Predictions -Best Supporting Actor-

**Prediction Chart**
		％	Final	2/11	2/6	2/1	1/27	1/22
1	シルヴェスター・スタローン『クリードチャンプを継ぐ男』	22	1	1	1	1	2	1	本命
2	マーク・ライランス『ブリッジ・オブ・スパイ』	21	2	2	2	2	1	2	対抗
3	クリスチャン・ベール『マネー・ショート華麗なる大逆転』	20	3	4	4	4	5	5	大穴
4	マーク・ラファロ『スポットライト世紀のスクープ』	19	4	3	3	3	3	3	大穴
5	トム・ハーディ『マッドマックス怒りのデス・ロード』	18	5	5	5	5	4	4	大穴

Prediction Chart

％

Final

2/11

2/6

2/1

1/27

1/22

シルヴェスター・スタローン
『クリードチャンプを継ぐ男』

本命

マーク・ライランス
『ブリッジ・オブ・スパイ』

対抗

クリスチャン・ベール
『マネー・ショート華麗なる大逆転』

大穴

マーク・ラファロ
『スポットライト世紀のスクープ』

大穴

トム・ハーディ
『マッドマックス怒りのデス・ロード』

大穴

**List of Marks**
クリスチャン・ベール『マネー・ショート華麗なる大逆転』	３度目のノミネーション。常連絶好調キープ（＋）	1.0
	金融危機に立ち向かう男役。タイムリー！（＋）
	あれ？でも今回は外見を変化させていないの？（＊）
	前哨戦はノミネート止まりに終わっている（－）
	受賞済みなので票は入り難いと思われる（－）
	対象作に勢いがある。それに乗っかればもしかして…（＋）
	スティーヴ・カレルやライアン・ゴズリングの分も応援しよう（＊）
トム・ハーディ『レヴェナント：蘇えりし者』	逆転でファーストノミネーション！Congratulations!（＋）	3.0
	レオナルド・ディカプリオと敵対する役柄。当然注目される（＋）
	この部門は敵役が強い傾向にある（＋）
	地方の批評家賞を地味に受賞（＋）
	ゴールデン・グローブとアメリカ映画俳優組合賞候補漏れ（－－）
	普段は歯に衣着せぬ物言い。敵は少なくないかも（－）
	2015年は当たり年だった。総合票が入る（＋＋）
マーク・ラファロ『スポットライト世紀のスクープ』	３度目のノミネート。おそらく会員のお気に入り（＋）	2.5
	誰からも好かれるタイプの役者。きっと本人、良い人（＋）
	信念を持った記者役。肩入れしやすい（＋）
	マイケル・キートン、リーヴ・シュライバー支持票もたっぷり（＋）
	いくつかの地方の批評家賞をひっそり受賞（＋）
	GGAとSAGでは落選を喫した。候補はラッキーだったかも（－－）
	作品の勢いがやや落ちてきてしまった感…（＊）
マーク・ライランス『ブリッジ・オブ・スパイ』	もちろん初めてのノミネーション。実力派が認められた！（＋）	6.5
	ソ連のスパイ役。しょぼくれた感じが最高（＋）
	これぞ助演演技の決定版という巧さ。批評家のお気に入り（＋＋）
	全米やボストン、重要な批評家賞で勝利する（＋）
	対象作の支持票は彼に集中すること確実（＋）
	おそらくシルヴェスター・スタローンに入れたくない会員の票はここへ（＋）
	いや、受賞したらスタローンファンから恨まれるかもよ！（＊）
シルヴェスター・スタローン『クリードチャンプを継ぐ男』	約半世紀ぶり、二度目のノミネート。ひゅー！（＋＋）	4.0
	またもやロッキー・バルモア役。史上最高の当たり役（＋＋＋）
	GGA、BFCA、NBR、LVFCS…次々制覇中（＋＋）
	あぁ、でも一番重要なSAGでは候補漏れしてしまった（－－）
	受賞したらスタンディング・オヴェーション確実。式のハイライトへ（＋＋）
	そうは言っても、スタローンアレルギーはありそう（－）
	ホワイトオスカーでボイコットしようと思った発言は完全にマイナス（－－）

