Predictions -Best Supporting Actress-

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助演女優賞

受賞予想（2/22）

Final Predictions

ベレニス・ベジョ

ジェシカ・
チャステイン

メリッサ・マッカーシー

ジャネット・マクティア

オクタヴィア・
スペンサー

○

△

◎

OSCAR PLANET Prediction		オクタヴィア・スペンサー（ヘルプ心がつなぐストーリー）
General Prediction		オクタヴィア・スペンサー（ヘルプ心がつなぐストーリー）
My Hope		ベレニス・ベジョ（アーティスト）

　賞レース序盤は混戦模様だった助演女優部門は、ブロードキャスト映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞、アメリカ映画俳優組合賞の重要３賞を全て同じ女優が受賞した。もちろん、オスカー受賞へ最も近い位置にいると言える。『ヘルプ心がつなぐストーリー』のオクタヴィア・スペンサーだ。

　この映画が封切られるまでスペンサーの名前を知っていた人はあまりいないだろうが、女優業の他にも監督や脚本、或いは製作を手掛けるなど、これまでマルチな活動を続けてきた人だ。ただ、それが世間一般の注目へとは結びつかなかった。それが『ヘルプ』への出演により一変する。対象作は人種問題を取り上げている。ドラマティックだがコメディ要素も多く、その中で抜群のユーモアを発揮しているのがスペンサーだという。加えて映画の魂というべき役柄でもあるという。つまりスペンサーは役柄に恵まれている。

　ただ、絶対に受賞とまでは言い切れないのは、他候補にも強みを持っている者がいるからだ。『アルバート氏の人生』のジャネット・マクティアは受賞の気配を感じさせないが、スペンサーの共演者でもあるジェシカ・チャステイン、『アーティスト』のベレニス・ベジョ、『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』のメリッサ・マッカーシーはまだスペンサーを追い抜くパワーを秘めているように見える。

　チャステインの武器は、おそらく『ヘルプ』以外の作品の演技も考慮して票を投じられる可能性が高いことだ。『ツリー・オブ・ライフ』『テイク・シェルター』『英雄の証明』等が次々公開され、しかもいずれも高評価を獲得したのがチャステイン。彼女は全米やニューヨーク、ロサンゼルスの批評家賞を受賞しているが、実際それは一作品への票のみではなく総合票によるものだった。オスカーでは対象が一作品に絞られているとは言え、心情的に総合的に評価したいと思う会員は少なくないだろう。加えてこの部門は、若くフレッシュな女優にやたら弱い。

　マッカーシーは対象作がポップコーンムービーである点が、かえって強みになるだろう。サマーシーズンの先陣を切って封切られた対象作は、女版「ハングオーバー！」と言われるぐらいに明け透けな映画だが、そういう映画から候補入りしたのは、マッカーシーの喜劇センスが大いに認められている証拠だ。そしてそういう映画や演技も芸術映画と同じように認めたいと思う会員もいるはずで、それが得票への後押しになる。もちろん積極的に拒否する輩もいるだろうが…。

　ベジョは対象作が作品賞の本命と言われているのが、何よりもポイントだ。英国アカデミー賞では主演部門で候補に挙がったくらいに大きな役柄で、この一作により世界的な注目を集めることに成功した。主演男優のジャン・デュジャルダンも勢いを加速させており、となるとベジョへの関心も必然的にますます高まるはずだ。フレッシュさも他候補に負けていない。マリオン・コティヤールに続くフランス映画からの受賞女優になる可能性は、決して低くはないはずだ。

　…というように、スペンサーへ他女優が挑戦するという構図がしっかり出来上がっている。ただ、結局受賞はスペンサーという気がする。各授賞式でのスペンサーの名スピーチや会場の温かな反応を考慮すると、スペンサーの逃げ切りが濃厚ではないか。スペンサーが狙うのは受賞は受賞でも、ヴィオラ・デイヴィスとW受賞することかもしれない。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/16	2/11	2/6	2/1	1/26
1	オクタヴィア・スペンサー『ヘルプ心がつなぐストーリー』	45	1	1	1	1	1	1	本命
2	ベレニス・ベジョ『アーティスト』	20	2	2	2	3	4	4	対抗
3	ジェシカ・チャステイン『ヘルプ心がつなぐストーリー』	15	3	3	3	2	2	2	大穴
4	メリッサ・マッカーシー『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』	15	4	4	4	4	3	3	大穴
5	ジャネット・マクティア『アルバート氏の人生』	5	5	5	5	5	5	5	Happy to be Nominated

