Predictions -Best Actor-

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主演男優賞

受賞予想（2/28）

Final Predictions

クリスチャン・ベール

ブルース・ダーン

レオナルド・
ディカプリオ

キウェテル・
イジョフォー

マシュー・マコノヒー

△

○

◎

OSCAR PLANET Prediction		マシュー・マコノヒー（ダラス・バイヤーズクラブ）
General Prediction		マシュー・マコノヒー（ダラス・バイヤーズクラブ）
My Hope		ブルース・ダーン（ネブラスカふたつの心をつなぐ旅）

　ノミネーションの段階で確実との声が多かった『キャプテン・フィリップス』のトム・ハンクスと『オール・イズ・ロスト最後の手紙』のロバート・レッドフォードが落選するという波乱が起こった主演男優賞部門。受賞者決定までにも、まだ一波乱二波乱あるだろうか。

　批評家賞で最も優秀な得点を叩き出したのは『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーだが、その内容を見ていくと、彼がトップランナーではないことが分かる。ゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、アメリカ映画俳優組合賞の重要三賞で全て候補に挙がったのは当然として、受賞に漕ぎ付けた賞は地方の批評家賞が大半なのだ。ボストンとシカゴは重要視しても良いが、その他はほとんどオスカーに影響を与えない小さな賞ばかりだ。

　例えばナショナル・ボード・オブ・レヴューとロサンゼルスは『ネブラスカふたつの心をつなぐ旅』のブルース・ダーンが獲った。ニューヨークは落選したレッドフォードが征した。全米はやはり候補落ちした『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』のオスカー・アイザックが勝利した。イジョフォーの高得点は地方の小さな賞でこつこつと勝ったがゆえのものなのだ。しかも重要三賞は全て受賞を逃がしている。

　そう、重要三賞をコンプリート受賞したのは『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒーだ。HIV感染者という役柄のために本人だと分からないほどの減量を行い、その鬼気迫る演技が圧倒的な支持を獲得している。オスカーが体型を変えて臨んだ演技に弱いのは周知の事実。この部門にあって欲しいスター性も具えている。各授賞式でのスピーチも概ね好評だ。いかにもアメリカ的な特徴も会員心をくすぐるだろう。しかし、彼の強みは、何と言っても近年の快進撃にある。

　「評決のとき」（96年）でニュースター誕生と騒がれながら、その後安易なロマンティック・コメディやアクション・コメディに連続出演し、すっかり脳天気なイメージがついていたのが、「リンカーン弁護士」（11年）をきっかけにキャリアが急激な変換を見せる。「キラー・スナイパー」（11年）「バーニーみんなが愛した殺人者」（11年）「ペーパーボーイ真夏の引力」（12年）「マジック・マイク」」（12年）…。今年は『MUD マッド』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でも場をさらった。中でも「マジック・マイク」の吹っ切れたような怪演は話題を呼び、オスカー候補に挙がらなかったことが大いに嘆かれたものだ。

　オスカーはキャリアの転換を決定づける演技に弱い。そして『ダラス・バイヤーズクラブ』は近年性格スターとして生まれ変わったマコノヒーが放つ、決定打なのだ。それが重要賞総ナメに繋がっている。オスカーもこのまま彼が獲得する可能性が高い。

　ただし、他の候補者にチャンスがないわけではない。イジョフォーは作品人気が強力な武器になるだろうし、ダーンは2013年最大のカムバックスターと言って良い。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオはまだそんな引き出しがあったのかと唖然とする演技で、一発逆転のポテンシャルを秘める。『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベールだけは受賞経験がある点が大きなマイナスになり、今回はパスされるだろう。

　対抗はディカプリオか。マコノヒーは近年の良質作の連打が武器になるが、ディカプリオの場合は長きに渡る功績が考慮されるかもしれない。40歳を前にしてこれで４回目のノミネート。スコセッシ映画の集大成に相応しいダイナミックな演技だ。ただ、ディカプリオはゴールデン・グローブ賞が勝負の分かれ目になった気がする。受賞した際の、ダーンの寂しげな表情が（いつもあんな顔という説もあるが）会員の頭にこびりついたはずだ。ダーンにあんな表情をさせてはいけなかった。加えてスピーチが真面目過ぎた。予め用意していたような立派な立ち居振る舞いが、かえって退屈に感じられると言うか。マコノヒーの素を感じさせるスピーチの方が印象に残る。つまりディカプリオはゴールデン・グローブを受賞しない方が、オスカーで票を集めたと思うのだ。役柄の不道徳さも、やはり敬遠要素になる。

