Predictions -Best Actor-

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主演男優賞

受賞予想（2/5）

Final Predictions

アントニオ・
バンデラス

レオナルド・
ディカプリオ

アダム・ドライヴァー

ホアキン・フェニックス

ジョナサン・プライス

△

○

◎

OSCAR PLANET Prediction		ホアキン・フェニックス（ジョーカー）
General Prediction		ホアキン・フェニックス（ジョーカー）
My Hope		アダム・ドライヴァー（マリッジ・ストーリー）

　果たしてホアキン・フェニックスはオスカー俳優になれるのか。これが主演男優賞の謎だ。普通に行けば、フェニックスは受賞確実と言って良い位置にいる。ゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、そしてアメリカ映画俳優組合賞の重要三賞を全て獲得した。間違いなく最有力候補だ。

　ただ、当確ランプを点けて良いかというと、そこまでは気が引ける。いちばん気にかかるのは、フェニックスの変わり者という評判。当初はリヴァー・フェニックスの弟として正統派の新星扱いだった。それが変人として見られるようになったのは、ラップ歌手へ転向した頃からだろう。これはフェイクドキュメンタリー「容疑者、ホアキン・フェニックス」（10年）のためだったと後に分かるものの、2008年頃から目立ち始めた奇行の数々は、全てが演技だとは言い難い怪しさに包まれていて、格式を重んじるオスカー会員のテイストとは明らかに違うのだ。例えば、ゴールデン・グローブ賞授賞式での酔っ払いスピーチなど、眉をひそめる会員は少なくないはずだ。

　加えて、ジョーカーという役柄。バットマンの宿敵として知られるジョーカー役は、結局役柄がオスカーに相応しくないと見なされるかもしれない。以前ヒース・レジャーが同じ役でオスカーを受賞しているのもマイナスに働く可能性がある。もちろん作品を観れば、フェニックスのパフォーマンスがいかに複雑かつ不敵かということは分かるはずなのだが…。

　とは言え、所謂「大芝居」はこの部門が愛するところであるし、やはり勢いやBUZZというものがいかに大切かということは、これまでの賞レースを見ても明らか。変人の印象はアメリカ映画俳優組合賞授賞式での名スピーチで払拭した感もあるし、そもそも『ジョーカー』は作品賞や監督賞の候補に食い込む健闘を見せているくらいだから会員アレルギーは気にする必要ないのかもしれない。やはり、フェニックスが逃げ切ると見るのが正解だと思われる。

　もしフェニックスを負かすことのできる俳優がいるとするなら、それは『マリッジ・ストーリー』のアダム・ドライヴァーになるだろう。離婚に苦悩する男役。男の職業が演出家であり、会員たちと同じ業界に属していることから票を集めやすいのではないか。ただし、ドライヴァーの演技は、大芝居とは異なり、フェニックスと対極にある。地味に映るということだ。もしドライヴァーが受賞すれば、その意外性で会場も大いに沸くと思われるが…。

　オスカーウィナーとして戻ってきた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のレオナルド・ディカプリオは、ブラッド・ピットの援護がいちばんの仕事。『ペイン・アンド・グローリー』のアントニオ・バンデラスと『2人のローマ教皇』のジョナサン・プライスは候補入りこそが勝利だ。

　勝者の行方はフェニックスとドライヴァーに絞られている。

**Prediction Chart**
		％	2/9	2/4	1/31	1/26	1/21	1/16
1	ホアキン・フェニックス『ジョーカー』	50	1	1	1	1	1	2	本命
2	アダム・ドライヴァー『マリッジ・ストーリー』	20	2	2	2	2	2	1	対抗
3	アントニオ・バンデラス『ペイン・アンド・グローリー』	15	3	3	3	4	4	4	大穴
4	レオナルド・ディカプリオ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』	10	4	4	4	3	3	3	Happy to be Nominated
5	ジョナサン・プライス『2人のローマ教皇』	5	5	5	5	5	5	5	Happy to be Nominated

