Predictions -Best Supporting Actress-

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助演女優賞

受賞予想（02/22）

Final Predictions

アドリアナ・バラッザ

ケイト・ブランシェット

アビゲイル・ブレスリン

菊地凛子

ジェニファー・ハドソン

○

△

◎

OSCAR PLANET Prediction		ジェニファー・ハドソン（ドリームガールズ）
General Prediction		ジェニファー・ハドソン（ドリームガールズ）
My Hope		菊地凛子（バベル）

　日本で最も高い注目集めているのは、この助演女優賞部門だろう。あの人の関係者はソワソワして夜も眠られないかも…！？

　あの人とはもちろん、日本から飛び出した期待の新星菊地凛子（バベル）である。日本でも無名の存在だが、国際色豊かな対象作で役所広司の娘役、しかも耳が聞こえないという難役に抜擢され、カンヌで作品が初披露されたときから、アメリカのみならず世界中で話題に上がっている。渡辺謙に続くオスカー候補にまずはおめでとうを言いたい。

　では菊地の受賞の可能性はどれだけあるのだろうか。簡単に書くと、ゼロではないもののほとんどないと言うしかない。前哨戦ではなかなかの健闘を見せたが、重要映画賞では全てノミネート止まりで、前を行く本命候補を追い抜く勢いはほとんど感じられないのが現状だ。初ノミネートの若手俳優が認められやすい傾向にある部門で、それには当てはまるが、残り４人中３人が初ノミネートでアドヴァンテージにはならないだろう。

　そして菊地の受賞の可能性を最も低くしている要因はもちろん、同じ作品から候補に挙がったアドリアナ・バラッザの存在だ。バラッザと菊地は、バラッザ派、菊地派に分かれてしまうほどどちらも熱烈な支持者がいるようで、どちらがより票を集めやすいとは言えない。完全に票割れを起こすと考えられるのだ。もし対象作が作品賞レースのぶっちぎりトップを走る勢いがあるのならば、票割れしても受賞できるかもしれない。しかし、今年は作品賞候補５本全てに受賞チャンスがあると言われていて、『バベル』が抜きん出ているわけではない。やはり菊地とバラッザは苦しい位置にいると言えるだろう。

　では、本命は誰か。ジェニファー・ハドソン（ドリームガールズ）である。TVのオーディション番組「アメリカン・アイドル」で敗北した素人が、映画デビュー作で大注目を集める快挙を成し遂げている。その迫力のパフォーマンスと存在感は、共演のジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、そして同じくオスカー候補に挙がっているエディ・マーフィをも喰ってしまったと評判で、ゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、アメリカ映画俳優組合賞の重要３賞を全て受賞してしまった。メディアの注目は加熱するばかりで、Vogue誌を始めとする雑誌の表紙やグラビアを次々飾り、TVのトークショウや各授賞式でも引っ張りだこ。アメリカンドリームという言葉がピッタリの快進撃、映画デビューでいきなりのキャリアのハイライトを迎えた言っても過言ではない。もしオスカー会員が投票を躊躇う要素があるとするなら、TV番組出身という点だが、今の状況を考えると落選は考えにくい。

　ハドソンの前にはさすがのケイト・ブランシェット（あるスキャンダルの覚え書き）も分が悪い。それにいくら上手くてもたった２年前に受賞したばかりの彼女に、同じ部門で２つ目のオスカーをあげるとは思えない。もしブランシェットが２度目のオスカーを獲るのであれば、それは主演部門になるはずだ。

　ハドソンを打ち落とす可能性が最も高いのは、ブランシェットでも菊地でもない。アビゲイル・ブレスリン（リトル・ミス・サンシャイン）だと思う。作品賞受賞も夢ではない対象作で、作品の魂とも言うべき少女を演じるブレスリン。テイタム・オニール、アンナ・パキンの例にあるように、この部門は過去に少女スターがサプライズを起こしている。今の作品の勢いを考えると、ブレスリンにも大量に票が入ってくるはず。おそらくハドソンへの投票に躊躇う会員が、最も票を投じやすいのがブレスリンだと思う。これで対象作からの演技賞候補が彼女一人だけなら完璧だったのだが、助演男優賞にアラン・アーキンが候補入り。若干でもそちらに票が流れることが考えられ、これはブレスリンにとってマイナス要因かもしれない。