The Five Nominees　ノミネート男優　［I guessed 3/5］
クリスチャン・ベール　Christian Bale
	マネー・ショート華麗なる大逆転（パラマウント）
	Oscar Experience 3 noms / 1 win
	Precursors GSA
	「ザ・ファイター」（11年）の壮絶演技でオスカーを征して以来、快進撃が止まらない。豪華スター結集のアンサンブル・コメディから唯一のノミネートを達成した。スティーヴ・カレルの支持票も取り込めるかもしれない。ファンが嬉しいのは、珍しく通常の外見で役に挑んでいること。貴重でしょう？
トム・ハーディ　Tom Hardy
	レヴェナント：蘇えりし者（20世紀フォックス）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors NFCS、HFCS
	2015年は彼の年だった。対象作以外にも「マッドマックス怒りのデス・ロード」「レジェンド狂気の美学」で高評価、「スター」の称号も手に入れた。前評判を覆しての候補入りは、総合票が雪崩れ込んだ影響もあるかもしれない。彼の候補はもうひとつ、対象作が想像以上に好かれていることを意味している。
マーク・ラファロ　Mark Ruffalo
	スポットライト世紀のスクープ（オープンロード・フィルムズ）
	Oscar Experience 3 noms / 0 win
	Precursors IFJA、NCFCA、IFCA
	作品賞の本命とも言われる対象作で、Boston Globeの記者に扮して「フォックスキャッチャー」に続く二年連続のノミネート。すっかりオスカーの常連になった感。傍にいる者を包み込む温か味ある空気の持ち主で、それを観客に伝える術を知っている人。今度は思い切った悪役を演じてみても、面白いかもしれない。
マーク・ライランス　Mark Rylance
	ブリッジ・オブ・スパイ（ディズニー、ドリームワークス）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors BAFTA、NSFC、BSFC、PFCS、TFCA、VFCC、LFCC、NYFCO、IWFCP
	映画ファンが彼の名前を覚えたのは「インティマシー親密」（00年）だろう。あれから15年、その間に撮った映画は決して多くない。彼は舞台の人なのだ。ソ連のスパイに扮したこの役はしかし、その孤独を全身にまとった男として細やかな演技、映画俳優としての力量を証明する。ライヴァルをKOするパワーは十分ある。
シルヴェスター・スタローン　Sylvester Stallone
	クリードチャンプを継ぐ男（ワーナー・ブラザース）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors GGA、NBR、BFCA、LVFCS、SFCA、SLFCA、UFCA、AFCA、OFCC、GFCA、DFCS2、BOFCA...
	ラジー賞に愛されるアクションスターはしかし、オスカー候補経験もある。それこそが「ロッキー」（76年）だ。あれから半世紀近く経ち、同じロッキー・バルモア役で候補に挙がると誰が想像しただろう。どれだけ叩かれても立ち上がるロッキー精神、彼はそれでハリウッドを生き抜いてきた。熱烈な支持者は誰よりも多いはず。

キャンペーンパワー　15/12/1～16/1/15			前哨戦ポイント　-2/27-
1	トム・ハーディ	437 p	1	マーク・ライランス	139.0 p
2	シルヴェスター・スタローン	420 p	2	シルヴェスター・スタローン	135.5 p
3	クリスチャン・ベール	226 p	3	マーク・ラファロ	113.5 p
4	マーク・ラファロ	127 p	4	トム・ハーディ	107.0 p
5	マーク・ライランス	104 p	5	クリスチャン・ベール	93.5 p

対象作の興行収入　-2/21-			対象作の評価 rating
1	トム・ハーディ	$165m	1	マーク・ラファロ	94.6 p
2	シルヴェスター・スタローン	$109m	2	マーク・ライランス	88.1p
3	マーク・ライランス	$72m	3	シルヴェスター・スタローン	87.3 p
4	クリスチャン・ベール	$67m	4	クリスチャン・ベール	82.0 p
5	マーク・ラファロ	$38m	5	トム・ハーディ	79.5 p

