Predictions -Best Actor-

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主演男優賞

受賞予想（02/22）

Final Predictions

レオナルド・
ディカプリオ

ライアン・ゴズリング

ピーター・オトゥール

ウィル・スミス

フォレスト・ウィテカー

△

○

◎

OSCAR PLANET Prediction		フォレスト・ウィテカー（ラストキング・オブ・スコットランド）
General Prediction		フォレスト・ウィテカー（ラストキング・オブ・スコットランド）
My Hope		ピーター・オトゥール（ヴィーナス）

　毎年大混戦が続いていた主演男優賞部門だが、2006年は強力演技が少なく不作だと言われている。前哨戦ではサシャ・バロン・コーエン（ボラット栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習）がロサンゼルス映画批評家協会賞を受賞するなど、意外な健闘を見せていたのもその表れかもしれない。そう言われてしまうと候補に挙がった５人が気の毒だが、まあノミネートされことに違いはないので、堂々と式に挑んでもらいたいところ。

　前哨戦を見る限りではフォレスト・ウィテカー（ラストキング・オブ・スコットランド）が有利に見える。ナショナル・ボード・オブ・レヴューを皮切りに、ブロードキャスト映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞、アメリカ映画俳優組合賞と重要賞を次々に獲得。本命と言って誰も文句を言わない活躍ぶりだ。演じた役柄は独裁政治で知られるウガンダのイディ・アミン。実は助演ということだが、主演で入ってしまう程に強力な演技とのことで、作品公開時からオスカー確実と讃えられていた。長年地道に活動してきた人だけに、今回の評価は嬉しいだろう。ウィテカーに弱点があるとするなら、政治力が働きそうにない俳優だということ。スター俳優としても性格俳優としてもパワーが弱い。主演男優賞というとオスカーの目玉のカテゴリー。それを背負うだけのものが彼にあるのか会員が考えたとき、躊躇いが生じるかもしれない。前哨戦で若干でもコーエンに敗れているウィテカー、彼のいちばんのマイナスポイントは、地味という点に尽きる。

　ではウィテカーが躓いたとき浮上するのは誰だろう。おそらくピーター・オトゥール（ヴィーナス）だ。「アラビアのロレンス」「冬のライオン」等で主演男優賞候補に挙がること、実に７回。しかし、全て落選を喫するという不運の名優。アカデミーは75回のとき、遂に名誉賞を贈っている。授与が発表されたときのオトゥールのコメントが印象深い。まだリタイヤはしていないから名誉賞はいらないと発言したのだ。まだまだ現役、主演賞獲得は諦めていないということだろう。結局名誉賞は受け取ったオトゥールだが、82年の「My Favorite Year」以来、24年ぶりのレース復帰とは、なんと頼もしい。オスカーは会員も本当ならば名誉賞ではなく演技賞で賞を授与したかったはず。それを実現する絶好の機会なのである。ウィテカーからオトゥールにどれだけ票が流れるのかが、オトゥール受賞の鍵を握る。同じパターンで受賞した例だと、86年賞レース総ナメだったボブ・ホスキンス（モナリザ）をポール・ニューマン（ハスラー２）が破ったことがある。それがまだ再現される可能性は決して低くないだろう。

　主演男優賞は「ウィテカーにオトゥールが挑む」という見方が支配的で、後の３人の受賞は難しいだろう。ウィル・スミス（幸せのちから）は実力派エンターテイナーの魅力を発散させているものの、老会員にはさほどアピール力がないと思われるし、レオナルド・ディカプリオ（ブラッド・ダイヤモンド）は作品の力の弱さに足を引っ張られ、「ディパーテッド」との合わせ技は効果的に働かないはず。ライアン・ゴズリング（ハーフネルソン）は受賞してもおかしくない評価は得ているものの、対象作が小品であり、ノミネートこそが彼の勝利だと考える会員が大半だろう。３人も受賞できるとは考えていないのではないか。