　マコノヒーとディカプリオで票が割れたとき、その際はダーンが来る。平均年齢の高いオスカー会員たちが最もシンパシーを寄せ易く、固定票をたっぷり獲得しているはず。同年齢のレッドフォード支持票も、彼に流れるだろう。

　ディカプリオが一発逆転を狙う。ダーンが様子を窺う。しかし、マコノヒーの勝利は揺るがないと見る。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/16	2/11	2/6	2/1	1/26
1	マシュー・マコノヒー『ダラス・バイヤーズクラブ』	35	1	1	1	1	1	2	本命
2	レオナルド・ディカプリオ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』	30	2	2	3	4	4	5	対抗
3	ブルース・ダーン『ネブラスカふたつの心をつなぐ旅』	25	3	3	2	2	3	3	大穴
4	キウェテル・イジョフォー『それでも夜は明ける』	10	4	4	4	3	2	1	超大穴
5	クリスチャン・ベール『アメリカン・ハッスル』	5	5	5	5	5	5	4	Happy to be Nominated

**List of Marks**
クリスチャン・ベール『アメリカン・ハッスル』	２度目のノミネート。すっかり実力派の趣（＋）	1.5
	恒例？役柄のために大幅増量。頭はハゲに！（＋＋＋）
	対象作に勢いあり。その主演男優は当然注目される（＋）
	ん？前哨戦は全てノミネート止まりに終わっている（－）
	賞には興味なさそう。各授賞式でも欠席率高し（－）
	候補者の中で唯一受賞経験者。他に票が流れるのが妥当（－）
	昔のお騒がせゴシップを覚えている会員もいるかもね（＊）
ブルース・ダーン『ネブラスカふたつの心をつなぐ旅』	２度目のノミネーション。何年ぶりでしょう？（＋）	4.0
	今の年齢だからこその演技に老会員たちは感涙必至？（＋＋）
	大ヴェテラン。中堅が揃う中、一際目を引く（＋＋）
	ナショナル・ボード・オブ・レヴュー、LA批評家協会賞受賞（＋）
	ゴールデン・グローブ賞の敗北時の表情が…涙（＋）
	でも、オスカー会員は意外にシビアな決断をすることが多い（－－）
	助演と言われても納得してしまう役柄との声あり（－）
レオナルド・ディカプリオ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』	４度目のノミネーション。当然！（でしょ？？？）（＋＋）	3.0
	これまでにないハイテンション演技。こんなのもできちゃう（＋＋）
	マーティン・スコセッシと組めば天下無敵（＋）
	ゴールデン・グローブ賞を受賞。どんなもんだい（＋＋）
	えっ、でもブルース・ダーンを負かしたのは拙かったかも（－）
	時に不快さを誘う役柄。こんなのを演じるなんてけしからん！（－－）
	幸か不幸か。巧過ぎて、どの映画も賞狙いに見える（－）
キウェテル・イジョフォー『それでも夜は明ける』	ファーストノミネーション！Congratulations!（＋）	4.0
	英国演劇界の隠し玉。ようやく認められました（＋＋）
	オスカー好みの対象作の主演男優。当然です（＋＋）
	前哨戦快走。ボストン、シカゴの重要批評家賞を獲る（＋＋）
	が、ゴールデン・グローブを始めとする重要賞は完全敗北（－）
	作品人気に翳りが見えてきた影響かもしれない（－）
	主演より助演タイプ。この部門を受賞するのは難しいかも（－）
マシュー・マコノヒー『ダラス・バイヤーズクラブ』	初ノミネーション。あのボンゴ男がねー（＋）	10.0
	HIVに感染、治療薬の密輸に手を染める実在の男役（＋＋）
	役柄のために大幅減量。ほとんど「あんた誰？」状態（＋＋）
	その甲斐あって、重要三賞をコンプリート受賞（＋＋＋）
	対象作に限らず、性格演技を連発。総合票が雪崩れ込む（＋＋）
	オスカーはキャリアを転換させる演技に弱い。よくやった！（＋）
	くどいようですが、あのボンゴ男がねー（－）

