Predictions -Best Supporting Actress-

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助演女優賞

受賞予想（2/18）

Final Predictions

エイミー・アダムス

サリー・フィールド

アン・ハサウェイ

ヘレン・ハント

ジャッキー・
ウィーヴァー

△

○

◎

OSCAR PLANET Prediction		アン・ハサウェイ（レ・ミゼラブル）
General Prediction		アン・ハサウェイ（レ・ミゼラブル）
My Hope		エイミー・アダムス（ザ・マスター）

　助演女優賞は、主演男優賞と並び、今年最も予想が簡単な部門だ。ブロードキャスト映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞、アメリカ映画俳優組合賞の重要３賞をコンプリート受賞した『レ・ミゼラブル』のアン・ハサウェイの勝利はほぼ間違いないだろう。

　ハサウェイが演じるのは、誰もが知っているファンティーヌ役だ。幼い我が子を育てるための金を稼ぐべく娼婦に堕ちてしまう女。娘の幸せだけを願い、そして若くして死してしまう女。ハサウェイはこの役柄を演じるために大幅な減量を敢行、ハリウッド大作が似合ういつものハッピーなイメージを完全に消し去った。あの長い髪を実際にばっさり切り落としてしまう場面にも挑戦した。

　この場面はハサウェイのあまりにも大きな見せ場だ。ハサウェイが自らの想いを切々と歌い上げる。楽曲は「I Dreamed a Dream」。トム・フーパーはハサウェイの顔のクローズアップに賭ける。ライヴ録音方式が採られているのも迫力を倍増させる。哀しくて、切なくて、痛々しくて…ほとんど反則と言って良い演出の下、ハサウェイが完璧な同情を勝ち取る。この場面でハサウェイはオスカー像に王手をかけた。

　過去の受賞者を見てもハサウェイの優位は動かないと見るのが妥当だ。この部門は主演を張る力を持ったスター女優が助演に回ったときに勝利する確率が極めて高い。最近の10年ではキャサリン・ゼタ＝ジョーンズ、レニー・ゼルウィガー、ケイト・ブランシェット、レイチェル・ワイズらがこのパターンで受賞を果たしている。

　ハサウェイを打ち落とす番狂わせを演じられる女優がいるとするなら、『リンカーン』のサリー・フィールドだろうか。エイブラハム・リンカーンの妻役で久しぶりに脚光を浴びている。『ザ・マスター』のエイミー・アダムスも４度目のノミネートで資格は十分。役柄も捻りがあると言われている。ただ、どちらもハサウェイのスターパワーと較べると、弱い感は拭えない。アダムスは作品のBUZZが消滅してしまったのも痛い。『セッションズ』のヘレン・ハントと『世界にひとつのプレイブック』のジャッキー・ウィーヴァーもハサウェイには太刀打ちできないと見るのが妥当だ。

　ハサウェイは「プリティ・プリンセス」（01年）「プラダを着た悪魔」（06年）「ゲットスマート」（08年）等で着実にスターパワーを強めてきた。「ブロークバック・マウンテン」（05年）「レイチェルの結婚」（07年）では演技力も証明した。今年は「ダークナイトライジング」（12年）のキャットウーマン役でも輝いた。そう言えば、ジェームズ・フランコと共に授賞式のホストも務めたこともある。不評ではあったが、ハサウェイの頑張りは彼女の好感度を下げることを許さなかった。

　「レイチェルの結婚」で主演女優賞にノミネートされたとき、シャーリー・マクレーンは彼女をこう紹介した。“アン・ハサウェイ、時には王女として、時にはプラダを着て、私たちを魅了してきました。今年は「レイチェルの結婚」で麻薬中毒で苦しむ役を演じました。自分の光と陰の両面を怖れずに曝け出し、若い女優の手本となってくれました。候補になったのは初めてですが、これから何度も名前が挙がるでしょう。それに…素晴らしい声だわ。これからも是非歌い続けて下さい。”。ハサウェイは今後も何度も名前が上がるだろう。歌い続けるだろう。スターであり続けるだろう。オスカー女優として。マクレーンの紹介に涙を流して感激していたハサウェイを思い出す。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/16	2/11	2/6	2/1	1/26
1	アン・ハサウェイ『レ・ミゼラブル』	45	1	1	1	1	1	1	本命
2	サリー・フィールド『リンカーン』	25	2	2	2	2	2	2	対抗
3	エイミー・アダムス『ザ・マスター』	20	3	3	3	3	3	3	大穴
4	ヘレン・ハント『セッションズ』	5	4	4	4	4	4	4	Happy to be Nominated
5	ジャッキー・ウィーヴァー『世界にひとつのプレイブック』	5	5	5	5	5	5	5	Happy to be Nominated

