、初めて主演作でオスカー級評価を受けたのは「アメリカン・スプレンダー」のとき。このときは対象作の地味さゆえオスカー候補に挙がらなくても仕方がないかと諦められたが、続く「サイドウェイ」での候補漏れは気の毒というしかなかった。対象作の勢い、共演俳優のノミネート、前哨戦での強さ等を考えると、ジャマッティが落選するとは考えにくかった。だが、それは起こってしまったのだ。映画ファンの間でも失望と不満の声が多く聞かれた。しかし、それは彼を支持するオスカー会員も同じ気持ちだったのかもしれない。今年、遂にジャマッティはオスカー・ノミネーションを手にした。こんなにめでたいことはない。対象作の勢いはもはや露ほどもないけれど、ジャマッティだけは依然元気一杯だ。今回彼はひょっとすると「アメリカン・スプレンダー」や「サイドウェイ」の好演を忘れていない会員からの票も期待できるのではないかと思う。それが正しいことかどうかは別にして、ジャマッティの強力な武器になっている。もしかしたらラッセル・クロウ支持票も取り込めるかもしれない。

　ジャマッティに対決を挑むのはジョージ・クルーニー（シリアナ）である。今年『グッドナイト＆グッドラック』で監督賞と脚本賞でも候補に挙がっているクルーニーは、間違いなく2005年の顔の一人だ。クルーニーイヤーと呼ぶ人も多いくらいに。だが、クルーニーの辛いところは監督賞、脚本賞では受賞が望めそうにない点だ。前者にはアン・リーが、後者には『クラッシュ』という強力な壁が立ち塞がっていて、ほとんど受賞確実の状勢。となると、会員が目に留めるのはこの助演男優部門ということになる。正直なところ、クルーニーの演技に対しては今年のベストとは言えないとの声も多く聞かれる。しかし、オスカーは結局政治力が物を言う。ジャマッティが昨年までの謝罪票があるとするなら、クルーニーには３部門で候補に挙がった敬意を表して、という意味合いの票が期待できる。そしてその質の票が最も集まりやすいのがこの部門ということだ。

　マット・ディロン（クラッシュ）がこのふたりの戦いに割り込む可能性も決して低くはない。2005年最大のカムバックスターと讃えられるディロンは、人種差別主義者の警官を演じその複雑な内面演技が圧倒的な賞賛を勝ち取っているし、ドン・チードルやテレンス・ハワード、サンディ・ニュートンら有力視されながら落選した共演俳優たち、もっと言うなら素晴らしいアンサンブルを見せたキャスト全員への支持票が全て雪崩れ込む可能性がある。サプライズの可能性は低くないだろう。

　『ブロークバック・マウンテン』が総ナメの勢いを見せたときにはジェイク・ギレンホールが来る。もし仮にそうならなかったとしてもギレンホールのチャンスは低くないだろう。主演男優部門のヒース・レジャーはフィリップ・シーモア・ホフマン、助演女優部門のミシェル・ウィリアムスはレイチェル・ワイズ、エイミー・アダムスを相手にかなりの苦戦を強いられそうだが、ギレンホールはふたりに比べて他候補と接近戦を繰り広げている。少しの票移動で受賞をものにできる可能性が高いのだ。

　最後のウィリアム・ハート（ヒストリー・オブ・バイオレンス）はある意味サプライズ候補だったのだが、対象作の支持票は全てここに雪崩れ込むと思われ、一発逆転のポテンシャルを秘めている。この際、カメオ出演程度の出演時間というのは関係ない。接近戦だと、要はどれだけ効率よく票を集められるかが重要になってくる。可能性は全くのゼロではないはず。

　…というわけで、誰が来てもおかしくない助演男優部門。対象作の勢いを買って、そして復活を祝ってディロンを推したいところだが、ハリウッドで広い人脈を持っていそうなクルーニーがリードと見る。あぁ、でもジャマッティが来そうな気もする…。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/21	2/16	2/11	2/6	2/1
1	ジョージ・クルーニー（シリアナ）	22	1	1	2	2	2	2	トリプル候補に敬意を表して
2	ポール・ジャマッティ（シンデレラマン）	22	2	2	1	1	1	1	謝罪票
3	マット・ディロン（クラッシュ）	22	3	4	4	3	3	3	復活祝票
4	ジェイク・ギレンホール（ブロークバック・マウンテン）	20	4	3	3	4	4	4	勇気を讃えて
5	ウィリアム・ハート（ヒストリー・オブ・バイオレンス）	14	5	5	5	5	5	5	爆発的パワー