　ハドソンの受賞は安泰に見える。見えるがしかし、追い上げるブレスリン。果たして…。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/16	2/11	2/6	2/1
1	ジェニファー・ハドソン『ドリームガールズ』	40	1	1	1	1	1	シンデレラガール
2	アビゲイル・ブレスリン『デリトル・ミス・サンシャイン』	30	2	2	2	4	5	サプライズ
3	菊地凛子『バベル』	10	3	4	4	2	3	Happy to be Nominated
4	ケイト・ブランシェット『あるスキャンダルの覚え書き』	10	4	3	3	3	2
5	アドリアナ・バラッザ『バベル』	10	5	5	5	5	4

**List of Marks**
アドリアナ・バラッザ『バベル』	メキシコのヴェテランが初候補に挙がる！（＋）	2.0
	エモーショナルな演技に胸掻き毟られる人続出？！（＋＋＋）
	先行した授賞式に登場したときはゴージャスに。女優だわ…（＋＋）
	対象作は賛否両論。否定派の票の取り込みは難しい（－）
	肯定派の間でも菊地凛子との票割れは確実（－－）
	ノミネーションこそ彼女の勝利（＊）
	で、アンタ誰？（＊）
ケイト・ブランシェット『あるスキャンダルの覚え書き』	３度目のノミネート。余裕よ、余裕！（＋）	2.5
	何個オスカーを獲ってもおかしくない、真の女優（＋）
	生徒と関係を持つ教師役。リスキーな役柄への挑戦（＋）
	実は「主演」。見せ場はたっぷり？（＋＋）
	でも「主演」で考えるなら、ジュディ・デンチの方が高評価（＊）
	既にこの部門は受賞済み（－）
	しかも、前々回と最近の出来事（－）
アビゲイル・ブレスリン『リトル・ミス・サンシャイン』	10歳の少女が初ノミネーション獲得。Wow!!!（＋）	3.5
	人気の高い作品で、物語の魂と言える役。実は対抗馬（＋＋）
	メガネをとったら美少女…というのに男は弱い。ホントか？（＋）
	アンナ・パキンのような大興奮スピーチを見たい！（＋）
	受賞後低迷するのはよくある話。あげない方がこの子のため（＊）
	「演技」というより素の魅力だよね（＊）
	アラン・アーキンに票が流れる可能性大（＊）
菊地凛子『バベル』	渡辺謙に続く、日本人ノミネート！（＋）	2.5
	口のきけない少女役。障害を抱えた役柄に会員は弱い（＋＋）
	しかも、ヌード？！。体当たり演技にも会員は弱い（＋＋）
	他の授賞式で奇抜ファッション。ある意味目立っていた（＊）
	ナンシー梅木以来、49年間日本人女優の受賞はない（＊）
	英語を話す役柄だったらどうなっていた？（＊）
	どう考えてもアドリアナ・バラッザと票割れする（－－）
ジェニファー・ハドソン『ドリームガールズ』	初ノミネーションおめでとうございます（＋）	5.0
	SAG、GGA、BFCA…重要３賞を完全制覇（＋＋＋）
	「アメリカン・アイドル敗退者」の復活。アメリカンドリーム！（＋）
	実質主演。一生に一度の当たり役に早くも出合う（＋）
	圧倒的な歌唱力。ちびっちゃいそう（＋＋）
	でも、歌わなかったら、どうなの？（－－）
	デビュー作。数を重ねてるアビゲイル・ブレスリンの方がいいわ（－）

