Predictions -Best Supporting Actor-

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助演男優賞

受賞予想（02/20）

Final Predictions

アラン・アーキン

ジャッキー・
アール・ヘイリー

ジャイモン・ハンスゥ

エディ・マーフィ

マーク・ウォルバーグ

◎

○

△

OSCAR PLANET Prediction		アラン・アーキン（リトル・ミス・サンシャイン）
General Prediction		エディ・マーフィ（ドリームガールズ）
My Hope		マーク・ウォルバーグ（ディパーテッド）

　近年稀に見る大混戦となった助演男優賞部門は、過酷なレースを潜り抜けて候補に挙がった５人全員に平等にチャンスがあると考えて良いだろう。何しろジャック・ニコルソン（ディパーテッド）、ベン・アフレック（ハリウッドランド）、ブラッド・ピット（バベル）らネームヴァリューのあるスター男優たちを抑えた５人である。

　平等と言っても頭一つ抜け出している者がいる。エディ・マーフィ（ドリームガールズ）だ。ゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、そしてアメリカ映画俳優組合賞（SAG）の重要３賞を全て受賞しているのである。近年コンスタントにヒット作は放ってきたものの、すっかりファミリー映画路線に落ち着いていたマーフィが、初めて助演演技に挑戦、得意の歌を使いながら、軽薄な持ち味を発散させているとキャリア最高の賛辞を勝ち取っている。一生オスカーに無念だと思われていた男の突然の浮上。このままオスカー像をかっさらっていっても全く不思議ではない。

　だが、それでも彼は受賞安泰とは言えないと思う。演技が素晴らしくてもマーフィ自身がオスカー会員に果たして好かれているのかどうか、非常に怪しいと思うのだ。元々オスカーはコメディアンに冷たい傾向にあるし、マーフィの近年のキャリアは褒められたものではない。それがたった一作の高評価でオスカーを進呈するのかどうか。先行した授賞式でのパフォーマンスが冴えなかったり、対象作の会員評価が低かったり、ゴシップ報道が続いていたり、投票期間中に公開された新作が大酷評を受けていたり…。こういった演技とは無関係なマイナス要素がこの手の俳優にはボディブローのようにジワジワ効いてくるのではないか。

　そうすると浮上しそうなのはアラン・アーキン（リトル・ミス・サンシャイン）だ。会員人気の高い対象作で久々に脚光を浴びた大ヴェテラン。元々長らく活動してきた俳優に優しいと言われる部門で、38年ぶりのオスカー候補。受賞すれば話題性も高い。対象作はSAGでアンサンブル演技賞を獲得していて、作品を代表して彼に受賞させようというという動きは少なくないと思う。マーフィへの投票を躊躇った会員票が最も入りやすいだろう。

　マーク・ウォルバーグ（ディパーテッド）のセンもある。候補作からノミネートされるならニコルソンだと言われていたが、それを覆しての候補入りは流れがウォルバーグに来ている証拠。それに全米とボストンの重要批評家賞を征しているところから考えても、もちろん演技の評価自体も高いのだ。アンサンブル要素が強い『ディパーテッド』で演技賞候補は彼一人。ニコルソン、レオナルド・ディカプリオら共演者の支持票が雪崩れ込む可能性もあるだろう。

　残るジャイモン・ハンスゥ（ブラッド・ダイヤモンド）とジャッキー・アール・ヘイリー（リトル・チルドレン）の可能性も決して小さくはない。ハンスゥは「アミスタッド」で注目されて以来、ずっと評価の高い演技派。対象作で滲ませる凄味と父性は極めて感動的と評判。ヘイリーは「がんばれ！ベアーズ」の子役俳優の奇跡のカムバックが話題。物語をかき回す不気味な存在で、賞レースを快走した。ただ、ふたりとも先の３人に較べると若干勢いが落ちてきているように見えなくもない。作品パワーが弱く、政治力が働きにくいふたりとも言える。