　順当に行くのであればウィテカー。オトゥールに同情票が大量に流れ込めば逆転もある。個人的にはオトゥールの受賞を応援したいが、いいところまでは行ってもウィテカーにかわされると見る。オスカーは時に残酷なドラマなのだ。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/16	2/11	2/6	2/1
1	フォレスト・ウィテカー『ラストキング・オブ・スコットランド』	50	1	1	1	1	1	独走
2	ピーター・オトゥール『ヴィーナス』	35	2	2	2	2	2	逆転
3	レオナルド・ディカプリオ『ブラッド・ダイヤモンド』	5	3	4	4	4	5	Happy to be Nominated
4	ウィル・スミス『幸せのちから』	5	4	3	3	3	3
5	ライアン・ゴズリング『ハーフネルソン』	5	5	5	5	5	4

**List of Marks**
レオナルド・ディカプリオ『ブラッド・ダイヤモンド』	32歳にして早々と３度目のノミネート（＋）	1.5
	作品が公開される度にオスカー候補が噂される本格派（＊）
	『ディパーテッド』との合わせ技が使える（＋＋＋）
	その『ディパーテッド』がより高い評価。本作では前哨戦無冠（－）
	作品の質も興行的成果も『ディパーテッド』が数段上（－）
	マーティン・スコセッシ作品に連投。良い傾向ではないよね（＊）
	いつか絶対受賞するはず。でもこの作品ではない（＊）
ライアン・ゴズリング『ハーフネルソン』	26歳で初候補に挙がる快挙。Congratulations!（＋）	1.5
	麻薬中毒の教師役。オスカーはジャンキー役がお好き（＋）
	シャリーカ・エップス支持票も取り込めそう（＋）
	サマーシーズン最大の賞賛を勝ち取る（＋）
	でも興行的には惨敗。観ていない会員が多い？（－）
	これまでのキャリア、ハリウッドへの貢献度を考えると厳しい（－）
	レイチェル・マクアダムスと交際中。嫉妬しちゃう！？（＊）
ピーター・オトゥール『ヴィーナス』	これで８度目の主演賞候補。執念！！！（＋＋＋）	3.0
	ヴェテラン俳優役。自身と被る役柄。同情票は得やすい（＋）
	特に支持俳優を持っていない会員の票はここに雪崩れ込む（＊）
	今度こそあげないと、ショックで死んでしまわないか心配だー（＊）
	でも、名誉賞は貰ってるしね（－）
	前哨戦はライヴァルに完敗。全て候補止まり（－）
	多分フォレスト・ウィテカーを唯一打ち落とせる存在（＊）
ウィル・スミス『幸せのちから』	２度目のノミネーション。実力派エンターテイナー（＋）	2.0
	老けメイクで、この地味な題材を大ヒットに導くスターパワー（＋＋）
	子連れホームレス役。子を元妻にとられた会員の心を掴む？（＊）
	ハリウッドへの貢献度はNo.1!!!。受賞したら式が盛り上がる（＋）
	アフリカ系なら票はフォレスト・ウィテカーへ（－）
	前哨戦は全てノミネート止まり（－）
	ジェイデンくんと一緒の場面、ちょっと喰われてませんでした？（－）
フォレスト・ウィテカー『ラストキング・オブ・スコットランド』	初ノミネーションおめでとう（＋）	4.0
	前哨戦圧倒的強さを発揮。実在の人物役は強い（＋＋＋）
	独裁者イディ・アミン役で世界中を震え上がらせる（＋＋＋）
	共感が得られる役柄ではない（－）
	これまでのハリウッドへの貢献度は…（－）
	監督としては失敗作を連発中…（＊）
	去年はフィリップ・シーモア・ホフマン。地味な役者が連続受賞？（＊）