**List of Marks**
エイミー・アダムス『ザ・マスター』	８年で４度目のノミネート。好かれ過ぎ!（＋＋）	3.0
	あれ？でも受賞はゼロ。今回も本命ではない（＊）
	新興宗教教祖の妻役で捻りある存在感（＋＋＋）
	全米・ロサンゼルス・シカゴ等の有力批評家賞受賞（＋）
	対象作のBUZZが消滅。ホアキン・フェニックスめ…（－）
	候補は全て助演門。この手の女優は政治力が働き難い（＊）
	今年はアン・ハサウェイの年ですから（－）
サリー・フィールド『リンカーン』	３度目のノミネート。あーら、忘れられてなかったのね（＋）	3.5
	今のところ10割バッター。今回も狙っていくわよ！（＋）
	エイブラハム・リンカーンの妻役。迫力あります！（＋＋＋）
	ニューヨーク・ボストン等の有力批評家賞受賞（＋）
	本当に久しぶりの注目。最近、何していたの？（－）
	会員は「皆、私が好きなのね」のスピーチを忘れていない（＊）
	今年はアン・ハサウェイの年ですから（－）
アン・ハサウェイ『レ・ミゼラブル』	二度目のノミネート。そろそろ私の番よ（＋）	9.5
	有名文芸作のヒロインの一人、ファンテーヌ役（＋）
	顔のドアップを捉えた「I Dreamed a Dream」、ほとんど反則（＋＋＋）
	GGA、SAG、BFCA…重要三賞コンプリート受賞（＋＋＋）
	結婚生活、安定しています。優等生です（＋）
	12月、局部露出写真流出スキャンダル。オーノー！（＊）
	そんなこと関係ない。今年はあなたの年ですから！（＋）
ヘレン・ハント『セッションズ』	ようやく二度目のノミネーション。長かったわ（＋）	1.5
	ジョン・ホークスを男にしてあげます！（＋）
	その際、思い切ってヌードを見せちゃいました！（＋＋＋）
	あぁ、でも対象作からのノミネートは彼女だけ（－）
	対象作は小品。大ヒットにも繋がらず（－）
	オスカー受賞後、本当に冴えないキャリアでした（＊）
	今年はアン・ハサウェイの年ですから（－）
ジャッキー・ウィーヴァー『世界にひとつのプレイブック』	ヴェテランが大逆転、二度目のノミネートへ（＋）	0.5
	ロバート・デ・ニーロと妻役、ブラッドリー・クーパーの母役でキラリ（＋）
	「アニマル・キングダム」の怪演の記憶も新しい（＊）
	彼女の候補で対象作は演技部門候補コンプリート！（＋）
	あぁ、でも前哨戦は受賞ゼロに終わっている（－）
	スペシャルな演技ではないとの声もちらほら…（－）
	今年はアン・ハサウェイの年ですから（－）