**List of Marks**
ベレニス・ベジョ『アーティスト』	もちろん初めてのノミネート。Congratulation!（＋）	4.0
	トーキー映画の新スター役で光り輝く（＋＋）
	ジャン・デュジャルダンと一緒に楽しくタップダンスを披露（＋）
	各授賞式での屈託のない笑顔が徐々にハリウッドに浸透（＊）
	とは言え、まだまだ無名に近い存在であることは間違いない（－）
	対象作が総ナメ状態になれば、もしかして…（＋）
	演技賞なら、おそらくデュジャルダンがより有力（＊）
ジェシカ・チャステイン『ヘルプ心がつなぐストーリー』	突然の才能開花。初ノミネートおめでとう（＋）	3.5
	作中、実は最も美味しい役柄との声がチラホラ（＋）
	全米やニューヨークの重要批評家賞を受賞（＋＋）
	でもそれは他作品の演技も合わせた総合評価（－）
	いやいや、それはオスカーでも合わせ技が使えるってこと（＋）
	共演のオクタヴィア・スペンサーがよりパワーあり（－）
	若い新顔がサプライズを起こしやすい部門。諦めないで（＊）
メリッサ・マッカーシー『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』	ファーストノミネーション！どすこい！（＋）	3.5
	夏のサプライズヒット作で爆笑演技を披露（＋＋）
	賞好みではない作品でありながら、前哨戦から好調（＋＋）
	SAGでキャスト賞候補に挙がるなど、俳優人気は低くない（＊）
	他候補と較べると、明らかに異質。かえって武器になるかも（＋）
	でもやっぱりオスカーというのとは違うんだよなー（－－）
	結局TV女優のイメージが強いしね（－）
ジャネット・マクティア『アーティスト』	二度目のノミネーション。候補経験があるのは彼女だけ（＋）	2.0
	オトコマエな姿に会員も惚れ惚れ！？（＋＋）
	サウスイースタン、ネヴァダの批評家賞を静かに獲得（＋）
	グレン・クローズより高評価だったのはここだけの話（＋）
	しかし、肝心の作品評価が伸び悩んでしまい…（－）
	対象作は小品で、ヒットもせず。観ている会員、いるのか？（－）
	受賞できそうな気配を全然感じない。BUZZはどこ（－）
オクタヴィア・スペンサー『ヘルプ心がつなぐストーリー』	ヴェテランが初ノミネート。貫禄です！（＋）	8.0
	SAG、GGA、BFCA…重要３賞コンプリート受賞（＋＋＋）
	笑いと感動をもたらす映画の魂というべき役柄（＋＋）
	各授賞式の反応を見る限り、皆彼女が大好き（＋）
	知名度不足は若干心配だが…（－）
	あぁ、でもきっとアフリカ系票はここに集中する（＋）
	ヴィオラ・デイヴィスと一緒に仲良く受賞しましょう（＋）

