Predictions -Best Supporting Actress-

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助演女優賞

受賞予想（02/19）

Final Predictions

ケイト・ブランシェット

ルビー・ディー

シアーシャ・ローナン

エイミー・ライアン

ティルダ・スウィントン

○

△

◎

OSCAR PLANET Prediction		ティルダ・スウィントン（フィクサー）
General Prediction		ケイト・ブランシェット（アイム・ノット・ゼア）
My Hope		ティルダ・スウィントン（フィクサー）

　助演女優賞は今年最もオスカー像の行方が読みにくい部門である。

　ブロードキャスト映画批評家協会賞を始めとする批評家賞では『ゴーン・ベイビー・ゴーン』のエイミー・ライアンが独走と言って良い他を圧倒する強さを発揮。しかし、ゴールデン・グローブ賞を獲得したのは『アイム・ノット・ゼア』のケイト・ブランシェット。このふたりの一騎打ちかと思われたアメリカ映画俳優組合賞を受賞したのはしかし、『アメリカン・ギャングスター』のルビー・ディーだった。重要３賞の受賞者が全てが異なっているのである。

　賞の行方が混沌としているのは、どの候補者も大きなウィークポイントを抱えているからに他ならない。例えばライアンは、政治的な力が働きにくいタイプの女優だ。これまで目立った活動はなく、今回の対象作で初めて注目されたと言って良い無名の存在。しかし、シンデレラガールと呼ぶには活動歴は長く、言わば遅れてきた実力派である。この手の女優は批評家受けはするものの、一般受けはしにくい。今後も「助演女優」としての活動がメインになるだろう。もちろんこの手の俳優もそれに見合った評価をされるべきだが、オスカーには人気者投票の要素が若干でも入っていることを考えると、すんなり受賞とはいきそうにない。

　その点ブランシェットは、実力のあるスター女優として会員の間でも世間的にも最も名前の知られた存在だ。その実力は誰もが認めざるを得ない、現代を代表するアクターである。ただ、彼女の場合は「アビエイター」（04年）で受賞したばかり。もし「アビエイター」でオスカー像を逸していたら今回容易く受賞していただろうが、まだたった３年前にオスカーを獲っていて、しかもそれが今回と同じ部門となると、やはりすんなり受賞とはいかないだろう。ブランシェットは『エリザベス：ゴールデン・エイジ』では主演女優賞候補に挙がっていて票割れも懸念されているが、ただ、それに関しては心配する必要ないだろう。彼女の票は間違いなく助演部門に集中する。

　ディーの得票の読みが難しい。SAGではサプライズ受賞を果たしたディーだが、対象作の出演時間は極めて短く、名演とは言え積極的に票を入れたくなることは考えにくいからだ。とは言え、彼女には強力な武器がある。70年に届こうとしている俳優としての長い長いキャリアだ。そう、功労賞的意味合いで票を投じられる可能性が極めて高いのである。おそらくSAGを獲得したのもその流れができていたからだろう。果たしてオスカーでも同じことが起こるだろうか。個人的にはSAGをディーが受賞するべきではなかったと思っている。BUZZのピークを持ってくる時期が早くなり過ぎてしまったように思うのだ。SAGを逸していた方がオスカーで票が集まりやすかったのではないか。

　もちろん『つぐない』のシアーシャ・ローナンと『フィクサー』のティルダ・スウィントンにも等しくチャンスは残されている。SAG候補を逃がしているとは言え、この部門が子役に甘いことを考えるとローナンの逆転の可能性は小さくないだろうし、スウィントンのような個性的なタイプの女優には固定された熱烈な支持層が絶対にいるはずで、やはり逆転の目を残している。特にスウィントンはレース終盤に来て急激に票を伸ばしているとの声が上がっている。それにユニークなキャリアの中でも、「コンスタンティン」「ナルニア国物語第１章：ライオンと魔女」（05年）といった大作に出演するなど、ハリウッドとの繋がりも案外深いのだ。ひょっとするとディー以上に功労賞的な得票が期待できるかもしれない。もしかすると奇抜なファッションで授賞式を沸かせてくれるかもしれないし！？