　普通に行けば、マーフィで決まり。だが演技賞で最もサプライズが起こる可能性が高いのはこの部門のような気がする。アーキンに一票。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/16	2/11	2/6	2/1
1	アラン・アーキン『リトル・ミス・サンシャイン』	25	1	2	2	3	4	功労賞
2	エディ・マーフィ『ドリームガールズ』	25	2	1	1	1	1	乱闘賞
3	マーク・ウォルバーグ『ディパーテッド』	20	3	3	3	4	5	有望賞
4	ジャッキー・アール・ヘイリー『リトル・チルドレン』	15	4	4	5	5	3	復活賞
5	ジャイモン・ハンスゥ『ブラッド・ダイヤモンド』	15	5	5	4	2	2	安定賞

**List of Marks**
アラン・アーキン『リトル・ミス・サンシャイン』	大ヴェテランが38年ぶりの候補。ジイチャンおかえり（＋）	2.5
	長年頑張ってきた役者が認められやすい部門（＋）
	対象作は会員にも人気。勢いがつけばもしかして…（＋）
	孫娘との対話場面には思わずグッと来ちゃいました（＋＋）
	出演時間はかなり短い。受賞には弱いかも（－）
	前哨戦はほとんどノミネート止まり（－）
	投票するなら可愛いアビゲイル・ブレスリンへ？！（＊）
ジャッキー・アール・ヘイリー『リトル・チルドレン』	45歳にして初ノミネート。Congratulations!!!（＋）	1.5
	奇跡のカムバック。なんと13年ぶりの映画出演（＋）
	ニューヨーク映画批評家協会賞等前哨戦快走（＋）
	コミュニティを困惑させる前科者役でインパクトあり（＋）
	でも、この手の役柄はオスカー好みとは決して言えない（－）
	あまりにもスランプが長過ぎて新人だと思われたりして…（－）
	ノミネートこそ彼の勝利では？（＊）
ジャイモン・ハンスゥ『ブラッド・ダイヤモンド』	２度目のノミネーション獲得。安定した活躍ぶり（＋）	2.0
	ナショナル・ボード・オブ・レヴュー受賞。レースの先陣を切る（＋＋）
	受賞しても良い年齢。主演男優より票が入りやすいはず（＋）
	対象作は製作費の割りに良い興行的成果を残せず（－）
	ダイヤモンド業界の反発が与える影響は？（＊）
	『エラゴン』「アイランド」「トゥームレイダー２」…駄作も多いね（＊）
	良い身体してるわね。一度お相手願いたいわ（＊）
エディ・マーフィ『ドリームガールズ』	遂にオスカー候補に挙がった！（＋）	3.0
	SAG、GGA、BFCA…重要３賞を完全制覇して勢いあり（＋＋＋）
	得意の歌を活かして映画の前半を盛り上げる！（＋）
	役柄のモデルとなったジェームズ・ブラウンが亡くなったばかり…（＋）
	会員の間で対象作の人気はイマイチのようで…（－）
	そうすると票はジェニファー・ハドソンの方に集中するかも（－）
	メラニー・Ｂのベイビー問題はどうなってるのさ！（－）
マーク・ウォルバーグ『ディパーテッド』	初ノミネーションおめでとうございます（＋）	2.5
	全米＆ボストンの重要批評家賞を受賞（＋＋）
	ジャック・ニコルソンを抑えての候補入りに歓喜の声多数（＋）
	が、ニコルソン支持派にはそっぽを向かれる？！（－）
	いやいや、対象作からの候補は彼のみ。作品支持票がどっさり（＋）
	強烈Fワードの連発が似合い過ぎ。使い慣れてるということは…（＊）
	パンツ見せてポーズとってた頃が懐かしいわね…（－）