The Five Nominees　ノミネート女優　［I guessed 4/5］
ベレニス・ベジョ　Bérénice Bejo
	アーティスト（ワインスタイン・カンパニー）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors SLFCA、PFCS
	アルゼンチン出身の無名女優にとって2011年は極めて重要な年になった。トーキー映画の新人女優に扮した対象作が、世界的な高評価を獲得、彼女にも熱烈な注目が集まったのだ。何が起こるか分からない部門。鮮度を求めるならここ。彼女がサプライズを引き当てる可能性は小さくはないはず。
ジェシカ・チャステイン　Jessica Chastain
	ヘルプ心がつなぐストーリー（ディズニー）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors NSFC、NYFCC、LAFCA、VFCC
	2011年最も忙しかった男優がマイケル・ファスベンダーなら、最も忙しかった女優は彼女だろう。「ツリー・オブ・ライフ」を皮切りに、出演映画が次々高評価を獲得、最大のブレイクスターとして賞レースを席巻した。好感度の高い対象作で旨味ある役柄。しかし、それだけではない。トータルで評価されるのだ。
メリッサ・マッカーシー　Melissa McCarthy
	ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン（ユニヴァーサル）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors BSFC、LVFCS、IFCA、NYFCO
	2011年はまさに飛躍の年だった。対象作の大ヒットから始まり、主演TVシリーズ「Mike & Molly」でエミー賞をサプライズ受賞、続いてオスカーBUZZが盛り上がり、気がつけばオスカーノミネート女優だ。爆笑喜劇の中でも特に可笑しいと大評判。異色のノミネートだけに目立っている。もしかして…。
ジャネット・マクティア　Janet McTeer
	アルバート氏の人生（ロードサイド・アトラクションズ）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors SFCA、NFCS
	ひょっとすると忘れられているかもしれないが、「Tumbleweeds」（99年）で主演賞候補経験があり、これが二度目のノミネートとなる。性別を偽って生きる執事を描く物語で、実はグレン・クローズ以上の評価を獲得したのが彼女だった。おそらく受賞はないだろう。しかし、クローズ逆転の後押しはできる。
オクタヴィア・スペンサー　Octavia Spencer
	ヘルプ心がつなぐストーリー（ディズニー）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors SAG、BAFTA、GGA、BFCA、WFCA、OFCC、NTFCA、AAFCA、BFCC
	短編で監督や脚本を務める多彩なキャリア。が、ブレイクは対象作の公開まで待たなければならなかった。シリアスなテーマを扱った物語の中でユーモラスな存在感を発揮、絶賛を獲得した。これはこの部門で最も愛される要素のひとつ。目指すは受賞。ヴィオラ・デイヴィスとのW受賞なら、こんな幸せなことはない。

ranking

キャンペーンパワー　11/12/1～12/1/25			前哨戦ポイント　-2/24-
1	ジェシカ・チャステイン	652 p	1	オクタヴィア・スペンサー	154.5 p
2	オクタヴィア・スペンサー	499 p	2	ジェシカ・チャステイン	129.0 p
3	ベレニス・ベジョ	393 p	3	ベレニス・ベジョ	105.5 p
4	メリッサ・マッカーシー	211 p	4	メリッサ・マッカーシー	100.0 p
5	ジャネット・マクティア	32 p	5	ジャネット・マクティア	77.0 p

対象作の興行収入　-2/20-			対象作の評価 rating
1	ジェシカ・チャステイン	$169m	1	ベレニス・ベジョ	95.1 p
1	オクタヴィア・スペンサー	$169m	2	メリッサ・マッカーシー	82.4 p
3	メリッサ・マッカーシー	$169m	3	ジェシカ・チャステイン	71.0 p
4	ベレニス・ベジョ	$28m	3	オクタヴィア・スペンサー	71.0 p
5	ジャネット・マクティア	$2m	5	ジャネット・マクティア	53.4 p

ノミネート予想（1/21）

Final Prediction

　混戦の助演女優賞は誰が落ちて誰が浮上するのか、非常に読み難い。前哨戦結果も独走態勢に入った者はおらず、票が割れていることがよく分かる。昨年よりはコンテンダーが豊富で、会員も投票に頭を悩ませているかもしれない。

　ただ、『ヘルプ心がつなぐストーリー』のオクタヴィア・スペンサーだけはノミネートを確実なものとしている。サマーシーズン以来BUZZをキープし続けている対象作で、ヴィオラ・デイヴィスと共に作品を盛り上げているのが、彼女だ。ヴィオラ・デイヴィスが主演プッシュに回ったことで、受賞の目も出てきた。