**List of Marks**
ジョージ・クルーニー『シリアナ』	遂に役者としても認められる（＋）	4.0
	監督作も大好評。一気に３つのノミネーション（＋＋）
	主演で推されてもおかしくない役柄（＋）
	たっぷり増量した演技はオスカー好み（＋＋）
	３ノミネート。会員の票は割れるはず（－）
	今年のベスト助演演技ではないとの声あり（＊）
	前哨戦はゴールデン・グローブ以外、目立たず（＊）
マット・ディロン『クラッシュ』	かつての青春スターが初ノミネート獲得（＋）	3.5
	2005年最大のカムバックスター。おかえりマット！（＋）
	対象作は想像以上に会員に人気があるとの噂（＋）
	その中で最も旨味のある役。サプライズがあるとしたら彼（＋）
	ドン・チードルやテレンス・ハワードの方が良かったのに（－－）
	逆に共演俳優支持票も雪崩れ込む可能性も（＋＋）
	良い役者になったね。これからチャンスは何度でも（＊）
ポール・ジャマッティ『シンデレラマン』	遂にやった！ポールがやった！（＋＋）	4.5
	「アメリカン・スプレンダー」「サイドウェイ」との合わせ技（＋）
	合わせ技じゃなくても勝てる演技（＋＊）
	それだけの力のある人。SAG受賞して勢いあり（＋）
	対象作は大量ノミネートを逃がす。ラッセル・クロウ落選（－）
	それでも喜劇役者に厳しいのがオスカー（－）
	フロントランナー。映画ファンは君を応援している（＋）
ジェイク・ギレンホール『ブロークバック・マウンテン』	初ノミネーションおめでとう（＋）	2.5
	対象作はオスカーの目玉。この部門も獲ってやる！（＋）
	本当は主演と言っても良い役柄（＋＋）
	まだ25歳。この部門はヴェテランの方が有利（－）
	ヒース・レジャーが主演賞を獲る勢いが欲しい（＊）
	「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」「ジャーヘッド」は不発（＊）
	お姉ちゃんのマギーによろしくね（＊）
ウィリアム・ハート『ヒストリー・オブ・バイオレンス』	お久しぶりです。４度目のノミネーション（＋）	1.0
	対象作は2005年最も評価された一本（＋）
	ただし、彼の出演時間はごく僅か（－）
	でも、それを補って余りあるインパクトだと大評判（＋）
	BFTA、GGA、SAGの重要賞全てでノミネートを逃がす（－）
	作品支持派はかなり熱狂的との噂も（＋）
	既にオスカー受賞済み。ご遠慮願います（－）

The Five Nominees　ノミネート男優　［I guessed 4/5］
ジョージ・クルーニー　George Clooney
	シリアナ（ワーナー・ブラザース）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors GGA、SLFCA
	It's Clooney Year!!! 監督としてだけでなく、役者としても遂に認められる。「トラフィック」的なアンサンブル劇で主演と言ってもいい役柄で登場。体重をたっぷり増やして役に臨んだところはオスカー好み。他候補に大きく差をつけるスター性。ミーハー会員票は全てここへ？
マット・ディロン　Matt Dillon
	クラッシュ（ライオンズゲイト）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors ISA、LVFCS、DWFCA
	YAスターとして一世を風靡、このところやや低迷気味だったが、コメディに挑戦し始めてから何か吹っ切れたよう。実力派がひしめくアンサンブル劇で、人種差別の白人警官を印象的に演じて、キャリア最高の賛辞。2005年最大のカムバックスター。長年のファンは初候補に涙。
ポール・ジャマッティ　Paul Giamatti
	シンデレラマン（ユニヴァーサル）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors SAG、BFCA、BSFC、WFCA、SFCA、FFCC、KCFCC、IFCA、TFCA
	「アメリカン・スプレンダー」「サイドウェイ」とオスカー級の名演を連発しながら候補入りすらできなかった名性格俳優が遂に初ノミネート。勢いを失った対象作の支持票は全てここに集まる。先の二作の演技と合わせ技で勝負できる強み。同業者に信頼されていそう。
ジェイク・ギレンホール　Jake Gyllenhaal
	ブロークバック・マウンテン（フォーカス・フィーチャーズ）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors OBAFA、NBR、PFCS、OFTA、ICS
	他の若手俳優とは一線を画すユニークな作品選びで着実に評価を獲得、独自のポジションへ。同性愛描写にも挑戦し、一皮向けたと評判。ほとんど主演と言って差し支えない役柄なのは強力な武器だが、ヒース・レジャーには劣るとの声も…。マギー・ギレンホールは実姉！
ウィリアム・ハート　William Hurt
	ヒストリー・オブ・バイオレンス（ニューライン）
	Oscar Experience 4 noms / 1 win
	Precursors NYFCC、LAFCA
	初ノミネート俳優が並ぶ中、一人オスカー経験あり。「蜘蛛女のキス」は未だに語り草。近年は脇に回って作品を支えることが多いか。対象作は2005年最高の評価を獲得しながら、オスカーでは２部門候補に留まる。熱心な支持者は迷わず彼に投票すると思われ…。