The Five Nominees　ノミネート女優　［I guessed 4/5］
アドリアナ・バラッザ　Adriana Barraza
	バベル（パラマウント・ヴァンテージ）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors SFFCC
	対象作でブラッド・ピットやケイト・ブランシェット以上に高い評価を受けたのは菊地凛子と彼女。メキシコ編に登場、エモーショナルな感動を呼び起こしたと大絶賛されている。怖いのは菊地との票割れ。日本人としてはどうか菊地に譲ってあげて…と祈ってしまう？！
ケイト・ブランシェット　Cate Blanchett
	あるスキャンダルの覚え書き（フォックス・サーチライト）
	Oscar Experience 3 noms / 1 win
	Precursors DWFCA、PFCS、FFCC、OFCC、TFCA、VFCC
	今「女優」という言葉が最も相応しい人。彼女を悪く言う人は、おそらく世界中探しても数えるほどしかないはず。大先輩ジュディ・デンチとの共演で、リスキーな役柄に挑んだ。「アビエイター」で既にこの部門を受賞しており、２度目の制覇はないと思われるが、果たして…。
アビゲイル・ブレスリン　Abigail Breslin
	リトル・ミス・サンシャイン（フォックス・サーチライト）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors IFCA、OFCS
	作品の魂というべき役柄を天真爛漫な魅力で演じ、オスカー会員をノックアウト！役柄のためお腹に詰め物をし、メガネをかけての登場だったが、本当は結構な美少女だったりする。テイタム・オニール、アンナ・パキンの例もあるように子役に優しい部門。彼女の登場にダコタ・ファニング大ピンチ！
菊地凛子　Rinko Kikuchi
	バベル（パラマウント・ヴァンテージ）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors CFCA、UFCS、AFCA、Gotham
	謙さんに続く、日本が生んだ国際スター。耳の聞こえない女子高生を体当たり型演技で演じて、全米大喝采。日本での最も有名なお仕事はキムタクと共演した富●通のCMだったりする。でも、これからは“「バベル」の菊地凛子”。ジェニファー・ハドソンを打ち落とすのは、君だ！？
ジェニファー・ハドソン　Jennifer Hudson
	ドリームガールズ（ドリームワークス）
	Nominees first nomination!
	Precursors SAG、OBAFA、GGA、GSA、BFCA、NYFCC、LVFCS、WFCA、SFCA、SLFCA、COFCA...
	人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」で敗北した女の子（25歳）が、映画シーンに華々しく登場。…「アメリカンドリーム」という言葉がピッタリの快進撃に、ビヨンセ・ノウルズも嫉妬する？！役柄はほとんど主演。見せ場たっぷり。オスカーに王手！HITOEちゃんではない。

ranking

キャンペーンパワー　06/12/01～07/01/25			前哨戦ポイント　-02/26-
1	ジェニファー・ハドソン	740 p	1	ジェニファー・ハドソン	181.0 p
2	ケイト・ブランシェット	551 p	2	菊地凛子	110.5 p
3	菊地凛子	421 p	3	アドリアナ・バラッザ	96.5 p
3	アドリアナ・バラッザ	276 p	4	ケイト・ブランシェット	96.0 p
5	アビゲイル・ブレスリン	204 p	5	アビゲイル・ブレスリン	94.5 p

対象作の興行収入　-02/20-			対象作の評価 rating
1	ジェニファー・ハドソン	$100m	1	アビゲイル・ブレスリン	82.6 p
2	アビゲイル・ブレスリン	$59m	2	ケイト・ブランシェット	81.2 p
3	アドリアナ・バラッザ	$33m	3	ジェニファー・ハドソン	77.4 p
3	菊地凛子	$33m	4	アドリアナ・バラッザ	66.2 p
5	ケイト・ブランシェット	$15m	4	菊地凛子	66.2 p

映画俳優活動歴			出演料
1	ケイト・ブランシェット	18年	1	ケイト・ブランシェット	-
2	アドリアナ・バラッザ	14年	2	アビゲイル・ブレスリン	-
3	菊地凛子	8年	3	ジェニファー・ハドソン	-
4	アビゲイル・ブレスリン	5年	4	アドリアナ・バラッザ	-
5	ジェニファー・ハドソン	1年	5	菊地凛子	-

ノミネート予想（01/20）

Final Prediction

　昨年に引き続き混戦模様の助演女優賞部門は、我が日本では特に注目を集めている。なぜなら、『バベル』で聴覚障害を持った女子高生を演じた菊地凛子がノミネーションをほぼ手中にしていると言われているからだ。果たして、本当に菊地はノミネート安全圏にいるのだろうか。前哨戦を見る限りでは、確かに候補までは間違いないように見える。アメリカ映画俳優組合賞（SAG）、ゴールデン・グローブ賞、そしてブロードキャスト映画批評家協会賞と、重要な３賞で全てノミネートを受けている。地方の批評家協会賞では受賞もしている。これならば、マスコミがノミネート当確と騒ぐのも当然か。

