Predictions -Best Actress-

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主演女優賞

受賞予想（2/21）

Final Predictions

ジェシカ・
チャステイン

ジェニファー・
ローレンス

エマニュエル・リヴァ

クヮヴェンジャネ・
ウォレス

ナオミ・ワッツ

△

◎

○

OSCAR PLANET Prediction		ジェニファー・ローレンス（世界にひとつのプレイブック）
General Prediction		ジェシカ・チャステイン（ゼロ・ダーク・サーティ） or ジェニファー・ローレンス（世界にひとつのプレイブック） or エマニュエル・リヴァ（愛、アムール）
My Hope		エマニュエル・リヴァ（愛、アムール）

　この部門が華やかでないとつまらない。主演女優賞は前哨戦段階からふたりの若手女優がデッドヒートを繰り広げている。『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインと『世界ひとつのプレイブック』のジェニファー・ローレンスだ。

　先にBUZZが盛り上がったのはローレンスだ。対象作がトロント映画祭でプレミア上映されるやいなや、持ち前の演技力とスター性を爆発させたパフォーマンスに賛辞が乱れ飛び、「ノミネート」を早々と決めた。今年は『ハンガー・ゲーム』も高評価＆メガヒットに導いており、いよいよローレンスに死角なし、受賞も間違いないだろうという空気を９月の段階で作り上げてしまったのだ。

　ところが、チャステインがそれに待ったをかける。オサマ・ビン・ラディン暗殺計画を描く対象作は誰が主演なのかも分からないまま製作が進められていたが、いよいよその全貌が露になると、いつもなら男優が演じるタフな役柄をチャステインがパーフェクトにこなし、新しい女性像を確立しているとの評判が瞬く間に広がった。チャステインも「ノミネート」を劇場公開前に決める。受賞もあり得るのではないか。

　そうして実際に始まった賞レースは、なるほどふたりの一騎打ちの色が極めて色濃いものになった。チャステインはナショナル・ボード・オブ・レヴュー賞やシカゴの映画批評家協会賞を、ローレンスはロサンゼルスとラスヴェガスの映画批評家協会賞を受賞した。ブロードキャスト映画批評家協会賞はチャステインが征し、しかし、ローレンスは負けじと同映画賞のコメディ部門を制覇する。ゴールデン・グローブ賞は別の部門にエントリーし、ふたりとも何の危なげもなく受賞する。

　だからアメリカ映画俳優組合賞には注目が集まった。ふたりの最も大きな直接対決になったからだ。結果はローレンスの勝利。依然デッドヒートを繰り広げているが、僅かにローレンスがリードしたと見て良いだろう。

　だだし、ふたりは互いのことだけ意識するのはやめた方が良いかもしれない。ふたりで票が割れた場合、『愛、アムール』のエマニュエル・リヴァが漁夫の利を得ることが考えられる。史上最高齢ノミネートが話題の彼女は、ハリウッドでの知名度こそ低いものの、老会員たちのシンパシーを集めることに成功するかもしれない。もちろん対象作は高評価で、前哨戦でも堂々たる結果を残している。加えて授賞式当日が86歳の誕生日であることが伝えられているのも、匂う。おそらく固定ファンが最も多いのが彼女だ。受賞に漕ぎ着けても不思議ではない。ただし、外国語演技であることは気掛かりだし、アメリカ映画俳優組合賞ではノミネートを逃がしているのが極めて大きなマイナスポイントになる。

　『ハッシュパピーバスタブ島の少女』のクヮヴェンジャネ・ウォレスは史上最年少候補という話題性があるが、さすがに受賞するほどの勢いは感じられない。『インポッシブル』のナオミ・ワッツは最後の席にぎりぎり滑り込んだ感が強く、BUZZは全く盛り上がっていない。知名度抜群でも受賞はない。

　最後の一瞬まで気が抜けない部門。ローレンスが逃げ切るのか。チャステインが逆転するのか。リヴァが割り込むのか。こういうとき、最後に物を言うのはスターパワーだ。そして作品力だ。対象作が会員に熱烈に愛されていることが伝えられ、これからのハリウッドを背負って立つこと間違いなしのローレンスに一票。あぁ、でもリヴァも匂う…。