The Five Nominees　ノミネート男優　［I guessed 4/5］
レオナルド・ディカプリオ　Leonardo DiCaprio
	ブラッド・ダイヤモンド（ワーナー・ブラザース）
	Oscar Experience 3 noms / 0 win
	Precursors None
	30代を迎えたばかりなのに、既に３度も候補に挙がっている天才型スター。『ディパーテッド』のノミネートが有力視されていたが、そちらは助演部門に票が流れたのか、『ブラッド・ダイヤモンド』で候補入り。Wノミネートは逃がしたが、かえって合わせ技が使えて好都合？いつかは絶対受賞する人。
ライアン・ゴズリング　Ryan Gosling
	ハーフネルソン（IFCフィルムズ）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors ISA
	サマーシーズン最も高く評価された演技は、賞レースシーズンも忘れられることはなく、めでたく初候補入り。日本で最も有名な役柄は「きみに読む物語」。式にはやっぱりあの人と一緒に来る？今26歳。受賞すればエイドリアン・ブロディの記録を塗り替えることになるが、さすがにそれは…。
ピーター・オトゥール　Peter O'Toole
	ヴィーナス（ミラマックス）
	Oscar Experience 8 noms / 0 win
	Precursors None
	これで８度目のノミネート。しかも、全て主演部門。受賞できないまま終わると思ったのか、既にアカデミーは彼に名誉賞を贈っている。自身と重なるヴェテラン俳優役を演じて、24年ぶりのオスカー戦線復帰。本命ではない。ではないがしかし、同情票が最も入りやすいのは彼。
ウィル・スミス　Will Smith
	幸せのちから（コロンビア）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors None
	「インデペンデンス・デイ」「メン・イン・ブラック」「エネミー・オブ・アメリカ」「アイ，ロボット」「最後の恋のはじめ方」…主演作が次々に大ヒット、ハリウッドで最も興行力のあるスターのひとり。もちろん演技力も抜群。老けメイクで涙を搾り取る。愛息子との共演も大きな話題。受賞したら大盛り上がり確実。
フォレスト・ウィテカー　Forest Whitaker
	ラストキング・オブ・スコットランド（フォックス・サーチライト）
	Nominees first nomination!
	Precursors SAG、OBAFA、GGA、GSA、NBR、BFCA、NSFC、NYFCC、BSFC、LAFCA、CFCA、LVFCS...
	長らく助演男優として活躍してきた個性派が、遂に初ノミネーションを手にした。しかも、ウガンダの独裁者イディ・アミンという超強力ロールによって…。前哨戦では圧倒的な強さを発揮。普通にイケば彼が受賞だが、スターパワーの弱さがどう影響するか。実は安泰ではない？

ranking

キャンペーンパワー　06/12/01～07/01/25			前哨戦ポイント　-02/26-
1	ウィル・スミス	750 p	1	フォレスト・ウィテカー	198.0 p
2	レオナルド・ディカプリオ	544 p	2	ライアン・ゴズリング	85.0 p
3	フォレスト・ウィテカー	265 p	3	ピーター・オトゥール	79.5 p
3	ライアン・ゴズリング	105 p	4	レオナルド・ディカプリオ	76.0 p
5	ピーター・オトゥール	13 p	5	ウィル・スミス	71.5 p

対象作の興行収入　-02/20-			対象作の評価 rating
1	ウィル・スミス	$162m	1	ライアン・ゴズリング	85.4 p
2	レオナルド・ディカプリオ	$55m	2	ピーター・オトゥール	85.0 p
3	フォレスト・ウィテカー	$13m	3	フォレスト・ウィテカー	80.8 p
4	ライアン・ゴズリング	$2m	4	ウィル・スミス	64.6 p
5	ピーター・オトゥール	$2m	5	レオナルド・ディカプリオ	62.8 p

映画俳優活動歴			出演料
1	ピーター・オトゥール	51年	1	ウィル・スミス	$28m
2	フォレスト・ウィテカー	25年	2	レオナルド・ディカプリオ	$20m
3	ウィル・スミス	17年	3	ピーター・オトゥール	-
4	レオナルド・ディカプリオ	17年	4	フォレスト・ウィテカー	-
5	ライアン・ゴズリング	12年	5	ライアン・ゴズリング	-