The Five Nominees　ノミネート女優　［I guessed 4/5］
エイミー・アダムス　Amy Adams
	ザ・マスター（ワインスタイン・カンパニー）
	Oscar Experience 4 noms / 0 win
	Precursors NSFC、LAFCA、CFCA、VFCC
	「Junebug」（05年）で初候補に挙がってから、８年で４度目のノミネートになる。いかにオスカー会員に愛されているか、分かろうというもの。もちろん恋に落ちるのは会員だけではない。映画ファンも恋をする。新興宗教の教祖の妻役で複雑な演技を見せる。そろそろステージに上がっても良い頃だ。
サリー・フィールド　Sally Field
	リンカーン（ドリームワークス）
	Oscar Experience 3 noms / 2 wins
	Precursors NYFCC、BSFC、DFFCA、NFCS、AAFCA
	正直なところ、近年は冴えなかった。映画出演はあっても話題になることはなかった。だからスティーヴン・スピルバーグには感謝しても仕切れないかもしれない。エイブラハム・リンカーンの妻役で圧倒的存在感を発揮。絶頂期以来の脚光を浴びている。受賞したら「皆、私が好きなのね」以上のスピーチが飛び出すか。
アン・ハサウェイ　Anne Hathaway
	レ・ミゼラブル（ユニヴァーサル）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors SAG、BAFTA、GGA、GSA、BFCA、LVFCS、WFCA、DFCS、KCFFC、SFCA、IFJA、PFCS...
	「プリティ・プリンセス」（01年）から飛び出したスターだから、最初は偏見を持っていた人も多いだろう。だが、「レイチェルの結婚」（08年）あたりから、がらりと評価が変わる。演技力を具えたスター女優へと生まれ変わる。得意の歌声を活かしたミュージカルで、迫真のパフォーマンス。受賞スピーチでは最高の笑顔を！
ヘレン・ハント　Helen Hunt
	セッションズ（フォックス・サーチライト）
	Oscar Experience 2 noms / 1 win
	Precursors ISA、SFFCC、SLFCA、NFCS
	「恋愛小説家」（97年）で受賞するべきではなかった。そんなことを頻繁に言われるのは、その後、お馴染みの「オスカーの呪い」にかかったかのようにスランプにハマったから。だが、ようやく闇を抜け出したようだ。全身麻痺のジョン・ホークスを「お手伝い」する役柄で本領発揮。オスカーは温かく彼女のカムバックを祝う。
ジャッキー・ウィーヴァー　Jacki Weaver
	世界にひとつのプレイブック（ワインスタイン・カンパニー）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors None
	対象作は「アニマル・キングダム」（10年）でのオスカー効果があったからこそ決まった作品だろう。何しろロバート・デ・ニーロの妻役だ。怖い顔と可愛らしい声のギャップには毎度驚かされるが、その緻密な演技はその上を行く素晴らしさ。対象作は彼女の候補入りにより、主要６部門コンプリート候補。その意味は大きい。

ranking

キャンペーンパワー　12/12/1～13/1/15			前哨戦ポイント　-2/24-
1	アン・ハサウェイ	1341 p	1	アン・ハサウェイ	214.5 p
2	エイミー・アダムス	471 p	2	サリー・フィールド	130.0 p
3	サリー・フィールド	377 p	3	エイミー・アダムス	102.5 p
4	ヘレン・ハント	280 p	4	ヘレン・ハント	101.0 p
5	ジャッキー・ウィーヴァー	142 p	5	ジャッキー・ウィーヴァー	74.0 p

対象作の興行収入　-2/18-			対象作の評価 rating
1	サリー・フィールド	$176m	1	サリー・フィールド	89.5 p
2	アン・ハサウェイ	$145m	2	ジャッキー・ウィーヴァー	87.9 p
3	ジャッキー・ウィーヴァー	$99m	3	ヘレン・ハント	87.1 p
4	エイミー・アダムス	$16m	4	エイミー・アダムス	85.3 p
5	ヘレン・ハント	$5m	5	アン・ハサウェイ	67.5 p

ノミネート予想（1/5）

Final Prediction

　助演女優賞は『レ・ミゼラブル』ガールズたちが３枠を埋めるのではないかとの声が囁かれていたが、どうやらその線はなさそうだ。アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、サマンサ・バークス…全員がノミネートを受けたらさぞかし華やかなことになっただろうが、安全圏に入ったのはハサウェイのみ（受賞の可能性も極めて高い）。セイフライドとバークスが候補に挙がる可能性もないではないが、他にも強力コンテンダーがひしめき合っており、簡単には実現できそうにない。

　ハサウェイを追い掛ける形でパワーを発揮しているのは『リンカーン』のサリー・フィールドと『セッションズ』のヘレン・ハントだ。どちらもオスカーウィナー。ハサウェイと共にゴールデン・グローブ賞（GG）、ブロードキャスト映画批評家協会賞（BFCA）、アメリカ映画俳優組合賞（SAG）の重要三賞全てで候補を手にしている。落選はまずないだろう。

　残り二枠の争いが接戦になっている。前述のセイフライド、バークスの他、『ザ・マスター』のエイミー・アダムス、『007／スカイフォール』のジュディ・デンチ、『コンプライアンス服従の心理』のアン・ダウド、『ペーパーボーイ真夏の引力』のニコール・キッドマン、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』のマギー・スミス、『世界にひとつのプレイブック』のジャッキー・ウィーヴァーらの戦いだ。