　残り４枠は流動的。『アーティスト』のベレニス・ベニョ、『ヘルプ』のジェシカ・チャステイン、『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』のメリッサ・マッカーシー、『アルバート氏の人生』のジャネット・マクティア、『SHAME シェイム』のキャリー・マリガン、『英雄の証明』のヴァネッサ・レッドグレーヴ、『ファミリー・ツリー』のシャイリーン・ウッドリーがデッドヒートを繰り広げている。前哨戦結果を信じるならベジョ、チャステイン、マッカーシー、ウッドリーが４枠を埋める。ただ、そのまますんなり行きそうにないのは、チャステインとマッカーシーが特殊なポジションにいるからだ。

　チャステインは誰の目から見ても2011年最も飛躍した女優のひとりだが、それは即ち多作を意味する。最も有力な『ヘルプ』以外にも『英雄の証明』『テイク･シェルター』『ツリー･オブ･ライフ』といった作品を抱えていて、しかもいずれも高評価を獲得、票割れ必至の状況なのだ。前哨戦では受賞に漕ぎ着けても、まとめての評価だったり、対象作がバラバラだったり…。厳しいルールのあるオスカーでは意外に苦戦が予想される。候補に挙がれば、スペンサーを飛び越えての受賞の可能性もあるのだが…。

　マッカーシーは対象作が完全なる喜劇という点が引っ掛かる。他のコンテンダーがいかにもオスカー会員が好きそうな作品で勝負しているのに対し、マッカーシーは賞ではなくヒット狙いの作品。もちろんその狙いが的中、メガヒットに発展したからこその高い注目度ではあるものの、会員が拒否反応を起こしてもおかしくない。それにマッカーシーには「映画女優」のイメージがない。エミー賞を受賞したばかりで、「TV女優」の色が濃いのだ。この点も会員が拒否反応を示すかもしれない。

　もちろん他女優にもウィークポイントはある。ベニョとウッドリーは知名度不足が不利だろうし、マクティアは対象作の評価の伸び悩みが苦しい。マリガンは主演のマイケル･ファスベンダーに注目が集中し過ぎている嫌いがあるし、レッドグレーヴは前哨戦でほとんど無視されてしまった。チャステインとマッカーシーの泣きどころを突いている場合ではない。

　どう転んでも不思議ではない部門だが、チャステインとマッカーシー、ふたりとも候補に挙がる気もする。そうすることで会員の懐の広さをアピールするのだ。頑張った（より評価の高かった）人が報われるというシナリオ。綺麗過ぎるか。