　追記：授賞式が近づくにつれ、リヴァを推す声がいよいよ高まっている。勢いはローレンス以上との分析も出ている。本当に史上最高齢のウィナーが誕生するかもしれない。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/16	2/11	2/6	2/1	1/26
1	ジェニファー・ローレンス『世界にひとつのプレイブック』	30	1	1	1	1	1	1	本命
2	エマニュエル・リヴァ『愛、アムール』	30	2	2	3	3	3	3	大穴
3	ジェシカ・チャステイン『ゼロ・ダーク・サーティ』	20	3	3	2	2	2	2	対抗
4	クヮヴェンジャネ・ウォレス『ハッシュパピーバスタブ島の少女』	5	4	4	4	4	4	4	Happy to be Nominated
5	ナオミ・ワッツ『インポッシブル』	5	5	5	5	5	5	5	Happy to be Nominated

**List of Marks**
ジェシカ・チャステイン『ゼロ・ダーク・サーティ』	２年連続ノミネート。急激な出世ぶり（＋＋）	5.5
	実は30代半ば。苦労人だったりするのです（＋）
	GGA、BFCA受賞。前哨戦絶好調（＋＋）
	キャスリン・ビグローの話題作でタフで知的な演技（＋＋）
	…が、作品は今年最もネガティヴキャンペーンが激しい（－）
	去年まで無名だった。もう少し様子を見ましょう（－）
	トム・ヒドルストンと交際中？！一緒に来てくれますか（＊）
ジェニファー・ローレンス『世界にひとつのプレイブック』	２度目のノミネーション。ハリウッドが最も期待する若手（＋）	6.0
	GGA、SAG受賞。前哨戦絶好調（＋＋）
	今年観客が最も感情移入しやすい作品のヒロイン（＋＋）
	『ハンガー・ゲーム』でスター性も証明した（＋）
	肺炎になってもSAG授賞式に出席するど根性（＋）
	GGA授賞式スピーチやSNLジョークが物議（－）
	ニコラス・ホルトと別れちゃいました。良い友達でいましょう（＋－）
エマニュエル・リヴァ『愛、アムール』	初ノミネーション、おめでとうございます（＋）	5.5
	この部門の史上最年長候補記録を達成（＋＋＋）
	身体が不自由になった女性を上品に…（＋＋）
	全米・ロサンゼルス・ボストン映画批評家協会賞受賞（＋）
	ハリウッドでは名前をそれほど知られていない（－）
	対象作の票は外国語映画賞に集中するかも（－）
	当日、なんと86歳の誕生日。皆でお祝いしましょ！？（＊）
クヮヴェンジャネ・ウォレス『ハッシュパピーバスタブ島の少女』	もちろんノミネート。学校で自慢しよう！（＋）	3.0
	この部門の史上最年少候補を記録を達成（＋＋＋）
	でも票が集まるのは最年長候補のリヴァの方では？（－）
	2012年を代表するインディーズ映画のヒロイン（＋）
	でも受賞しないのが今後の彼女のためでは？（－）
	前哨戦でブレイクスルー演技賞を次々受賞（＋）
	でも「主演女優賞」そのものの受賞は…？？？（－）
ナオミ・ワッツ『インポッシブル』	セカンドノミネーション。第二次黄金期に突入（＋）	1.5
	津波で過酷な状況に追い込まれる母親役（＋）
	精神的にも肉体的にもタフな演技（＋＋）
	前哨戦は全てノミネート止まり（－）
	「よく頑張ったで賞」的意味合いのノミネートとの声…（－）
	来年ダイアナ妃に扮した強力作が待機。今年獲らなくても…（＊）
	リーヴ・シュライバーとの結婚生活、持ち堪えてます！（＋－）