ranking

キャンペーンパワー　05/12/01～06/01/31			前哨戦ポイント　-03/05-
1	ポール・ジャマッティ	651 p	1	ポール・ジャマッティ	116.5 p
2	ジョージ・クルーニー	565 p	2	ジェイク・ギレンホール	109.0 p
3	マット・ディロン	426 p	3	マット・ディロン	107.5 p
3	ジェイク・ギレンホール	228 p	4	ジョージ・クルーニー	87.5 p
5	ウィリアム・ハート	0 p	5	ウィリアム・ハート	63.5 p

対象作の興行収入　-02/26-			対象作の評価 rating
1	ポール・ジャマッティ	$88m	1	ジェイク・ギレンホール	85.0 p
2	ジェイク・ギレンホール	$75m	2	ウィリアム・ハート	80.5 p
3	マット・ディロン	$53m	3	ポール・ジャマッティ	76.6 p
4	ジョージ・クルーニー	$49m	4	ジョージ・クルーニー	75.6 p
5	ウィリアム・ハート	$31m	5	マット・ディロン	73.6 p

映画俳優活動歴			出演料
1	ウィリアム・ハート	29年	1	ジョージ・クルーニー	$20m
2	マット・ディロン	27年	2	ジェイク・ギレンホール	-
3	ジョージ・クルーニー	22年	3	ポール・ジャマッティ	-
4	ポール・ジャマッティ	16年	4	マット・ディロン	-
5	ジェイク・ギレンホール	15年	5	ウィリアム・ハート	-

ノミネート予想（01/25）

Final Prediction

　助演男優賞部門でノミネート確実と言っていいのはひとり。『シンデレラマン』のポール・ジャマッティがその人だ。『アメリカン・スプレンダー』のみならず、『サイドウェイ』でも無視されるという悲劇の性格俳優が、遂に認められることは確実。２年連続で落としてしまった引け目も会員にはあるだろうし、今度こそ大本命である。Congratulations!
　監督作『グッドナイト＆グッドラック』を大量ノミネートに導きそうなジョージ・クルーニーは、『シリアナ』で演技賞候補にも挙がりそう。スター性だけで言うなら抜きん出ているし、役柄は主演で推されてもおかしくないものとのこと。ゴールデン・グローブ賞も受賞している。久々に脚光を浴びている『クラッシュ』のマット・ディロンも強力コンテンダー。作品を象徴する役柄とのことで、初ノミネートまでもう一息。
　上記の３人に加えて『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールも候補確実と言われている。対象作に勢いにあることが強みだが、果たして本当に当確なのか。この部門は若手に厳しく、それに足を引っ張られそうな気がするのだが…。賞レースの本命『ブロークバック』の落とし穴がここにあると思う。
　この部門は逆にヴェテランが強く、となると急浮上してくると思われるのが『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のウィリアム・ハートと『グッドナイト＆グッドラック』のフランク・ランジェラだ。どちらもゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、アメリカ映画俳優組合賞にひとつも引っ掛かっていないのだが、作品と彼らの演技は高評価で一発逆転のポテンシャルを秘めている（ランジェラは役柄の旨味も十分）。ふたりとも候補入りする可能性も捨て切れないと思う。
　同じヴェテランでは『ヘンダーソン夫人の贈り物』のボブ・ホスキンスも侮れない。作品や主演のジュディ・デンチにやや勢いが足りないのが気にかかるが、ゴールデン・グローブ賞候補を手にしていて、ノミネートの可能性は低くないように見える。ただ、ハートやランジェラと票割れを起こしてしまう危険があるかもしれない。
　今回この部門の予想が難しいのは、ディロンが有力視されている『クラッシュ』からドン・チードルとテレンス・ハワードも浮上してくる可能性があるからだ。ブロードキャストではハワードが、SAGではチードルがディロンと共にノミネーションを手にしている。『クラッシュ』は予想以上に会員に好かれているとの指摘もあり、ディロンの他にもうひとりがノミネーションを手にする確率も低くはないだろう。ハワードが『ハッスル＆フロウ』で主演賞でも有力視されていることも、予想を難しいものにしている。まさか３人全員がノミネートされることはないと思うが…。