　全く本当に票の流れが読みにくい。誰にでも受賞のチャンスがある混戦模様。５人の内誰に入れようか決めにくい状況。こういうとき人は「逃げ」として誰に票を投じるだろう。根拠はないが、前哨戦でさほど目立っていなかった中から選ばれる気がする。…とすると、受賞するのは重要３賞で受賞を逃していて、安定したキャリアも持っているスウィントン？本当に？やっぱりディーが来るのでは？ブランシェットかライアンでもおかしくない？

　繰り返すが、全く、本当に、どうしようもなく票の流れが読みにくい部門だ。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/16	2/11	2/6	2/1	1/26
1	ティルダ・スウィントン『フィクサー』	20	1	4	5	5	4	3	大穴
2	ルビー・ディー『アメリカン・ギャングスター』	20	2	2	2	3	3	5	大穴
3	ケイト・ブランシェット『アイム・ノット・ゼア』	20	3	1	1	1	2	2	本命
4	エイミー・ライアン『ゴーン・ベイビー・ゴーン』	20	4	3	3	2	1	1	対抗
5	シアーシャ・ローナン『つぐない』	20	5	5	4	4	5	4	逆転

**List of Marks**
ケイト・ブランシェット『アイム・ノット・ゼア』	Wノミネートで一気に通算候補数を５に伸ばす（＋）	3.5
	女王に勢いがついてきた。このところ毎年ノミネート（＋）
	ボブ・ディラン役という美味し過ぎる役柄。くぅぅぅ（＋＋＋）
	ゴールデン・グローブ賞、全米映画批評家協会賞受賞（＋＋）
	既にこの部門を受賞済み。しかも最近ですよね（－－）
	対象作は実験的な作り。オスカー会員は保守的（－）
	ヒットもしていないしね（＊）
ルビー・ディー『アメリカン・ギャングスター』	わーお、初ノミネートの大ヴェテラン！（＋＋）	3.5
	作品大ヒット。残りの４人に差をつける！（＋）
	83歳。功労賞的意味合いの評価が集中するはず（＋）
	今年唯一のアフリカ系役者だったりする（＋）
	まさかのSAG受賞でフロントランナーを脅かす！（＋＋）
	出演時間は本当にごく僅か。さすがに会員も投票を躊躇う？（－－）
	ちょっとBUZZのピークを早くに持ってき過ぎたかもね（－＊）
シアーシャ・ローナン『つぐない』	奥さん、13歳の少女が初ノミネートですってよ（＋）	3.0
	物語の鍵を握る重要な役柄（＋＋）
	同じ役を演じたロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ支持票（＋）
	テイタム・オニール、アンナ・パキンといった少女スター受賞の例（＋）
	対象作はややBUZZが伸び悩んでいる印象（＊）
	SAGで落選してしまった。パパァァァァ（－）
	あげない方がこの子のためになるのでは？（＊）
エイミー・ライアン『ゴーン・ベイビー・ゴーン』	地味に頑張ってきた中堅が初ノミネーション獲得（＋）	3.5
	批評家協会賞を総ナメにする圧倒的な強さ（＋＋）
	子ども行方不明になったドラッグ中毒の母親役（＋＋）
	対象作から唯一のノミネート。支持票どっさり（＋＋）
	興行的な失敗が残念です（－）
	賞レース終盤に来て、BUZZが下降気味（－＊）
	で、結局のところ、アンタ誰なのさ！（－）
ティルダ・スウィントン『フィクサー』	遂に初ノミネート。待ってました！（＋）	3.0
	その個性的な存在感は他の候補者を圧倒（＋＋＋）
	「ナルニア国物語」の魔女役も記憶に新しい（＊）
	批評家賞もいくつか受賞している（＋）
	でも影響力のない地味なものばかり（＊）
	功労賞的な票はルビー・ディーに流れてしまう（－）
	対象作は興行的に不発に終わっている（＊）