　ただし、菊地にも不安要素はある。知名度不足という点よりも、同じ映画に出演しているアドリアナ・バラッザとの票割れが怖いのだ。『バベル』の作品評価は予想以上に賛否が割れていて（それでも賞レース快調）、同じ部門に候補がふたり挙がることをオスカーが認めるのかどうか。バラッザも菊地同様、重要賞では全てノミネートを受けている。Wノミネートの可能性が高いとは言え、ふたりとも絶対安全とは言い切れないのである。

　この部門で唯一当確ランプを点けて良いのは『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソンだ。人気オーディション番組出身という不安要素も何のその、主演プッシュが噂されたくらいに抜群の存在感を見せていると大好評。前哨戦でも前評判通り圧倒的な強さを発揮している。後は受賞できるかどうか。

　前哨戦だけで判断すると、『あるスキャンダルの覚え書き』のケイト・ブランシェットもノミネートを受ける可能性が高い。何の説明も要らない、誰もが認める超演技派。ジュディ・デンチとの競演でますます注目度は増している。「アビエイター」でこの部門を征したばかりというのが不安だが…。

　最後の席は誰だろう。普通の考えれば、『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンか『For Your Consideration』のキャサリン・オハラになりそうだ。ブレスリンの天真爛漫な魅力、オハラの抜群の喜劇センスは、この部門で評価されやすい要素である。

　この部門は予想以上に大きく開かれた部門とも言われていて、逆転チャンスのある女優たちは他にもいる。『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレット、『ハーフネルソン』のシャリーカ・エップス、『ハリウッドランド』のダイアン・レイン、『ボルベール＜帰郷＞』のカルメン・マウラ、『ボビー』のシャロン・ストーン、『主人公は僕だった』のエマ・トンプソンあたり…。だが、個人的にいちばん不気味に思うのはエミリー・ブラントである。対象作の『プラダを着た悪魔』は組合賞で予想外の大健闘を見せていて、どうやら会員内で非常に人気が高いように見受けられる。コメディ演技で、なおかつ実績のない新人という、この部門にピッタリのダークホース。ブラントの逆転ノミネートの可能性は決して低くないと見た（…と書きつつ、本当はブレスリンが来ると思っているが…）。

OSCAR PLANET Prediction
アドリアナ・バラッザ（バベル）	Shaky
ケイト・ブランシェット（あるスキャンダルの覚え書き）	Likely
エミリー・ブラント（プラダを着た悪魔）	Shaky
菊地凛子（バベル）	Likely
ジェニファー・ハドソン（ドリームガールズ）	Lock
The Runner-up
アビゲイル・ブレスリン（リトル・ミス・サンシャイン）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（01/20）
Lock
ジェニファー・ハドソン Jennifer Hudson （ドリームガールズ） Win: SAG、OBAFA、GGA、GSA、BFCA、NYFCC、LVFCS、WFCA、SFCA、SLFCA、COFCA、NTFCA、NYFCO、AAFCA、CA	「アメリカン・アイドル」で注目の新星が幸運なデビュー！ショーウェストは「明日のスター女優賞」進呈。この先、これ以上の役には巡り合えない？ ~~Weak Point~~ オーディション番組出身者を簡単に認める？実質主演の役柄をこの部門で推すのはズルイ？確かに。でも、それを差し引いても彼女の勢いは止められない。唯一、ビヨンセの逆恨みが心配…！？
Likely
ケイト・ブランシェット Cate Blanchett （あるスキャンダルの覚え書き） Win: DWFCA、PFCS、FFCC、OFCC、TFCA、VFCC	「アビエイター」で助演賞を受賞したばかり。ザ・女優として尊敬を集める。主演を張ることのできる女優は、この部門で強い傾向にある。 Weak Point 少年と関係を持ち逮捕される美術教師役。アメリカは性的要素の強い役に強い嫌悪感を示すことが多い。怪演だというジュディ・デンチに注目をさらわれる危険も…。多作ゆえの票割れ。
菊地凛子 Rinko Kikuchi （バベル） Win: CFCA、UFCS、AFCA、Gotham	新進気鋭の監督作品で聴覚障害を持った少女に扮し、その演技力に全米マスコミが熱視線。「ピアノ・レッスン」のホリー・ハンターを思い出そう。 Weak Point ハリウッドでは（日本でも？）全くと言っていいほど無名。キャンペーンが巧くいかないとアウト。アドリアナ・バラッザ、ケイト・ブランシェットとの票割れ。父親役の役所広司センセイはどうなの？
Shaky
アドリアナ・バラッザ Adriana Barraza （バベル） Win: SFFCC	４つの場所のドラマが交錯する作品で、菊地凛子と共に、ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット以上の注目を集める。ヴェリー・エモーショナル！ Weak Point 菊地やブランシェットとの票割れは確実に起こる（BUZZはブランシェットより大きく、菊地よりは小さい？）。ハリウッドでは全くの無名。若手が認められやすい部門。壁は高くそびえ立っている。
エミリー・ブラント Emily Blunt （プラダを着た悪魔）	意気込みはあるものの能力がついていかない編集アシスタント役で、抜群のコメディセンスを披露、一気に注目女優へ。オファー殺到中！ Weak Point 若干でもメリル・ストリープ票がこの部門に入る可能性があり、それが命取りとなるかも。オスカー向きの役ではない。これからチャンスは何度でも。実はロンドンっ子だったりする。最近黒髪なの。