General Prediction	OSCAR PLANET Prediction
ドン・チードル（クラッシュ）	Likely	ジョージ・クルーニー（シリアナ）
ジョージ・クルーニー（シリアナ）	Likely	マット・ディロン（クラッシュ）
マット・ディロン（クラッシュ）	Lock	ポール・ジャマッティ（シンデレラマン）
ポール・ジャマッティ（シンデレラマン）	Shaky	ウィリアム・ハート（ヒストリー・オブ・バイオレンス）
ジェイク・ギレンホール（ブロークバック・マウンテン）	Shaky	フランク・ランジェラ（グッドナイト＆グッドラック）
The Runner-up		The Runner-up
テレンス・ハワード（クラッシュ）	Shaky	ジェイク・ギレンホール（ブロークバック・マウンテン）

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（01/25）
Lock
ポール・ジャマッティ Paul Giamatti （シンデレラマン） Winner: SAG、BFCA、BSFC、WFCA、SFCA、FFCC、KCFCC、IFCA、TFCA	賞レースの常連になった名性格俳優。出すぎず霞まずの名演技。勢いを失った対象作の支持票がここに集中しそうな気配。 ~~Weak Point~~ 「アメリカン・スプレンダー」「サイドウェイ」クラスの名演でも候補落ちしてしまう人。しかし、今年は「落としてゴメンなさい」票が大量に流れ込むことは確実。堂々たるフロントランナー！
Likely
ジョージ・クルーニー George Clooney （シリアナ） Winner: GGA、SLFCA	冷戦時代のCIAエージェント役。たっぷり14キロ増量した話題性。主演で推されてもおかしくない役柄。今ツイてるねノッてるね。 Weak Point 若手俳優にとって頼れる兄貴。が、老会員にとっては「TV上がりのスター」なのかもしれない。監督作「グッドナイト＆グッドラック」に票が集中すると、こちらで候補入りするのは難しくなる。
マット・ディロン Matt Dillon （クラッシュ） Winner: ISA、LVFCS、DWFCA	青春スターとして出発。低迷期もあったが、白人至上主義の警官を演じて、一際目立った存在感。作品を象徴する役柄だとか。 Weak Point アンサンブルものゆえ票が分散してしまうことが考えられる。なんとか作品支持票を無駄なく掻き集めたい。『ハービー機械じかけのキューピッド』の怪演は会員受けするとは思えないが…。
Shaky
ウィリアム・ハート William Hurt （ヒストリー・オブ・バイオレンス） Winner: NYFCC、LAFCA	80年代３度候補に挙がり１度受賞。鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督作出演俳優の中で最も高い評価。悪夢のような破壊力だとか。 Weak Point が、出演時間は10分にも満たず、ほとんどカメオ出演だという。助演部門と言えど、短過ぎると判断される可能性大。このところ髪の後退と共に、存在感もやや薄くなっていた。
フランク・ランジェラ Frank Langella （グッドナイト＆グッドラック）	エドワード・Ｒ・マローのボスで、CBSの伝説のヘッド、ウィリアム・ペイリーを演じ、久々に脚光を浴びている。「2005年のアラン・アルダ」？ Weak Point 対象作が作品賞候補挙がるくらいの勢いが必要不可欠。賞レースにはほとんど無縁だった人。長年地味に活動してきた功労賞的意味合いの票を取り込みたいところだが…。