ノミネート予想（01/20）

Final Prediction

　近年大激戦が続いていた主演男優賞部門だが、今年はウィーク部門と言われている。有力者が少なく、通常ならば無視されてもおかしくないメンバーということだ。とは言え、名前が挙がっている面々は、結局評論家筋から確かに愛された者ばかり。少数で争われる分、誰が落ちるのか、予想するのは面白い作業である。

　まず、候補落ちがあり得ないのは『ラストキング・オブ・スコットランド』のフォレスト・ウィテカー。理由は簡単、前哨戦結果を見ろと書けば、それで問題ない。

　『ヴィーナス』のピーター・オトゥールと『幸せのちから』のウィル・スミスもノミネートはイケそうな気配濃厚だ。オトゥールはウィテカーの受賞を阻む可能性を秘めた大ヴェテランだし、スミスは誰からも好かれる実力派エンターテイナー。どちらも作品の勢いは死んでいるが、その分彼らに票が集中すると思われる。スミスはひょっとすると落選の可能性も捨て切れないが、作品の大ヒットが強力な武器になるはず。

　若手枠を狙うのは『ハーフネルソン』のライアン・ゴズリング。サマーシーズンに最大級の賛辞を得たゴズリングは、賞レースまでその注目を持続させただけでも立派。このままなんとかオスカーにも滑り込みたいところだが、若手に厳しい部門という点を考えると、安全圏とは言いにくい。

　レオナルド・ディカプリオの読みも難しい。本来ならば当確ランプを点けても良いのだが、ノミネートの可能性のより高い『ディパーテッド』が、『ブラッド・ダイヤモンド』との票割れに沈むことが考えられる。アメリカ映画俳優組合賞（SAG）では、『ダイヤモンド』で主演ノミネート、『ディパーテッド』は助演でノミネートされたのも気になる。SAGは投票部門を指定されるが、オスカーは会員の判断に任される。『ディパーテッド』票が助演に流れることも大いに考えられるのだ。『ダイヤモンド』主演、『ディパーテッド』助演でWノミネートになれば万々歳だが、W落選も大いにあり得ると言えよう。

　ダークホースは『ボラット栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のサシャ・バロン・コーエンだ。人を食った喜劇演技が大好評、ロサンゼルス映画批評家協会賞をサプライズ受賞するなど、侮れない存在として浮上している。ただし、差別ネタを連発、傍若無人な振る舞いで笑いを引き出す過激コメディアン、こういうの演技と言って良いのか判断が分かれるだろうし、保守的と言われる会員がコーエンを簡単に認めるかどうかは、大いに疑問が残る。

　『サンキュー・スモーキング』のアーロン・エッカートも逆転ノミネートを狙う一人だが、上位５人の壁を崩すほどの勢いは感じられない。日本期待の『硫黄島からの手紙』の渡辺謙も、サプライズ候補を期待されているが、作品の失速と共にその可能性は急速に小さくなってきている。『主人公は僕だった』のウィル・フェレル、『ドリームガールズ』のジェイミー・フォックス、『リトル・ミス・サンシャイン』のグレッグ・キニア、『輝く夜明けに向かって』のデレク・ルーク、『ペインテッド・ヴェールある貴婦人の過ち』のエドワード・ノートン、『トゥモロー・ワールド』のクライヴ・オーウェンも好評ながらBUZZ作りに失敗、ノミネートはまずないだろう。