The Five Nominees　ノミネート女優　［I guessed 4/5］
ケイト・ブランシェット　Cate Blanchett
	アイム・ノット・ゼア（ワインスタイン・カンパニー）
	Oscar Experience 5 noms / 1 win
	Precursors GGA、ISA、NSFC、CFCA、LVFCS、COFCA、TFCA、NYFCO、IWFCP、VIFF
	「アビエイター」で二度目のノミネーションを勝ち取るまでは意外に長くかかったが、その後はオスカーの常連女優へ。今後ますます記録を伸ばすことは確実で、さて、目指すはメリル・ストリープ超え？ボブ・ディラン役という、あまりにも美味しい役柄。受賞してもおかしくないが、既にこの部門を征しているのがネック。
ルビー・ディー　Ruby Dee
	アメリカン・ギャングスター（ユニヴァーサル）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors SAG、AAFCA
	長年ハリウッドで地道に活動してきたアフリカ系を代表する女優が、83歳にして初ノミネートを達成。Congratulations!!! 主人公の母親を演じた対象作で、その出演時間はごく僅かながら圧倒的インパクトとのことで、公開時からBUZZが鳴り止まなかった。功労賞的意味合いの票が大量に雪崩れ込むこと確実。
シアーシャ・ローナン　Saoirse Ronan
	つぐない（フォーカス・フィーチャーズ）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors None
	ケイシャ・キャッスル＝ヒューズ、アビゲイル・ブレスリンに続き、今年もまた少女スターがノミネートを獲得。オスカー好みの文芸作で、三人一役に挑戦。ロモーラ・ガライでもヴァネッサ・レッドグレーヴでもなく、彼女が候補入りしたのは必然との声が大多数。サプライズが起りやすい部門。ひょっとすると、ひょっとする…？
エイミー・ライアン　Amy Ryan
	ゴーン・ベイビー・ゴーン（ミラマックス）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors GSA、NBR、BFCA、NYFCC、LAFCA、BSFC、WFCA、SFFCC、SFCA、PFCS、SDFCS、FFCC...
	半年前、彼女の名前を知っていた人はどれだけいただろうか。それが今や助演女優賞レースのトップランナーに躍り出ているとは、人生とは分からない。行方不明になった子どもの母役でパワフルな存在感。ベン・アフレックに足を向けて寝られないだろう。でも、受賞するにはハリウッドへのこれまでの貢献が不足気味？
ティルダ・スウィントン　Tilda Swinton
	フィクサー（ワーナー・ブラザース）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors BAFTA、DFFCA、DFCS、KCFCC、NTFCA、VFCC
	デレク・ジャーマンのミューズが遂に初ノミネート獲得。「ディープ・エンド」での落選に涙したファンは大喜び？作品よりも役者の演技が高い評価を受けている作品で、短い出演時間ながら存在感を発揮した。年齢不詳の中世的容姿で今後も長く活動を続けることは確実。功労賞的意味合いの票も期待できる。

ranking

キャンペーンパワー　06/12/01～07/01/25			前哨戦ポイント　-02/24-
1	エイミー・ライアン	82 p	1	エイミー・ライアン	143.5 p
2	ティルダ・スウィントン	81 p	2	ケイト・ブランシェット	124.0 p
3	ケイト・ブランシェット	48 p	3	ティルダ・スウィントン	109.5 p
4	シアーシャ・ローナン	23 p	4	ルビー・ディー	76.0 p
5	ルビー・ディー	6 p	5	シアーシャ・ローナン	69.5 p