ノミネーション予想これまでの流れ 2005　（Changes in Red）
01/25
ジョージ・クルーニー	マット・ディロン	フランク・ランジェラ	ポール・ジャマッティ*	ウィリアム・ハート
The Leader：ポール・ジャマッティ
01/01
ジョージ・クルーニー	マット・ディロン	フランク・ランジェラ	ポール・ジャマッティ*	ウィリアム・ハート
12/01
ボブ・ホスキンス	マット・ディロン*	ジェイク・ギレンホール	ポール・ジャマッティ	ウィリアム・ハート
11/01
ボブ・ホスキンス*	マット・ディロン	ピーター・サースガード	クレイグ・Ｔ・ネルソン	ウィリアム・ハート
10/01
クリストファー・プラマー	マット・ディロン	ピーター・サースガード*	ポール・ジャマッティ	ウィリアム・ハート
09/01
クリストファー・プラマー	マット・ディロン	ピーター・サースガード*	ポール・ジャマッティ	エド・ハリス
08/01
クリストファー・プラマー*	マット・ディロン	モーガン・フリーマン	ポール・ジャマッティ	エド・ハリス
07/01
クリストファー・プラマー	ドナルド・サザーランド*	モーガン・フリーマン	ポール・ジャマッティ	エド・ハリス
06/01
クリストファー・プラマー	ドナルド・サザーランド*	モーガン・フリーマン	ポール・ジャマッティ	ヒース・レジャー
05/01
ドン・チードル	ドナルド・サザーランド*	モーガン・フリーマン	ポール・ジャマッティ	ヒース・レジャー
04/01
ドン・チードル	ジェイミー・フォックス	モーガン・フリーマン	ポール・ジャマッティ*	ヒース・レジャー