The Five Nominees　ノミネート男優　［I guessed 3/5］
クリスチャン・ベール　Christian Bale
	アメリカン・ハッスル（コロンビア）
	Oscar Experience 2 noms / 1 win
	Precursors None
	デ・ニーロ・アプローチは今も生きている。現在活躍する主演男優の中で、それにとり憑かれたような役作りを見せるのが彼だ。今回は体重を（正確には脂肪を）たっぷり増やし、ハゲ頭に変えた。けれどもちろん、肉体改造が全てではない。それは取っ掛かりに過ぎない。それを証明するからこその候補だろう。
ブルース・ダーン　Bruce Dern
	ネブラスカふたつの心をつなぐ旅（パラマウント）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors NBR、LAFCA、CIFF
	最近は静かなキャリアだった。俳優業よりもローラ・ダーンの父親としての方が知られているかもしれない。しかし、断わるまでもなく彼は名優だ。俳優の魅力を最大限に引き出すアレクサンダー・ペインの演出の下、アル中の偏屈親父を詩情豊かに体現した。「帰郷」（78年）以来、二度目の候補。嬉しいカムバックだ。
レオナルド・ディカプリオ　Leonardo DiCaprio
	ウルフ・オブ・ウォールストリート（パラマウント）
	Oscar Experience 4 noms / 0 win
	Precursors None
	マスコミはいい加減、彼がオスカーに嫌われているという戯言を発するのをやめるべきだ。彼の年齢でこれ以上の評価を受けている俳優がどこにいる？それにしても今回は思い切った。最善の方法とは言え、爆発的喜劇演技が放つ中毒性の凄まじさよ。候補入りは苦戦したが、逆転受賞の可能性は大いにある。
キウェテル・イジョフォー　Chiwetel Ejiofor
	それでも夜は明ける（フォックス・サーチライト）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors BAFTA、BSFC、CFCA、WFCA、HFCS、KCFCC、SFFCC、IFJA、SFCA、SLFCA、AFCA、FFCC...
	名前は知らなくても読めなくても（実際は“チューイテル”に近い）、顔を覚えている人は多いだろう。実力はとっくに知られていた英国演劇界の実力派が、念願の初ノミネート。作品賞本命と言われる対象作の主人公をドラマティックに体現し、ようやく過小評価されている俳優の称号を返上。快進撃は止まらない。
マシュー・マコノヒー　Matthew McConaughey
	ダラス・バイヤーズクラブ（フォーカス・フィーチャーズ）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors SAG、GGA、GSA、ISA、BFCA、LVFCS、DFCS、DFFCA、PFCS、DFCS2
	「リンカーン弁護士」（11年）から始まった快進撃が止まらない。「キラー・スナイパー」（11年）「バーニーみんなが愛した殺人者」（11年）「ペーパーボーイ真夏の引力」（12年）「マジック・マイク」（12年）『MUD マッド』（13年）…。激痩せ壮絶演技はその集大成と言うべき渾身の一打。受賞、あるぞ。さらばボンゴ！

ranking

キャンペーンパワー　13/12/1～14/1/15			前哨戦ポイント　-3/2-
1	レオナルド・ディカプリオ	491 p	1	キウェテル・イジョフォー	213.0 p
2	マシュー・マコノヒー	473 p	2	マシュー・マコノヒー	155.5 p
3	キウェテル・イジョフォー	214 p	3	ブルース・ダーン	105.5 p
4	ブルース・ダーン	182 p	4	クリスチャン・ベール	102.0 p
5	クリスチャン・ベール	95 p	5	レオナルド・ディカプリオ	88.0 p

対象作の興行収入　-2/23-			対象作の評価 rating
1	クリスチャン・ベール	$144m	1	キウェテル・イジョフォー	97.9 p
2	レオナルド・ディカプリオ	$112m	2	クリスチャン・ベール	91.8 p
3	キウェテル・イジョフォー	$49m	3	ブルース・ダーン	89.5 p
4	マシュー・マコノヒー	$24m	4	マシュー・マコノヒー	89.1 p
5	ブルース・ダーン	$16m	5	レオナルド・ディカプリオ	76.7 p

ノミネート予想（1/11）

Final Prediction

　今年の主演男優賞レースは、例年ならば受賞していただろうと言われる名演技が続出。中でもBIG5と呼ばれる強力コンテンダーがいて、普通に考えれば、この５人がノミネーションを獲得するだろう。『ネブラスカふたつの心をつなぐ旅』のブルース・ダーン、『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォー、『キャプテン・フィリップス』のトム・ハンクス、『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒー、『オール・イズ・ロスト最後の手紙』のロバート・レッドフォードだ。