対象作の興行収入　-02/18-			対象作の評価 rating
1	ルビー・ディー	$130m	1	ティルダ・スウィントン	85.9 p
2	シアーシャ・ローナン	$47m	2	エイミー・ライアン	83.0 p
3	ティルダ・スウィントン	$47m	3	シアーシャ・ローナン	82.0 p
4	エイミー・ライアン	$20m	4	ルビー・ディー	75.5 p
5	ケイト・ブランシェット	$3m	5	ケイト・ブランシェット	74.4 p

映画俳優活動歴			出演料
1	ルビー・ディー	68年	1	ケイト・ブランシェット	-
2	ティルダ・スウィントン	22年	2	ティルダ・スウィントン	-
3	エイミー・ライアン	18年	3	ルビー・ディー	-
4	ケイト・ブランシェット	15年	4	エイミー・ライアン	-
5	シアーシャ・ローナン	13年	5	シアーシャ・ローナン	-

ノミネート予想（01/18）

Final Prediction

　助演女優賞は例年ならば候補入りは難しいと言われるに違いない女優にもチャンスが出ている。サプライズが起こる可能性も高いかもしれない。不作サマサマと言えよう。

　当確ランプを点けて良い女優はふたり。『ゴーン・ベイビー・ゴーン』のエイミー・ライアンと『アイム・ノット・ゼア』のケイト・ブランシェットである。前者は知名度不足が心配されたが、前哨戦の重要批評家賞を総ナメしていることを考えると落選は考えられない。12月前まではこの部門の先頭を走っていると言われていたブランシェットも前哨戦でライアンに次ぐ強さを発揮、受賞できるかどうかは別にして、ノミネートまでは全く問題ないだろう。

　第三ランナーは『フィクサー』のティルダ・スウィントンと考えて良さそうだ。ライアン、ブランシェットと共にゴールデン・グローブ賞（GG）、ブロードキャスト映画批評家協会賞（BFCA）、アメリカ映画俳優組合賞（SAG）の重要３賞で全てノミネートを受けているし、対象作の演技陣には勢いがある。功労賞的意味合いの票も期待できるだろう。

　さて、難しいのは残り二枠だ。先に記したように、いつもなら超ダークホース的存在の者たちがひしめき合っている。対象作の勢いが反映されるなら、『イントゥ・ザ・ワイルド』のキャサリン・キーナー、『ノーカントリー』のケリー・マクドナルド、『JUNO ジュノ』のジェニファー・ガーナー、役柄の面白さが評価されるなら『つぐない』のシアーシャ・ローナン、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、功労賞的評価があるなら『アメリカン・ギャングスター』のルビー・ディーが来る。

　この内、重要３賞に絞って言えば、BFCAとSAGで候補に挙がったキーナーが一歩リードか。ローナンはGGで、レッドグレーヴはBFCAで、ディーはSAGでノミネートを受けている。マクドナルドとガーナーはゼロ。皆決め手に欠けるのである。

　読み方が難しくなっているのは、ロモーラ・ガライを含めた『つぐない』ガールズがどう票を集めるかが予測し難いから。作品が勢いを失ってきているために、ますます予想がし辛くなっている。果たして演技部門で評価されるのかどうか。票割れはどう影響するのか。ひょっとすると主要部門完全シャットアウトの危険もあるのだが、一人ぐらいはノミネートを受けるような気がする。そしてそうなる可能性が最も高いのはローナンではないか。助演部門はなぜだか子役に極めて甘いのだ。

　終盤賞レース中にBUZZが下降してしまった『マーゴット・ウェディング』のジェニファー・ジェイソン・リーと『その土曜日、７時58分』のマリサ・トメイの逆転ノミネートは、この混戦状況を考えると案外あり得ない話でもない気もするが、普通に考えればチャンスはゼロに近いと言える。個人的に応援したいふたりなのだが…。