The Five Frontrunners　フロントランナー（５名）　（1/10）
Likely
マーク・ライランス Mark Rylance （ブリッジ・オブ・スパイ） Win: BAFTA、NSFC、BSFC、PFCS、TFCA、VFCC、LFCC、NYFCO、IWFCP	「インティマシー親密」により注目された英国の性格俳優。作品を厳選して活動、スティーヴン・スピルバーグ映画でスパイの苦悩を表現。 Weak Point 映画ファンには良く知られていても、一般的知名度は低い。ハリウッドでも目利き以外には知られていないかも。トム・ハンクス以上に目立つ存在感で、負の要素を跳ね除けたい。
シルヴェスター・スタローン Sylvester Stallone （クリードチャンプを継ぐ男） Win: GGA、NBR、BFCA、LVFCS、SFCA、SLFCA、UFCA、AFCA、OFCC、GFCA、DFCS2、BOFCA、PFCC、BFCC	70代目前なのに一向にアクションから離れない立派な人。ロッキー・バルボアが再びボクシングの世界に戻ってきた！作品の魂は彼と共にある！ Weak Point 実は一作目でもノミネートされている。まさかまさかの49年ぶりの候補。その間無視され続けてきた理由は言わずもがな。会員が彼をどう評価しているのか、SAG候補の落選が答えだとすると…。
Shaky
クリスチャン・ベール Christian Bale （マネー・ショート華麗なる大逆転） Win: GSA	ブラッド・ピット、ライアン・ゴズリングらスター俳優が揃えられた経済ドラマで、元医師の投資家役。作品の急浮上と共にBUZZ拡大。 Weak Point スターというより性格俳優。「エクソダス：神と王」が失敗に終わったのは、それを象徴しているかも。「アメリカン・ハッスル」のサプライズ候補は彼が会員に気に入られている証拠？
イドリス・エルバ Idris Elba （ビースト・オブ・ノー・ネーション） Win: SAG、ISA、WFCA、NTFCA	娯楽大作から小品まで巨体を活かした存在感で異彩を放つ性格スター。少年兵問題を描く社会派劇の司令官で圧倒的インパクト！ Weak Point 最も良く知られた役柄はTVシリーズ「刑事ジョン・ルーサー」か。映画界への貢献度はキャリアの割りに低い方かも。作品がNetflix主導の小品である影響を受けるかもしれない。
ジェイコブ・トレンブレイ Jacob Tremblay （ルーム） Win: IFJA	トロント映画祭で観客賞を受賞して波に乗るインディーズ映画で、ブリー・ラーソンの息子を演じてトップ子役の座へ。この部門は子役に寛容。 Weak Point おそらくメジャースタジオからオファー殺到中。でも早くにオスカー候補に挙がった俳優は、その後キャリアに苦しんでいる者が多い。テイタム・オニールになる？ハーレイ・ジョエル・オスメントになる？

ノミネーション予想これまでの流れ 2015　（Changes in Red）
Final
クリスチャン・ベール	イドリス・エルバ	ジェイコブ・トレンブレイ	マーク・ライランス	シルヴェスター・スタローン*
The Leader：シルヴェスター・スタローン
12/1
マイケル・キートン	トム・ハーディ	ジェイコブ・トレンブレイ	マーク・ラファロ	ベニチオ・デル・トロ
11/1
マイケル・キートン	トム・ハーディ	セス・ローゲン	マーク・ラファロ	ベニチオ・デル・トロ
10/1
マイケル・キートン	トム・ハーディ	セス・ローゲン	ハーヴェイ・カイテル	ベニチオ・デル・トロ
9/1
カート・ラッセル	トム・ハーディ*	セス・ローゲン	ハーヴェイ・カイテル	ベニチオ・デル・トロ
8/1
カート・ラッセル	トム・ハーディ*	サミュエル・Ｌ・ジャクソン	ハーヴェイ・カイテル	ベニチオ・デル・トロ
7/1
ベネディクト・カンバーバッチ	トム・ハーディ*	サミュエル・Ｌ・ジャクソン	ハーヴェイ・カイテル	ベニチオ・デル・トロ
6/1
ベネディクト・カンバーバッチ	トム・ハーディ*	サミュエル・Ｌ・ジャクソン	ジェイソン・シーゲル	ベニチオ・デル・トロ
5/1
ベネディクト・カンバーバッチ	トム・ハーディ*	サミュエル・Ｌ・ジャクソン	ジェイソン・シーゲル	渡辺謙