The Five Nominees　ノミネート女優　［I guessed 4/5］
ジェシカ・チャステイン　Jessica Chastain
	ゼロ・ダーク・サーティ（コロンビア）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors GGA、NBR、BFCA、CFCA、WFCA、IFJA、SLFCA、PFCS、DFFCA、FFCC、UFCA、OFCC...
	一年前、やっと名前を覚えた女優の快進撃が止まらない。「ヘルプ心がつなぐストーリー」（11年）の助演女優賞に続く、２年連続の候補を主演女優賞部門で達成。オサマ・ビン・ラディンを追い詰めるCIAの頭脳をタフに演じ切る。おそらく今後も、オスカーの常連だろう。遅咲きでも、その価値のある演技力。
ジェニファー・ローレンス　Jennifer Lawrence
	世界にひとつのプレイブック（ワインスタイン・カンパニー）
	2 noms / 0 win
	Precursors SAG、GGA、GSA、ISA、LAFCA、LVFCS、DFCS、KCFFC、SFCA、AFCA、UFCA、NFCS...
	「あの日、欲望の大地で」（08年）でその名を知らしめ、「ウィンターズ・ボーン」（10年）で実力を証明し、「ハンガー・ゲーム」（12年）でスターパワーを手に入れた。そう、彼女はハリウッドが今、最も期待するスター女優だ。トロント映画祭以来、BUZZは静まらない。若き実力派がハリウッドの頂点に立つ！
エマニュエル・リヴァ　Emmanuelle Riva
	愛、アムール（ソニー・ピクチャーズ・クラシックス）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors BAFTA、NSFC、LAFCA、BSFC、SFFCC、DFCC、LFCC、NYFCO
	ミヒャエル・ハネケ監督による衝撃作のヒロインが、主演女優賞部門最年長候補記録を叩き出した。脳卒中で半身不随になる妻役で見せる表情にノックアウトされる観客が続出。この結果は当然なのかもしれない。ジェシカ・チャステインとジェニファー・ローレンスで票が割れれば、まさかの受賞もある！
クヮヴェンジャネ・ウォレス　Quvenzhané Wallis
	ハッシュパピーバスタブ島の少女（フォックス・サーチライト）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors None
	サンダンス映画祭で話題を独占したインディーズ・ドラマのヒロインは、まだ10歳にもならない少女だ（撮影当時６歳）。しかも、これがデビュー作。それなのに彼女から目が離せない。作品の世界観にピタリとハマった存在感で、彼女の名は瞬く間に広く知れ渡った。子役大成せずのジンクスを破る活躍を期待する。
ナオミ・ワッツ　Naomi Watts
	インポッシブル（サミット・エンターテイメント）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors None
	安定した活躍が続き、すっかり賞レースの常連のイメージがあるが、オスカー候補はこれが二度目になる。巨大津波により精神的にも肉体的にも追い込まれる役柄でエモーショナルな演技を披露、観客の涙を搾り取る。ダイアナ妃に扮する作品が控えた来年も候補は確実視されていて、第二次黄金期に突入中。

ranking

キャンペーンパワー　12/12/1～13/1/15			前哨戦ポイント　-2/24-
1	ジェニファー・ローレンス	1086 p	1	ジェニファー・ローレンス	183.5 p
2	ナオミ・ワッツ	1022 p	2	ジェシカ・チャステイン	164.0 p
3	ジェシカ・チャステイン	968 p	3	エマニュエル・リヴァ	102.0 p
4	クヮヴェンジャネ・ウォレス	166 p	4	クヮヴェンジャネ・ウォレス	87.5 p
5	エマニュエル・リヴァ	17 p	5	ナオミ・ワッツ	79.5 p

対象作の興行収入　-2/18-			対象作の評価 rating
1	ジェニファー・ローレンス	$99m	1	エマニュエル・リヴァ	93.8 p
2	ジェシカ・チャステイン	$88m	2	ジェシカ・チャステイン	92.6 p
3	ナオミ・ワッツ	$17m	3	ジェニファー・ローレンス	87.9 p
4	クヮヴェンジャネ・ウォレス	$12m	4	クヮヴェンジャネ・ウォレス	84.4 p
5	エマニュエル・リヴァ	$4m	5	ナオミ・ワッツ	77.3 p

