Predictions -Best Supporting Actor-

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助演男優賞

受賞予想（2/20）

Final Predictions

アラン・アーキン

ロバート・デ・ニーロ

フィリップ・
シーモア・ホフマン

トミー・リー・
ジョーンズ

クリストフ・ヴァルツ

◎

○

△

OSCAR PLANET Prediction		ロバート・デ・ニーロ（世界にひとつのプレイブック）
General Prediction		トミー・リー・ジョーンズ（リンカーン）
My Hope		フィリップ・シーモア・ホフマン（ザ・マスター）

　助演男優賞部門は、ある程度のキャリアを持ったヴェテラン俳優が強い。だからというわけでもないだろうが、今年はノミネートを受けた全員がオスカー受賞者になっている。新鮮味はない。ないがしかし、このメンバーに対して文句はどこからも出てこない。選ばれるべくして選ばれた候補者たちということだ。

　しかも、ここには大本命がない。レースはデッドヒートと呼ぶに相応しい熾烈なものになっていて、誰が受賞してもおかしくないとの見方が支配的だ。それを裏づけるように、ブロードキャスト映画批評家協会賞は『ザ・マスター』のフィリップ・シーモア・ホフマンが、ゴールデン・グローブ賞は『ジャンゴ繋がれざる者』のクリストフ・ヴァルツが、アメリカ映画俳優組合賞（SAG）は『リンカーン』のトミー・リー・ジョーンズが受賞した。もちろん作品賞BUZZの拡大が止まらない『アルゴ』のアラン・アーキン、主要７部門コンプリート候補を実現した『世界ひとつのプレイブック』のロバート・デ・ニーロの目も消えていない。投票会員の多くが被っているSAGを獲ったからと言って、ジョーンズがリードとは言えない状況だ。

　もし仮に、ここに受賞未経験の俳優が入っていたら、彼に票が雪崩れ込んだ可能性は高い。でもそれがない今、最近受賞から遠ざかっていた者が有利になると見るのが妥当ではないか。アーキン、ホフマン、ヴァルツがオスカーを手にしたのは21世紀に入ってからだ。ついこの前受賞したばかりのように思える。…となると、再びオスカーを与えるのは早過ぎると見られる可能性があるのではないか。

　その点、デ・ニーロとジョーンズは受賞した場合、それぞれ32年ぶり、19年ぶりとなる。久しぶりなのだ。それならばと票を入れる会員は多い気がする。では、ふたりに差をつけるとしたなら、それはどこにあるのか。おそらく受賞数だろう。デ・ニーロは二度受賞している。ジョーンズは一度しか獲っていない。普通に考えれば、ジョーンズの方が票が入りやすい。

　とは言え、デ・ニーロはデ・ニーロだ。アメリカ映画史に燦然と輝く名優だ。彼ならば三つ目のオスカーを獲得したとしても文句を言う輩は出ないだろう。今年は主演男優賞でダニエル・デイ＝ルイスが三つ目のオスカーに王手をかけていて、英国の俳優に三つ目のオスカー像を与えるならば、米国のシンボルにも同じように与えようではないか、という動きになるかもしれない。

　ただ、デ・ニーロはアメリカ映画俳優組合賞ではノミネートを逃がしている。これは何を意味しているのか。

　では、作品力を考える。『リンカーン』と『世界にひとつのプレイブック』はどちらも作品賞受賞の可能性を秘めた強力作だ。差はほとんどないと見ていい。

　役柄はどうか。ジョーンズは奴隷制廃止を訴える議員役。デ・ニーロは心を病んだ息子を見守る父親役。政治意識の高い会員はジョーンズを支持するだろうが、万人が愛するのは共感を呼びやすいデ・ニーロの方かもしれない。

　考えても答えの出ない難部門。本当に久しぶりの賞レース復帰を果たしたデ・ニーロが僅かに有利と見る。そう言えば、彼のバックにはハーヴェイ・ワインスタインがついているのだ。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/16	2/11	2/6	2/1	1/26
1	ロバート・デ・ニーロ『世界にひとつのプレイブック』	20	1	2	2	3	4	5	大穴
2	トミー・リー・ジョーンズ『リンカーン』	20	2	1	1	1	1	1	本命
3	クリストフ・ヴァルツ『ジャンゴ繋がれざる者』	20	3	3	4	4	3	3	対抗
4	フィリップ・シーモア・ホフマン『ザ・マスター』	20	4	4	3	2	2	2	大穴
5	アラン・アーキン『アルゴ』	20	5	5	5	5	5	4	大穴