The Five Nominees　ノミネート男優　［I guessed 4/5］
アラン・アーキン　Alan Arkin
	リトル・ミス・サンシャイン（フォックス・サーチライト）
	Oscar Experience 3 noms / 0 win
	Precursors ISA、OBAFA、VFCC
	70歳を超えたヴェテランスターが38年ぶりにオスカー戦線復帰。容赦ない毒舌と孫娘に語りかける場面で見せる優しさのギャップに会員ノックアウト？ヴェテランが強い部門、なおかつ受賞経験がないことを考えると、老会員票がここに集中する可能性がある。ダークホース。
ジャッキー・アール・ヘイリー　Jackie Earle Haley
	リトル・チルドレン（ニューライン）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors NYFCC、CFCA、SFFCC、SFCA、DWFCA、OFCC、IFCA、OFCS
	「がんばれ！ベアーズ」の元名子役が、2006年最大のカムバックスターの座を勝ち取った。仕事に恵まれなかった時期は気が遠くなるほど長かった。だが、その分今回ノミネーションは価値がある。ハリウッドでどん底から這い上がるのは決して簡単なことではないから。
ジャイモン・ハンスゥ　Djimon Hounsou
	ブラッド・ダイヤモンド（ワーナー・ブラザース）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors NBR、LVFCS、WFCA、WFCC、SLFCA
	エドワード・ズウィック作品の出演男優はノミネートされやすい…という法則がピタリ的中、２度目のノミネーションを勝ち取る。圧倒的な迫力を持ったパフォーマンスと評判。『エラゴン遺志を継ぐ者』にも密かに出ていた。大作から小品まで大モテ状態は続く…。
エディ・マーフィ　Eddie Murphy
	ドリームガールズ（ドリームワークス）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors SAG、GGA、BFCA、COFCA、AAFCA
	ラジー賞候補はあってもオスカー候補は噂されたこともなかった80年代を代表するコメディアンが、最初で最後（？）のオスカー獲りに挑む。最初はオファーを受けるかどうか迷ったという役柄。引き受けて大正解。「シュレック」シリーズの声の名パフォーマンスも記憶に新しいところ。
マーク・ウォルバーグ　Mark Wahlberg
	ディパーテッド（ワーナー・ブラザース）
	Nominees first nomination!
	Precursors NSFC、BSFC、IWFCP、CA
	マーキー・マーク時代、いやニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック時代を知る人は、とても感慨深いはず。マーティン・スコセッシに出演しただけではなく、オスカーノミネーションまで手にするとは！対象作から候補に挙がったのは彼一人。ジャック・ニコルソンら共演俳優支持票が大量に雪崩れ込む？

ranking

キャンペーンパワー　06/12/01～07/01/25			前哨戦ポイント　-02/26-
1	エディ・マーフィ	347 p	1	エディ・マーフィ	130.5 p
2	ジャイモン・ハンスゥ	185 p	2	アラン・アーキン	105.0 p
3	マーク・ウォルバーグ	117 p	3	ジャッキー・アール・ヘイリー	97.0 p
3	ジャッキー・アール・ヘイリー	43 p	4	マーク・ウォルバーグ	92.0 p
5	アラン・アーキン	28 p	5	ジャイモン・ハンスゥ	88.5 p

対象作の興行収入　-02/20-			対象作の評価 rating
1	マーク・ウォルバーグ	$131m	1	マーク・ウォルバーグ	86.6 p
2	エディ・マーフィ	$100m	2	アラン・アーキン	82.6 p
3	アラン・アーキン	$59m	3	ジャッキー・アール・ヘイリー	80.2 p
4	ジャイモン・ハンスゥ	$55m	4	エディ・マーフィ	77.4 p
5	ジャッキー・アール・ヘイリー	$4m	5	ジャイモン・ハンスゥ	62.8 p

映画俳優活動歴			出演料
1	アラン・アーキン	50年	1	エディ・マーフィ	$20m
2	ジャッキー・アール・ヘイリー	35年	2	マーク・ウォルバーグ	$10m↑
3	エディ・マーフィ	25年	3	ジャイモン・ハンスゥ	-
4	ジャイモン・ハンスゥ	17年	4	アラン・アーキン	-
5	マーク・ウォルバーグ	14年	5	ジャッキー・アール・ヘイリー	-

ノミネート予想（01/20）

Final Prediction

　今年最もエキサイティングな部門、それが助演男優賞部門である。誰一人ノミネート確実ではなく、多くのコンテンダーが候補入りのチャンスを窺っている。

　それを裏づけるかのように、前哨戦でも重要なブロードキャスト映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞、アメリカ映画俳優組合賞（SAG）の３賞全てで候補に挙がったのは『ドリームガールズ』のエディ・マーフィ唯一人。80年代にマシンガントークで爆発的な人気を博していたマーフィは、近年はファミリー映画路線に落ち着き、賞とはほとんど無縁の俳優人生を送ってきたが、最初で最後の大チャンスとばかりに素晴らしいパフォーマンスを繰り広げていると大評判。現時点ではオスカーに最も近い助演男優と言えよう。尤も、そのマーフィでさえノミネートは安泰とは言えないのが、この部門の怖い、いや面白いところ。