The Other Contenders　その他の有力候補　（01/25）
Very Possible
ドン・チードル Don Cheadle （クラッシュ）	脇役から主役までフットワーク軽く動く名優。「ホテル・ルワンダ」で初候補に挙がったばかり。アンサンブル劇ゆえ注目が分散。公開は５月。賞レース終盤になり、BUZZ再上昇。
ジェイク・ギレンホール Jake Gyllenhaal （ブロークバック・マウンテン）	他とは一味違う作品選びで個性派の座を掴む。対象作は賞レース快走中。レヴューではヒース・レジャーほど賛辞は集まらず。Winner: OBAFA、NBR、PFCS、OFTA、ICS
ボブ・ホスキンス Bob Hoskins （ヘンダーソン夫人の贈り物）	「モナリザ」で賞レースを席巻したこともある英国の名優。劇場のマネージャー役。場をさらうキャリア最高の演技との噂が流れている。ついでに、なんとお脱ぎになっているという噂も…イヤン。
テレンス・ハワード Terrence Howard （クラッシュ）	交通事故により運命を狂わすロサンゼルスの人々を描いたアンサンブル劇に登場。「Ray レイ」での好演も記憶に新しいところ。『ハッスル＆フロウ』の主演賞が本命。Winner: VFCC
Possible
クリフトン・コリンズ・ジュニア Clifton Collins Jr. （カポーティ）	「トラフィック」で注目されてから、個性派の道を歩む日々。トルーマン・カポーティと交流を重ねる死刑囚ペリー・スミスに扮する。主演のフィリップ・シーモア・ホフマンと共に評論家絶賛。
ケヴィン・コスナー Kevin Costner （ママが泣いた日）	離婚スキャンダルで汚れたイメージがついて以来、キャリアは下降の一途を辿る。が、ジョアン・アレンの相手役を演じて久しぶりに好評。奇跡の大復活、なるか。Winner: SFFCC
バリー・ペッパー Barry Pepper （メルキアデス・エストラーダの３度の埋葬）	順調だったキャリアは歴史に残る失敗作「バトルフィールド・アース」により急下降。その後地味に活動を続けていたが、久しぶりに脚光を浴びている。トミー・リー・ジョーンズの勢いに乗りたい。
ミッキー・ローク Mickey Rourke （シン・シティ）	2005年最大のカムバックスター。特殊メイクで塗り固められた顔で男の純情を表現。スターが大挙出演作品のMVPだと好評。対象作はオスカー好みではない。Winner: CFCA、OFCS
ジェフリー・ラッシュ Geoffrey Rush （ミュンヘン）	スティーヴン・スピルバーグ監督のポリティカル・ドラマに参加。「シャイン」で初ノミネート、初受賞。以後２度候補に挙がった会員のお気に入り。今回は同郷のエリック・バナに花を持たせましょ。
ドナルド・サザーランド Donald Sutherland （プライドと偏見）	ジェーン・オースティンの原作の映画化で、寛大でユーモラスなベネット家の家長を見事に表現。終幕に見せる表情演技ジワジワ。キーラ・ナイトレイの主演女優賞候補入りが条件。
Longshot
マチュー・アマルリック Mathieu Amalric （ミュンヘン）	フランスの個性派俳優がスティーヴン・スピルバーグの話題作に登場し、印象的な演技を披露。これがハリウッド初登場、当然知名度はゼロに等しい。共演者にもライヴァル多し。
クリスチャン・ベール Christian Bale （ニュー・ワールド）	ユニークな作品選びで、名子役から個性派俳優への脱皮に成功。一作一作大変身。ニュー・バットマンも務めている。テレンス・マリックの演出は心強いが、役の大きさは心配。
ロジャー・バート Roger Bart （プロデューサーズ）	個性派俳優としてメキメキ頭角を現す。「ステップフォード・ワイフ」ではゲイ役をユーモラスに演じて大評判。その勢いのままミュージカルに挑戦。見せ場のナンバーはあるのか。
ゲイリー・ビーチ Gary Beach （プロデューサーズ）	ミュージカル界の大スター。メル・ブルックスによるブロードウェイ版ではトニー賞を受賞しているほどの人気。映画ではどんな歌声を聞かせてくれる？映画界では無名に近い。
ジャック・ブラック Jack Black （キング・コング）	全米大人気コメディアン。「スクール・オブ・ロック」により大ヒットをかっ飛ばした。76回授賞式でのパフォーマンスが大受け。暑苦しい風貌を活かして、歯応えのある悪役を演じていると評判。
マシュー・ブロデリック Matthew Broderick （プロデューサーズ）	やや低迷していたキャリアが、ブロードウェイスターとして花開いた。その映画版、ネイサン・レインとタッグを組む会計士役。サラ・ジェシカ・パーカーのダンナ。Winner: HFF
エイドリアン・ブロディ Adrien Brody （キング・コング）	独特の風貌を活かし個性的な役を演じ続けている。「戦場のピアニスト」でサプライズ受賞を果たしたが、「早過ぎた」の声が大きい。スタータイプではない。二度目はなさそうな不幸顔。
ブライアン・コックス Brian Cox （マッチポイント）	名バイプレイヤーとしてハリウッドでも引っ張りだこのイギリス出身の演技派が、意外やロンドンを舞台にしたウッディ・アレン監督作品に登場。強面が活かされた役柄だとか。
ダニエル・クレイグ Daniel Craig （ミュンヘン）	イギリス出身の実力派ながら、ハリウッドではあまり良い役に恵まれていなかったが、今回はスティーヴン・スピルバーグ監督作。しかも、New ジェームズ・ボンドに大抜擢されて話題性十分。
マット・デイモン Matt Damon （シリアナ）	“ジェイソン・ボーン”シリーズでメガスターの階段を駆け上がっているが、実は「グッド・ウィル・ハンティング旅立ち」で演技賞候補に挙がったこともある。ジョージ・クルーニーに勢いが出れば…。