**List of Marks**
アラン・アーキン『アルゴ』	４度目のノミネート。またノッてきました（＋）	3.0
	毒舌映画プロデューサー役に大笑い。業界は共感（＋＋）
	群像劇臭強い作品。落選した共演俳優たちの分も…（＋＋）
	前哨戦は全てノミネート止まり（－）
	つまり今年は彼の年ではないということ（－）
	「リトル・ミス・サンシャイン」で受賞した記憶が新しい（－）
	まもなく79歳。老会員たちが最もシンパシーを覚える？（＋）
ロバート・デ・ニーロ『世界にひとつンプレイブック』	７度目のノミネート。生きる伝説ですから（＋）	3.5
	主人公の父親役で情けなくもチャーミングな演技（＋＋）
	地方の批評家賞を地味に受賞（＊）
	実に21年ぶりのノミネート。お帰りなさい！（＋＋）
	ちゅーか、その間何をしていたの？（＊）
	そう言えば、気の抜けたコメディにいっぱい出てましたね！（－－）
	ライヴァルは皆オスカー受賞者。彼に入れておけば間違いない（＊）
フィリップ・シーモア・ホフマン『ザ・マスター』	４度目のノミネート。すっかり常連です（＋）	4.0
	新興宗教の教祖役。カリスマ性たっぷりの演技（＋＋）
	ホアキン・フェニックスの「熱演」を完璧に受け止める（＋＋）
	実は「主演」と言って良い大きな大きな役柄（＋）
	ブロードキャスト映画批評家協会賞受賞（＋）
	「カポーティ」で受賞したのはつい、この前のような…（－）
	作品BUZZが消滅してしまった（－－）
トミー・リー・ジョーンズ『リンカーン』	BOSSをたっぷり飲んで４度目のノミネーション（＋）	4.0
	SAG、ラスヴェガス映画批評家協会賞を受賞（＋）
	奴隷制度撤廃を支持する議員役で場をさらう（＋＋）
	前回の受賞から20年以上経っている…（＋）
	ゴールデン・グローブ賞授賞式のとき、怖かった（－）
	あ、それはいつものことか…（＋－）
	もちろんのことながら日本びいき。嬉しいじゃないですか！（＊）
クリストフ・ヴァルツ『ジャンゴ繋がれざる者』	二度目のノミネート。売れっ子です！（＋）	4.0
	またまたクエンティン・タランティーノ映画で候補。相性良し（＋）
	主人公を助ける賞金稼ぎ役でシーンスティラーの輝き（＋＋）
	配給会社は当初、主演プッシュしていたほど（＋）
	レオナルド・ディカプリオが候補入りするべきだった？（－）
	「イングロリアス・バスターズ」で受賞したのはほんの少し前のこと（－）
	指の先までこんなに面白くていいのか！？…という演技巧者（＋）

The Five Nominees　ノミネート男優　［I guessed 5/5］
アラン・アーキン　Alan Arkin
	アルゴ（ワーナー・ブラザース）
	Oscar Experience 4 noms / 1 win
	Precursors None
	「リトル・ミス・サンシャイン」（06年）での逆転受賞が記憶に新しいヴェテランが、ベン・アフレック監督の快打でオスカーレース復帰。毒舌の映画プロデューサー役で、ぴりり刺激の効いた小技を披露した。対象作からの候補は彼だけだが、アンサンブル色が強い作品ゆえ、共演俳優たちへの支持票も見込めるだろう。
ロバート・デ・ニーロ　Robert De Niro
	世界にひとつのプレイブック（ワインスタイン・カンパニー）
	Oscar Experience 7 noms / 2 wins
	Precursors DFCS
	生きる伝説がオスカーに帰ってきた。「ケープ・フィアー」（92年）以来、実に21年ぶりのノミネート。その間、何をしていたのかは問い詰めないでおこう。彼ならではの演技は見られなくても、映画から離れることは決してなかった。主人公の父親役で本領発揮。そろそろまた、渾身の一打を期待する。
フィリップ・シーモア・ホフマン　Philip Seymour Hoffman
	ザ・マスター（ワインスタイン・カンパニー）
	Oscar Experience 4 noms / 1 win
	Precursors BFCA、CFCA、WFCA、KCFFC、SFCA、PFCS、FFCC、OFCC、DFCS2、NCFCA、GFCA、TFCA...
	あの脂肪を考えると役柄は限られそうなものだが、彼は作品毎に変身する。闇を抱える作家になったり、はみ出し者のCIAになったり、倫理観を揺さぶられる神父になったり…。そして今度は新興宗教を興すカリスマ教祖役。主演といって差し支えない役柄で二度目の受賞を狙う。気掛かりは作品BUZZの消滅か。
トミー・リー・ジョーンズ　Tommy Lee Jones
	リンカーン（ドリームワークス）
	Oscar Experience 4 noms / 1 win
	Precursors SAG、LVFCS、SFFCC、IFJA、DFFCA、NFCS、HFCS、NTFCA、IFCA、NYFCO、BOFCA
	日本では例のCMの宇宙人役のイメージがこびりついているが、もちろんハリウッドでは性格俳優としてノンストップでの活躍が続いている。奴隷制廃止を訴える共和党下院議員タデウス・スティーヴンス役で、実力派が溢れる対象作の中で一際輝いていると大評判。二度目の受賞に向かって突き進んでいる。
クリストフ・ヴァルツ　Christoph Waltz
	ジャンゴ繋がれざる者（ワインスタイン・カンパニー）
	Oscar Experience 2 noms / 1 win
	Precursors BAFTA、GGA、SDFCS、SLFCA、AFCA、COFCA、BFCC
	世界を震撼させた「イングロリアス・バスターズ」（09年）で賞レース総ナメ、オスカーも獲得した名優が、再びクエンティン・タランティーノ映画に登場。今度は悪役ではなく、主人公を手助けする賞金稼ぎ。善玉も悪玉も器用にこなす圧倒的演技力。レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・Ｌ・ジャクソンの分も突っ走りたい。