　オスカーと投票会員の多くが被っているSAGではデンチとキッドマンがノミネートされた。どちらもサプライズと言って良い。デンチは対象作が大凡賞レース受けしない「007」シリーズだし、キッドマンは対象作自体の評価が厳しいもので下馬評も低かったからだ。それを覆してのノミネートは、彼女たちが業界内で安定した人気を誇っている証拠だろう。キッドマンはGGでも指名を受けて、急激にBUZZを上昇させている。

　ただ、だからと言ってオスカーでもすんなりとはいかないだろう。アダムスはホアキン・フェニックスの失速に引っ張られるようにBUZZを下降させているが、彼女自身は既に三度候補に挙がっている会員のお気に入りだ。ダウドは長い長い日陰の女優生活が認められるかもしれない。「アニマル・キングダム」（10年）のときのウィーヴァー、或いは「アメリカン・ギャングスター」（07年）のときのルビー・ディーのように、批評家好みで終わりそうな演技が救われやすいのがこの部門だ。スミスは英国会員票を掻き集めるだろうし、ウィーヴァーは対象作が旋風を巻き起こせばその勢いに乗っかることが可能だ。

　個人的にダウドを推したい。いや、推してあげたい。批評家賞で大善戦した彼女がノミネートを受けることは、会員がしっかり有力作品をチェックしていることを意味することに繋がると思うからだ。人気云々で票が入るのももちろんありだろう。人間が投票するのだから、そういうことだってある。けれどやっぱり、誰もが平等にチャンスを持って欲しい。オスカーの希望を信じたい気分になっている。

OSCAR PLANET Prediction
エイミー・アダムス（ザ・マスター）	Shaky
アン・ダウド（コンプライアンス服従の心理）	Shaky
サリー・フィールド（リンカーン）	Likely
アン・ハサウェイ（レ・ミゼラブル）	Lock
ヘレン・ハント（セッションズ）	Likely
The Runner-up
ニコール・キッドマン（ペーパーボーイ真夏の引力）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（1/5）
Lock
アン・ハサウェイ Anne Hathaway （レ・ミゼラブル） WIn: SAG、BAFTA、GGA、GSA、BFCA、LVFCS、WFCA、DFCS、KCFFC、SFCA、IFJA、PFCS、AFCA、FFCC、UFCA、OFCC、COFCA、HFCS、NTFCA、DFCS2、IFCA、NCFCA、LFCC、OFCS、NYFCO、BOFCA、BFCC	名作古典劇のミュージカル化で、ファンティーヌ役を演じる。役のために激痩せ＆ベリーショートに。今が旬のスターの輝きで会員も好印象。 ~~Weak Point~~ オスカーで見せつけた歌唱力を映画で披露。しかも、そのオスカーで共演したヒュー・ジャックマンが相手役。スクリーニングでは受賞確実との声が次から次へ。共演女優たちとの票割れも心配なし。
Likely
サリー・フィールド Sally Field （リンカーン） Win: NYFCC、BSFC、DFFCA、NFCS、AAFCA	ダニエル・デイ＝ルイス扮するエイブラハム・リンカーンの妻という久しぶりの大役に挑む。「主人公の妻」はこの部門で最も好かれるタイプの役柄。 Weak Point 二度候補に挙がり二度受賞しているが、それよりも有名なのは「皆さん、私が好きなのね」のひんしゅくスピーチ。私のこと、忘れてないでしょうね。えぇ、皆さん、まだあのスピーチ、覚えています。
ヘレン・ハント Helen Hunt （セッションズ） Win: ISA、SFFCC、SLFCA、NFCS	TV界から映画界へ転身。久々に脚光を浴びた本作では、セクシャルな役柄に挑んでいる。ジョン・ホークスをまさかの誘惑。ヘイ、カモーン！ Weak Point 「恋愛小説家」でオスカーを獲得して以来、もうひとつ伸び悩むキャリア。受賞もするべきではなかったとの声がちらほら聞こえる。ジョン・ホークスに勢いが出ないと共倒れになるかもしれない。
Shaky
エイミー・アダムス Amy Adams （ザ・マスター） Win: NSFC、LAFCA、CFCA、VFCC	とんとん拍子でオスカー常連女優にのし上がった好感度の高い実力派。戦争を経験後、宗教を起こす男の妻役。オスカーが最も好むタイプの役柄か。 Weak Point 今年は『オン・ザ・ロード』『人生の特等席』でも賞獲りが期待できそう。票割れは確実。私生活でママになって幸せ。でもダンナは地味。『ザ・マペッツ』で目立った産後太りは解消されましたか？
アン・ダウド Ann Dowd （コンプライアンス服従の心理） Win: NBR、SLFCA	サンダンスで今年最も不快な作品だと話題になった小品で、衝撃演技。窃盗容疑のかかった部下の店員を裸にして検査するマネージャー役。 Weak Point 映画、TV、舞台と幅広い分野で活躍を続ける性格女優だが、それでもまだまだ知名度不足。批評家賞での注目が絶対に必要。そもそも会員は対象作を観ているのか？…という疑問が…。