OSCAR PLANET Prediction
ベレニス・ベジョ（アーティスト）	Likely
ジェシカ・チャステイン（ヘルプ心がつなぐストーリー）	Likely
メリッサ・マッカーシー（ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン）	Shaky
オクタヴィア・スペンサー（ヘルプ心がつなぐストーリー）	Lock
シャイリーン・ウッドリー（ファミリー・ツリー）	Shaky
The Runner-up
ジャネット・マクティア（アルバート氏の人生）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（1/21）
Lock
オクタヴィア・スペンサー Octavia Spencer （ヘルプ心がつなぐストーリー） Win: SAG、BAFTA、GGA、BFCA、WFCA、OFCC、NTFCA、AAFCA、BFCC	人種問題を扱ったエマ・ストーン主演作で、重要なファニーロール。この部門は喜劇要素の強い役柄が強い傾向。対象作はスリーパーヒット！ ~~Weak Point~~ 短編で監督や脚本を務めるなど、多才。出演作も多い。ただ、さほど注目は受けてこなかった。しかし、いよいよ報われる。ヴィオラ・デイヴィスが脇に回ったことで、勝利の可能性も出てきた！
Likely
ベレニス・ベジョ Bérénice Bejo （アーティスト） Win: SLFCA、PFCS	外国映画というハンディを跳ね除けて賞レースの目玉になりそうなモノクロ＆サイレント作品で、時の人になる。その輝きにハリウッドも無抵抗。 Weak Point セザール賞で有望女優賞候補に挙がったことのあるアルゼンチン出身女優だが、結局まだまだ無名の存在。ライヴァルを押し退けるのは難しいかも。主演男優に票が集中する危険もある。
ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain （ヘルプ心がつなぐストーリー） Win: NSFC、NYFCC、LAFCA、VFCC	間違いなく2011年最も飛躍した女優の一人。“21世紀の「ドライビング Miss デイジー」”と呼ばれる対象作で、出番は短いながら印象的な演技。 Weak Point 高評価作品に次々出演。しかもどの映画も印象が違うカメレオンぶり。『ツリー・オブ・ライフ』『テイク・シェルター』とどうしたって票が割れ。この映画ではオクタヴィア・スペンサーとも…。祈りましょう。
Shaky
メリッサ・マッカーシー Melissa McCarthy （ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン） Win: BSFC、LVFCS、IFCA、NYFCO	TVを中心に活動してきた太っちょ女優が夏を代表するスリーパーヒット作で爆笑を誘う。喜劇演技に弱く、しかも混戦部門。大穴。 Weak Point 作品は全くのオスカー好みではなく、期待されたゴールデン・グローブ賞ではノミネートもされなかった。結局「映画女優」として認めてもらえないかも。そもそも賞なんて狙っていなかっただろうし…。
シャイリーン・ウッドリー Shailene Woodley （ファミリー・ツリー） Win: ISA、NBR、HFCS、SDFCS、DFFCA、FFCC、COFCA、DFCS2	TVシリーズ「アメリカン・ティーンエイジャーエイミーの秘密」で注目の若手がジョージ・クルーニーの娘に扮してジャンプアップ。マリッサの妹。 Weak Point 役者に優しいアレクサンダー・ペイン監督作だが、映画界では無名な点がどう影響するか。受賞が狙える位置につけるクルーニーに注目が集中する危険。今年はブレイク女優多数。埋もれないで。

ノミネーション予想これまでの流れ 2011　（Changes in Red）
Final
ジェシカ・チャステイン	シャイリーン・ウッドリー	メリッサ・マッカーシー	オクタヴィア・スペンサー*	ベレニス・ベジョ
The Leader：オクタヴィア・スペンサー
1/1
ジェシカ・チャステイン	シャイリーン・ウッドリー	ジャネット・マクティア	オクタヴィア・スペンサー*	ベレニス・ベジョ
12/1
ジェシカ・チャステイン	シャイリーン・ウッドリー	ヴァネッサ・レッドグレーヴ	オクタヴィア・スペンサー*	ベレニス・ベジョ
11/1
ジェシカ・チャステイン	シャイリーン・ウッドリー	ヴァネッサ・レッドグレーヴ	オクタヴィア・スペンサー*	メリッサ・マッカーシー
10/1
ジェシカ・チャステイン	エミリー・ワトソン	ヴァネッサ・レッドグレーヴ	オクタヴィア・スペンサー*	メリッサ・マッカーシー
9/1
ヴィオラ・デイヴィス*	エミリー・ワトソン	ヴァネッサ・レッドグレーヴ	オクタヴィア・スペンサー	ケイト・ウィンスレット
8/1
ヴィオラ・デイヴィス*	エミリー・ワトソン	ヴァネッサ・レッドグレーヴ	ジェシカ・チャステイン	ケイト・ウィンスレット
7/1
ヴィオラ・デイヴィス*	ジュディ・デンチ	ヴァネッサ・レッドグレーヴ	ジェシカ・チャステイン	ケイト・ウィンスレット
6/1
ヴィオラ・デイヴィス*	ジュディ・デンチ	クロエ・モレッツ	ジェシカ・チャステイン	ケイト・ウィンスレット
5/1
ヴィオラ・デイヴィス*	ジュディ・デンチ	クロエ・モレッツ	ナオミ・ワッツ	ケイト・ウィンスレット