ranking

キャンペーンパワー　12/12/1～13/1/15			前哨戦ポイント　-2/24-
1	クリストフ・ヴァルツ	318 p	1	トミー・リー・ジョーンズ	153.5 p
2	ロバート・デ・ニーロ	238 p	2	フィリップ・シーモア・ホフマン	143.0 p
3	アラン・アーキン	100 p	3	アラン・アーキン	113.0 p
4	トミー・リー・ジョーンズ	41 p	4	クリストフ・ヴァルツ	107.0 p
5	フィリップ・シーモア・ホフマン	0 p	5	ロバート・デ・ニーロ	95.5 p

対象作の興行収入　-2/18-			対象作の評価 rating
1	トミー・リー・ジョーンズ	$176m	1	アラン・アーキン	92.0 p
2	クリストフ・ヴァルツ	$157m	2	トミー・リー・ジョーンズ	89.5 p
3	アラン・アーキン	$127m	3	ロバート・デ・ニーロ	87.9 p
4	ロバート・デ・ニーロ	$99m	4	フィリップ・シーモア・ホフマン	85.3 p
5	フィリップ・シーモア・ホフマン	$16m	5	クリストフ・ヴァルツ	81.6 p

ノミネート予想（1/5）

Final Prediction

　助演男優賞は混戦が伝えられていて、最後の最後まで気が抜けない部門と言われている。ヴェテランも中堅も若手も入り乱れての熾烈なレース。最後に笑う５人とは。

　ただ、『リンカーン』のトミー・リー・ジョーンズと『ザ・マスター』のフィリップ・シーモア・ホフマンは安全圏に入ったように見える。特にジョーンズの落選はないだろう。作品の強力パワーの後押しを受けているし、ゴールデン・グローブ賞（GG）、ブロードキャスト映画批評家協会賞（BFCA）、アメリカ映画俳優組合賞（SAG）の重要三賞で全てノミネート。二度目の受賞もあり得ない話ではない。ホフマンは共演のホアキン・フェニックスの失速と共にBUZZは下降傾向にあるが、それでもノミネート落ちはないのではないか。重要三賞での候補も落としていない。

　ふたりと同じように重要三賞で候補に挙がった『アルゴ』のアラン・アーキンはしかし、まだ安泰ではないだろう。共演のジョン・グッドマンやブライアン・クランストンとの票割れが懸念されるし（グッドマンは『フライト』で候補に挙がる可能性あり）、出演時間がさほど多くないのがネックになるかもしれない。ただ、作品人気は絶大なので、そのアンサンブルを代表して、という意味合いの票が雪崩れ込む可能性はある。

　同じヴェテラン、『世界にひとつのプレイブック』のロバート・デ・ニーロはゴールデン・グローブ賞候補を落としてしまった。知名度やスター性を考えると有利だったはずで、そうなると意外に人気が伸びていないのか。しかし、彼はデ・ニーロだ。アメリカのレジェンドであるデ・ニーロだ。最後は同業者たちから賞レースカムバックを歓迎される気がする。

　最後の一枠は団子レースだ。『007／スカイフォール』のハヴィエル・バルデム、『ジャンゴ繋がれざる者』のレオナルド・ディカプリオ、サミュエル・Ｌ・ジャクソン、クリストフ・ヴァルツ、『マジック・マイク』のマシュー・マコノヒー、『ハッシュパピーバスタブ島の少女』のドワイト・ヘンリー、『レ・ミゼラブル』のエディ・レッドメインあたりが有力だろう。

　予想を難しくしているのはバルデムとジャンゴ・ボーイズだ。バルデムは誰もが知るスペインの名優だが、役柄はあの「007」シリーズの悪役なのだ。本当に会員がそれを認めるのだろうか。オスカーと会員がかぶっているSAGで候補入りしたことで、チャンスは予想以上に大きいと見るのが妥当だろうが、さすがにオスカーまでは難しいか。