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/10）
Very Possible
ポール・ダノ Paul Dano （ラブ＆マーシー終わらないメロディー）	ユニークな個性を持つ若手実力派として引っ張りだこ。ブライアン・ウィルソンの伝記映画で、60年代の彼を演じる。インディーズの匂い。Win: BSFC、SFFCC、DFFCA、FFCC
ベニチオ・デル・トロ Benicio Del Toro （ボーダーライン）	実はまだ50歳前。脂肪を蓄え、疲れも滲む顔。それなのに未だセクシーという不思議な人。米政府に雇われた謎の殺し屋役。このところ派手な活躍はなかった。Win: CFCA、COFCA、SFCC
トム・ハーディ Tom Hardy （レヴェナント：蘇えりし者）	英国スターの中ではタフさが前面に出ているのが異質。レオナルド・ディカプリオを裏切る男役。悪役が強い部門。ハリウッドの喧騒から一歩引いたところで活動をしている印象。Win: NFCS、HFCS
オスカー・アイザック Oscar Isaac （エクス・マキナ）	インディーズ映画で実力を認められ、今後は「X-MEN」「スター・ウォーズ」シリーズが待機する大注目株。SF心理スリラーで人工知能と対決。Win: FFCC、OFCS
マイケル・キートン Michael Keaton （スポットライト世紀のスクープ）	大復活から一年。ボストンのカトリック教会のセックススキャンダルを追う記者を演じて、再び輝く！「バードマン」の余韻。前回受賞を逃したとき、とっても寂しそうだった…。Win: NYFCC、OFCC
マーク・ラファロ Mark Ruffalo （スポットライト世紀のスクープ）	教会のセックススキャンダルを追うBoston Globeの記者を描くドラマの一角を担う。同じく２年連続候補を狙うマイケル・キートンとの票割れが命取り。Win: IFJA、NCFCA、IFCA
ジェイソン・シーゲル Jason Segel （人生はローリングストーン）	作家デヴィッド・フォスター・ウォリスを演じる。柔らかな雰囲気とエッジの効いた喜劇センスの落差。コメディアンのイメージがあるが、前年のスティーヴ・カレルの例もある。主演プッシュは厳しい。
マイケル・シャノン Michael Shannon （ドリームホーム／99％を操る男たち）	今ハリウッドで最も怖い顔の男。睨まられたらヘビでも動けなくなりそうな気配。主人公を不条理な世界に引き入れる男役。完全なる善人の役も見たい。Win: LAFCA、SFFCC、KCFCC
Possible
エモリー・コーエン Emory Cohen （ブルックリン）	「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ宿命」でブラッドリー・クーパーの息子を演じて注目を浴びる。シアーシャ・ローナンの相手役として更なる飛躍を狙う。サンダンスで強力な反応を獲得。
ブルース・ダーン Bruce Dern （ヘイトフル・エイト）	「ネブラスカふたつの心をつなぐ旅」により奇跡的大復活。その勢いのまま、クエンティン・タランティーノ監督の西部劇へ。なるほど確かにタラ好みの俳優。娘のローラ・ダーンも好調。
ジョエル・エドガートン Joel Edgerton （ブラック・スキャンダル）	故国オーストラリア映画「アニマル・キングダム」で世界的注目を集め、ハリウッドへ進出。ジョニー・デップ演じるホワイト・バルジャーに強力を持ちかけるBIエージェント役で、キャリア最高の賛辞。
ジョン・グッドマン John Goodman （トランボハリウッドに最も嫌われた男）	「アルゴ」「フライト」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」等、ここに来て賞レースまでもう一歩の作品を連発している巨漢スター。実在の映画プロデューサー、フランク・キング役。作品に勢いが出れば…。
ライアン・ゴズリング Ryan Gosling （マネー・ショート華麗なる大逆転）	監督デビューはほろ苦い結果に終わったが、俳優としての人気は依然トップクラス。しばらくの休業が伝えられていたが、早くも復帰。ドイツ銀行のトレーダー役。パパになってご機嫌…のはず。
コリー・ホーキンス Corey Hawkins （ストレイト・アウタ・コンプトン）	短編やTVシリーズでキャリアを積み、いよいよブレイクのとき。夏の終わりをサプライズヒットで飾った音楽ドラマで、若き日のドクター・ドレーを演じる。オシェア・ジャクソン・ジュニアら共演俳優と票割れ。