ノミネート予想（1/5）

Final Prediction

　毎度不作が嘆かれる主演女優賞部門は、今年も例に漏れずウィークカテゴリーと呼ばれている。映画界が男性上位であることの表れとは言え、少々寂しい。

　そんな中映画祭での作品上映以降BUZZを急激に拡大させ、受賞に最も近い女優と言われているのが『世界にひとつのプレイブック』のジェニファー・ローレンスだ。映画デビュー後、アッという間に実力を世間に知らしめ、さらにはスターのポジションも獲得してしまった、今ハリウッドが最も期待する女優だ。もちろん彼女のノミネートは間違いない。

　ただ、彼女を猛追している女優がいる。『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインだ。昨年「ツリー・オブ・ライフ」で脚光を浴びてから、新作が途切れることなく続いているカメレオン女優。初の女性オスカー監督キャスリン・ビグロー作品で主演を飾り、ローレンスの受賞を脅かすところまできている。彼女もまた、ノミネート落ちはあり得ない。２年連続の候補により、さらにスターパワーを上昇させるはずだ。

　残り３枠の争いが熾烈だ。新人では『ハッシュパピーバスタブ島の少女』のクヮヴェンジャネ・ウォレス、中堅では『キミと歩く世界』のマリオン・コティヤールと『インポッシブル』のナオミ・ワッツ、ヴェテランでは『ヒッチコック』のヘレン・ミレン、大々ヴェテランでは『愛、アムール』のエマニュエル・リヴァが席を狙っている。

　この内、重要映画賞であるゴールデン・グローブ賞（GG）、ブロードキャスト映画批評家協会賞（BFCA）、アメリカ映画俳優組合賞（SAG）の全てでノミネートを受けたのはコティヤールとワッツだ。ミレンはBFCA、ウォレスとリヴァはGGとSAGを落としている（ウォレスはSAG対象外）。普通に考えればコティヤールとワッツは安泰のはずだが、昨年この重要三賞全てで候補に挙がりながら、オスカーでは無視された「少年は残酷な弓をいる」のティルダ・スウィントンの例もあるように、安全圏に入ったようには見えない。

　ウォレスとリヴァは候補に挙がれば、それぞれ最年少候補、最年長候補となる。話題性を考えると、コティヤールやワッツの上を行く。ミレンはオスカー会員から圧倒的に愛されているだろう。メリル・ストリープ式にリスペクト票を獲得するかもしれない。

　こういうときは作品のパワーが物を言う気がする。そうなるとウォレス、リヴァ、コティヤールだろうか。

　なお、ダークホースとして『愛情は深い海の如く』のレイチェル・ワイズを挙げておきたい。ナショナル・ボード・オブ・レヴューを獲得し、突如BUZZを上昇させている。重要三賞ではGGしか候補に挙がっていないが、チャンスは全くのゼロではないと思われる。