OSCAR PLANET Prediction
レオナルド・ディカプリオ（ディパーテッド）	Shaky
ライアン・ゴズリング（ハーフネルソン）	Shaky
ピーター・オトゥール（ヴィーナス）	Likely
ウィル・スミス（幸せのちから）	Likely
フォレスト・ウィテカー（ラストキング・オブ・スコットランド）	Lock
The Runner-up
サシャ・バロン・コーエン（ボラット栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（01/20）
Lock
フォレスト・ウィテカー Forest Whitaker （ラストキング・オブ・スコットランド） Win: SAG、OBAFA、GGA、GSA、NBR、BFCA、NSFC、NYFCC、BSFC、LAFCA、CFCA、LVFCS、WFCA、SFCA、DWFCA、PFCS、FFCC、OFCC、KCFCC、SLFCA...	日本では鶴瓶に似ていることで有名。ウガンダの独裁者イディ・アミンを演じる。オスカーは実在の人物がお好き。評論家絶賛で、本命の呼び声。 ~~Weak Point~~ 冴えない監督としてのキャリアも、悪の心を秘めた役で共感を得られないのも、鶴瓶に似ていることも、賞レース総ナメの勢いが吹き飛ばす。オスカー受賞はないかもしれない。でも候補は確実。
Likely
ピーター・オトゥール Peter O'Toole （ヴィーナス）	生意気なティーンに出会い人生がひっくり返るヴェテラン俳優役。自身にイメージが重なる役柄に皮肉と哀愁を漂わせて、BUZZが沸騰。 Weak Point 主演男優賞候補実に７回。が、受賞はゼロ。良いところまでいって、最後で落とされる。それを繰り返すくらいなら、最初からノミネートされない方が良い？！作品の後押しは受けられそうにない。
ウィル・スミス Will Smith （幸せのちから）	実在した成功したブローカーの苦難の道を表現、観客の涙を搾り取る。地味な題材ながら、またしても１億ドル突破のメガヒットを記録！ Weak Point 「俳優」というより「スター」のイメージが強く、抜群との言われる演技センスではあるものの、それを認めている人は案外少ないのかも…。愛息ジェイデンとの初共演。パパは張り切っちゃうよ！
Shaky
レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio （ディパーテッド） Win: GSA、AFCA、COFCA、ICS	この歳にして２度のノミネートを誇り、本格派として突き進む。またもや天才型演技を披露していると評論家絶賛。興行的にも大成功に導いた。 Weak Point が、またしてもマーティン・スコセッシ監督作品。いくらなんでもいい加減うんざりされているかも…。助演で推されるとの噂があったが回避。が、ゆえに『ブラッド・ダイヤモンド』と票割れ必至。
ライアン・ゴズリング Ryan Gosling （ハーフネルソン） Win: ISA	挑戦的な役柄選びで前進を続ける若手注目株。ドラッグ中毒の教師を演じて、評論家からサマーシーズン最大級の賛辞。若手枠。 Weak Point 対象作は規模が小さく、配給元もオスカーに強いとは言えない。何が何でも評論家賞で目立つ必要がある。「きみに読む物語」で共演したレイチェル・マクアダムスとの仲はどうなってるの？

ノミネーション予想これまでの流れ 2006　（Changes in Red）
Final
ピーター・オトゥール	レオナルド・ディカプリオ	ライアン・ゴズリング	フォレスト・ウィテカー*	ウィル・スミス
The Leader：フォレスト・ウィテカー
01/01
ピーター・オトゥール	レオナルド・ディカプリオ	ライアン・ゴズリング	フォレスト・ウィテカー*	サシャ・バロン・コーエン
12/01
ジョージ・クルーニー	レオナルド・ディカプリオ	ライアン・ゴズリング	フォレスト・ウィテカー*	マット・デイモン
11/01
ピーター・オトゥール*	レオナルド・ディカプリオ	ライアン・ゴズリング	フォレスト・ウィテカー	ウィル・スミス
10/01
ピーター・オトゥール*	パトリック・ウィルソン	ブラッド・ピット	フォレスト・ウィテカー	ウィル・スミス
09/01
ジェイミー・フォックス	パトリック・ウィルソン	ブラッド・ピット	フォレスト・ウィテカー*	ウィル・スミス
08/01
ジェイミー・フォックス	ケヴィン・クライン	ブラッド・ピット	フォレスト・ウィテカー*	ウィル・スミス
07/01
ジェイミー・フォックス	レオナルド・ディカプリオ	ブラッド・ピット	フォレスト・ウィテカー*	ウィル・スミス
06/01
ジェイミー・フォックス	レオナルド・ディカプリオ	ジュード・ロウ	フォレスト・ウィテカー*	ウィル・スミス
05/01
ジョージ・クルーニー	レオナルド・ディカプリオ	ジュード・ロウ	フォレスト・ウィテカー*	ウィル・スミス
04/01
ジョージ・クルーニー	レオナルド・ディカプリオ	ジュード・ロウ	ライアン・フィリップ	ウィル・スミス*