　その他のノミネートの可能性大の有力男優を挙げていくと、『ハリウッドランド』のベン・アフレック、『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキン、『父親たちの星条旗』のアダム・ビーチ、『リトル・チルドレン』のジャッキー・アール・ヘイリー、『ブラッド・ダイヤモンド』のジャイモン・ハンスゥ、『ディパーテッド』のジャック・ニコルソン、マーク・ウォルバーグ、『バベル』のブラッド・ピット、『クィーン』のマイケル・シーンと言ったところ。この内、ナショナル・ボード・オブ・レヴューを受賞したのはハンスゥ、批評家賞では全米とボストンをウォルバーグが、ニューヨークをヘイリーが、ロサンゼルスをシーンが征している。要するに、票がバラけている。ブロードキャストを受賞したマーフィも含めて、大混戦と言われるのも納得だ。

　対象作の勢いを考慮すると、アーキン、マーフィ、ニコルソン、ウォルバーグ、シーンが有利か。オスカーの好きなカムバック劇を期待するなら、アフレック、ヘイリーが来る。以前この部門にノミネートされてまだ受賞していないハンスゥ、ピットのセンもある。…と言った具合に、考えれば考えるほど誰が来るのか読めない。

　もうひとつ波乱があるとするなら、『ディパーテッド』からレオナルド・ディカプリオがこの部門で入る可能性がなきにしもあらず、ということだ。ディカプリオは、SAGでは助演でノミネートされていて、会員が主演か助演、どちらに投票するべきなのか迷っているという見方も浮上している。もしディカプリオの票がこの部門へ流れ込んできたら、ニコルソンやウォルバーグは辛いところだろう。

　…と色々想像を巡らせるとキリがない。ハリウッドでの実績と作品のパワーを考慮して、アーキン、マーフィ、ハンスゥ、ニコルソン、ウォルバーグ、これでどうだろう。まさにギャンブル予想。

OSCAR PLANET Prediction
アラン・アーキン（リトル・ミス・サンシャイン）	Shaky
ジャイモン・ハンスゥ（ブラッド・ダイヤモンド）	Shaky
エディ・マーフィ（ドリームガールズ）	Likely
ジャック・ニコルソン（ディパーテッド）	Shaky
マーク・ウォルバーグ（ディパーテッド）	Shaky
The Runner-up
ジャッキー・アール・ヘイリー（リトル・チルドレン）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（01/20）
Likely
エディ・マーフィ Eddie Murphy （ドリームガールズ） Win: SAG、GGA、BFCA、COFCA、AAFCA	プレイボーイのシンガー役でシーンスティラーの呼び声高し。歌手デビュー、グラミー賞受賞済み。一生に一度の（？）オスカーチャンスがやってきた！ Weak Point オスカーはコメディアンに冷たい。でもまあ、彼の場合、出演作の中から駄作じゃないものを見つけるのが難しいくらいだから、仕方がないか。メルBのお腹の子どもの父親は「俺とは限らない」と発言。
Shaky
アラン・アーキン Alan Arkin （リトル・ミス・サンシャイン） Win: ISA、OBAFA、VFCC	夏から秋にかけてスリーパーヒットをかっ飛ばした小品で、風変わりで愛らしい毒舌ジジイを演じ、絶賛。２度の候補経験を持つ大ヴェテラン。 Weak Point 賞レースにはご無沙汰だった。出番は決して多くはない。スティーヴ・カレルとの票割れ。オスカーは長らく辛抱強く活躍してきた俳優を認めやすい傾向にある。今年それが当てはまるのは彼だが…。
ジャイモン・ハンスゥ Djimon Hounsou （ブラッド・ダイヤモンド） Win: NBR、LVFCS、WFCA、WFCC、SLFCA	「アミスタッド」で注目され、「イン・アメリカ」で初候補。鋼の肉体と繊細な演技を武器に、確固たる地位を築き上げている。ド迫力演技との噂。 Weak Point 作品は娯楽要素の強い内容。主演のレオナルド・ディカプリオがノミネートされるくらいの勢いが必要かも。役柄次第では受賞もありえる大器だが、スター性という点ではややインパクト薄か。
ジャック・ニコルソン Jack Nicholson （ディパーテッド） Win: PFCS、FFCC、AFCA、NTFCA	12回候補３度受賞の重鎮。彼が授賞式にいると、いつも楽しい。久しぶりのギャング役での圧倒的凄味に全米大熱狂！こうでなくっちゃ！ Weak Point 受賞も狙える評価を獲得しているが、賞への期待度が高過ぎるのが最大の不安要素。蓋を開けてみたら、完全無視…なんてことも…。撮影現場で「出番を増やせ」と駄々をこねちゃったとか。
マーク・ウォルバーグ Mark Wahlberg （ディパーテッド） Win NSFC、BSFC、IWFCP、CA	激賞を勝ち取っているマーティン・スコセッシ作品で、シーンスティラーとの賛辞が飛び出している。「ハッカビーズ」の怪演を覚えている会員も多いはず。 Weak Point 猿と言われ続けて300年、同じ猿仲間のマット・デイモンと混同されたらどうしましょ？ラッパー出身という過去に偏見を持っている会員がいる？ジャック・ニコルソンとの票割れに泣く可能性大。