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/21）
Very Possible
ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain （テイク・シェルター）	マイケル・シャノンの怪演が話題を呼ぶサンダンス絶賛作で、夫を支える妻を演じる。この部門が最も好きな役柄。Win: NSFC、NYFCC、LAFCA、AFCA、GFCA、TFCA、VFCC
ジャネット・マクティア Janet McTeer （アルバート氏の人生）	「Tumbleweeds」で候補経験を持つ英国実力派。グレン・クローズが念願の初受賞を狙う話題作で、鍵を握る役柄を演じている。作品評価が伸びず、クローズと一緒に圏外に？Win: SFCA、NFCS
キャリー・マリガン Carey Mulligan （SHAME シェイム）	「17歳の肖像」でブレイク後、オファー殺到、英国若手女優のトップへ。セックス依存症の兄を助けようとする妹役。「わたしを離さないで」の余韻が残っている。シャイア・ラブーフとはお別れ。Win: DFCS
ヴァネッサ・レッドグレーヴ Vanessa Redgrave （英雄の証明）	レイフ・ファインズの初監督作で、主人公の母ヴォラムニアを演じる。これぞ演技派という名演にベルリン喝采。ウィリアム・シェイクスピア映画は、オスカーとの相性は良くない。Win: SFFCC
Possible
サンドラ・ブロック Sandra Bullock （ものすごくうるさくて、ありえないほど近い）	オスカー受賞後、夫の浮気が発覚。沈黙していたが、いよいよ女優業に復帰。実力派が集まった少年映画に登場。授賞式では毎度ウィット溢れる存在感。二度目の受賞は想像し難い人。
ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain （英雄の証明）	伝説の名匠テレンス・マリック作品に抜擢された注目株が、今度はレイフ・ファインズ監督によるウィリアム・シェイクスピア劇に登場。主人公コリオレイナスの妻ヴァージリア役。多作。Win: LAFCA
ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain （ツリー・オブ・ライフ）	注目の新進女優。ダンサーとして活動し始め、後に女優に転向、シェイクスピア劇で演技力を磨く。Win: GSA、NSFC、NYFCC、LAFCA、CFCA、DFCC、KCFCC、VFCC、OFCS
ジュディ・デンチ Judi Dench （Ｊ・エドガー）	どんな作品に出演してもオスカーに近づく英国の宝。今度はクリント・イーストウッド監督作、楽々候補に挙がってきそう。エドガー・フーヴァーのママ役。うぉー、フーヴァーの恋人は大変そうだー！
ジョディ・フォスター Jodie Foster （おとなのけんか）	二度のオスカーに輝く名女優がロマン・ポランスキー監督作でケイト・ウィンスレットと激突。ちょっとケイト、私に勝とうなんて100年早いわよ！オスカーレースは10年以上ご無沙汰。メル・ギブソンのお友達。
ジュディ・グリア Judy Greer （ファミリー・ツリー）	「ヒロインの友達」として作品にくすぐりを入れるバイプレイヤー。安定したコメディ演技で毎度場をさらう。作品賞候補確実の強力作に登場。出番は短いが、見事なインパクトを見せているとの声。
ブライス・ダラス・ハワード Bryce Dallas Howard （ヘルプ心がつなぐストーリー）	「ロン・ハワードの娘」という形容詞がハズれて、コンスタントに作品が続いている。黒人を差別して白人上流社会に君臨する女という悪役に挑戦。このところ脇役が増えているのは、気のせい？
アンジェリカ・ヒューストン Anjelica Huston （50/50 フィフティ・フィフティ）	名門ヒューストン一族の中でも独特の存在感を発揮する名女優。３度候補に挙がり受賞も果たしている。ジョセフ・ゴードン＝レヴィットの母親役でシーンティラーとなる。肩幅ガッチリ、頼もしい！
デミ・ムーア Demi Moore （マージン・コール）	ラジー賞に９度ノミネートされ４度の受賞を果たしているツワモノ姐さん。男臭い金融スリラーで、エリート社員を演じる。ケヴィン・スペイシー？ポール・ベタニー？関係ないわよ。私は私の道を行く！
クロエ・モレッツ Chloe Moretz （ヒューゴの不思議な発明）	「キック・アス」で映画ファンの心をガッチリ掴んだ、今が旬の少女スター。「モールス」に続き挑むのは、マーティン・スコセッシが初めて3Dに挑む作品。他部門に比べて若い女優に優しいカテゴリー。
キャリー・マリガン Carey Mulligan （ドライヴ）	今や英国が最も期待する若手女優に成長。ライアン・ゴズリングがスタントマンを演じるアクション・ドラマで華を添える。彼女が演じるのであれば、お飾りには終わらないか。『SHAME シェイム』が本命か。
ケイト・ウィンスレット Kate Winslet （おとなのけんか）	ジョディ・フォスター？確かに名女優ね。尊敬してる。でも、私の方が勢いがあるわ！配給会社の皆さん、私は主演プッシュした方が良いんじゃない？エミー賞の次は、トニー賞を貰おうかしら。