The Other Contenders　その他の有力候補　（01/20 - No Change）
Very Possible
サシャ・バロン・コーエン Sacha Baron Cohen （ボラット）	英コメディアンが「とにかく可笑しい」と米制覇。絶賛の上、作品大ヒット。賞レースのダークホースに浮上。保守派は真面目にオカンムリ。Win: GGA、LAFCA、SFFCC、UFCS、TFCA、CA
アーロン・エッカート Aaron Eckhart （サンキュー・スモーキング）	性格俳優として存在感を発揮してきたが、主演では良質作に恵まれてこなかった人。が、いよいよトロントで配給権争奪戦が起こった程好評の作品が登場。代表作を遂に手にした。
レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio （ブラッド・ダイヤモンド）	ハリウッドが最も信頼する若手演技派。エドワード・ズウィック監督作でダイヤ密輸業者を演じる。『ディパーテッド』が同時期に公開。2002年は票割れに泣いたが、その悪夢再び…？
渡辺謙 Ken Watanabe （硫黄島からの手紙）	謙さんの相性で親しまれる日本発国際スター。「バットマンビギンズ」で失笑を買い「SAYURI」でも落胆の声が聞かれたが、今度はクリント・イーストウッド作品で栗林忠道を威風堂々と演じる！
Possible
ウィル・フェレル Will Ferrell （主人公は僕だった）	いつの間にか「主演男優」に成長していた喜劇役者。いつもハイテンションで作品を掻き回す。「プロデューサーズ」ではゴールデン・グローブ賞候補に。オスカー会員に好かれているとは思えず。
ジェイミー・フォックス Jamie Foxx （ドリームガールズ）	モータウンの創始者で後にダイアナ・ロスと結婚したベリー・ゴーディをモデルにした役を演じる。今やビルボードNo.1シンガー。前年「ステルス」で大コケ。プレゼンターを務めた前回の式で寒かった…。
グレッグ・キニア Greg Kinnear （リトル・ミス・サンシャイン）	子どもを美人コンテストに出場させるため旅に出る家族を描くコメディに主演。情けない男を演じさせたらハリウッド一？！「恋愛小説家」でノミネート経験を持っている。公開時期の問題。
デレク・ルーク Derek Luke （輝く夜明けに向かって）	「きみの帰る場所アントワン・フィッシャー」で幸運な映画デビューを飾った後は、冴えないキャリア。アパルトヘイト時代の南アフリカに生きる青年役は久しぶりの良質ロール。評論家から温かい賛辞。
エドワード・ノートン Edward Norton （ペインテッド・ヴェールある貴婦人の過ち）	アカデミー会員に好かれている実力派。若手から中堅に着実にシフト。ナオミ・ワッツとの共演で話題を集める。オスカー好みではない「幻影師アイゼンハイム」と多少でも票割れするのが痛い。
クライヴ・オーウェン Clive Owen （トゥモロー・ワールド）	長らく地味に活動していたが、「クローサー」の下衆男演技により高評価を獲得。近未来、妊娠中の女性を護衛する男の役。本来、脇役タイプ。ヒゲが濃い。毎日のお手入れ、大変ですね。
Longshot
ニコラス・ケイジ Nicolas Cage （ワールド・トレード・センター）	911ドラマで瓦礫に埋まる刑事を演じている。ゲッソリと頬をこけさせた役作り。ほとんど動けない中での演技。撮影は大変だったでしょう。このところ色んな髪型に挑戦中…。
エイドリアン・ブロディ Adrien Brody （ハリウッドランド）	「戦場のピアニスト」でサプライズ受賞。ハル・ベリーへの熱烈なキスはオスカー史上に残る名（珍？）場面。ジョージ・リーヴスの死の真相を追う刑事役。軟体動物系。賛辞は助演俳優に集中。
ジョセフ・ゴードン＝レヴィット Joseph Gordon-Levitt （ブリック）	子役からスタート、このところメキメキと頭角を現してきている若手男優。ハイスクールを舞台にしたフィルムノワールというアイデアが評論家から高い支持。中でも彼の演技は好評。興行的に不発。
リチャード・グリフィス Richard Griffiths （ヒストリーボーイズ）	舞台での当たり役（賞を受賞済み）を映画版でも演じることになり、大きな話題を呼んでいる。どれだけ映画用の演技を披露できるかが鍵。キャリアは長いが映画界での実績は不足している感。