　しかし、彼らは絶対に全員安泰、このまますんなり候補に挙がるのだろうか。答えは否。波乱が起きる可能性は決してなくはない。ヒントは前哨戦にある。ブロードキャスト映画批評家協会賞（BFCA）とゴールデン・グローブ賞では全員がノミネートされたが、アメリカ映画俳優組合賞（SAG）ではレッドフォードがまさかの落選を喫しているのだ。

　BIG5の中でもレッドフォードは受賞に近い位置につけていると見られていただけに、落選はSAG最大のサプライズとして大きく報道された。対象作はスタント・アンサンブル賞では候補に挙がっていて、演技より身体を張ったスタントの方が会員間では高評価なのではないか、との憶測もある。SAG落選により当確と思われたレッドフォードが一気に窮地に立たされたのは間違いない。

　加えてSAGのレッドフォード落選は、他候補も絶対安泰ではないことを示してもいるだろう。目を凝らせばウィークポイントはある。同じく当確と思われたイジョフォーは批評家受けは良くても、オスカー会員がすんなり認めるかどうかは未知数。作品賞レースの主役が演技賞で無視されるというのは、実はよくある話だ。ダーンは功労賞的意味合いの票も期待できるが、それはレッドフォードも同じで、ふたりで票割れが起こる危険がある。SAGショックはそれが原因かもしれない。マコノヒーはここ数年の性格演技には目覚ましいものがあるが、それでこれまでの脳天気なイメージが払拭できたかというと、疑わしいものだ。ハンクスは言わずと知れたハリウッドを代表する名優だが、同じく海上を舞台にした演技のレッドフォードと並ぶと、新鮮味は薄れる。SAGの結果はいずれも強過ぎるがゆえ団子レースになり、誰もが安泰ではなくなっていると見るべきであり、小さな点に足をすくわれることは否定できない。

　ではBIG5を打ち崩す可能性があるのは誰か。６枠のBFCAでは『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベールがノミネート。SAGでは『大統領の執事の涙』のフォレスト・ウィテカーが候補に挙がっている。ふたりともノミネート資格は十分の評価も獲得している。

　けれど、より強力なのは『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオなのではないか。SAGやBFCAでの候補落ちはおそらく、会員への浸透が遅れていることもあると思う。対象作のスクリーニングが始まったのは11月の末で、投票期間中に観られた有権者が少なかったことは容易に想像できる。映画の内容は嫌いな人はとことん嫌うタイプのブラック・コメディだが、裏を返せば好きな人はとことん好きになるタイプということだ。そして、これまでにないハイテンション演技を見せるディカプリオは、おそらく第１位票を獲得しやすい。第１位票を大量確保しているとは考え難いハンクスやレッドフォードよりも、案外有利なのではないか。

　その他、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』のオスカー・アイザック、『her 世界でひとつの彼女』のホアキン・フェニックスも僅かにチャンスを残す。特にアイザックは作品人気さえ伸びれば、予想以上の強さを発揮するかもしれない。例年ならば…。