　ジャンゴ・ボーイズの票の動きはもっと難しい。評価が高かったのはヴァルツとジャクソンだが、ワインスタイン・カンパニーの一押しはディカプリオだからだ。純粋に票が入るならヴァルツだろうが、ワインスタインマジックが働けばディカプリオが来る。それに元々ディカプリオは会員人気が高い。ヴァルツは最初主演プッシュだったことで、カテゴリー・コンフュージョンが起こることも考えられる。…となると、ジャクソンの線も捨て切れないか。業界人気が抜群に高い人だ。…というように、ジャンゴ・ボーイズについては考えれば考えるほど堂々巡りに入る。おそらく会員も頭を悩ませる。つまり票割れが起こる危険が極めて高い。なんとなく「ディパーテッド」（06年）の年を思い出す。ジャック・ニコルソンが来ると誰もが信じながら、候補に挙がったのはマーク・ウォルバーグだった。あのパターンに当てはめると、ディカプリオ優勢との大きな声を吹き飛ばして、ヴァルツが来る！？

　マコノヒー、ヘンリー、レッドメインの線も消えてはいない。ただ、マコノヒーはHIVに感染した実在の人物に扮した作品で次回のオスカーで旋風を巻き起こすだろうと見られていて、今回は様子見に終わる危険大。ヘンリーは作品パワーが期待ほど伸びていないことを考えると、知名度不足のカヴァーは難しいのではないか。レッドメインの急浮上も匂うが、作品評価がさほど伸びていないのは気にかかるところだ。

OSCAR PLANET Prediction
アラン・アーキン（アルゴ）	Shaky
ロバート・デ・ニーロ（世界にひとつのプレイブック）	Shaky
フィリップ・シーモア・ホフマン（ザ・マスター）	Likely
トミー・リー・ジョーンズ（リンカーン）	Lock
クリストフ・ヴァルツ（ジャンゴ繋がれざる者）	Shaky
The Runner-up
レオナルド・ディカプリオ（ジャンゴ繋がれざる者）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（1/5）
Lock
トミー・リー・ジョーンズ Tommy Lee Jones （リンカーン） Win: SAG、LVFCS、SFFCC、IFJA、DFFCA、NFCS、HFCS、NTFCA、IFCA、NYFCO、BOFCA	スティーヴン・スピルバーグがエイブラハム・リンカーンを描く話題作で、奴隷制廃止を訴える共和党下院議員タデウス・スティーヴンスを鮮やかに。 ~~Weak Point~~ デヴィッド・ストラザーン、ジョセフ・ゴードン＝レヴィットら共演陣にライヴァル多数。注目独占は厳しいと思われたが、主演男優同様高評価獲得。BOSSのCM、一体いつまで続くんだー！？
Likely
フィリップ・シーモア・ホフマン Philip Seymour Hoffman （ザ・マスター） Win: BFCA、CFCA、WFCA、KCFFC、SFCA、PFCS、FFCC、OFCC、DFCS2、NCFCA、GFCA、TFCA、VFCC、LFCC、OFCS、IWFCP、VIFF	今の快進撃は「ブギーナイツ」「マグノリア」の好演があればこそ。恩師ポール・トーマス・アンダーソン監督作で、宗教を立ち上げる男を演じる。 Weak Point オデブな身体に信者たちの絶対的信頼感？ちょいとオスカー会員に好かれ過ぎなくらい。でも絶対候補安泰と言えないのは、共演のホアキン・フェニックスのアンチオスカー発言ゆえ。まったくもう！
Shaky
アラン・アーキン Alan Arkin （アルゴ）	「リトル・ミス・サンシャイン」のすっとぼけじいさん役でオスカー男優となった大ヴェテラン。映画内映画のプロデューサー役で毒舌連発！ Weak Point ベン・アフレック監督第３弾はクセモノ俳優がずらりと揃えられたアンサンブル要素の強い作品。当然共演者たちも候補を狙う。ジョン・グッドマン、ブライアン・クランストンの追撃をかわせるか。
ロバート・デ・ニーロ Robert De Niro （世界にひとつのプレイブック） Win: DFCS	説明不要の大御所が、ブラッドリー・クーパーの父親役で見事な存在感。俳優なら誰もが共演したいと願うレジェンド。おかえりなさい！ Weak Point 最近は力の抜けた（抜いた？）演技が続いていた。おやっさん、そろそろ本気出して下さいよ。…という映画ファンの願いがようやく届いた模様。でも本人はもう、賞レースには興味ないのでは？？？
クリストフ・ヴァルツ Christoph Waltz （ジャンゴ繋がれざる者） Win: BAFTA、GGA、SDFCS、SLFCA、AFCA、COFCA、BFCC	「イングロリアス・バスターズ」の恐ろしく（かつ可笑しい）演技で世界を震撼させた遅咲きスター。主人公を助ける賞金稼ぎ役で作品を自分のものに。 Weak Point クエンティン・タランティーノ映画再登場だが、同じ監督の作品の演技では認めたくない会員もいるかも…。当初主演プッシュされていたため、カテゴリー・コンフュージョンが起こる。共演男優と票割れ。