ノミネーション予想これまでの流れ 2012　（Changes in Red）
1/5
アン・ハサウェイ*	ヘレン・ハント	サリー・フィールド	アン・ダウド	エイミー・アダムス
The Leader：アン・ハサウェイ
12/1
アン・ハサウェイ*	ヘレン・ハント	サリー・フィールド	アン・ダウド	エイミー・アダムス
11/1
アン・ハサウェイ*	ヘレン・ハント	マギー・スミス	アン・ダウド	エイミー・アダムス
10/1
アン・ハサウェイ*	ジュディ・デンチ	マギー・スミス	アン・ダウド	エイミー・アダムス
9/1
アン・ハサウェイ*	ジュディ・デンチ	マギー・スミス	オリヴィア・ウィリアムス	エイミー・アダムス
8/1
アン・ハサウェイ	ジュディ・デンチ	アリシア・ムーア	オリヴィア・ウィリアムス*	エイミー・アダムス
7/1
アン・ハサウェイ	マギー・ギレンホール	アリシア・ムーア	オリヴィア・ウィリアムス*	エイミー・アダムス
6/1
ジェシカ・チャステイン	マギー・ギレンホール	アリシア・ムーア	オリヴィア・ウィリアムス*	エイミー・アダムス
5/1
ジェシカ・チャステイン*	マギー・ギレンホール	アリシア・ムーア	オリヴィア・ウィリアムス	キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/5）
Very Possible
サマンサ・バークス Samantha Barks （レ・ミゼラブル）	まだキャリアが始まったばかりのマン島出身の新人女優が、超豪華スター競演のトム・フーパー監督の文芸大作に大抜擢。エポニーヌ役を演じる。新人女優に優しい部門。大ブレイクなるか。
ジュディ・デンチ Judi Dench （007／スカイフォール）	この人が出れば映画の風格が増す？英国の重鎮。「007」シリーズのM役でもお馴染み。今回はMが鍵を握ると言われていて、これまでにない活躍が見られそう。候補入りしたら快挙。Win: GFCA
ニコール・キッドマン Nicole Kidman （ペーパーボーイ真夏の引力）	失敗作続きだったが、久しぶりに「ラビット・ホール」でオスカー候補に。まだまだ若手にスターの座は譲りませんわよ。男臭いキャストの中で紅一点。ママにもなったし、もう私は何も要らないわ。
アマンダ・セイフライド Amanda Seyfried （レ・ミゼラブル）	今最も勢いのある若手女優のひとり。ハリウッドの若手女優たちが狙ったコゼット役をゲット、「マンマ・ミーア！」で披露済みの歌声を武器に新境地開拓へ。ママはアン・ハサウェイ。デカい目繋がり。
マギー・スミス Maggie Smith （マリーゴールド・ホテルで会いましょう）	マクゴナガル先生は二度のオスカーに輝く名女優。英国ヴェテランが集まった群像劇で、軽妙な味わい。対象作はスマッシュヒットへ。近年ベストはTVシリーズ「ダウントンアビー貴族とメイドと相続人」。
ジャッキー・ウィーヴァー Jacki Weaver （世界にひとつのプレイブック）	「アニマル・キングダム」の怪演でオスカー候補に挙がったオーストラリアの大女優。オスカー効果が表れた後に選んだ作品ゆえ、役に旨味があるかも。怖い顔に似合わぬ可愛らしい声。
Possible
エミリー・ブラント Emily Blunt （LOOPER ルーパー）	ハリウッドでもすっかりお馴染みの顔となった人気英国女優。透明感があり、どんな役柄にも溶け込めるのが強みか。男臭くなりそうなSFスリラーに華を添える。ジョン・クラシンスキーとナイスカップル。
ポーリーン・コリンズ Pauline Collins （カルテット！人生のオペラハウス）	「旅する女シャーリー・バレンタイン」により主演賞候補経験を持つヴェテラン女優。英国実力派がアンサンブルを奏でる注目作で、ジューシーロールとの声。共演女優が強力。近年目立たなかった。
ジェニファー・イーリー Jennifer Ehle （ゼロ・ダーク・サーティ）	ハリウッドと英国をフットワーク軽く行き来しながら美味しい性格女優のポジションをがっちり確保。キャスリン・ビグロー監督による骨太ドラマで助演。ローズマリー・ハリスの娘だって知ってた？
スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson （ヒッチコック）	透明感のある少女は、いつのまにかオヤジ殺しのセクシースターの座へ。「サイコ」の撮影風景を描くドラマで、あのジャネット・リーを演じる。思い切り悲鳴を上げてね。ヘレン・ミレンがこの部門に入ると…。
ローラ・リニー Laura Linney （私が愛した大統領）	三度オスカー候補に挙がり、TVでも結果を残したばかりの演技派。ビル・マーレイ扮するルーズベルト大統領と恋に落ちる従妹のデイジーを演じる。作品評価が伸び悩み、後退。
フランシス・マクドーマンド Frances McDormand （ムーンライズ・キングダム）	個性的な演技で画面に唯一無二のユーモアそ注ぎ込む名女優がウェス・アンダーソン作品に登場。少年少女の逃避行を描くドラマで脇を固める豪華俳優陣の中でも、一際大きいチャンスとの噂。
フランシス・マクドーマンド Frances McDormand （プロミスト・ランド）	「トランスフォーマーダークサイド・ムーン」に出演したときはどうしちゃったのかと心配されたが、ちゃんと立て直してきた性格女優。セールスマン役のマット・デイモンの相棒を演じる。ぴりり刺激ある存在感。
ヴァネッサ・レッドグレーヴ Vanessa Redgrave （アンコール!!）	「英雄の証明」で久しぶりのノミネートを期待されながら、賞レースでほとんど無視。その雪辱を晴らす良質ロール。ワインスタイン・カンパニーがバックについている。二度目の受賞が見えてきた！？
ケリー・ライリー Kelly Reilly （フライト）	幸薄そうな顔ながら着実に前進中。ハリウッドでは「シャーロック・ホームズ」シリーズで知られる英国女優が、デンゼル・ワシントンの熱演が話題の実話映画で場をさらう。知名度問題。
クリスティン・スコット＝トーマス Kristin Scott-Thomas （砂漠でサーモン・フィッシング）	「イングリッシュ・ペイシェント」以後やや停滞していたが、フランス映画に積極的に出るようになってから復活。「ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ」でも存在感を示したばかり。エミリー・ブラントと票割れ。
クリステン・スチュワート Kristen Stewart （オン・ザ・ロード）	「トワイライト」シリーズでブレイクしたティーンのアイドル。どんな役柄を演じても翳りを帯びているのが特徴。前年はラジー賞候補に指名されたが、汚名返上なるか。浮気騒動でイメージダウン。
ケリー・ワシントン Kerry Washington （ジャンゴ繋がれざる者）	アフリカ系の中ではハル・ベリーに対抗できる美貌の持ち主が、クエンティン・タランティーノ作品に登場。男臭いキャストの中で華になる。夫役のジェイミー・フォックスとは「Ray レイ」以来の共演。
エマ・ワトソン Emma Watson （ウォールフラワー）	ハーマイオニーが順調な成長を見せて、様々な役柄に挑戦中。ベストセラーになった青春小説の映画化で、ローガン・ラーマンに急接近。モデルとしても活躍中。大人になれるかどうか。Win: SDFCS
レベル・ウィルソン Rebel Wilson （ピッチ・パーフェクト）	「ブライズメイズ」「バチェロッテ」等、メキメキと頭角を現してきているオデブなコメディエンヌ。大学のアカペラ部を舞台にした音楽コメディで抜群の存在感。同じタイプにメリッサ・マッカーシー。
Longshot
ペ・ドゥナ Doona Bae （クラウドアトラス）	「ほえる犬は噛まない」「子猫をお願い」「グエムル漢江の怪物」といった作品で輝きを見せた韓国女優。TVの匂いのついた同国の他女優たちとはちょいと違う感。ハリウッド映画で七変化。
ヘレナ・ボナム＝カーター Helena Bonham-Carter （レ・ミゼラブル）	二度目のノミネーションを獲得した「英国王のスピーチ」に続くトム・フーパー作品。有名古典劇の再映画化で、小悪党マダム・テナルディエを演じる。実力派共演。勝ち抜くのは至難の業。
ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain （欲望のバージニア）	2011年最も飛躍したスター。トム・ハーディの恋人役で、ダメ押しを狙う。一体どんなスケジュールになっているのか、作品が洪水のように続く。今年も話題作がズラリ待機中。無理せずお願いしますよ。