ノミネーション予想これまでの流れ 2006　（Changes in Red）
Final
菊地凛子	ケイト・ブランシェット	アドリアナ・バラッザ	ジェニファー・ハドソン*	エミリー・ブラント
The Leader：ジェニファー・ハドソン
01/01
菊地凛子	ケイト・ブランシェット	アビゲイル・ブレスリン	ジェニファー・ハドソン*	カルメン・マウラ
12/01
菊地凛子	ダイアン・レイン	アビゲイル・ブレスリン*	シャロン・ストーン	カルメン・マウラ
11/01
菊地凛子	ダイアン・レイン	ジェニファー・ハドソン	シャロン・ストーン*	ジュリー・ウォルターズ
10/01
ジェニファー・コネリー	ダイアン・レイン	ジェニファー・ハドソン*	シャロン・ストーン	ジル・クレイバーグ
09/01
ジェニファー・コネリー	ナタリー・ポートマン	ジェニファー・ハドソン*	シャロン・ストーン	ジル・クレイバーグ
08/01
ジェニファー・コネリー	ナタリー・ポートマン	ジェニファー・ハドソン*	ジュディ・デイヴィス	ジル・クレイバーグ
07/01
ジェニファー・コネリー	ナタリー・ポートマン*	ジェニファー・ハドソン	ジュディ・デイヴィス	リリー・トムリン
06/01
ジェニファー・コネリー	ナタリー・ポートマン	ヴァージニア・マドセン	ジュディ・デイヴィス	リリー・トムリン*
05/01
ジェニファー・コネリー	ジュディ・デンチ	ヴァージニア・マドセン	ジュディ・デイヴィス	リリー・トムリン*
04/01
ジェニファー・コネリー	ジュディ・デンチ	ヴァージニア・マドセン	ヒラリー・スワンク	リリー・トムリン*