OSCAR PLANET Prediction
ジェシカ・チャステイン（ゼロ・ダーク・サーティ）	Lock
マリオン・コティヤール（君と歩く世界）	Shaky
ジェニファー・ローレンス（世界にひとつのプレイブック）	Lock
エマニュエル・リヴァ（愛、アムール）	Shaky
クヮヴェンジャネ・ウォレス（ハッシュパピーバスタブ島の少女）	Likely
The Runner-up
ナオミ・ワッツ（インポッシブル）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（1/5）
Lock
ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain （ゼロ・ダーク・サーティ） Win: GGA、NBR、BFCA、CFCA、WFCA、IFJA、SLFCA、PFCS、DFFCA、FFCC、UFCA、OFCC、IFCA、VFCC、OFCS、BOFCA、BFCC	女性初のオスカー監督となったキャスリン・ビグロー監督によるタフな要素満載のアクション・ドラマで、作品の魂と言うべき役柄。上々気流に乗る。 ~~Weak Point~~ 多作だが、その全てで印象が異なるカメレオン。イメージが一致しないゆえ、はっきり覚えていない会員もいるかも。…なんて不安は必要なし。ジェニファー・ローレンスの受賞を阻めるのは、あなただけ。
ジェニファー・ローレンス Jennifer Lawrence （世界にひとつのプレイブック） Win: SAG、GGA、GSA、ISA、LAFCA、LVFCS、DFCS、KCFFC、SFCA、AFCA、UFCA、NFCS、COFCA、HFCS、NTFCA、DFCS2、NCFCA、GFCA	主人公と関係を結ぶうつ病のヒロインは、ハリウッドで大争奪戦が巻き起こった役。作品を自分のものにする輝きを見せていると、トロント熱狂。 ~~Weak Point~~ 「ウィンターズ・ボーン」でオスカー候補に挙がり、「ハンガー・ゲーム」はメガヒット、若手実力派のトップの座へ。恵まれ過ぎがやっかみを生む。…なんて深読みをするのがバカバカしいほどに絶賛。勝利へ。
Likely
クヮヴェンジャネ・ウォレス Quvenzhané Wallis （ハッシュパピーバスタブ島の少女）	父の病気と温暖化による環境変化をきっかけに母を捜す旅に出る６歳の少女を瑞々しい演技で体現し、サンダンス映画祭でビッグブレイク。 Weak Point もちろんこれが映画デビュー作。知名度問題に直面するが、少女という物珍しさで障害にはならないか。受賞もありえるファインパフォーマンスとの賛辞を獲得しているが、そうならない方が彼女のため。
Shaky
マリオン・コティヤール Marion Cotillard （君と歩く世界）	オスカー受賞後、米映画を中心に活動していたフランスの花が、故郷に戻って主演。事故で両脚を失うシャチの調教師役。迫真演技にカンヌ絶賛。 Weak Point いくら高評価でもフランス・ベルギー合作映画。外国語映画を簡単には認めないのがオスカー。ハリウッドでは誰かの恋人役ばかりなのはどうか。撮影中、トップレス場面をパパラッチされてしまった！
エマニュエル・リヴァ Emmanuelle Riva （愛、アムール） Win: BAFTA、NSFC、LAFCA、BSFC、SFFCC、DFCC、LFCC、NYFCO	ヴェネチア映画祭女優賞受賞のキャリアを持つおフランス女優。80代半ばでミヒャエル・ハネケ作品に主演。脳卒中で半身不随になる妻役。 Weak Point ハネケ作品は賛否が割れやすく、多くの人に受け入れやすいと言われる対象作も、多少の拒否反応が出ている。ハリウッドでの知名度は低い。候補入りすれば、最年長記録となるのだが…。

ノミネーション予想これまでの流れ 2012　（Changes in Red）
12/1
エマニュエル・リヴァ	ジェシカ・チャステイン	マリオン・コティヤール	クヮヴェンジャネ・ウォレス	ジェニファー・ローレンス*
The Leader：ジェニファー・ローレンス
12/1
ヘレン・ミレン	ジェシカ・チャステイン	マリオン・コティヤール	クヮヴェンジャネ・ウォレス	ジェニファー・ローレンス*
11/1
ヘレン・ミレン	ナオミ・ワッツ	マリオン・コティヤール	クヮヴェンジャネ・ウォレス	ジェニファー・ローレンス*
10/1
マギー・スミス	ナオミ・ワッツ	マリオン・コティヤール	クヮヴェンジャネ・ウォレス	ジェニファー・ローレンス*
9/1
マギー・スミス	ナオミ・ワッツ	マリオン・コティヤール	クヮヴェンジャネ・ウォレス*	メリル・ストリープ
8/1
マギー・スミス	キーラ・ナイトレイ	マリオン・コティヤール	クヮヴェンジャネ・ウォレス*	メリル・ストリープ
7/1
ヴィオラ・デイヴィス*	キーラ・ナイトレイ	マリオン・コティヤール	クヮヴェンジャネ・ウォレス	メリル・ストリープ
6/1
ヴィオラ・デイヴィス*	キーラ・ナイトレイ	マリオン・コティヤール	グウィネス・パルトロウ	メリル・ストリープ
5/1
ヴィオラ・デイヴィス*	キーラ・ナイトレイ	ジェニファー・ローレンス	グウィネス・パルトロウ	メリル・ストリープ