トニ・コレット Toni Collette （ヒッチコック）	「シックス・センス」で候補経験を持つオーストラリアのカメレオン女優。アルフレッド・ヒッチコックを描くドラマで、彼のアシスタント、ペギー・ロバートソンを演じる。スカーレット・ヨハンソンと票割れ。
オリヴィア・コールマン Olivia Colman （私が愛した大統領）	「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」で好演を見せ、「思秋期」で大絶賛された実力派。クイーン・エリザベス役で今度こそノミネートを！オリヴィア・ウィリアムスとの票割れが懸念される。
ローズマリー・デウィット Rosemarie DeWitt （ラブ・トライアングル）	アン・ハサウェイの姉を演じた「レイチェルの結婚」により俄然注目度を上昇させた性格女優。今度はエミリー・ブラントの姉に扮する。…？「姉」役がお得意？オスカー向きのタイプではない。
サルマ・ハエック Salma Hayek （野蛮なやつら／SAVAGES）	メキシコからハリウッドへ進出した女優の中では抜群のキャリア。オリヴァー・ストーンが麻薬問題を取り上げたスリラーで、悪魔のような女を演じる。肝心の作品評価は伸び悩んだが…。
イザベル・ユペール Isabelle Huppert （愛、アムール）	「ピアニスト」で鬼気迫る演技を見せたフランスの大女優が、ミヒャエル・ハネケ作品に再登場。妻が脳卒中で倒れる夫婦の娘役。どんな役柄でも鬼気迫る。ましてやハネケ作品では…。
ゾーイ・カザン Zoe Kazan （ルビー・スパークス）	「リトル・ミス・サンシャイン」チームが集まったプロジェクトのヒロイン。スランプ中の小説家が生み出したキャラクター役で、物語の鍵を握る。なんと自らの脚本。おそらく美味しい役柄。
シャーリー・マクレーン Shirley MacLaine （バーニーみんなが愛した殺人者）	まもなく80歳を迎えようというのに、未だ元気溌剌の大女優。我侭な未亡人役でジャック・ブラックを困らせる！殺されてからも困らせる！ブラックと一緒にゴールデン・グローブ賞を目指しましょう。
スーザン・サランドン Susan Sarandon （素敵な相棒フランクじいさんとロボットヘルパー）	還暦を迎えても、姐さん依然現役バリバリ、政治発言もばんばんカマす。守りに入らないカッコ良さを極める。ロボットと奇妙な友情を育むフランク・ランジェラの、レズビアンの友人役。
スーザン・サランドン Susan Sarandon （キング・オブ・マンハッタン危険な賭け）	金融界で絶体絶命の窮地に陥るリチャード・ギアの妻に扮して存在感を発揮。賞レースはご無沙汰だが、そろそろ…。ティム・ロビンスと別れたと思ったら、若い青年との関係を深めて現役ばりばり。
ロレイン・トゥーサント Lorraine Toussaint （Middle of Nowhere）	夫の逮捕をきっかけに新しい人生を歩み始める若いアフリカ系女性を描く物語で、主人公の母親を演じる。対象作はサンダンス映画祭で絶賛。これまでTVを中心に小さな役で活動。
ミア・ワシコウスカ Mia Wasikowska （欲望のバージニア）	「アリス・イン・ワンダーランド」は酷評されたが、知名度は大幅アップ。その後は順調に作品を重ねている新進女優。シャイア・ラブーフとカップルに扮する。色素の薄い顔立ちで、どんな役も…。
オリヴィア・ウィリアムス Olivia Williams （私が愛した大統領）	歳を重ねて出てきた苦味が武器になってきた英国女優。米国で最も尊敬されている女性の一人、フランクリン・ルーズベルト大統領の妻エレノア役。夫の浮気に耐える妻役はオスカー好みだが…。
Golden Globe Potential
マリオン・コティヤール Marion Cotillard （ダークナイトライジング）	今やハリウッドで最も有名な若手フランス女優が「バットマン」シリーズ最終章に登場。クリストファー・ノーランのお気に入り女優に？アン・ハサウェイ演じるキャットウーマン役の方が面白そう。