ノミネーション予想これまでの流れ 2006　（Changes in Red）
Final
エディ・マーフィ*	アラン・アーキン	ジャイモン・ハンスゥ	マーク・ウォルバーグ	ジャック・ニコルソン
The Leader：エディ・マーフィ
01/01
エディ・マーフィ*	ベン・アフレック	ジャイモン・ハンスゥ	マーク・ウォルバーグ	ジャック・ニコルソン
12/01
アラン・アーキン	ベン・アフレック	ジャイモン・ハンスゥ	マイケル・シーン	ジャック・ニコルソン*
11/01
アラン・アーキン	ベン・アフレック	エディ・マーフィ*	トビー・マグワイア	ジャック・ニコルソン
10/01
ブライアン・コックス	ベン・アフレック	エディ・マーフィ*	トビー・マグワイア	ジェームズ・マカヴォイ
09/01
ブライアン・コックス	ベン・アフレック	エディ・マーフィ*	スティーヴ・カレル	ジェームズ・マカヴォイ
08/01
ロバート・ダウニー・ジュニア	ベン・アフレック*	エディ・マーフィ	スティーヴ・カレル	ジェームズ・マカヴォイ
07/01
ロバート・ダウニー・ジュニア*	ベン・アフレック	ジャック・ニコルソン	スティーヴ・カレル	ジェームズ・マカヴォイ
06/01
ロバート・ダウニー・ジュニア*	ケヴィン・クライン	ジャック・ニコルソン	スティーヴ・カレル	ジェームズ・マカヴォイ
05/01
ロバート・ダウニー・ジュニア*	ケヴィン・クライン	ジャック・ニコルソン	スティーヴ・カレル	マーク・ウォルバーグ
04/01
ロバート・ダウニー・ジュニア	ケヴィン・クライン*	ジャック・ニコルソン	ティム・ロビンス	マーク・ウォルバーグ