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/5）
Very Possible
ジュディ・デンチ Judi Dench （マリーゴールド・ホテルで会いましょう）	「Queen Victoria／至上の恋」で初候補に挙がって以来、ノンストップでノミネート記録更新中。インドで隠居生活を送る英国の老人たちを描く群像劇。助演プッシュするべきだった？
ヘレン・ミレン Helen Mirren （ヒッチコック）	「サイコ」を撮影中のアルフレッド・ヒッチコックを描く伝記ドラマで、彼の妻アルマ・レヴィルを演じる。高評価だが、天才の妻役は「終着駅トルストイ最後の旅」で経験したばかりで、新味がない？
ナオミ・ワッツ Naomi Watts （インポッシブル）	クリスマス休暇中、大津波に襲われるヒロイン役。肉体的にも精神的も過酷な役柄。来年封切られる「ダイアナ」のダイアナ妃役によりオスカー本命の呼び声。今回は投票を躊躇う会員がいる？
レイチェル・ワイズ Rachel Weisz （愛情は深い海の如く）	テレンス・ラティガンの1952年の戯曲の映画化で、幸せな生活を捨て、アルコール中毒の元パイロットとの関係に溺れていく主婦を演じる。不道徳（？）な役柄は損かもね。Win: NYFCC、TFCA
Possible
エイミー・アダムス Amy Adams （人生の特等席）	天真爛漫な個性を活かして快進撃が続く。今度はクリント・イーストウッドの娘に扮する大役に挑戦。不器用なイーストウッド翁をサポートしてあげて下さい。多作。主演プッシュされないと票割れ確実。
エマヤツィ・コリネアルディ Emayatzy Corinealdi （Middle of Nowhere）	短編やTV映画で下積み時代を送ったアフリカ系映画人が初めての大役で結果を出す。夫が禁固刑となり厳しい人生に直面する医学生役。無名ゆえ批評家のサポートが絶対に必要。Win: AAFCA
エル・ファニング Elle Fanning （ジンジャーの朝さよなら、わたしが愛した世界）	「ダコタ・ファニングの妹」と注目を集め始めたのはちょっと前のこと。しかし今ではその姉を追い抜く勢いで個性派監督たちに愛される少女スターの座につく。サリー・ポッター監督作でガーリーな魅力全開。
キーラ・ナイトレイ Keira Knightley （アンナ・カレーニナ）	初候補に挙がった「プライドと偏見」のジョー・ライト監督の下、アンナ・カレーニナ役に挑む。これまでに何度も映画化されてきた古典劇だけに、新鮮味を吹き込むのは難しい。ハリウッドから遠ざかり気味。
マギー・スミス Maggie Smith （カルテット！人生のオペラハウス）	二度の受賞経験を持つ英国の大ヴェテランが老いたオペラ歌手役に挑戦。現在77歳。生涯現役で行かせて貰います！…あぁ、でも本人はもう、賞レースには興味がないかも。
メリル・ストリープ Meryl Streep （31年目の夫婦げんか）	「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」で29年ぶりにオスカーを受賞。次に目指すのはキャサリン・ヘップバーンと受賞数で並ぶこと。夫役のトミー・リー・ジョーンズと離婚危機にある妻役。中ヒット。
メアリー・エリザベス・ウィンステッド Mary Elizabeth Winstead （Smashed）	少女スターから着実に前進、本作では突然の禁酒宣言により夫を戸惑わせる若い妻に挑戦。サンダンス映画祭で好評を呼び、幸先良い出足。大ブレイクするためにも賞レースに絡みたい。
Longshot
ジェマ・アータートン Gemma Arterton （アンコール!!）	作品によってはヌードも辞さない大胆さを見せる英国期待の若手スター。コーラス隊を指導する女性役。ヴァネッサ・レッドグレーヴ、テレンス・スタンプらヴェテランに食われませんように。
ハル・ベリー Halle Berry （クラウドアトラス）	アフリカ系初の主演女優賞に輝いたシーンは、オスカー史上に残る名場面。以降、ちっとも演技を評価されていないのも潔い？オリヴィエ・マルティネスとのゴシップがヒートアップ。脚、お大事に。