**List of Marks**
アントニオ・バンデラス『ペイン・アンド・グローリー』	まさか彼が候補挙がる日が来るとは…。Congratulations!（＋）	2.5
	恩師ペドロ・アルモドヴァルが投影された役柄（＋）
	つまり映画好きには堪らないものがあるはずで…（＋）
	全米、ニューヨーク、ロサンゼルス…重要批評家賞で勝利（＋＋）
	極めて重要な英国アカデミー賞や俳優組合賞で候補漏れ（－－）
	ラテン系はただひとり。非白人会員票が見込めるかも（＋）
	まあ、候補こそが勝利。また、良い役柄を手掛けて下さい（＊）
レオナルド・ディカプリオ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』	6度目のノミネート。貫禄も（オフは脂肪も）たっぷりです（＋）	1.0
	落ち目の西部劇スター役。こんなディカプリオ、見たことない！（＋＋）
	でも、演技的注目は共演のブラッド・ピットに奪われた感（－）
	その証拠に前哨戦は全てノミネート止まり（－）
	唯一のオスカーウィナー。今回は別の人に花を持たせて（－）
	環境活動家としての一面も度々クローズアップ（＊）
	ピットが受賞したときの反応、多分、それが授賞式の見せ場（＊）
アダム・ドライヴァー『マリッジ・ストーリー』	2年連続2度目のノミネート（＋）	3.5
	つまり「ブラック・クランズマン」との合わせ技が使えるかも（＋）
	妻と離婚劇を繰り広げる夫役。見せ場の連続（＋＋）
	重要なシカゴを始め、地方の批評家賞総ナメ（＋）
	批評家賞の主役だったのに、ゴールデン・グローブで流れが変わる（－）
	そう、ホアキン・フェニックスに風が吹いている。寒いよう（－）
	カイロ・レン役でも知られる。「スター・ウォーズ」ファンの応援（＊）
ホアキン・フェニックス『ジョーカー』	4度目のノミネート。もう驚きませんね（＋）	6.5
	あのジョーカー役。選ばれた人にしか操れない役柄（＋）
	ヒース・レジャーとは全く違うジョーカー像に世界戦慄（＋＋）
	GGA、BFCA、SAGと重要賞を受賞、フロントランナーへ（＋＋＋）
	作品は賛否両論真っ二つ。否定派にはひどく嫌われている（－－）
	しかし、肯定派にはとことん好かれている（＋＋）
	酔っ払ったような普段の立ち居振る舞いはプラスにはならない（＊）
ジョナサン・プライス『2人のローマ教皇』	72歳にして初ノミネート。ヴェテランがやった！（＋）	1.0
	カトリック教会の現教皇フランシス役という難役を見事に（＋＋）
	5人の中で唯一（会員の大好きな）実在の人物を演じている（＋）
	前哨戦はノミネートされないことも多かった（－）
	作品の候補は彼を含めて3ノミネートに留まる。作品人気は…（－）
	Netflix映画からのエントリー。それだけで拒否反応（＊）
	BUZZをほとんど感じない。本人も獲れるとは思っていない（＊）

The Five Nominees　ノミネート男優　［I guessed 4/5］
アントニオ・バンデラス　Antonio Banderas
	ペイン・アンド・グローリー（ソニー・ピクチャーズ・クラシックス）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors NSFC、NYFCC、LAFCA、SFFCC
	デビュー作はペドロ・アルモドヴァル監督の「セクシリア」（82年）だった。アルモドヴァルのミューズとしてスペインのトップスターになって以後、メラニー・グリフィスとの結婚離婚、ハリウッドのB級映画への連続出演等を経験、近年ようやくいぶし銀の魅力を放つように。そのアルモドヴァル映画に復帰しての初候補。Yeah!
レオナルド・ディカプリオ　Leonardo DiCaprio
	ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド（コロンビア）
	Oscar Experience 6 noms / 1 win
	Precursors None
	これまでの候補と何が違うのかと言ったら、それはもちろんオスカー覇者としてのノミネーションという点だ。長らくオスカーの呪縛に苦しんできたが、対象作の演技には良い意味で力の抜けた魅力がある。今回二度目の受賞は、まずない。しかし仕事は残っている。ブラッド・ピットの援護射撃こそが、使命だ。
アダム・ドライヴァー　Adam Driver
	マリッジ・ストーリー（Netflix）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors CFCA、WFCA、AFCC、PFCC、DFCS、SDFCS、SFCA、KCFCC、IFJA、DFFCA、SFCS...
	個性派監督に愛され、知る人ぞ知る存在だった性格スターが、まさか2年連続でオスカー候補に挙がるほどメジャーになるとは…。もちろんその独特な佇まいとその魅力は失われていない。スカーレット・ヨハンソンと離婚する夫に扮し、場を攫う演技を連発、批評家賞を独走。ホアキン・フェニックスの受賞を阻めるか。
ホアキン・フェニックス　Joaquin Phoenix
	ジョーカー（ワーナー・ブラザース）
	Oscar Experience 4 noms / 0 win
	Precursors SAG、BAFTA、GGA、BFCA、SDFCS、NTFCA、PFCS、MCFCA、IFCA、HFCS2、NDFS...
	もはやそんな風に呼ぶ人はいないだろうが、彼は「リヴァー・フェニックスの弟」だ。それに納得できたのは「グラディエーター」（00年）あたりまでだろうか。最近はすっかり怪優のイメージで、作品度にその役作りが話題を呼ぶ。本人のあまりにもマイペースなパーソナリティはプラスになるかどうか。受賞に大チャンス。
ジョナサン・プライス　Jonathan Pryce
	2人のローマ教皇（Netflix）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors None
	前哨戦は目立たなかった。評価は高く、候補の呼び声が高かったにも拘らず、だ。それが終盤に猛烈な追い上げを見せて見事トップ5入り。彼のノミネートはNetflixの勢いを象徴していると言えるかもしれない。カトリック教会の現教皇フランシスという難役を見事物にしての初候補。ヴェテランの底力を見る。