The Other Contenders　その他の有力候補　（01/20）
Very Possible
アビゲイル・ブレスリン Abigail Breslin （リトル・ミス・サンシャイン）	機能不全の家族を描いたコメディで作品の魂と言うべき少女を演じる。愛らしい魅力にKOされた人多数。彼女はまだ10歳。ノミネートしない方が、今後のためになる？Win: IFCA、OFCS
トニ・コレット Toni Collette （リトル・ミス・サンシャイン）	映画ごとにガラリとイメージを変えてくるオーストラリア産カメレオン。「イン・ハー・シューズ」の好演が記憶に新しい。曲者が揃ったロードムービー。アビゲイル・ブレスリンに票を奪われそう。
シャリーカ・エップス Shareeka Epps （ハーフネルソン）	麻薬中毒の教師と交流する女生徒を演じ高評価。ライアン・ゴズリングの勢いに乗っかりたい。新人に優しい部門とは言え、チャンスはこれから何度でも。Win: ISA、BSFC、Gotham
ダイアン・レイン Diane Lane （ハリウッドランド）	ジョージ・リーヴスと不倫関係にあったMGM重役の妻役でダイヤモンドの輝き。傲慢さと脆さの同居した、複雑で勇敢な演技。９月初旬の公開は早過ぎた感。カテゴリーコンフュージョン。
カルメン・マウラ Carmen Maura （ボルベール＜帰郷＞）	幽霊となって娘と孫の前に現れる、美味しい役柄。会員はペドロ・アルモドヴァル監督作が大好き。ゴヤ賞主演女優賞を３度も受賞。主演のペネロペ・クルスに注目をさらわれている。Win: CIFF
キャサリン・オハラ Catherine O'Hara （For Your Consideration）	最も有名な役は「ホーム・アローン」のママだろうが、ファンには喜劇演技に最高の味わいを見せる女優としてお馴染み。ユージーン・レヴィとの掛け合いをまた見せる？Win: NBR、KCFCC、NYFCO
シャロン・ストーン Sharon Stone （ボビー）	素っ裸でアイスピックを振り回すだけが私じゃないの。だってオスカー候補に挙がったことがあるのよ。デミ・ムーアが共演？あぁ、若い子と遊んでる女優ね。敵じゃないわ。オスカーも決まりね。
エマ・トンプソン Emma Thompson （主人公は僕だった）	奇想天外な物語が炸裂していると噂のコメディで、鍵を握る小説家を演じる。主演女優賞のみならず、脚色賞も受賞済みの色気なし才女。10年間賞レースからは遠ざかっているが…。
Possible
サンドラ・ブロック Sandra Bullock （Infamous）	下町娘的な親しみやすさで人気の大スターは、前年「クラッシュ」の演技で高い評価を獲得。ハーパー・リー役。同題材の先行作品で同じ役を演じたキャサリン・キーナーとの比較。Win: HFF
ヴェラ・ファーミガ Vera Farmiga （ディパーテッド）	マーティン・スコセッシ監督の犯罪スリラーでヒロインに大抜擢。男臭いドラマだけに出番が少なくても目立つ可能性大。…そしてそれは、ちょっとした違和感も批判の対象になる危険も秘めている。
マギー・ギレンホール Maggie Gyllenhaal （ワールド・トレード・センター）	弟ジェイクよりもクセが強い分、メインストームではないものの、着実にキャリアアップしている個性派。独特の動きで場をさらうこと多数。「セクレタリー」の名演技はノミネートされるべきだった。
ブリタニー・マーフィ Brittany Murphy （The Dead Girl）	若い女性の死をめぐり交錯する人々の人生を描くスリラーで一際目立つ存在感との噂。「17歳のカルテ」「サウンド・オブ・サイレンス」等、クセのある役を演じさせたら天下一品。アヒル口ガァガァ。
デミ・ムーア Demi Moore （ボビー）	まだ生きてたのかって？当たり前でしょ！私は殺されたって死なないわよ。最近女優業が冴えないですって？何言っているの。私が本気を出せばシャロン・ストーンなんてケチョンケチョンよ！
フィリス・ソマーヴィル Phyllis Somerville （リトル・チルドレン）	郊外に住む人々の裏の顔を暴くスキャンダラスな作品に登場。同じ部門のジェニファー・コネリーの以上に旨味のある役柄とのこと。知名度が低いのも問題。賞レースでの実績不足。
メリル・ストリープ Meryl Streep （今宵、フィッツジェラルド劇場で）	賞を食らいながら生き長らえる大女優。若手に「尊敬する女優」を聞くと、大抵この人の名前が返ってくる。娘役にリンジー・ローハン。さあ小娘よ、かかっていらっしゃい！Win: NSFC
リリー・トムリン Lily Tomlin （今宵、フィッツジェラルド劇場で）	オスカー候補に挙がった「ナッシュビル」のロバート・アルトマン作品。前回の式のパフォーマンス大受け。意外なことにノミネートは一度だけで、しかも受賞はしていない。この部門に相応しい人だが…。
ジュリー・ウォルターズ Julie Walters （Driving Lessons）	内気な少年との親交を温める落ちぶれた女優をエキセントリックに演じて大好評。喜劇演技はこの部門で受けがいい。作品の評価は伸びず、興行的にも寂しい結果に終わってしまった。
エミリー・ワトソン Emily Watson （ミス・ポター）	２度の主演女優賞ノミネート経験があるイギリスの演技派。オスカーの好きな伝記ドラマで脇を固めている。主演のレニー・ゼルウィガーに勢いが欲しい。場をさらっているとの噂あり。