OSCAR PLANET Prediction
ブルース・ダーン（ネブラスカ　ふたつの心をつなぐ旅）	Likely
キウェテル・イジョフォー（それでも夜は明ける）	Likely
トム・ハンクス（キャプテン・フィリップス）	Shaky
マシュー・マコノヒー（ダラス・バイヤーズクラブ）	Likely
ロバート・レッドフォード（オール・イズ・ロスト最後の手紙）	Shaky
The Runner-up
レオナルド・ディカプリオ（ウルフ・オブ・ウォールストリート）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（1/11）
Likely
ブルース・ダーン Bruce Dern （ネブラスカふたつの心をつなぐ旅） Win: NBR、LAFCA、CIFF	「帰郷」で助演賞候補経験を持つヴェテランが、久々にビッグロール獲得。宝くじに当選する偏屈アル中オヤジ役で、カンヌが絶賛に包まれる。 Weak Point アレクサンダー・ペイン映画という点は強みだが、地味な内容ゆえ批評家受けだけで終わるかも。助演プッシュになってもおかしくない役柄のため、票割れの危険も…。娘のローラもよろしく頼むよ。
キウェテル・イジョフォー Chiwetel Ejiofor （それでも夜は明ける） Win: BAFTA、BSFC、CFCA、WFCA、HFCS、KCFCC、SFFCC、IFJA、SFCA、SLFCA、AFCA、FFCC、UFCA、NFCS、COFCA、NTFCA、OFCC、IFCA、GFCA、NCFCA、LFCC、OFCS、NYFCO、BOFCA、BFCC...	英国演劇界でも活躍するアフリカ系実力派。南北戦争前のアメリカ、突如奴隷として売られる男の12年間を体現。トロントでBUZZ沸騰。 Weak Point 批評家受けが良くても、メジャー性という点でアピール不足。…という不安要素を吹き飛ばしたいが、作品賞本命作の主演俳優がまさかの落選を喫するのは、実はよくある話。まさか…ねぇ？
マシュー・マコノヒー Matthew McConaughey （ダラス・バイヤーズクラブ） Win: SAG、GGA、GSA、ISA、BFCA、LVFCS、DFCS、DFFCA、PFCS、DFCS2	「マジック・マイク」で見せつけた自慢のマッチョボディから大変身。HIV感染者役のため激痩せ、全くの別人として登場。アンタ誰！？ Weak Point ここまでの肉体改造はなかなか見られない。でもクリスチャン・ベールは「マシニスト」の激痩せ演技を完全スルーされたっけ…。ちゅーか、身体は大丈夫なんですか！？健康的な身体に戻りますように。
Shaky
トム・ハンクス Tom Hanks （キャプテン・フィリップス）	仲間の解放を条件に自ら海賊の人質になった船長リチャード・フィリップス役。ハリウッドにおける絶対的信頼感を味方につける好演との噂。 Weak Point 90年代の絶好調から落ち着いて、近年はアカデミー賞授賞式の主のようにプレゼンターを務めている。いつも不機嫌そうなのは…多分そう見えるだけ。３度目の受賞は…さすがにないか。
ロバート・レッドフォード Robert Redford （オール・イズ・ロスト最後の手紙） Win: NYFCC	海で遭難しながら孤軍奮闘する男を身体を張って演じて、カンヌでまさかの大絶賛。功労賞的意味合いの票が大量に雪崩れ込む。 Weak Point サンダンス映画祭を興したことが、近年最大の功績。レジェンドの身体を張った演技に会員感涙。お直し地獄にハマったことなど、今の彼ならジョークにできる！…かも。SAG候補落ちで窮地に…。

ノミネーション予想これまでの流れ 2013　（Changes in Red）
Final
トム・ハンクス	キウェテル・イジョフォー*	ブルース・ダーン	マシュー・マコノヒー	ロバート・レッドフォード
The Leader：キウェテル・イジョフォー
12/1
トム・ハンクス	キウェテル・イジョフォー	ブルース・ダーン	マシュー・マコノヒー	ロバート・レッドフォード*
11/1
トム・ハンクス	キウェテル・イジョフォー*	ブルース・ダーン	マシュー・マコノヒー	ロバート・レッドフォード
10/1
トム・ハンクス	キウェテル・イジョフォー*	ブルース・ダーン	マシュー・マコノヒー	ロバート・レッドフォード
9/1
トム・ハンクス	マイケル・Ｂ・ジョーダン	ブルース・ダーン	マシュー・マコノヒー*	ロバート・レッドフォード
8/1
トム・ハンクス	マイケル・Ｂ・ジョーダン	ベネディクト・カンバーバッチ	マシュー・マコノヒー*	ロバート・レッドフォード
7/1
スティーヴ・カレル	マイケル・Ｂ・ジョーダン	ベネディクト・カンバーバッチ	マシュー・マコノヒー*	ロバート・レッドフォード
6/1
スティーヴ・カレル	マイケル・Ｂ・ジョーダン	ベネディクト・カンバーバッチ	マシュー・マコノヒー*	ホアキン・フェニックス
5/1
スティーヴ・カレル	ブラッドリー・クーパー	ベネディクト・カンバーバッチ	マシュー・マコノヒー*	ホアキン・フェニックス