OSCAR PLANET Prediction
ケイト・ブランシェット（アイム・ノット・ゼア）	Lock
キャサリン・キーナー（イントゥ・ザ・ワイルド）	Shaky
シアーシャ・ローナン（つぐない）	Shaky
エイミー・ライアン（ゴーン・ベイビー・ゴーン）	Lock
ティルダ・スウィントン（フィクサー）	Likely
The Runner-up
ルビー・ディー（アメリカン・ギャングスター）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（01/18）
Lock
ケイト・ブランシェット Cate Blanchett （アイム・ノット・ゼア） Win: GGA、ISA、NSFC、CFCA、LVFCS、COFCA、TFCA、NYFCO、IWFCP、VIFF	６人の俳優がボブ・ディランを演じる実験色の強い作品に出演。世界に名を轟かす名女優のこと、ディラン役でも余裕です、余裕！多分ね。 ~~Weak Point~~ 他のディラン役の俳優はもちろん男。女の彼女がディランを演じることで、注目度と評価は何倍にも膨れ上がる。候補落ちはあり得ない。目指すは『エリザベス：ゴールデン・エイジ』とのWノミネート！
エイミー・ライアン Amy Ryan （ゴーン・ベイビー・ゴーン） Win: GSA、NBR、BFCA、NYFCC、LAFCA、BSFC、WFCA、SFFCC、SFCA、PFCS、SDFCS、FFCC、UFCS、SLFCA、OFCC、HFCS、IFCA、OFCS	地道に活動を続けてきた中堅が、ベン・アフレックの初監督作となるミステリーで、ドラッグ中毒の母親を演じて注目を集める。無名役者に開かれた部門。 ~~Weak Point~~ …とは言え、ここまで無名だとやっぱり難しいかも。賞レース参戦経験もないしね。…なーんて心配を笑い飛ばす、前哨戦での圧倒的強さ。ケイト・ブランシェットの再受賞を阻むことができるのは彼女。
Likely
ティルダ・スウィントン Tilda Swinton （フィクサー） Win: BAFTA、DFFCA、DFCS、KCFCC、NTFCA、VFCC	デレク・ジャーマンのミューズはヴェネチア映画祭を征するなど、演技派として確固たる地位を築いている。候補経験がないのがおかしい人。 Weak Point 対象作はオスカー受けするのかしないのかはっきりせず。もし歓迎された場合は、簡単に初ノミネーションを獲得しそうだが…。年齢不詳の容姿。調べてみたら、1960年生まれですってよ。ひょー。
Shaky
キャサリン・キーナー Catherine Keener （イントゥ・ザ・ワイルド）	「マルコヴィッチの穴」「カポーティ」で候補経験を持つ性格女優。ショーン・ペン監督作で、ガッチリ脇を固める。そろそろ受賞しても良い頃。 Weak Point 助演女優の完成形として引っ張りだこだが、この部門でばかり名前が挙がるというのはひいきにしている人には寂しいかもしれない。出演時間の問題は？ダーモット・マルロニーとは正式にお別れ。
シアーシャ・ローナン Saoirse Ronan （つぐない）	悲劇とその贖罪の物語で、鍵を握る作家志望の13歳の少女役で高評価を獲得。主人公と言っても良い極めて重要な役柄。 Weak Point ロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレーヴと役柄を共有。３人の中で最も評価が高いとは言え、票割れしてしまうことは確実。子役に優しい部門…という点を考えるとノミネートは難しくない？