オシェア・ジャクソン・ジュニア O'Shea Jackson Jr. （ストレイト・アウタ・コンプトン）	これが映画デビュー作。演じるのはパパのアイス・キューブ。なるほど似ている。…という反応に終わらない熱の入った演技に賛辞が止まらない。目指すは「2015年のテレンス・ハワード」。ダークホース。
ハーヴェイ・カイテル Harvey Keitel （グランドフィナーレ）	パオロ・ソレンティーノが老いたふたりの男を描くドラマで、マイケル・ケインと絶妙の掛け合いを見せる。久々の注目に長年のファンは感涙…かも。ロバート・デ・ニーロを太陽とするなら、彼は月。
ジェイソン・ミッチェル Jason Mitchell （ストレイト・アウタ・コンプトン）	端役からジャンプアップ。ヒップホップ界を代表するアーティスト、イージー・Ｅに扮して強いインパクト。作品BUZZが盛り上がれば、一気に浮上するか。助演プッシュでチャンス拡大。Win: AAFCA
ニック・オファーマン Nick Offerman （ぼくとアールと彼女のさよなら）	TV作品を中心に活動してきた助演俳優がサンダンス映画祭で絶賛されたティーンドラマで、主人公の父親を演じる。作品が“2015年の「セッション」”になることがあれば、チャンスは大きくなるが…。
セス・ローゲン Seth Rogen （スティーブ・ジョブズ）	「ネイバーズ」で劇場を爆笑に包み込み、「The Interview」で北朝鮮を激怒させた人気コメディアンが、スティーヴ・ウォズニアック役に挑む。上々の評価だが、作品の拡大公開失敗で失速気味。
カート・ラッセル Kurt Russell （ヘイトフル・エイト）	岩顔を武器にハリウッドをしぶとくサヴァイヴァル。俳優復活請負人クエンティン・タランティーノ映画に登場。良質ロールとの噂。狙うはもちろん、“2015年のマイケル・キートン”！演技派イメージはない。
リーヴ・シュライバー Liev Schreiber （完全なるチェックメイト）	ナオミ・ワッツのパートナーとして有名だが、実力は妻に負けない。ボビー・フィッシャーの宿敵となるソ連のチェスプレーヤー、ボリス・スパスキー役。子どもとのパパラッチ写真が微笑ましい。Win: DFCS
Longshot
デミアン・ビチル Demian Bichir （ヘイトフル・エイト）	「明日を継ぐために」でまさかのオスカー候補に挙がり驚かせたメキシコ出身スター。近年は英語圏での活躍が目立っている。クセモノスターが大挙出演する西部劇で、どれだけ目立てるか。
ジョシュ・ブローリン Josh Brolin （ボーダーライン）	中年になってから好演を連発、性格演技に磨きがかかる。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のクライムスリラーで助演。ベニチオ・デル・トロと票割れ。ダイアン・レインとお別れし、仕事のアシスタントと婚約。
カイル・チャンドラー Kyle Chandler （キャロル）	スリラー要素を含んだドラマ・シリーズ「Bloodline」が好評。映画にもコンスタントに出ているが、決定打は未だなし。「女性」を描く物語での男性は目立ちやすい。エミー賞は受賞済み。
ベネディクト・カンバーバッチ Benedict Cumberbatch （ブラック・スキャンダル）	サメ顔の実力派は「イミテーション・ゲーム」により遂にオスカー候補へ。実在のギャング、ホワイト・バルジャーの弟に扮する。所謂「スター人気」を獲得しているので、簡単には受賞には辿り着かないかも。
ＲＪ・サイラー RJ Cyler （ぼくとアールと彼女のさよなら）	ほとんど演技経験のないアフリカ系の若手がサンダンス映画祭最大の話題作でビッグブレイク。主人公と共にガンの少女のために映画を製作する少年役。今後の活躍の保証こそが勝利。
ジェフ・ダニエルス Jeff Daniels （スティーブ・ジョブズ）	喜劇のイメージが強いがドラマティックな演技も丁寧にこなす。スティーヴ・ジョブスの伝記映画で、ジョブズをアップルから追い出すジョン・スカリーを演じる。共演男優にライヴァル多数。
ロバート・デ・ニーロ Robert De Niro （ジョイ）	21年ぶりのノミネートへと誘ったデヴィッド・Ｏ・ラッセル映画に再登場。再共演ジェニファー・ローレンスの父親に扮する。同じ部門に前回息子役だったブラッドリー・クーパー。容赦はせぬ。