ノミネーション予想これまでの流れ 2012　（Changes in Red）
Final
ロバート・デ・ニーロ	アラン・アーキン	フィリップ・シーモア・ホフマン	クリストフ・ヴァルツ	トミー・リー・ジョーンズ*
The Leader：トミー・リー・ジョーンズ
12/1
ロバート・デ・ニーロ	アラン・アーキン	フィリップ・シーモア・ホフマン	マシュー・マコノヒー	トミー・リー・ジョーンズ*
11/1
ロバート・デ・ニーロ	アラン・アーキン	フィリップ・シーモア・ホフマン*	マシュー・マコノヒー	ウィリアム・Ｈ・メイシー
10/1
ウッディ・ハレルソン	アラン・アーキン	フィリップ・シーモア・ホフマン*	マシュー・マコノヒー	ウィリアム・Ｈ・メイシー
9/1
ウッディ・ハレルソン*	レオナルド・ディカプリオ	フィリップ・シーモア・ホフマン	マシュー・マコノヒー	ウィリアム・Ｈ・メイシー
8/1
ウッディ・ハレルソン*	レオナルド・ディカプリオ	トム・ハーディ	マシュー・マコノヒー	ウィリアム・Ｈ・メイシー
7/1
ウッディ・ハレルソン	レオナルド・ディカプリオ	トム・ハーディ	ホアキン・フェニックス*	ウィリアム・Ｈ・メイシー
6/1
トム・クルーズ	レオナルド・ディカプリオ	トム・ハーディ	ホアキン・フェニックス*	ウィリアム・Ｈ・メイシー
5/1
トム・クルーズ	レオナルド・ディカプリオ*	トム・ハーディ	ホアキン・フェニックス	クリストフ・ヴァルツ