The Other Contenders　その他の有力候補　（01/20）
Very Possible
ベン・アフレック Ben Affleck （ハリウッドランド）	冗談？ノー！謎の死を遂げたスーパーマン役者ジョージ・リーヴス役でチャーミングな魅力を発散。ギャラは削り、体重は増やした。ヴェネチア制覇。カムバックイヤー！Win: VIFF、HFF
アダム・ビーチ Adam Beach （父親たちの星条旗）	クリント・イーストウッド作品からは候補者が出やすい。役柄に恵まれれば一気に射程圏内へ。しかし、作品には多くの俳優が出演していて、票割れは必至。知名度が低いと辛い。
ジャッキー・アール・ヘイリー Jackie Earle Haley （リトル・チルドレン）	アンタ誰？何を隠そう「がんばれ！ベアーズ」の元名子役。2006年最大のカムバックスター。評論家絶賛。Win: NYFCC、CFCA、SFFCC、SFCA、DWFCA、OFCC、IFCA、OFCS
ブラッド・ピット Brad Pitt （バベル）	今度こそ演技を評価されたいと願う元青春スター。実は候補経験があることは皆忘れている。カンヌで評価割れ気味。最近アンジェリーナ・ジョリーとの間に赤子をこしらえた。尻に敷かれている感あり。
マイケル・シーン Michael Sheen （クィーン）	トニー・ブレアを演じた話題性。よくぞこの役、引き受けた。が、知名度が低過ぎる。かつ英国人。まだ37歳。主演女優に票が集中？Win: LAFCA、UFCS、KCFCC、TFCA、NYFCO、ICS
Possible
スティーヴ・カレル Steve Carell （リトル・ミス・サンシャイン）	「40歳の童貞男」のメガヒットで時の人に。前年授賞式で爆笑パフォーマンス。ゲイ役でシーンスティラーの本領発揮。オスカーはコメディをベースに活躍する俳優に厳しい。アラン・アーキンと票割れ。
二宮和也 Kazunari Ninomiya （硫黄島からの手紙）	嵐だかNEWSだかよく分からないけれど、ジャニーズ事務所所属の日本のアイドル。妊娠中の妻を残し戦争に行く若者役に熱視線。真の主役は彼。「かずや」じゃないよ、「かずなり」だよ。
ジェームズ・マカヴォイ James McAvoy （ラストキング・オブ・スコットランド）	タナムスさんは今イギリスが最も期待する若手男優のひとり。独裁政権下のウガンダでイディ・アミンのスコットランド主治医を演じる。実質主演だが、票はアミン役のフォレスト・ウィテカーに集中しそう。
ビル・ナイ Bill Nighy （あるスキャンダルの覚え書き）	「ラブ・アクチュアリー」から「アンダーワールド」まで、個性的は役柄を次々とこなしていく名バイプレイヤー。ケイト・ブランシェット、ジュディ・デンチ共演の問題作。BAFTAは受賞済み。
スタンリー・トゥッチ Stanley Tucci （プラダを着た悪魔）	メリル・ストリープが大きな話題を呼ぶコメディでゲイ演技を披露、好サポート。オスカーは長く活動しているヴェテランに敬意を表することが多い。大ヒットはプラスだが、早期公開はマイナス。
Longshot
サミュエル・バーネット Samuel Barnett （ヒストリーボーイズ）	トニー賞にノミネートされた人気舞台の映画版で同じ役柄を演じる。オスカーはニューカマーがお好き。トニー賞との差別化を図りたい会員の票は望めない？共演男優が多く、票割れは必至。
マイケル・ケイン Michael Caine （トゥモロー・ワールド）	初候補入り以来オスカー会員のお気に入り。SFスリラーというオスカー受けしない作品ながら、力のある監督、力のある俳優が揃ってBUZZが高まっている。『プレステージ』との票割れ。
ブライアン・コックス Brian Cox （ハサミを持って突っ走る）	強面を活かした役柄の続く名性格俳優。エキセントリックな精神科医役。オスカーはヴェテランに敬意を払いやすいが、オスカー経験なし。エミー賞は受賞しているのだが…。作品評価伸びず。
ダニエル・クレイグ Daniel Craig （Infamous）	イギリスからハリウッドへ。クライヴ・オーウェンに続くブレイクなるか。トルーマン・カポーティと親交を深める殺人鬼ペリー・スミス役。同題材の先行作品ではクリフトン・コリンズ・ジュニアが既に高評価。
ジェームズ・クロムウェル James Cromwell （クィーン）	善人も悪人もイケる名性格俳優。「ベイブ」のハゴット爺さん役でオスカー候補に挙がったこともある。主演のヘレン・ミレンに猛烈な勢いがあるのが強み。マイケル・シーンと票割れ。