アダム・ドライヴァー Adam Driver （ヤング・アダルト・ニューヨーク）	TVシリーズ「GIRLS／ガールズ」でブレイク、急速に注目を集め始めている。「フランシス・ハ」に続いてノア・バームバック映画に登場。アマンダ・セイフライドとカップルに扮する。「SW7」をお楽しみに。
サム・エリオット Sam Elliott （愛しのグランマ）	70歳を超えてますます精力的に活動を続けるヴェテランが、リリー・トムリン再評価映画で彼女の元夫を演じる。近年、最も印象に残る演技を見せているとの声。対象作の規模が小さいのが痛い。
マイケル・ファスベンダー Michael Fassbender （スロウ・ウェスト）	「FRANK フランク」ではほとんど顔を見せない演技に挑戦、話題を呼んだドイツ系アイルランド人スター。サンダンス映画祭で話題を呼んだ西部劇で、無法者を演じる。ガンマン姿、似合いそう。
ポール・ジャマッティ Paul Giamatti （ストレイト・アウタ・コンプトン）	大作で脇を固め、インディーズ映画で主演。器用な演技力で重宝される性格俳優界のトップスター。サプライズヒットを記録した音楽ドラマで、さすがの妙演。知名度を考えれば若手よりチャンス大。
ドーナル・グリーソン Domhnall Gleeson （ブルックリン）	親父ほどの迫力はなくとも、独特の個性で人気急上昇中。ジョン・クローリー監督、ニック・ホーンビィ脚本の時代物青春ドラマでシアーシャ・ローナンの相手役を務める。親子共演はいつか、ある？
トム・ヒドルストン Tom Hiddleston （クリムゾン・ピーク）	マーヴェル映画のロキ役で既にブレイク済みだが、さらにもう一段階上に行きそうな気配を漂わせる英国スター。お化け屋敷ホラーで、ヒロインの謎めいた夫を演じる。ベネディクト・カンバーバッチの代役。
マイケル・マドセン Michael Madsen （ヘイトフル・エイト）	ヴァージニア・マドセンの兄貴はクエンティン・タランティーノのお気に入り。最近はトラブルメイカーぶりが目立っているが、クセモノ演技は錆びれていないか。豪華キャスト結集。飛び出ることができるか否か。
ブラッド・ピット Brad Pitt （マネー・ショート華麗なる大逆転）	アンジェリーナ・ジョリーに生気を吸い取られつつも、トップスターのポジションを維持。力のある監督と次々組むというスターパワーの有効活用でサヴァイヴァル。長らく温めてきたウォール街ドラマが遂に実現。
エドガー・ラミレス Édgar Ramírez （ジョイ）	「コードネーム：カルロス戦慄のテロリスト」で完全に実力を認められたヴェネズエラ出身の実力派。カリスマ主婦発明家を描くドラマで、ヒロインの女たらしの夫を演じる。憎まれ役？
ロバート・レッドフォード Robert Redford （ニュースの真相）	少し前まで監督作の中心の活動だったが、再び俳優としてのみ参加する作品が増えてきた大御所。文書偽造事件で辞任に追い込まれる名司会者ダン・ライザー役。「オール・イズ・ロスト」で無念の落選。
ティム・ロス Tim Roth （ヘイトフル・エイト）	「ロブ・ロイロマンに生きた男」で助演男優賞候補経験を持つ英国俳優。久々のクエンティン・タランティーノ映画でどんな見せ場を作るか。「グレース・オブ・モナコ公妃の切り札」は失笑を買った。
ピーター・サースガード Peter Sarsgaard （完全なるチェックメイト）	「ニュースの天才」「愛についてのキンゼイ・レポート」等オスカー級の名演を残している性格スター。チェス・プレーヤー、ボビー・フィッシャーの友人となる聖職者役をきっちりまとめる。妻はマギー・ギレンホール。
リーヴ・シュライバー Liev Schreiber （スポットライト世紀のスクープ）	ゴールデン・グローブ賞は３度候補入りしているが、オスカーとは無縁。そろそろ認められたい性格スター。Boston Globeの記者たちが教会のセックススキャンダルを追う様を描くドラマで記者のひとり役。
アレクサンダー・スカルスガルド Alexander Skarsgård （ミニー・ゲッツの秘密）	今や父よりも知名度を獲得した感のあるスウェーデンの美形スター。恋人の娘と関係を持つ男を演じる。独特の冷たい性的な魅力が活きそう。マーゴット・ロビーと交際中との噂は本当？
スタンリー・トゥッチ Stanley Tucci （スポットライト世紀のスクープ）	ハリウッド映画に欠かせない名バイプレイヤーは「ラブリーボーン」で候補経験あり。独特のユーモア感覚が演技のスパイス。クセモノが揃うアンサンブル社会派劇。エミリー・ブラントの姉と結婚。