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/5）
Very Possible
ハヴィエル・バルデム Javier Bardem （007／スカイフォール）	ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じるようになってから、タフなイメージに一新した「007」シリーズに、スペインの名優が悪役として登場。髪をブロンドに染めた怪演に拍手喝采。Win: GSA
レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio （ジャンゴ繋がれざる者）	天才俳優がクエンティン・タランティーノ映画に登場。しかも悪役という、この部門で最も相性の良い役柄。受賞の匂い…。でも「Ｊ・エドガー」も受賞の匂いはぷんぷんだったでしょう？Win: NBR
ジョン・グッドマン John Goodman （フライト）	オスカーで大旋風を巻き起こした「アーティスト」により再注目。風は彼に吹いている。デンゼル・ワシントンショウとも噂される人間ドラマでも、目立っているとの噂。「アルゴ」と票割れ。
ドワイト・ヘンリー Dwight Henry （ハッシュパピーバスタブ島の少女）	各映画祭で絶賛の嵐を巻き起こしているインディペンデント映画で、主人公の少女の父を演じる。これが映画デビュー作とは思えない演技とのこと。知名度問題。Win: LAFCA、UFCA
サミュエル・Ｌ・ジャクソン Samuel L. Jackson （ジャンゴ繋がれざる者）	「パルプ・フィクション」で候補経験を持つ強面のアフリカ系が、そのクエンティン・タランティーノ作品に再登場。同じ部門に共演者のライヴァル多数。授賞式出席率が高いのは会員に慕われているから？
マシュー・マコノヒー Matthew McConaughey （マジック・マイク）	筋肉自慢のノーテンキ男がストリッパー役で、まさかの高評価。「キャリアベストイヤー」との賛辞が飛び出しているが、「素っ裸でボンゴ事件」を思い出す。Win: ISA、NSFC、NYFCC
エディ・レッドメイン Eddie Redmayne （レ・ミゼラブル）	トニー賞を獲得するなど、実力は折り紙付きの注目株。徐々に映画界にも名前を知られているが、「マリリン７日間の恋」では賞レース参戦ならず。マリユス役で勝負を賭ける！
Possible
ジェイソン・クラーク Jason Clarke （ゼロ・ダーク・サーティ）	着実な活動が実り話題作への出演も増えてきたオーストラリア出身の性格俳優。キャスリン・ビグローが指揮を執るオサマ・ビン・ラディン殺害事件を描くアクション・ドラマ。知名度問題。
ブライアン・クランストン Bryan Cranston （アルゴ）	TVシリーズ「ブレイキング・バッド」で３年連続エミー賞受賞の快挙を成し遂げたヴェテランが、ベン・アフレック監督第３弾に登場。実話を基にした、しかし奇想天外な物語。主演？
ラッセル・クロウ Russell Crowe （レ・ミゼラブル）	賞レース参戦から遠ざかっているが、既に確固たるポジションを確立している実力派。名作古典劇のミュージカルで、ジャヴェール警部を演じる。同じオセアニア出身のヒュー・ジャックマンを追い詰める。
マイケル・ファスベンダー Michael Fassbender （プロメテウス）	「HUNGER ハンガー」で注目され、「X-MEN：ファースト・ジェネレーション」でブレイク。話題作への出演が続く注目株。リドリー・スコット監督作でメールリード。ゴシップ報道も多い人。注意して下さいよ。
ジョン・グッドマン John Goodman （アルゴ）	オスカー受賞作「アーティスト」で久しぶりの存在感を見せつけた巨体俳優が、ベン・アフレック監督第３弾で、さらなるジャンプアップを狙う。メイキャップ・アーティスト役を優雅に？ところで…結局何キロ？
ハル・ホルブルック Hal Holbrook （プロミスト・ランド）	「イントゥ・ザ・ワイルド」で初候補に挙がったヴェテランが、マット・デイモン＆ジョン・クラシンスキー脚本、ガス・ヴァン・サント監督のドラマへ。尊敬される教師役。「テネシー、わが最愛の地」は無視された。
ジョン・クラシンスキー John Krasinski （プロミスト・ランド）	いかにもアメリカ的なファニーフェイススターが、マット・デイモンと共同で脚本を手掛けた作品で助演。TVシリーズ「The Office」も好調だが、映画でも着実に実績を残す。嫁には負けられん。
ジュード・ロウ Jude Law （アンナ・カレーニナ）	シエナ・ミラーとのすったもんだゴシップの影響か、メディアのイロモノ的な扱われ方が目立つ元美青年スターが、文芸ドラマで久々に色気を見せる。ヒロインの夫アレクセイ・カレーニン役。
ウィリアム・Ｈ・メイシー William H. Macy （セッションズ）	ヘンな顔の性格俳優がセックスアドヴァイスする司祭役で場をさらう。この部門に相応しい個性。主演TVシリーズ「シェイムレス俺たちに恥はない」のスーパーダメオヤジ役にはお茶の間唖然。
ユアン・マクレガー Ewan McGregor （インポッシブル）	大コケしたスーパーナチュラルスリラー「ステイ」以来、ナオミ・ワッツと再共演。今度はふたり一緒に大津波に襲われる。尖った魅力から柔らかな魅力へ。そろそろジュード・ロウと共演なんて、どう？
エズラ・ミラー Ezra Miller （ウォールフラワー）	「少年は残酷な弓を射る」の衝撃演技で映画界を凍りつかせたばかりの新星が、人気青春小説の映画版に登場。ローガン・ラーマンと親しくなる役柄。突然カミングアウト。Win: BSFC
ビル・ナイ Bill Nighy （マリーゴールド・ホテルで会いましょう）	英国映画もハリウッド映画も主演も助演も関係なく次々出演。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや「ラブ・アクチュアリー」を考えると、かなりのロック魂の持ち主かも。共演陣と票割れ。
ネイト・パーカー Nate Parker （キング・オブ・マンハッタン危険な賭け）	スマッシュヒットを記録した「Red Tails」で注目されたアフリカ系の若手が、リチャード・ギア主演の金融スリラーで更なるジャンプアップ。ギアに勢いが出ればもしかして…。期待のホープ。Win: AAFCA
マイケル・ペーニャ Michael Peña （エンド・オブ・ウォッチ）	「ミリオンダラー・ベイビー」「クラッシュ」と２年連続で作品賞受賞作に出演したことのある演技の良いヒスパニック系俳優。ジェイク・ギレンホールとの友情が試される。対象作は小品。
クリストファー・ウォーケン Christopher Walken （セブン・サイコパス）	既にオスカーを獲得済みのクセモノスター。実力派が勢揃いしたアンサンブル・コメディで、場をさらっているとの噂。ウッディ・ハレルソンよりも？？？ブラック・コメディはあまり賞受けしない。
トム・ウィルキンソン Tom Wilkinson （マリーゴールド・ホテルで会いましょう）	「イン・ザ・ベッドルーム」「フィクサー」で候補経験を持つ英国の大ヴェテラン。インドで隠居生活を送る老人たちを描くアンサンブル劇に登場。女優陣がより高評価を獲得している。