ranking

キャンペーンパワー　19/12/1～20/1/15			前哨戦ポイント　-1/19-
1	ホアキン・フェニックス	359 p	1	アダム・ドライヴァー	182.5 p
2	アダム・ドライヴァー	269 p	2	ホアキン・フェニックス	160.5 p
3	アントニオ・バンデラス	225 p	3	レオナルド・ディカプリオ	110.5 p
4	レオナルド・ディカプリオ	155 p	4	アントニオ・バンデラス	91.5 p
5	ジョナサン・プライス	90 p	5	ジョナサン・プライス	61.0 p

対象作の興行収入　-1/12-			対象作の評価 rating
1	ホアキン・フェニックス	$334m	1	アダム・ドライヴァー	96.9 p
2	レオナルド・ディカプリオ	$141m	2	アントニオ・バンデラス	90.4 p
3	アントニオ・バンデラス	$4m	3	レオナルド・ディカプリオ	84.6 p
4	アダム・ドライヴァー	n/a	4	ジョナサン・プライス	83.2 p
4	ジョナサン・プライス	n/a	5	ホアキン・フェニックス	63.0 p

ノミネート予想（1/10）

Final Prediction

　主演男優賞はその年の顔というべき人物が受賞する。今年ならば『マリッジ・ストーリー』のアダム・ドライヴァー、或いは『ジョーカー』のホアキン・フェニックスが相応しいのではないか。当然彼らが候補落ちすることはないだろう。いや、フェニックスはまだ、絶対安泰とは言えないか。オスカー受けし難いアメコミ映画の主人公、しかも作品は賛否両論真っ二つだからだ。でもまあしかし、彼が落選した場合、オスカーは暴動の心配をしなければならない。

　ドライヴァーとフェニックスはアメリカ映画俳優組合賞（SAG）、ゴールデン・グローブ賞（GGA）、ブロードキャスト映画批評家協会賞（BFCA）の重要三賞全てで候補に挙がっているのだが、もうひとりそれを実現したのが『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のレオナルド・ディカプリオだ。オスカー俳優になってから初めての作品で賞レース復帰とは、もはや揺るぎない名優の証でもあるのだが、今回演技的な注目は共演のブラッド・ピット、マーゴット・ロビーに奪われている感があり、フェニックス同様、絶対安泰とは言い切れない。

　そう、主演男優賞は実にタフなレース展開で、有力俳優がひしめき合っているのだ。前哨戦で苦戦した俳優がひょっこり顔を出すことも考えられるだろう。

　候補入りの可能性のある俳優をずらり並べていく。『フォードvsフェラーリ』のクリスチャン・ベール、『ペイン・アンド・グローリー』のアントニオ・バンデラス、『アイリッシュマン』のロバート・デ・ニーロ、『ロケットマン』のタロン・エガートン、『ルディ・レイ・ムーア』のエディ・マーフィ、『2人のローマ教皇』のジョナサン・プライス、『アンカット・ダイヤモンド』のアダム・サンドラー。