No Chance　チャンスなし　（1/10）
アラン・アルダ Alan Alda （ブリッジ・オブ・スパイ）	ホアキン・デ・アルメイダ Joaquim de Almeida （選挙の勝ち方教えます）
ケヴィン・ベーコン Kevin Bacon （ブラック・スキャンダル）	ジェイミー・ブラックリー Jamie Blackley （教授のおかしな妄想殺人）
ジョシュ・ブローリン Josh Brolin （エベレスト3D）	アルバート・ブルックス Albert Brooks （コンカッション）
スティーヴ・カレル Steve Carell （ハンズ・オブ・ラヴ手のひらの勇気）	レン・キャリオー Len Cariou （スポットライト世紀のスクープ）
ブラッドリー・クーパー Bradley Cooper （ジョイ）	ロバート・デ・ニーロ Robert De Niro （マイ・インターン）
ジェームズ・フランコ James Franco （トゥルー・ストーリー）	ブレンダン・グリーソン Brendan Gleeson （白鯨との闘い）
ジェイク・ギレンホール Jake Gyllenhaal （エベレスト3D）	ショーン・ハリス Sean Harris （マクベス）
ジョン・ホークス John Hawkes （エベレスト3D）	トム・ホランド Tom Holland （白鯨との闘い）
チャーリー・ハナム Charlie Hunnam （クリムゾン・ピーク）	ヒュー・ジャックマン Hugh Jackman （PAN ネバーランド、夢のはじまり）
ベン・キングスレー Ben Kingsley （ザ・ウォーク）	ケヴィン・クライン Kevin Kline （幸せをつかむ歌）
ビリー・マグヌッセン Billy Magnussen （ブリッジ・オブ・スパイ）	デヴィッド・モース David Morse （コンカッション）
キリアン・マーフィ Cillian Murphy （白鯨との闘い）	ロバート・パティンソン Robert Pattinson （ディーン、君がいた瞬間）
クリス・パイン Chris Pine （死の谷間）	メルヴィル・プポー Melvil Poupaud （白い帽子の女）
ダニエル・ラドクリフ Daniel Radcliffe （ヴィクター・フランケンシュタイン）	ジョナサン・リース＝マイヤーズ Jonathan Rhys-Meyers （ストーンウォール）
マティアス・スーナールツ Matthias Schoenaerts （ヴェルサイユの宮廷庭師）	マイケル・シャノン Michael Shannon （ハンズ・オブ・ラヴ手のひらの勇気）
リック・スプリングフィールド Rick Springfield （幸せをつかむ歌）	ビリー・ボブ・ソーントン Billy Bob Thornton （選挙の勝ち方教えます）
クリストフ・ヴァルツ Christoph Waltz （007／スペクター）	フォレスト・ウィテカー Forest Whitaker （サウスポー）
サム・ワーシントン Sam Worthington （エベレスト3D）