ジェシー・アイゼンバーグ Jesse Eisenberg （イカとクジラ）	「Roger Dodger」で注目を浴び、着実にキャリアを積んでいる若手俳優。ジェフ・ダニエルス、ローラ・リニーを親に持つ16歳の少年を演じて高評価。トコロデアナタハダレデスカ？
コリン・ファレル Colin Farrell （ニュー・ワールド）	ハリウッドのニューバッドボーイとしてゴシップ誌の常連になる。大胆な演技で名匠の作品に次から次へ渡り歩く。前作「アレキサンダー」は大酷評に見舞われた。助演になりチャンス拡大？
ウィル・フェレル Will Ferrell （プロデューサーズ）	「アダルト♂スクール」「エルフ」の連続大ヒットで、気がつけば主演作が作られるスターに成長。今度はミュージカル？ちょっとお調子こいてます。コメディアンに厳しいのがオスカー。
ジェイミー・フォックス Jamie Foxx （ジャーヘッド）	軽い役柄にサヨナラ。昨年の主役。「Ray」は一世一代の大芝居だった。あれを超えるものを披露しないと、会員は票を投じたくなくなるはず。次のハードルは高い。作品の評価は伸びず。
エド・ハリス Ed Harris （ヒストリー・オブ・バイオレンス）	デヴィッド・クローネンバーグ監督のカムバック作で悪漢に扮する。いつ受賞してもおかしくないという声が年中聞かれる名優。カメオ出演のウィリアム・ハートの方が高評価。Winner: NSFC
ダニー・ヒューストン Danny Huston （ナイロビの蜂）	監督からキャリアをスタートさせ俳優へと転向していった珍しい人。中堅俳優としてチョコチョコ映画出演。フェルナンド・メイレレス監督の意欲作で脇を固めて注目される。Winner: GSA
リチャード・ジェンキンス Richard Jenkins （スタンドアップ）	シャーリズ・セロン主演のセクハラ訴訟ドラマで一際目を惹く存在感とのこと。これまで目立った賞レースでの活躍はなし。最近は「シックス・フィート・アンダー」で人気。
ヴァル・キルマー Val Kilmer （キスキス，バンバン）	「トップガン」で人気沸騰、息長く活躍し続ける実力派。最近はインディーズ作品にも積極的に出演して独自のポジションを獲得している。今回は脇に回って名助演との噂。Winner: GSA
グレッグ・キニア Greg Kinnear （The Matador）	メキシコで殺し屋との奇妙な友情を育む会社員に扮する。「普通」の役を演じさせたら世界一？ピアース・ブロスナンとの相性はいかに。サンダンス映画祭でまずまずの評価。
マイケル・ロンズデイル Michael Lonsdale （ミュンヘン）	パリ出身の大ヴェテランは出演作が100本を軽く超える。話題の社会派ドラマで、カムバックロールを手にしたと評判。が、共演には同部門で推される曲者がズラリ。ライヴァルは手強い。
クレイグ・Ｔ・ネルソン Craig T. Nelson （幸せのポートレート）	キャリア30年以上のヴェテランがアンサンブル・コメディでドラマティックな演技を披露しているとの噂。功労賞的な意味合いの票の確保。これまでTV中心のキャリア。実はMr.インクレディブル！
ロバート・パトリック Robert Patrick （ウォーク・ザ・ライン君につづく道）	ホアキン・フェニックス扮するジョニー・キャッシュの父親に扮して久々に注目されている。なんとかフェニックスの勢いについていきたいが…。これまで賞レースにはほとんど無縁の人。
オリヴァー・プラット Oliver Platt （カサノバ）	80年代後半から名バイプレーヤーとして活躍し続ける人。配給会社の隠し玉とも言われる作品で、名サポートを見せているとの噂。題材はオスカー好みとは言えず。Winner: NYFCO
クリストファー・プラマー Christopher Plummer （ニュー・ワールド）	80歳間近だというのに、出演作が次々に決定。候補経験もないなんて、何かの冗談ですか？「インサイダー」の演技は、候補入りすら逃すという悲劇。『シリアナ』がの方が有力との噂。
クリストファー・プラマー Christopher Plummer （シリアナ）	シリアスなドラマの中でほとんど唯一ユーモラスな味を発散させているとの噂。作品の隠し味的存在か。同じ部門に主演で推されてもおかしくないジョージ・クルーニーが入ってしまった…。
ピーター・サースガード Peter Sarsgaard （ジャーヘッド）	冷たい目を変幻自在に操ってトップ若手性格男優の座をガッチリ確保。が、有力作を得ながら２年連続落選という悲劇。今度こそ！…という意気込みを萎えさせるように作品は賛否両論。
キャンベル・スコット Campbell Scott （The Dying Gaul）	地味ながら着実に映画に出続けている。ただし、そのほとんどがインディーズ作品。「Roger Dodger」の演技が高く評価されながら落選。映画プロデューサー役で好評を得るも、地味。
アンディ・サーキス Andy Serkis （キング・コング）	再びピーター・ジャクソン作品に登場。今回もゴラム同様、キングコングの動き（＆コックさん）を担当。注目されながら「リング」では結局無視された。今回も…。Winner: UFCS
アレクサンダー・シディグ Alexander Siddig （シリアナ）	場をさらう演技との噂。スーダン生まれ。『キングダム・オブ・ヘブン』にも出ていたらしい。一般人はもちろん、映画ファンでも知らない人の方が多い。皆さんご一緒に、Who Are You???
ジェフリー・ライト Jeffrey Wright （ブロークン・フラワーズ）	ジム・ジャームッシュ監督、ビル・マーレイ主演のドラマで相変わらずの芸達者ぶりを披露。クセモノとして個性派監督に可愛がられている。『シリアナ』も好評で票割れ。Winner: SDFCS
ジェフリー・ライト Jeffrey Wright （シリアナ）	「バスキア」で注目されてから、癖の強いブラックアクターとして善人も悪人も楽々こなす。最近では「クライシス・オブ・アメリカ」のチョイ役も記憶に新しい。オールスター映画。票割れ必至。