ジョディ・ウィテカー Jodie Whittaker （ヴィーナス）	老いた俳優と交流を持つ生意気なティーンエイジャー役。これが映画デビュー作というラッキーガール。ピーター・オトゥールに勢いがあり、それに乗ることができれば、サプライズ候補入り？
Longshot
マリア・ベロ Maria Bello （ワールド・トレード・センター）	「ヒストリー・オブ・バイオレンス」で初ノミネートされた。娯楽作と芸術作の間を上手に渡り歩いている印象。行方の分からない夫の身を案じる妻。マギー・ギレンホールに票を奪われる。
ケイト・ブランシェット Cate Blanchett （バベル）	世界的大女優として次から次へと新作に出演。今度はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ作品。さすがポイントは押さえています。ブラッド・ピットとカップルに扮する。お手柔らかに。
ジル・クレイバーグ Jill Clayburgh （ハサミを持って突っ走る）	２年連続主演賞候補経験のあるヴェテラン。オスカーはヴェテランに敬意を表して票を投じることが多い。場をさらう演技を披露しているとのこと。作品は否定派多数。前哨戦で目立てないとアウト。
ジェニファー・コネリー Jennifer Connelly （リトル・チルドレン）	既にこの部門を制覇している元アイドル。実力派による演技合戦が最高の見ものと言われるドラマで名助演しているが、役が小過ぎるとの指摘が…。最近痩せ過ぎじゃなくって？
フランシス・デ・ラ・トゥーア Frances de la Tour （ヒストリーボーイズ）	日本の映画ファンには「ハリー・ポッター」シリーズのマダム・マキシーム役で有名。人気舞台をオリジナルキャストで映画化する話題作。ブロードウェイの演技では見事トニー賞を受賞した。
ボニー・ヘナ Bonnie Henna （輝く夜明けに向かって）	アパルトヘイト時代の南アフリカをフィリップ・ノイスが描いたドラマに登場。ほとんど女優経験はなく、これがこれまでで最も大きな役柄となる。作品規模は小さく、評論家からのサポートが必要。
ヘレン・ハント Helen Hunt （ボビー）	オスカーを獲ってからイマイチ冴えないわね。まさか私はオスカーに呪われてるんじゃないわよね？この映画にはデミ・ムーアやシャロン・ストーンも出てるらしいけど、実力の差を思い知らせてやるわ。
リンジー・ローハン Lindsay Lohan （ボビー）	こんなに演技が巧いのに何故私は一流の女優扱いされないの？作品選びの問題かしらね。この映画には年増女優も大勢出てるけど、彼女たちに世代交代ってこと分からせてあげようじゃないの。
サンディ・ニュートン Thandie Newton （幸せのちから）	前年「クラッシュ」の演技で高い評価を受けて上昇気流に乗っている。大スター、ウィル・スミスが実在の人物を演じる大作で、スミスの疎遠な妻を演じる。スミスに勢いが欲しいところ。
ヴァネッサ・レッドグレーヴ Vanessa Redgrave （ヴィーナス）	６度ノミネートされ、１度受賞しているイギリスを代表する名女優。ピーター・オトゥールに勢いがあり、必然的に彼女も注目される。最近は政治発言が多いせいか、10年以上賞レースはお無沙汰。
ダイアナ・リグ Diana Rigg （ペインテッド・ヴェールある貴婦人の過ち）	イギリスの大ヴェテラン女優がエドワード・ノートン、ナオミ・ワッツ共演のドラマで助演。「ハイジ」での好演も高い注目を集めたばかり。作品の出来映えが芳しくないのではないかとの噂あり。
アニカ・ノニ・ローズ Anika Noni Rose （ドリームガールズ）	人気ミュージカルの映画化で助演を決める。ジェニファー・ハドソンに話題をさらわれている感もあるが、実力はこちらが上？「Caroline, or Change」ではトニー賞を受賞している。
シルヴィア・シムズ Sylvia Syms （クィーン）	英国アカデミー賞で３度のノミネート経験を持つヴェテラン。TVシリーズを含めると、出演作は100本を超える。エリザベス女王の母親を演じて久々に脚光を浴びる。作品に勢いがつけば…。
ロビン・ライト Robin Wright （こわれゆく世界の中で）	最も過小評価されている女優のひとり。「フォレスト・ガンプ一期一会」「シーズ・ソー・ラヴリー」等で、後一歩で候補落ち。ショーン・ペンを穏やかにしたのはオスカー級の功績。
Bad Review
アンジェリーナ・ジョリー Angelina Jolie （グッド・シェパード）	「17歳のカルテ」で助演賞受賞。以後は他の女優が持っていない独特の存在感で確固たる地位を築いた。駄作出演が目立つのは辛いところだが…。ブラッド・ピットとのゴシップでお騒がせ。
ヒラリー・スワンク Hilary Swank （ブラック・ダリア）	秘密を持つ大富豪の娘役。作品は酷評されたが、彼女の演技は好評。私生活ではチャド・ロウと正式離婚。いいのよ。私は仕事に生きるのよ！あら、チャドちゃんの方がピンチ！
ケイト・ウィンスレット Kate Winslet （オール・ザ・キングスメン）	この若さで４度候補に挙がる快挙。ショーン・ペンら演技派相手でも一歩も引かないパフォーマンス。さすがにちょっとノミネートし過ぎ？作品は酷評だが、本命は『リトル・チルドレン』ですから。