ブルース・ウィリス Bruce Willis （LOOPER ルーパー）	「こちらブルームーン探偵社」の頃が懐かしい現役アクションスター。ジョセフ・ゴードン＝レヴィットの成長した姿役を演じる。…って、オイッ、どう考えても無理があるって！元妻が心配なんだ…。
ブルース・ウィリス Bruce Willis （ムーンライズ・キングダム）	シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーと違うのは、フットワーク軽く、個性派の作品にも出るところ。今度はウェス・アンダーソン映画。ランニング一丁で血を流すだけの男じゃないぜ。
Longshot
リチャード・アーミテイジ Richard Armitage （ホビット思いがけない冒険）	ピーター・ジャクソンが再びホビットの世界を描く二部作で、ドワーフの長トーリン・オーケンシールドを演じる。TV作品を中心に活動してきた英国俳優が、遂に映画で羽ばたくか。
サシャ・バロン・コーエン Sacha Baron Cohen （レ・ミゼラブル）	世の中に蔓延る偽善を過激な笑いで炙り出す天才。ちょっとでも油断を見せると、アッという間に丸裸にされるので要注意。おそらくオスカー会員は彼を相当警戒している。できれば式にも来て欲しくない？
ビリー・コノリー Billy Connolly （カルテット！人生のオペラハウス）	アイルランド出身のヴェテランは自国映画からハリウッド大作まで網羅するバイプレイヤー。引退したオペラシンガー役で美声を披露か。共演に英国の実力派がズラリ。票割れ要注意。
トム・コートネイ Tom Courtenay （カルテット！人生のオペラハウス）	「ドクトル・ジバゴ」「ドレッサー」でノミネート経験を持つ英国のヴェテラン。実力派が美声を響かせるアンサンブル劇で、良質ロールを演じているという噂。全員助演プッシュになるとチャンス激減。
ミケル・ボー・フォルスガード Mikkel Boe Følsgaard （ロイヤル・アフェア愛と欲望の王宮）	町医者から「摂政」にまで上り詰めたヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセを描くドラマで、デンマーク王クリスチャン七世を演じる。ベルリン映画祭ではマッツ・ミケルセンを抑えて男優賞受賞。
ジェームズ・ガンドルフィーニ James Gandolfini （Not Fade Away）	「Cinema Verite」の演技が高評価を獲得したばかりのド迫力スター。60年代ロックバンドを結成する仲間たちを描いたドラマで、新しい顔を見せる。一度思い切ったコメディを観てみたい人。
ドーナル・グリーソン Domhnall Gleeson （アンナ・カレーニナ）	性格俳優ブレンダン・グリーソンの息子がいよいよ頭角を現す。レオ・トルストイの名作の何度目かの映画化で、トルストイの分身と言われるリョーヴィン役。実は「ハリー・ポッター」シリーズに出てました。
ジョセフ・ゴードン＝レヴィット Joseph Gordon-Levitt （リンカーン）	このところメキメキ頭角を現してきている注目株。「50/50 フィフティ・フィフティ」の闘病演技に続くのは、エイブラハム・リンカーンの息子ロバート・トッド・リンカーン役。アジア人に親しみやすい顔。
トム・ハーディ Tom Hardy （ダークナイトライジング）	クリストファー・ノーラン版「バットマン」三部作の最終章でベインを演じる。作品によって太ったり痩せたり忙しい、クリスチャン・ベール同様に肉体改造大好きスター。今回は相当マッチョに変身。
ウッディ・ハレルソン Woody Harrelson （セブン・サイコパス）	ハリウッドを代表する般若顔スター。愛犬のシーズーを誘拐されてぶち切れるギャング役で、コリン・ファレルを震え上がらせる。対象作はブラコメで賞受けし難いかも。マリファナ大好き。
ギャレット・ヘドランド Garrett Hedlund （オン・ザ・ロード）	着実に役柄が大きくなり、遂に「トロン：レガシー」で超大作の主演を張った若手。小品出演も依然積極的で、今度はサム・ライリーの友人役に扮する。これまで演技力は注目されてこなかった。
アーロン・ジョンソン Aaron Johnson （アンナ・カレーニナ）	「ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ」「キック・アス」と全く違う役柄を演じ分けて、注目度急上昇中。アンナ・カレーニナと不倫の恋に落ちる将校ヴロンスキー役。上手くいけば大ブレイクか。
ドン・ジョンソン Don Johnson （ジャンゴ繋がれざる者）	「メラニー・グリフィスの元夫」？「昔TVで人気のあった人」？すっかり影が薄くなっているが、元スターをカムバックさせるのが大得意のクエンティン・タランティーノ作品。今度は俺だ！
イアン・マッケラン Ian McKellen （ホビット思いがけない冒険）	「ゴッド・アンド・モンスター」で受賞するべきだった大御所。「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に続き、再びガンダルフを演じる。これまでよりも老けて見えたり…はしないか。名誉賞送りはやめて。
スクート・マクネイリー Scoot McNairy （ジャッキー・コーガン）	「モンスターズ地球外生命体」により驚きの高評価を獲得した注目株が、ブラッド・ピット主演作で助演。場をさらっているとの噂が流れている。知名度不足を吹き飛ばすためには大ヒットが必要。
ガイ・ピアース Guy Pearce （欲望のバージニア）	「L.A.コンフィデンシャル」「メメント」「英国王のスピーチ」…名作に次々出演しているオーストラリア男優。ジョン・ヒルコート作にまたしても出演。「英国王」でのシャットアウトは気の毒だった。
アンディ・サーキス Andy Serkis （ホビット思いがけない冒険）	「ロード・オブ・ザ・リング」三部作で想像以上にエモーショナルな演技を見せたクセモノが再びゴラム役で登場。「猿の惑星：創世記」のモンキー役も好評。パフォーマンスキャプチャー専門役者…みたいな。
デヴィッド・ストラザーン David Strathairn （リンカーン）	「グッドナイト＆グッドラック」で遂にオスカーに認められた性格男優。アレ？でもその後、いまいちオスカー効果が出ていないような…。エイブラハム・リンカーンを描く歴史劇で、再注目を狙う。
アーロン・トゥヴェイ Aaron Tveit （レ・ミゼラブル）	トム・フーパーが手掛ける大作ミュージカルで、秘密結社ABCの首領アンジョルラスを演じる。これまでの代表作はTVシリーズ「ゴシップ・ガール」！同じ部門に強力な共演俳優がズラリ。
ベン・ウィショー Ben Whishaw （クラウドアトラス）	小柄の猿顔スターとして、個性派街道まっしぐら。ファンタジーに合いそうな容姿が大きな武器。トム・ハンクス、ハル・ベリー、スーザン・サランドンら人気スターと共演。同郷ヒュー・グラントもいるよ。
Golden Globe Potential
ジョセフ・ゴードン＝レヴィット Joseph Gordon-Levitt （ダークナイトライジング）	「インセプション」で気に入られたのか、クリストファー・ノーラン作品に連投。しかもあの「バットマン」シリーズ最新作。役柄は不明だが、あのロビンなのではないかとの噂あり。「50/50」の余韻。