エヴァン・レイチェル・ウッド Evan Rachel Wood （スーパー・チューズデー正義を売った日）	「人生万歳！」ではウッディ・アレン監督作に起用されるなど、順調なキャリア。今度はジョージ・クルーニー監督作で、ライアン・ゴズリングと関係を持つ若い美女を演じる。マリサ・トメイと票割れ。
Longshot
ケイト・ブランシェット Cate Blanchett （ハンナ）	オスカーに輝いた「アビエイター」を始め、演技をすれば必ず高評価を獲得するオーストラリア出身女優。ジョー・ライト監督、シアーシャ・ローナン主演のアクション・ドラマで脇をガッチリサポート。
ゾー・コールドウェル Zoe Caldwell （ものすごくうるさくて、ありえないほど近い）	オスカーに愛されるスティーヴン・ダルドリー監督作で、ジューシーロールを演じているとの噂。４度のトニー賞に輝くオーストラリア女優が、「2011年のジャッキー・ウィーヴァー」を目指す。
マリオン・コティヤール Marion Cotillard （ミッドナイト・イン・パリ）	オスカー受賞後はすっかりハリウッドでも引っ張りだこ。ギョーム・カネとの間にベイビーも誕生して幸せもいっぱい。ウッディ・アレン監督作では20年代の衣装に身をまとって主人公の心をざわつかせる！
ヴィオラ・デイヴィス Viola Davis （ものすごくうるさくて、ありえないほど近い）	「ダウトあるカトリック学校で」のオスカー候補効果がようやく形になってきたアフリカ系女優。豪華俳優陣と共にベストセラーの世界を彩る。本当は「ヴィオラ」じゃなくて「ヴァイオラ」なんですよ。
ジュディ・デンチ Judi Dench （マリリン７日間の恋）	言わずと知れたデイム。彼女の演技が否定されることはない。ミシェル・ウィリアムスが主演するマリリン・モンロー映画で、同じくデイムの称号を持つシビル・ソーンダイク役。本命は『Ｊ・エドガー』。
シャルロット・ゲンズブール Charlotte Gainsbourg （メランコリア）	「アンチクライスト」で全てを見せちゃって、ファンは困惑。しかし、それでもまたラース・フォン・トリアー作品に出演のど根性。再び精神的に追い詰められる役柄か。そろそろ爽やかな役はどうですか。
スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson （幸せへのキセキ）	相変わらず色気たっぷりなGQ誌「Babe of the Year」。寂れた動物園の再建を目指すマット・デイモンの妻役で初ノミネートを狙う。主演？ライアン・レイノルズと離婚、次の狙いはショーン・ペン。
アンナ・ケンドリック Anna Kendrick （50/50 フィフティ・フィフティ）	端役が続いたが、「マイレージ、マイライフ」一本により状況は一変、オスカー候補に挙がり、注目の若手女優へ。ジョセフ・ゴードン＝レヴィット共演のコメディ・ドラマ。ブライス・ダラス・ハワードに負けない！
メラニー・ロラン Melanie Laurent （人生はビギナーズ）	オスカー候補にこそ挙がらなかったが、「イングロリアス・バスターズ」での凛とした演技により世界的な名声を獲得。フランスを代表するトップ女優として羽ばたこうとしている。ユアン・マクレガーとの噂は…。
ジェニファー・ローレンス Jennifer Lawrence （今日、キミに会えたら）	「ウィンターズ・ボーン」の力強い演技で、オスカー候補に挙がったハリウッド期待の新星。サンダンス映画祭の頂点に輝いた作品だが、どうやら注目はフェリシティ・ジョーンズに集中しそう。これからこれから。
レイチェル・マクアダムス Rachel McAdams （ミッドナイト・イン・パリ）	コメディからドラマまで幅広く活躍中で、今度はウッディ・アレン映画のヒロインとなる。相性の良いオーウェン・ウィルソンとは「ウェディング・クラッシャーズ」以来の共演。主演と助演で票割れ。
エイミー・ライアン Amy Ryan （WIN WIN／ダメ男とダメ少年の最高の日々）	「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のジャンキーママ役で知名度アップ、オスカー候補にも挙がった。その後は順風満帆、大作から小品まで地味ながら引っ張りだこ。ポール・ジャマッティ共演のドラマ。Win: UFCA
ステファニー・ショスタク Stephanie Szostak （幸せへのキセキ）	キャメロン・クロウがマット・デイモン、スカーレット・ヨハンソンを主演に迎えて復活を狙う話題作で、デイモンの死にゆく妻を演じる。オスカーは泣きの演技が大好き。ハリウッドでは全くの無名。
マリサ・トメイ Marisa Tomei （スーパー・チューズデー正義を売った日）	「レスラー」で３度目の候補に挙がったオスカーウィナー。ドラマもコメディもキュートにこなして引っ張りだこ状態が続く。ジョージ・クルーニー監督の政治スリラーでジャーナリストを演じる。任せて安心。
ナオミ・ワッツ Naomi Watts （Ｊ・エドガー）	クリント・イーストウッド監督作でエドガー・フーヴァーの秘書ヘレン・ガンディを演じる。同じ部門にジュディ・デンチ。「作品の華は私よ！」と張り合うのはやめておいた方が良いかもね…。