No Chance　チャンスなし　（01/01）
アレック・ボールドウィン Alec Baldwin （エリザベスタウン）	クレイグ・ビアーコ Craig Bierko （シンデレラマン）
マイケル・ケイン Michael Caine （奥さまは魔女）	マイケル・ケイン Michael Caine （ウェザーマン）
パディ・コンシダイン Paddy Considine （シンデレラマン）	スティーヴ・クーガン Steve Coogan （ハッピー・エンディング）
クリス・クーパー Chris Cooper （ジャーヘッド）	クリス・クーパー Chris Cooper （シリアナ）
ケヴィン・コスナー Kevin Costner （迷い婚－すべての迷える女性たちへ－）	テイ・ディッグス Taye Diggs （レント）
ロバート・ダウニー・ジュニア Robert Downey Jr. （グッドナイト＆グッドラック）	ジョセフ・ファインズ Joseph Fiennes （The Great Raid）
モーガン・フリーマン Morgan Freeman （アンフィニッシュ・ライフ）	ブレンダン・グリーソン Brendan Gleeson （ハリー・ポッターと炎のゴブレット）
ブライアン・グリーンバーグ Bryan Greenberg （Prime）	ライアン・ゴズリング Ryan Gosling （ステイ）
ジェイク・ギレンホール Jake Gyllenhaal （プルーフ・オブ・マイ・ライフ）	ウッディ・ハレルソン Woody Harrelson （The Prize Winner of Defiance, Ohio）
イーサン・ホーク Ethan Hawke （ロード・オブ・ウォー）	アンソニー・ホプキンス Anthony Hopkins （プルーフ・オブ・マイ・ライフ）
ジェレミー・アイアンズ Jeremy Irons （キングダム・オブ・ヘブン）	ジェレミー・アイアンズ Jeremy Irons （カサノバ）
デヴィッド・ケリー David Kelly （チャーリーとチョコレート工場）	リーアム・ニーソン Liam Neeson （バットマンビギンズ）
リーアム・ニーソン Liam Neeson （プルートで朝食を）	リーアム・ニーソン Liam Neeson （キングダム・オブ・ヘブン）
ショーン・ペン Sean Penn （ザ・インタープリター）	クリストファー・プラマー Christopher Plummer （理想の恋人.com）
コナー・プライス Connor Price （シンデレラマン）	ランディ・クエイド Randy Quaid （ブロークバック・マウンテン）
真田広之 Hiroyuki Sanada （上海の伯爵夫人）	ウェス・ステューディ Wes Studi （ニュー・ワールド）
ビリー・ボブ・ソーントン Billy Bob Thornton （アイス・ハーヴェスト氷の収穫）	役所広司 Koji Yakusho （SAYURI）
渡辺謙 Ken Watanabe （SAYURI）	渡辺謙 Ken Watanabe （バットマンビギンズ）
トム・ウィルキンソン Tom Wilkinson （エミリー・ローズ）	ルーク・ウィルソン Luke Wilson （幸せのポートレート）

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