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/11）
Very Possible
クリスチャン・ベール Christian Bale （アメリカン・ハッスル）	助演男優賞を受賞した「ザ・ファイター」のデヴィッド・Ｏ・ラッセル監督作に、今度は主演。アブスキャム事件、FBIに協力する詐欺師メルヴィン・ワインバーグ役で、でっぷり＆バーコードヘアに！
レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio （ウルフ・オブ・ウォールストリート）	マーティン・スコセッシと実に５度目のタッグを組む。アメリカの闇を凝縮したような男の栄光と快楽をダイナミックに体現。ぶっ飛んだパフォーマンスに呆気にとられる？相変わらずモデル大好き。Win: GGA
オスカー・アイザック Oscar Isaac （インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌）	グアテマラ出身の注目株がブレイク前夜。コーエン兄弟の60年代フォークミュージック映画に主演。無名だが、濃いぃぃぃ顔だから、すぐ覚えてもらえそう。Win: NSFC、SDFCS、TFCA、VFCC
ホアキン・フェニックス Joaquin Phoenix （her 世界でひとつの彼女）	スパイク・ジョーンズの世界観の中、パソコンのOSと恋に落ちる作家役。最近の奇行は役作り！？…とは誰も思っていない。「ザ・マスター」で絶賛後、賞レースをバカにした発言でひんしゅくを買う。
フォレスト・ウィテカー Forest Whitaker （大統領の執事の涙）	「ラストキング・オブ・スコットランド」での賞レース圧勝劇以後、当たり障りのない役柄でサヴァイヴァル。久々の本領作は、８名の大統領に仕えた執事ユージーン・アレン役。やっぱり鶴瓶。Win: AAFCA
Possible
イドリス・エルバ Idris Elba （マンデラ自由への長い道）	TVシリーズ「刑事ジョン・ルーサー」でビッグブレイク中。ネルソン・マンデラの自叙伝の映画化で、マンデラを演じる大抜擢。モーガン・フリーマン、テレンス・ハワードらマンデラを演じた俳優と比較される。
イーサン・ホーク Ethan Hawke （ビフォア・ミッドナイト）	「トレーニングデイ」で助演賞候補に挙がった元青春スターは、脚色賞候補を持つ才人。その「ビフォア・サンセット」の９年後を描く作品が登場。疲れた風貌が役柄にぴったり！…のはず。
クリス・ヘムズワース Chris Hemsworth （ラッシュプライドと友情）	「マイティ・ソー」でスターの座につき、同じ役に扮した「アベンジャーズ」でも存在感を示した。FIレーサー、ジェームズ・ハントに扮して新境地開拓へ。ベビー誕生で大喜び。兄貴と弟もよろしく頼むよ。
ヒュー・ジャックマン Hugh Jackman （プリズナーズ）	「レ・ミゼラブル」により念願のオスカー候補に挙がったマッチョスター。娘が誘拐され、自ら行方を追う父親役。その執念の演技に映画館がどよめく？ジェイク・ギレンホールと激突。
マイケル・Ｂ・ジョーダン Michael B. Jordan （フルートベール駅で）	アフリカ系期待の若手が、無抵抗のまま警官に射殺される青年役によりサンダンスで絶賛。依然BUZZ持続中。まだまだこれからの人。新人には難しい部門。今年はアフリカ系のライヴァルが多数。
マイルズ・テラー Miles Teller （いま、輝くときに）	「ラビット・ホール」の好演がきっかけで、作品が続々決定している若手注目株。既に20代半ばだが高校生役。酒に溺れる少年がひとりの少女との出会いにより変わる様を好演。眠たそうな目。
マーク・ウォルバーグ Mark Wahlberg （ローン・サバイバー）	「ザ・ファイター」で実力を再証明し、「テッド」を空前絶後の大ヒットに導いたゴリラ顔スター。タリバンの執拗な追跡から逃げ延びるネイヴィーシールズのリーダー役。二の腕の迫力、すげぇ。
Longshot
ケイシー・アフレック Casey Affleck （セインツ約束の果て）	「ジェシー・ジェームズの暗殺」で候補に挙がった後、「容疑者、ホアキン・フェニックス」で株を下げたまま。破滅的な運命を歩む脱獄男を演じる。兄ちゃんは現在絶好調。俺を使ってくれ！
クリスチャン・ベール Christian Bale （ファーナス訣別の朝）	「バットマン」三部作を歴史的成功に導き、「ザ・ファイター」ではオスカーを獲得。慈善活動もさりげなく続けていて、好感度アップ中。ちょっと前はトラブルメイカーだったのに！弟の復讐に乗り出す男役。
チャドウィック・ボウズマン Chadwick Boseman （42 世界を変えた男）	これまでTVシリーズのゲスト出演を続けてきたアフリカ系若手が、大作主演に抜擢。演じるのは黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソン役。今後のキャリアを左右する重要ロール。
レイフ・ファインズ Ralph Fiennes （The Invisible Woman）	監督デビュー作「英雄の証明」に続き、監督作で主演を務める。演じるのは若い女優と恋愛関係となるチャールズ・ディケンズ。相手役のフェリシティ・ジョーンズを気にしながらの演技、ドキドキ…。
ジョセフ・ゴードン＝レヴィット Joseph Gordon-Levitt （ドン・ジョン）	「（500）日のサマー」「50/50」「ダークナイトライジング」「LOOPER」…出演作が次々高評価を獲得して今が旬。柔らかで、なのにエッジの効いた個性が次々炸裂。静かにM字、進行中…。
ダニエル・ラドクリフ Daniel Radcliffe （キル・ユア・ダーリン）	「ウーマン・イン・ブラック亡霊の館」での父親役に続いて、若き日のアレン・ギンズバーグに扮する挑戦。同性愛ラヴシーンに体当たりで挑んでいるとか。あぁ、ハリー・ポッターは遠くになりにけり。
マイケル・シャノン Michael Shannon （THE ICEMAN／氷の処刑人）	「レボリューショナリー・ロード燃え尽きるまで」で助演賞候補経験を持つクセモノ。狂気を宿した役柄を次々演じ、作品を支配してきた。今度は実在の殺人鬼役。オマエをちびらせてやる！
ベン・スティラー Ben Stiller （LIFE!）	大衆受けするコメディに続々主演、見事コメディ界のトップの座へ。最近はインディーズの小品で味わいを出すことも？自身の監督作でダニー・ケイに挑戦する。視覚効果賞プレゼンターの常連。