No Chance　チャンスなし　（1/1）
ヒアム・アッバス Hiam Abbass （ミラル）	モニカ・ベルッチ Monica Bellucci （トゥルース闇の告発）
アレクシス・ブレデル Alexis Bledel （声をかくす人）	パトリシア・クラークソン Patricia Clarkson （ワン・デイ 23年のラブストーリー）
マリオン・コティヤール Marion Cotillard （コンテイジョン）	ペネロペ・クルス Penélope Cruz （パイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉）
ヴェラ・ファーミガ Vera Farmiga （ミッション：8ミニッツ）	ジョディ・フォスター Jodie Foster （それでも、愛してる）
レベッカ・ホール Rebecca Hall （Everything Must Go）	アンバー・ハード Amber Heard （ラム・ダイアリー）
ブライス・ダラス・ハワード Bryce Dallas Howard （50/50 フィフティ・フィフティ）	ジュリエット・ルイス Juliette Lewis （シンパシー・フォー・デリシャス）
ローラ・リニー Laura Linney （シンパシー・フォー・デリシャス）	ヘレン・ミレン Helen Mirren （ミスター・アーサー）
ヘレン・ミレン Helen Mirren （ブライトン・ロック）	ミシェル・モナハン Michelle Monaghan （ミッション：8ミニッツ）
ジュリア・オーモンド Julia Ormond （マリリン７日間の恋）	グウィネル・パルトロウ Gwyneth Paltrow （コンテイジョン）
フリーダ・ピント Frieda Pinto （インモータルズ神々の戦い）	ヴァネッサ・レッドグレーヴ Vanessa Redgrave （トゥルース闇の告発）
アンドレア・ライズボロー Andrea Riseborough （ブライトン・ロック）	マリサ・トメイ Marisa Tomei （サルベーション）
ミア・ワシコウスカ Mia Wasikowska （アルバート氏の人生）	エマ・ワトソン Emma Watson （マリリン７日間の恋）
ナオミ・ワッツ Naomi Watts （ドリームハウス）	エヴァン・レイチェル・ウッド Evan Rachel Wood （声をかくす人）
ケイト・ウィンスレット Kate Winslet （コンテイジョン）	ロビン・ライト Robin Wright （ドラゴン・タトゥーの女）

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