ノミネーション予想これまでの流れ 2007　（Changes in Red）
Final
キャサリン・キーナー	エイミー・ライアン*	ティルダ・スウィントン	ケイト・ブランシェット	シアーシャ・ローナン
The Leader：エイミー・ライアン
01/01
ルビー・ディー	エイミー・ライアン*	ティルダ・スウィントン	ケイト・ブランシェット	シアーシャ・ローナン
12/01
ルビー・ディー	エイミー・ライアン*	ティルダ・スウィントン	ケイト・ブランシェット	マリサ・トメイ
11/01
ヴァネッサ・レッドグレーヴ	エイミー・ライアン	ジェニファー・ジェイソン・リー	ケイト・ブランシェット*	マリサ・トメイ
10/01
ヴァネッサ・レッドグレーヴ	スーザン・サランドン	ジェニファー・ジェイソン・リー*	ケイト・ブランシェット	ロモーラ・ガライ
09/01
エミリー・ブラント	スーザン・サランドン	ジェニファー・ジェイソン・リー*	ケイト・ブランシェット	ロモーラ・ガライ
08/01
エミリー・ブラント	スカーレット・ヨハンソン	ジェニファー・ジェイソン・リー*	ケイト・ブランシェット	ロモーラ・ガライ
07/01
エミリー・ブラント	スカーレット・ヨハンソン*	ジェニファー・ジェイソン・リー	メリル・ストリープ	ロモーラ・ガライ
06/01
エミリー・ブラント	スカーレット・ヨハンソン*	ジェニファー・ジェイソン・リー	メリル・ストリープ	シャーリズ・セロン
05/01
エミリー・ブラント	スカーレット・ヨハンソン*	サマンサ・モートン	メリル・ストリープ	シャーリズ・セロン
04/01
サルマ・ハエック	スカーレット・ヨハンソン*	サマンサ・モートン	メリル・ストリープ	シャーリズ・セロン