トビー・ジョーンズ Toby Jones （Infamous）	イギリスの中堅が豪華スターの集まる作品でトルーマン・カポーティを演じる。映画界で無名。フィリップ・シーモア・ホフマンと比較。「ハリー・ポッター」シリーズでドビーの声を当てているのは、実はこの人。
ユアン・マクレガー Ewan McGregor （ミス・ポター）	「トレインスポッティング」以降、映画界を走り続ける！「ムーラン・ルージュ」「ビッグ・フィッシュ」で良いセン行くも、結局ノミネートされず。以前レニー・ゼルウィガーと共演した「恋は邪魔者」は不発。
ライアン・フィリップ Ryan Phillippe （父親たちの星条旗）	「クラッシュ」を経て、いよいよクリント・イーストウッド監督作へ。原作者の父役を静かなる好演。票が入りにくいタイプの演技。リース・ウィザースプーンとの別離を突然発表。あぁ、オスカーの呪い。
パトリック・ウィルソン Patrick Wilson （リトル・チルドレン）	不倫にハマる司法試験勉強中の主夫役。面白いキャラクターだと評判。悪くない評価だが、ケイト・ウィンスレットとジャッキー・アール・ヘイリーがより強力な賛辞を受け取る。危険な生え際。
Good Review, but not Oscar-Type
クリスチャン・ベール Christian Bale （プレステージ）	19世紀、ふたりの天才マジシャンの戦いを描くスリラーで、ヒュー・ジャックマンと大激突。クリストファー・ノーラン監督作は役者よりも脚本や演出に注目が集まりやすい。バットマン大成功！
エドワード・ノートン Edward Norton （幻影師アイゼンハイム）	恋に落ちたマジシャンの冒険を描くミステリーロマンに主演。夏終盤に封切られ、サプライズヒットを記録、徐々に彼の評価も高まっている。『ペインテッド・ヴェールある貴婦人の過ち』が本命。オスカー向きではない。
ブランドン・ラウス Brandon Routh （スーパーマンリターンズ）	無名の新人が超大作に大抜擢。「エピソード２」のヘイデン・クリステンセンを思わせる、大きな期待がかけられている。どう巧く演じても批判は出てくる。記録的な大ヒットとはならず。
デンゼル・ワシントン Denzel Washington （インサイド・マン）	銀行強盗に人質にとられる刑事役。オスカーでは既に主演でも助演でも受賞を果たしている。彼に任せておけば、ある程度の作品の質は保証される。対象作は娯楽的。最近ちょっと太った？
Bad Review
ジョージ・クルーニー George Clooney （さらば、ベルリン）	「グッドナイト＆グッドラック」「シリアナ」の二連発で絶好調（後者でオスカー受賞）。何をやっても上手くいくとき。ハリウッドからの絶大なる信頼を得ているが、作品評価伸びず、レース脱落。
ラッセル・クロウ Russell Crowe （プロヴァンスの贈りもの）	どれだけゴシップでお騒がせしても、彼のの評価が落ちることはない。それだけの俳優。…そうは言っても「電話事件」は痛かった。プロヴァンスの葡萄園を引き継ぐ男役。ミスキャストの声、声、声…。
マット・デイモン Matt Damon （グッド・シェパード）	「ジェイソン・ボーン」シリーズでドル箱スターとしても大活躍。もう大西とは呼ばせない。ロバート・デ・ニーロ監督作という話題性。優等生のイメージが強過ぎる。興行的にも批評的に不発。
ジョニー・デップ Johnny Depp （パイレーツ・オブ・カリビアンデッドマンズ・チェスト）	彼をメガスターに押し上げ、初オスカー候補に導いたアクション超大作の続編が登場。大ヒット街道驀進中だが、出来映えは彼の演技も含めて賛否が割れる。ゴールデン・グローブ賞なら…。
ジュード・ロウ Jude Law （こわれゆく世界の中で）	３度目となるアンソニー・ミンゲラ監督作。過去２作ではいずれもオスカー候補に。ロンドンの建築家役。昨年何を血迷ったかメディアに浮気を発表、フロンタルヌードをパパラッチされる。一体…。
ショーン・ペン Sean Penn （オール・ザ・キングスメン）	遂にオスカーを受賞。理想に燃えながら権力に溺れる政治家という旨味のある役を演じる。が、最近は演技過剰だと批判されることも多くなってきたか。政治的発言が鬱陶しい？作品大酷評。