マット・デイモン Matt Damon （ディパーテッド）	「ジェイソン・ボーン」シリーズで息を吹き返す。マーティン・スコセッシ監督の犯罪ドラマで、レオナルド・ディカプリオと一騎打ち。オリジナルでアンディ・ラウが演じた役。役の旨味はディカプリオに。
ローレンス・フィッシュバーン Laurence Fishburne （ドリームズ・カム・トゥルー）	スペリング大会に出場する少女を指導する博士役。最近は「マトリックス」三部作でお馴染みだが、「TINA ティナ」で主演男優賞候補経験もある。重量感たっぷりでいつも迫力満点。怖過ぎ。
ボブ・ホスキンス Bob Hoskins （ハリウッドランド）	ジョージ・リーヴスの死に関係していたと噂されるMGMの重役エディ・マニックス役。妻役のダイアン・レインとエモーショナルな場面が用意されているとか。好評だが、ベン・アフレックに票を奪われる。
ケヴィン・クライン Kevin Kline （今宵、フィッツジェラルド劇場で）	陽気なラテン男はシリアス演技もこなすが、本領を発揮するのはやっぱりコメディ。高い評価を得た作品だが、オスカー好みとは言えない雰囲気。共演俳優との票割れは確実。
ユージーン・レヴィ Eugene Levy （For Your Consideration）	もはや出てくるだけで可笑しいシーンスティラー。クリストファー・ゲスト作品での彼は念入りに輝く！エージェント役でどんな惚けた笑いを振り撒くのか。墨のような眉毛にもはや愛しさあり。
ガイ・ピアース Guy Pearce （ファクトリー・ガール）	アンディ・ウォーホールのミューズとして知られるイーディ・セジウィックを描いたドラマで、ウォーホールを演じる。オスカーが好きそうな役柄だが、主演のシエナ・ミラーが会員に好かれているとは思えず。
マイケル・ペーニャ Michael Pena （ワールド・トレード・センター）	「クラッシュ」での好演により一躍注目度が増した注目株。オリヴァー・ストーン監督による911ドラマで消防隊員を演じている。ニコラス・ケイジ、マリア・ベロら共演俳優は実力派揃い。
ティム・ロビンス Tim Robbins （輝く夜明けに向かって）	「ミスティック・リバー」で同部門制覇。アパルトヘイト時代の南アフリカで働く警官を演じる。監督としても活躍中で、ハリウッドでの信頼は厚い。察するに、今度欲しいのは監督賞なのでは？主演？
マーティン・シーン Martin Sheen （ディパーテッド）	エミリオ・エステヴェス、チャーリー・シーン兄弟の父ちゃん。この頃エミリオとそっくりに…。最近は「ザ・ホワイトハウス」での大統領でお馴染み。マーティン・スコセッシ監督のマフィア・ドラマ。
ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス Jaden Christopher Syre Smith （幸せのちから）	大スター、ウィル・スミスの愛息（2006年で８歳）がパパの主演大作で映画デビュー。大好きなパパとずっと一緒にいられて嬉しいな。パパは忙しくて家にはあんまりいないんだ。オスカーって何なの？
Bad Review
アレック・ボールドウィン Alec Baldwin （ハサミを持って突っ走る）	「アビエイター」に続いてマーティン・スコセッシ作品に出演。再浮上してからは話題作が次から次へと続いて絶好調をキープ。アルコール中毒の父親役はオスカー好み。最近めっきりデブ。作品酷評。
ロバート・デ・ニーロ Robert De Niro （グッド・シェパード）	自身の監督作で助演をキメる。既に役者としては２度受賞済み。最近は軽い作品で軽い演技ばかり。そろそろ「これぞデ・ニーロ」という演技が観たい。退屈な作品との酷評が目立つ。
ジュード・ロウ Jude Law （オール・ザ・キングスメン）	外見の美しさだけじゃなく、演技も注目されるイギリスの出世頭。権力に溺れる主人公を見つめる記者の役。危険な生え際。婚約者に浮気がバレちゃった。許してくれないと泣いちゃう。作品炎上。
トビー・マグワイア Tobey Maguire （さらば、ベルリン）	オスカー作品賞候補に挙がる良質作を連発。自身のノミネートも準備万端。作品の前半と後半でガラッと印象を変える米兵役とのことだが、作品評価が伸びず、チャンス激減。
イアン・マッケラン Ian McKellen （ダ・ヴィンチ・コード）	オスカーを貰っていないのが可笑しい名優が、世界的大ベストセラーの映画化に登場。英国人宗教学者を演じる。ユーモラスな演技が高い評価を受けるも、作品自体は酷評の嵐。