The Other Contenders　その他の有力候補　（01/18）
Very Possible
ルビー・ディー Ruby Dee （アメリカン・ギャングスター）	リドリー・スコットのスケールの大きなギャングドラマで、麻薬王デンゼル・ワシントンの母親役。場をさらう存在感。が、その出演時間は極めて短く、ややパワー不足？Win: SAG、AAFCA
ジェニファー・ガーナー Jennifer Garner （JUNO ジュノ）	計画外の妊娠をしてしまった少女が見つける完璧な養母を演じて、トロント映画祭で絶賛される。エレン・ペイジに注目をさらわれる可能性。いかり肩のアクション女優のイメージ。ママ業も頑張ってまっせ。
ケリー・マクドナルド Kelly Macdonald （ノーカントリー）	コーエン兄弟による西部劇版「ファーゴ」と言われる注目作で紅一点。「トレインスポッティング」以来、着実に積み重ねてきたキャリア。役が小さ過ぎる不安もあるが、果たして…。
ヴァネッサ・レッドグレーヴ Vanessa Redgrave （つぐない）	英国大女優はもはや生きる伝説と言って良い存在感。「プライドと偏見」で注目の新鋭の作品で、極めて重要な役柄を演じている。が、出演時間は極僅かで、カメオ出演程度のもの。政治発言多し。
Possible
ロモーラ・ガライ Romola Garai （つぐない）	イギリスの人気者が集まった作品で、物語の鍵を握る少女を演じる。「悪女」や「ニコラス・ニックルビー」で注目の若手が、いよいよブレイクなるか。役柄を年代によって幾人かの他女優とシェア。票割れ。
アリソン・ジャニー Allison Janney （JUNO ジュノ）	予期せぬ妊娠に直面する少女を描いたコメディ・ドラマで、継母役で場をさらう演技を披露。抜群のユーモアセンスはいつでも高評価。ジェニファー・ガーナーと票割れ。C.J. カムバーック！Win: AFCA
ジェニファー・ジェイソン・リー Jennifer Jason Leigh （マーゴット・ウェディング）	暗い個性が貴重な実力派。注目のノア・バームバック監督作でニコール・キッドマンと姉妹に扮する話題性。候補経験がないのがおかしい人。最近目立っていなかった。作品評価が伸びず。
レスリー・マン Leslie Mann （無ケーカクの命中男ノックトアップ）	サマーシーズンにスリーパーヒットを記録したロマンティック・コメディで、ヒロインの姉を演じて爆笑を誘っていると大絶賛。喜劇演技に優しい部門。B級女優のイメージが非常に強いのが難。
サマンサ・モートン Samantha Morton （コントロール）	イアン・カーティスの伝記ドラマで、作品の基となった本の原作者であり、カーティスの妻だったデボラを演じる。派手な大作出演は少なめながら、ハリウッドでも高い評価。作品に勢いが欲しい。
ジュリア・ロバーツ Julia Roberts （チャーリー・ウィルソンズ・ウォー）	「エリン・ブロコビッチ」でオスカー受賞後は、ペースが急速にダウン、最近は母親業がメイン。もうスターの座に興味がない？まさかね。主人公をサポートする名士役。主演舞台は大失敗で、ガックリ。
エマニュエル・セニエ Emmanuelle Seigner （潜水服は蝶の夢を見る）	運動機能を失ったElle誌の編集長の妻役。夫を支える妻の役がオスカー会員は大好き。妖艶な魅力を抑えての演技。あのロマン・ポランスキーの妻だったりする。フランス読みでは「セニエ」。
マリサ・トメイ Marisa Tomei （その土曜日、７時58分）	コメディもドラマも難なくこなす名性格女優。共演俳優たちとの競演は2007年最高の名アンサンブルと讃えられる。ストーリー上さほど重要な役柄ではないとの指摘も…。大胆なラヴシーンあり。
Longshot
ブレンダ・ブレッシン Brenda Blethyn （Introducing the Dwights）	シャイなティーンの性の悩みを描いたコメディで、騒々しい母親を演じて場をさらう。サンダンス映画祭で拍手喝采。作品が話題になることを祈りましょう。２度のノミネート経験あり。
ジェニファー・コネリー Jennifer Connelly （帰らない日々）	「ビューティフル・マインド」以降、大人の女優として引く手数多。息子を轢き逃げで亡くす母親役とは、不幸が似合う顔立ちの彼女にはピッタリ？オスカー好みの役柄だが、作品酷評。Win: HFF
ミシェル・ファイファー Michelle Pfeiffer （ヘアスプレー）	しばらく映画出演を控えていたが、いよいよエンジンがかかってきたカエル顔の大女優。オスカー候補経験は３回。受賞しても良い頃。悪役として登場、強烈インパクト。歌唱力があるのは有名な話。
ミシェル・ファイファー Michelle Pfeiffer （スターダスト）	英国的要素がたっぷりのファンタジーで魔女を演じて圧倒的存在感。「ヘアスプレー」との二連発で完全復活。若さに固執する役柄を余裕綽々に演じる。ご本人は否定しても、お直しは明らかだけど。
スーザン・サランドン Susan Sarandon （告発のとき）	今最も注目すべき映画人ポール・ハギス作品で助演。ハリウッドで最も尊敬される女優の一人として、60歳を超えても新作大量待機。出演時間が十分ではないとの声あり。そろそろ政治発言は？
イメルダ・スタウントン Imelda Staunton （ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団）	「ヴェラ・ドレイク」の歴史的名演で注目されたイギリスの実力派が、超人気シリーズ初登場。演じるのは「ガマガエルのよう」と形容されるドローレス・アンブリッジ。憎ったらしい人物、撮影は楽しかったでしょ。
ナオミ・ワッツ Naomi Watts （イースタン・プロミス）	遅咲きの華としてハリウッドで怒涛の快進撃。さほど強烈な個性がないのが、どんな役にも溶け込める強みになっている。ホッペは宍戸錠だけど。鬼才監督作。注目をヴィゴ・モーテンセンに奪われた感。
シガーニー・ウィーヴァー Sigourney Weaver （The TV Set）	戦う女リプリーはハリウッドを代表する大女優に成長。しかし、オスカーだけは未だに受賞していない。TV局のヘッドに扮して強烈な個性を発揮しているとの噂。『Snow Cake』との票割れが心配される。
Bad Review
サルマ・ハエック Salma Hayek （ロンリーハート）	眉毛の繋がった芸術家を演じた「フリーダ」で初候補。グラマラス路線を変えずに活躍。精神を病んだ役でその妖艶さが絶賛されるも、作品自体は評価イマイチ。現在妊娠中。肝っ玉母ちゃんになりそう。
サマンサ・モートン Samantha Morton （エリザベス：ゴールデン・エイジ）	スコットランドの女王メアリーに扮して、女王エリザベス役のケイト・ブランシェットと一騎打ち。超演技派同士の対決にドキドキワクワク。映画の後半には出番がないとの噂。モンチッチ系。酷評。
ナタリー・ポートマン Natalie Portman （宮廷画家ゴヤは見た）	「クローサー」で初ノミネート。フランシスコ・デ・ゴヤのミューズ役は、もろオスカー好みだが、この年齢で二度目のノミネートは早過ぎる。主演で推されると辛い。ヌード場面でボディダブル。酷評。
メリル・ストリープ Meryl Streep （大いなる陰謀）	昨年実に14度目のノミネート。一時期低迷したが、それも笑い話、もはや大多数が彼女をアメリカが生んだ最も偉大な女優だと信じている。社会派群像劇のジャーナリスト役。作品酷評で撃沈。
メリル・ストリープ Meryl Streep （Rendition）	80年代後半から90年代前半にかけてコメディに手を出して失敗した以外は、順風満帆そのもののキャリア。何を演じてもオスカーが噂される、ハリウッドの憧れの存在。本人もきっといい人なんでしょう。