　この内、オスカーと最も直結しやすいSAGで候補入りしたのはベールとエガートンで、彼らは有利な位置と見るべきだ。ただし両者、BFCAを落としている。やはり混戦なのだ。多様性を象徴するスペイン俳優バンデラスの浮上はあるだろうか。オスカーの目玉の一本に主演しながら苦戦するデ・ニーロは挽回があるだろうか。マーフィはアフリカ系会員の熱烈な支持を受けられるだろうか。プライスはその演技力でスター性の欠如をカヴァーできるだろうか。批評家賞で大善戦したサンドラーは彼に対する偏見を覆せるだろうか。

　いやはや、本当に誰が来てもおかしくない状況で、僅かな票の動きで候補者が激変すると見る。素直に予想するなら、ベール、デ・ニーロ、ディカプリオ、ドライヴァー、フェニックス。しかしかなりのギャンブルだと承知の上で、ドライヴァー、フェニックスに加え、ヨーロッパ会員票が期待できるバンデラス、結局大スターのディカプリオ、エルトン・ジョン人気を信じてエガートンを予想しよう。あ、いやでも、オスカーに愛されているベールが来る可能性も小さくないか。うーん、これは大外しかも…。

OSCAR PLANET Prediction
アントニオ・バンデラス（ペイン・アンド・グローリー）	Shaky
レオナルド・ディカプリオ（ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド）	Shaky
アダム・ドライヴァー（マリッジ・ストーリー）	Lock
タロン・エガートン（ロケットマン）	Shaky
ホアキン・フェニックス（ジョーカー）	Likely
The Runner-up
クリスチャン・ベール（フォードvsフェラーリ）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（5名）　（1/10）
Lock
アダム・ドライヴァー Adam Driver （マリッジ・ストーリー） Win: CFCA、WFCA、AFCC、PFCC、DFCS、SDFCS、SFCA、KCFCC、IFJA、DFFCA、SFCS、NFCS、UFCA、FFCC、GWNYFCA、COFCA、HFCS、NCFCA、GFCA、TFCA、VFCC、DFCC、OFCS...	「ブラック・クランズマン」でオスカー候補達成、個性的な存在感で引っ張りだこ。メジャーシーンでの活躍も増えてきたが、本来はインディーズがハマる。 ~~Weak Point~~ 今回はノア・バームバック映画をかき回す。バームバック映画は決してメインストリーム受けするものではないが…。スカーレット・ヨハンソンと離婚夫婦に扮する。作品を自分のものにする最高の演技。
Likely
ホアキン・フェニックス Joaquin Phoenix （ジョーカー） Win: SAG、BAFTA、GGA、BFCA、SDFCS、NTFCA、PFCS、MCFCA、IFCA、HFCS2、NDFS、LFCC、NYFCO、HCA、DFCS2	3度の候補経験を持つ性格俳優界のトップスターがバットマンの宿敵、ジョーカー役に挑戦。役者と役柄のこの組み合わせ、狂ってる！ Weak Point ヒース・レジャーの衝撃演技と比較されるのでは…との心配も挙がっていたが、これまで見たことのないジョーカーを創造、その点は心配なし。…が、賛否両論にこれほどくっきり割れた作品は珍しい。
Shaky
アントニオ・バンデラス Antonio Banderas （ペイン・アンド・グローリー） Win: NSFC、NYFCC、LAFCA、SFFCC	彼を世界的スターに押し上げたのはペドロ・アルモドヴァル映画。そのアルモドヴァル映画に復帰、アルモドヴァルの分身とも言われる役柄を手掛ける。 Weak Point 過去の決断を振り返るという映画監督が主人公…という内容からして、おそらくアルモドヴァル映画の集大成的作り。最近のハリウッドはアルモドヴァルに冷たいが…。最近はB級スターイメージ。
レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio （ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド）	「ジャンゴ」以来となるクエンティン・タランティーノ映画にカンヌ熱狂。かつて西部劇で名を馳せ、今は落ちぶれたスター役。今までにない一面を披露。 Weak Point …が、演技的注目はブラッド・ピット、マーゴット・ロビーに奪われた感がある。そしてなるほど、前哨戦は全て候補止まりに終わる。作品人気と自身のスターパワーで滑り込めるかどうか。
タロン・エガートン Taron Egerton （ロケットマン） Win: GGA、GSA	「キングスマン」でビッグブレイクを果たした英国スターが若き日のエルトン・ジョンに扮して大勝負。自ら歌唱をこなしたのも大きなプラス。 Weak Point 作品は悪くはない評価に留まり（作品賞候補はほぼ消滅）、興行的にも期待以下ではないが期待以上でもない微妙な成果。御大の業界内人気を信じれば、最後の席に滑り込める？