エミリー・ブラント Emily Blunt （砂漠でサーモン・フィッシング）	英国の良質作で頭角を現したが、ハリウッドに渡ってからは娯楽作への出演中心という意外なキャリア選択。久しぶりの英国映画で、ユアン・マクレガーと共演。助演？ジョン・クラシンスキーとお幸せに。
エミリー・ブラント Emily Blunt （ラブ・トライアングル）	透明感があり、捻りの効いた個性で人気の英国女優。注目の女性監督が手掛けるロマコメで、死んだ恋人の兄（弟？）に惹かれる女を演じる。もっと評価されて良い人。役柄に恵まれますように。
アビー・コーニッシュ Abbie Cornish （The Girl）	ブレイクしそうでしないオーストラリア女優。養育権を失い、メキシコ国境で密輸業に手を染める若い女を演じる。作品が“第二の「フローズン・リバー」”“第二の「ウィンターズ・ボーン」”になれば…。
グレタ・ガーウィグ Greta Gerwig （Damsels in Distress）	決して絶世の美女ではないが、気が付けばインディーズ・クイーンの座についた注目株。自殺防止センターを舞台にした青春ドラマで個性を輝かせる。おそらく『フランシス・ハ』が本命になる。
アン・ハサウェイ Anne Hathaway （ダークナイトライジング）	人気と実力を兼ね備えたスターに成長した、大きなオメメの人気女優。オスカー授賞式のホストを務めるほどに、会員から愛されている？キャットウーマン役。まさかの主演プッシュ。Win: NYFCO
アンナ・ケンドリック Anna Kendrick （ピッチ・パーフェクト）	「マイレージ、マイライフ」でオスカー候補に挙がっても、チョイ役のチョイ役である「トワイライト」シリーズに出演し続ける律儀な人。大学のアカペラ部に入る女子大生役。実はミュージカル出身。
メラニー・リンスキー Melanie Lynskey （Hello I Must Be Going）	「乙女の祈り」でケイト・ウィンスレットと共に飛び出したニュージーランド出身女優。オデブだったが、最近はすっきり。18歳の少年と出会い再び人生を歩み始める35歳の離婚女役。反感を買うかも。
ミシェル・ウィリアムス Michelle Williams （テイク・ディス・ワルツ）	インディーズ映画の女王はオスカー会員にも愛されている。ジュリー・クリスティを主演賞候補に送り込んだサラ・ポーリー監督作に主演。ジェイソン・シーゲルと幸せ。Win: SDFCS
Golden Globe Potential
ジェニファー・ローレンス Jennifer Lawrence （ハンガー・ゲーム）	社会現象を巻き起こしたアクション・スリラーのヒロイン。役柄にドラマティックな奥行きが出たのは、彼女の力ゆえとの賛辞多数。…とは言え、エンターテイメント大作からのノミネートは極めて稀。

No Chance　チャンスなし　（1/5）
ジュディ・デイヴィス Judy Davis （ローマでアモーレ）	ジェニファー・ガーナー Jennifer Garner （カワイイ私の作り方全米バター細工選手権！）
マギー・ギレンホール Maggie Gyllenhaal （ウォント・バック・ダウンママたちの学校戦争）	レベッカ・ホール Rebecca Hall （噂のギャンブラー）
ジェニファー・ハドソン Jennifer Hudson （Winnie）	メリッサ・レオ Melissa Leo （Francine）
ブレイク・ライヴリー Blake Lively （野蛮なやつら／SAVAGES）	レスリー・マン Leslie Mann （40歳からの家族ケーカク）
シャーロット・ランプリング Charlotte Rampling （The Eye of the Storm）	ノオミ・ラパス Noomi Rapace （プロメテウス）
ウィノナ・ライダー Winona Ryder （The Letter）	アリシア・シルヴァーストーン Alicia Silverstone （Vamps）
バーブラ・ストライサンド Barbra Streisand （人生はノー・リターン僕とオカン、涙の3000マイル）	キャスリーン・ターナー Kathleen Turner （The Perfect Family）

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