No Chance　チャンスなし　（1/11）
ベン・アフレック Ben Affleck （トゥ・ザ・ワンダー）	リズ・アーメッド Riz Ahmed （ミッシング・ポイント）
エリック・バナ Eric Bana （クローズド・サーキット）	ダグラス・ブース Douglas Booth （Romeo and Juliet）
ジョシュ・ブローリン Josh Brolin （L.A. ギャングストーリー）	ジョシュ・ブローリン Josh Brolin （オールド・ボーイ）
ピアース・ブロスナン Pierce Brosnan （愛さえあれば）	マイケル・ケイン Michael Caine （Mr. Morgan's Last Love）
ヘンリー・カヴィル Henry Cavill （マン・オブ・スティール）	ベネディクト・カンバーバッチ Benedict Cumberbatch （フィフス・エステート世界から狙われた男）
マット・デイモン Matt Damon （エリジウム）	ロバート・デ・ニーロ Robert De Niro （マラヴィータ）
ロバート・デ・ニーロ Robert De Niro （ラスト・ベガス）	レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio （華麗なるギャツビー）
マイケル・ダグラス Michael Douglas （ラスト・ベガス）	ザック・エフロン Zac Efron （チェイス・ザ・ドリーム）
コリン・ファレル Colin Farrell （デッドマン・ダウン）	マイケル・ファスベンダー Michael Fassbender （悪の法則）
コリン・ファース Colin Firth （アイ・アム・ニューマン新しい人生の見つけ方）	マシュー・フォックス Matthew Fox （終戦のエンペラー）
ポール・ジャマッティ Paul Giamatti （パークランドケネディ暗殺、真実の４日間）	ライアン・ゴズリング Ryan Gosling （オンリー・ゴッド）
ガトリン・グリフィス Gattlin Griffith （とらわれて夏）	アーミー・ハマー Armie Hammer （ローン・レンジャー）
リアム・ヘムズワース Liam Hemsworth （パワー・ゲーム）	チャーリー・ハナム Charlie Hunnam （パシフィック・リム）
ジェレミー・アーヴァイン Jeremy Irvine （大いなる遺産）	アシュトン・カッチャー Ashton Kutcher （スティーブ・ジョブズ）
ジュード・ロウ Jude Law （サイド・エフェクト）	トニー・レオン Tony Leung （グランド・マスター）
ジェームズ・マカヴォイ James McAvoy （トランス）	ロバート・レッドフォード Robert Redford （ランナウェイ逃亡者）
キアヌ・リーヴス Keanu Reeves （47RONIN）	マーク・ラファロ Mark Ruffalo （恋人はセックス依存症）
ピーター・サースガード Peter Sarsgaard （ラヴレース）	ジャスティン・ティンバーレイク Justin Timberlake （ランナーランナー）
マーク・ウォルバーグ Mark Wahlberg （ブロークンシティ）

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