No Chance　チャンスなし　（01/01）
アントニオ・バンデラス Antonio Banderas （レッスン！）	ガエル・ガルシア・ベルナル Gael García Bernal （キング罪の王）
ガエル・ガルシア・ベルナル Gael García Bernal （恋愛睡眠のすすめ）	ジョセフ・クロス Joseph Cross （ハサミを持って突っ走る）
ヴィン・ディーゼル Vin Diesel （コネクションマフィアたちの法廷）	マット・ディロン Matt Dillon （酔いどれ詩人になるまえに）
アーロン・エッカート Aaron Eckhart （ブラック・ダリア）	コリン・ファレル Colin Farrell （Ask the Dust）
ポール・ジャマッティ Paul Giamatti （レディ・イン・ザ・ウォーター）	ヒュー・グラント Hugh Grant （アメリカン・ドリームズ）
トム・ハンクス Tom Hanks （ダ・ヴィンチ・コード）	エド・ハリス Ed Harris （敬愛なるベートーヴェン）
ジョシュ・ハートネット Josh Hartnett （ブラック・ダリア）	ヒュー・ジャックマン Hugh Jackman （ファウンテン永遠につづく愛）
ヒュー・ジャックマン Hugh Jackman （プレステージ）	ヒュー・ジャックマン Hugh Jackman （タロットカード殺人事件）
サミュエル・Ｌ・ジャクソン Samuel L. Jackson （フリーダムランド）	ベン・キングスレー Ben Kingsley （ミセス・ハリスの犯罪）
シャイア・ラブーフ Shia LaBeouf （シティ・オブ・ドッグス）	マックス・ミンゲラ Max Minghella （アート・スクール・コンフィデンシャル）
エドワード・ノートン Edward Norton （ダウン・イン・ザ・バレー）	ガイ・ピアース Guy Pearce （プロポジション血の誓約）
サム・シェパード Sam Shepard （アメリカ，家族のいる風景）	ドナルド・サザーランド Donald Sutherland （American Gun）
ジャスティン・ティンバーレイク Justin Timberlake （F.R.A.T. 戦慄の武装警察）	ロビン・ウィリアムス Robin Williams （ビッグホワイト）
ロビン・ウィリアムス Robin Williams （もしも私が大統領だったら…）	ロビン・ウィリアムス Robin Williams （The Night Listener）

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