No Chance　チャンスなし　（01/01）
ショーレ・アグダシュルー Shohreh Aghdashloo （マリア）	ジリアン・アンダーソン Gillian Anderson （ラストキング・オブ・スコットランド）
アンジェラ・バセット Angela Bassett （ドリームズ・カム・トゥルー）	マリア・ベロ Maria Bello （サンキュー・スモーキング）
エレン・バースティン Ellen Burstyn （ファウンテン永遠につづく愛）	パトリシア・クラークソン Patricia Clarkson （怨霊の森）
パトリシア・クラークソン Patricia Clarkson （オール・ザ・キングスメン）	トニ・コレット Toni Collette （The Night Listener）
ジェニファー・コネリー Jennifer Connelly （ブラッド・ダイヤモンド）	マリオン・コティヤール Marion Cotillard （プロヴァンスの贈りもの）
ジョーン・キューザック Joan Cusack （セックス・アンド・マネー）	ジュディ・デイヴィス Judy Davis （マリー・アントワネット）
ジョディ・フォスター Jodie Foster （インサイド・マン）	シャルロット・ゲンズブール Charlotte Gainsbourg （恋愛睡眠のすすめ）
マギー・ギレンホール Maggie Gyllenhaal （主人公は僕だった）	マルシア・ゲイ・ハーデン Marcia Gay Harden （American Gun）
ホリー・ハンター Holly Hunter （ビッグホワイト）	スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson （ブラック・ダリア）
スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson （プレステージ）	スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson （理想の女）
キャサリン・キーナー Catherine Keener （セックス・アンド・マネー）	ハンナ・ラスロ Hana Laszlo （フリー・ゾーン明日が見える場所）
クイーン・ラティファ Queen Latifah （主人公は僕だった）	ローラ・リニー Laura Linney （Driving Lessons）
リンジー・ローハン Lindsay Lohan （今宵、フィッツジェラルド劇場で）	ヴァージニア・マドセン Virginia Madsen （今宵、フィッツジェラルド劇場で）
フランシス・マクドーマンド Frances McDormand （セックス・アンド・マネー）	ジャネット・マクティア Janet McTeer （ローズ・イン・タイドランド）
イディナ・メンゼル Idina Menzel （Ask the Dust）	ジュリアン・ムーア Julianne Moore （トゥモロー・ワールド）
グウィネス・パルトロウ Gwyneth Paltrow （Infamous）	グウィネス・パルトロウ Gwyneth Paltrow （ハサミを持って突っ走る）
パーカー・ポージー Parker Posey （For Your Consideration）	リリ・テイラー Lili Taylor （ベティ・ペイジ）
シガーニー・ウィーヴァー Sigourney Weaver （Infamous）	ケリー・ワシントン Kerry Washington （ラストキング・オブ・スコットランド）
ダイアン・ウィースト Dianne Wiest （シティ・オブ・ドッグス）	レイチェル・ワイズ Rachel Weisz （ファウンテン永遠につづく愛）
エヴァン・レイチェル・ウッド Evan Rachel Wood （ハサミを持って突っ走る）

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