No Chance　チャンスなし　（01/01）
エイミー・アダムス Amy Adams （チャーリー・ウィルソンズ・ウォー）	エミリー・ブラント Emily Blunt （チャーリー・ウィルソンズ・ウォー）
エミリー・ブラント Emily Blunt （ジェイン・オースティンの読書会）	ヘレナ・ボナム＝カーター Helena Bonham-Carter （ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団）
ジョアン・チェン Joan Chen （ラスト、コーション）	グレン・クローズ Glenn Close （いつか眠りにつく前に）
トニ・コレット Toni Collette （いつか眠りにつく前に）	アビー・コーニッシュ Abbie Cornish （エリザベス：ゴールデン・エイジ）
ジェーン・フォンダ Jane Fonda （幸せのルールはママが教えてくれた）	マルシア・ゲイ・ハーデン Marcia Gay Harden （イントゥ・ザ・ワイルド）
フェリシティ・ハフマン Felicity Huffman （幸せのルールはママが教えてくれた）	ニコール・キッドマン Nicole Kidman （ライラの冒険黄金の羅針盤）
キーラ・ナイトレイ Keira Knightley （シルク）	クイーン・ラティファ Queen Latifah （ヘアスプレー）
ローラ・リニー Laura Linney （私がクマにキレた理由）	アリソン・ローマン Alison Lohman （悲しみが乾くまで）
ローズ・マッゴーワン Rose McGowan （プラネット・テラー in グラインドハウス）	ラダ・ミッチェル Radha Mitchell （ラブ・アペタイザー）
グレッチェン・モル Gretchen Mol （３時10分、決断のとき）	カタリーナ・サンディノ・モレノ Catalina Sandino Moreno （コレラの時代の愛）
メアリー＝ルイーズ・パーカー Mary-Louise Parker （ジェシー・ジェームズの暗殺）	ヴァネッサ・レッドグレーヴ Vanessa Redgrave （いつか眠りにつく前に）
ミランダ・リチャードソン Miranda Richardson （サウスランド・テイルズ）	スーザン・サランドン Susan Sarandon （魔法にかけられて）
マギー・スミス Maggie Smith （ジェイン・オースティン秘められた恋）	ミラ・ソルヴィーノ Mira Sorvino （帰らない日々）
メリル・ストリープ Meryl Streep （いつか眠りにつく前に）	タッブー Tabu （その名にちなんで）
ダイアン・ウィースト Dianne Wiest （Dedication）	エヴァン・レイチェル・ウッド Evan Rachel Wood （カリフォルニア・トレジャー）

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