No Chance　チャンスなし　（01/01）
アレック・ボールドウィン Alec Baldwin （グッド・シェパード）	ジェイミー・ベル Jamie Bell （父親たちの星条旗）
ガエル・ガルシア・ベルナル Gael García Bernal （バベル）	ポール・ベタニー Paul Bettany （ダ・ヴィンチ・コード）
ボー・ブリッジス Beau Bridges （さらば、ベルリン）	ジェフ・ブリッジス Jeff Bridges （ローズ・イン・タイドランド）
マイケル・ケイン Michael Caine （プレステージ）	ロバート・ダウニー・ジュニア Robert Downey Jr. （毛皮のエロスダイアン・アーバス幻想のポートレイト）
ロバート・ダウニー・ジュニア Robert Downey Jr. （シティ・オブ・ドッグス）	ロバート・デュヴァル Robert Duvall （サンキュー・スモーキング）
グレッグ・エデルマン Gregg Edelman （リトル・チルドレン）	アルバート・フィニー Albert Finney （プロヴァンスの贈りもの）
モーガン・フリーマン Morgan Freeman （F.R.A.T. 戦慄の武装警察）	ジェームズ・ガンドルフィーニ James Gandolfini （オール・ザ・キングスメン）
リッキー・ジャーヴェイス Ricky Gervais （For Your Consideration）	ポール・ジャマッティ Paul Giamatti （幻影師アイゼンハイム）
ウッディ・ハレルソン Woody Harrelson （今宵、フィッツジェラルド劇場で）	エド・ハリス Ed Harris （Winter Passing）
ダスティン・ホフマン Dustin Hoffman （主人公は僕だった）	アンソニー・ホプキンス Anthony Hopkins （オール・ザ・キングスメン）
アンソニー・ホプキンス Anthony Hopkins （ボビー）	ウィリアム・ハート William Hurt （グッド・シェパード）
ウィリアム・ハート William Hurt （キング罪の王）	ジェレミー・アイアンズ Jeremy Irons （インランド・エンパイア）
トミー・リー・ジョーンズ Tommy Lee Jones （今宵、フィッツジェラルド劇場で）	ギャリソン・キーラー Garrison Keillor （今宵、フィッツジェラルド劇場で）
ウィリアム・Ｈ・メイシー William H. Macy （サンキュー・スモーキング）	ジョン・マルコヴィッチ John Malkovich （アート・スクール・コンフィデンシャル）
イアン・マクシェーン Ian McShane （タロットカード殺人事件）	クライヴ・オーウェン Clive Owen （インサイド・マン）
バリー・ペッパー Barry Pepper （父親たちの星条旗）	ジョー・ペシ Joe Pesci （グッド・シェパード）
デニス・クエイド Dennis Quaid （アメリカン・ドリームズ）	ジョン・Ｃ・ライリー John C. Reilly （今宵、フィッツジェラルド劇場で）
キース・ロビンソン Keith Robinson （ドリームガールズ）	フレディ・ロドリゲス Freddy Rodríguez （ボビー）
リーヴ・シュライバー Liev Schreiber （ペインテッド・ヴェールある貴婦人の過ち）	ジェイソン・シュワルツマン Jason Schwartzman （マリー・アントワネット）
クリスチャン・スレーター Christian Slater （ボビー）	ケヴィン・スペイシー Kevin Spacey （F.R.A.T. 戦慄の武装警察）
ドナルド・サザーランド Donald Sutherland （Ask the Dust）	ジョン・タトゥーロ John Turturro （グッド・シェパード）
トム・ウィルキンソン Tom Wilkinson （理想の女）	ポール・ウォーカー Paul Walker （父親たちの星条旗）
役所広司 Koji Yakusho （バベル）

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