No Chance　チャンスなし　（1/5）
アラン・アーキン Alan Arkin （ミッドナイト・ガイズ）	アレック・ボールドウィン Alec Baldwin （ローマでアモーレ）
ロベルト・ベニーニ Roberto Benigni （ローマでアモーレ）	マット・ボマー Matt Bomer （マジック・マイク）
アルバート・ブルックス Albert Brooks （40歳からの家族ケーカク）	ジェラルド・バトラー Gerard Butler （マーヴェリックス波に魅せられた男たち）
スティーヴ・カレル Steve Carell （31年目の夫婦げんか）	ドン・チードル Don Cheadle （フライト）
トム・クルーズ Tom Cruise （ロック・オブ・エイジズ）	ジョン・キューザック John Cusack （ペーパーボーイ真夏の引力）
ジェームズ・ダーシー James D'Arcy （ヒッチコック）	ベニチオ・デル・トロ Benicio Del Toro （野蛮なやつら／SAVAGES）
ジョエル・エドガートン Joel Edgerton （ゼロ・ダーク・サーティ）	ザック・エフロン Zac Efron （ペーパーボーイ真夏の引力）
ジェシー・アイゼンバーグ Jesse Eisenberg （ローマでアモーレ）	ベン・フォスター Ben Foster （360）
ジェームズ・ガンドルフィーニ James Gandolfini （ジャッキー・コーガン）	ポール・ジャマッティ Paul Giamatti （コズモポリス）
ヒュー・グラント Hugh Grant （クラウドアトラス）	ジャレッド・ハリス Jared Harris （リンカーン）
アンソニー・ホプキンス Anthony Hopkins （360）	テレンス・ハワード Terrence Howard （Winnie）
リチャード・ジェンキンス Richard Jenkins （ジャッキー・コーガン）	イルファン・カーン Irrfan Khan （ライフ・オブ・パイ）
ジュード・ロウ Jude Law （360）	レイ・リオッタ Ray Liotta （ジャッキー・コーガン）
ベン・メンデルソーン Ben Mendelsohn （ジャッキー・コーガン）	ブルース・マッギル Bruce McGill （リンカーン）
ヴィゴ・モーテンセン Viggo Mortensen （オン・ザ・ロード）	ビル・マーレイ Bill Murray （ムーンライズ・キングダム）
ゲイリー・オールドマン Gary Oldman （ダークナイトライジング）	エドワード・ノートン Edward Norton （ムーンライズ・キングダム）
ニック・オファーマン Nick Offerman （Smashed）	ゲイリー・オールドマン Gary Oldman （欲望のバージニア）
クリス・プラット Chris Pratt （ゼロ・ダーク・サーティ）	エドガー・ラミレス Édgar Ramírez （ゼロ・ダーク・サーティ）
セス・ローゲン Seth Rogen （テイク・ディス・ワルツ）	ジェフリー・ラッシュ Geoffrey Rush （The Eye of the Storm）
ジェームズ・スペイダー James Spader （リンカーン）	マーク・ストロング Mark Strong （ゼロ・ダーク・サーティ）
ジャスティン・ティンバーレイク Justin Timberlake （人生の特等席）	ジョン・トラヴォルタ John Travolta （野蛮なやつら／SAVAGES）

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