No Chance　チャンスなし　（1/5）
エイミー・アダムス Amy Adams （オン・ザ・ロード）	エリザベス・バンクス Elizabeth Banks （ピープル・ライク・アス）
ジェシカ・ビール Jessica Biel （ヒッチコック）	ジュリエット・ビノシュ Juliette Binoche （コズモポリス）
アンビル・チルダース Ambyr Childers （ザ・マスター）	ペネロペ・クルス Penélope Cruz （ローマでアモーレ）
ジュディ・デイヴィス Judy Davis （The Eye of the Storm）	ヴィオラ・デイヴィス Viola Davis （ウォント・バック・ダウンママたちの学校戦争）
ローラ・ダーン Laura Dern （ザ・マスター）	ニーナ・ドブレフ Nina Dobrev （ウォールフラワー）
キルスティン・ダンスト Kirsten Dunst （オン・ザ・ロード）	アリス・イングラート Alice Englert （ジンジャーの朝さよなら、わたしが愛した世界）
アメリカ・フェレーラ America Ferrera （エンド・オブ・ウォッチ）	グレタ・ガーウィグ Greta Gerwig （ローマでアモーレ）
ホリー・ハンター Holly Hunter （ウォント・バック・ダウンママたちの学校戦争）	ホイットニー・ヒューストン Whitney Houston （スパークル）
アンナ・ケンドリック Anna Kendrick （エンド・オブ・ウォッチ）	ダイアン・クルーガー Diane Kruger （マリー・アントワネットに別れをつげて）
メリッサ・レオ Melissa Leo （フライト）	メリッサ・レオ Melissa Leo （Why Stop Now）
ケリー・マクドナルド Kelly Macdonald （アンナ・カレーニナ）	ヴァージニア・マドセン Virginia Madsen （最高の人生のはじめ方）
フランシス・マクドーマンド Frances McDormand （きっとここが帰る場所）	サマンサ・モートン Samantha Morton （コズモポリス）
エリザベス・オルセン Elizabeth Olsen （恋するふたりの文学講座）	エレン・ペイジ Ellen Page （ローマでアモーレ）
スーザン・サランドン Susan Sarandon （クラウドアトラス）	オクタヴィア・スペンサー Octavia Spencer （Smashed）
ティルダ・スウィントン Tilda Swinton （ムーンライズ・キングダム）	ミシェル・ファイファー Michelle Pfeiffer （ダーク・シャドウ）
ミシェル・ファイファー Michelle Pfeiffer （ピープル・ライク・アス）	シアーシャ・ローナン Saoirse Ronan （アンナ・カレーニナ）
エリザベス・シュー Elisabeth Shue （マーヴェリックス波に魅せられた男たち）	エマ・ストーン Emma Stone （アメイジング・スパイダーマン）
タッブー Tabu （ライフ・オブ・パイトラと漂流した227日）	シャーリズ・セロン Charlize Theron （プロメテウス）
アリシア・ヴィキャンデル Alicia Vikander （アンナ・カレーニナ）	レイチェル・ワイズ Rachel Weisz （360）
オリヴィア・ワイルド Olivia Wilde （カワイイ私の作り方全米バター細工選手権！）	オリヴィア・ワイルド Olivia Wilde （ピープル・ライク・アス）
オリヴィア・ウィリアムス Olivia Williams （アンナ・カレーニナ）	キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ Catherine Zeta-Jones （ロック・オブ・エイジズ）

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