ノミネーション予想これまでの流れ 2019　（Changes in Red）
Final
アダム・ドライヴァー	レオナルド・ディカプリオ	ホアキン・フェニックス*	タロン・エガートン	アントニオ・バンデラス
The Leader：ホアキン・フェニックス
12/1
アダム・ドライヴァー	エディ・マーフィ	ホアキン・フェニックス*	ジョナサン・プライス	アントニオ・バンデラス
11/1
アダム・ドライヴァー	レオナルド・ディカプリオ	ホアキン・フェニックス*	ジョナサン・プライス	アントニオ・バンデラス
10/1
アダム・ドライヴァー*	レオナルド・ディカプリオ	マイケル・Ｂ・ジョーダン	ジョナサン・プライス	アントニオ・バンデラス
9/1
アダム・ドライヴァー	レオナルド・ディカプリオ	マイケル・Ｂ・ジョーダン	イアン・マッケラン*	アントニオ・バンデラス
8/1
ロバート・デ・ニーロ	レオナルド・ディカプリオ	マイケル・Ｂ・ジョーダン	イアン・マッケラン*	アントニオ・バンデラス
7/1
ロバート・デ・ニーロ	レオナルド・ディカプリオ	タロン・エガートン	イアン・マッケラン*	アントニオ・バンデラス
6/1
ロバート・デ・ニーロ	アダム・ドライヴァー	タロン・エガートン	イアン・マッケラン*	アントニオ・バンデラス
5/1
ロバート・デ・ニーロ	アダム・ドライヴァー	タロン・エガートン	イアン・マッケラン*	ホアキン・フェニックス

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/10）
Very Possible
クリスチャン・ベール Christian Bale （フォードvsフェラーリ）	「バイス」で3度目のノミネート、しかも受賞まであと一歩だった。今度はフォードのドライヴァー、ケン・マイルズに扮する。もう変身演技はやらないとの発言…。マット・デイモンと票割れ。Win: GSA
ロバート・デ・ニーロ Robert De Niro （アイリッシュマン）	7度候補に挙がり、2度の受賞に輝くレジェンド。マーティン・スコセッシ映画、殺し屋フランク・“アイリッシュマン”・シーランという申し分なしの役どころ。実は受賞から37年遠ざかっているが…。
エディ・マーフィ Eddie Murphy （ルディ・レイ・ムーア）	70年代を代表するスターで、ラップ界のゴッドファーザーとの異名を持つルディ・レイ・ムーア役を生き生きと。アフリカ系No.1票が集まる。あぁ、「ドリームガールズ」で受賞しておきたかったね。
ジョナサン・プライス Jonathan Pryce （2人のローマ教皇）	「天才作家の妻 40年目の真実」の演技が高評価を得たばかりのヴェテランが、カトリック教会の現教皇フランシス役に挑む。各映画祭絶賛。おそらく助演部門の方が受けやすいタイプの人。
アダム・サンドラー Adam Sandler （アンカット・ダイヤモンド）	Netflix映画が続いた人気者が劇場映画に復帰。サフディ兄弟の犯罪劇で、宝石店オーナー役。新境地開拓へ。Win: ISA、NBR、BSFC、LVFCS、OFCC、SLFCA、AFCA、BOFCA
Possible
ダニエル・クレイグ Daniel Craig （ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密）	ジェームズ・ボンド役を降りる降りないの噂が最近のいちばんの話題。妻の活躍が刺激になって、そろそろ実力派の本領を見せて欲しい。豪華スター結集のスリラーで、探偵役、物語をまとめ上げる。
マット・デイモン Matt Damon （フォードvsフェラーリ）	「ダウンサイズ」「サバービコン」と勝負作がことごとく滑って、やや運気下降気味。カーデザイナー、キャロル・シェルビーに扮して、フォードをサポート。#MeToo運動では「口は禍の元」だと知りました。
ローマン・グリフィン・デイヴィス Roman Griffin Davis （ジョジョ・ラビット）	これが映画デビュー作となる英国出身の少年。スカーレット・ヨハンソンの息子に扮して、戦時下、母がユダヤ人少女を匿っていることを知る役どころを手掛ける。助演部門なら子役に寛容なのだが…。
アダム・ドライヴァー Adam Driver （ザ・レポート）	映画ファンにはジム・ジャームッシュ映画でお馴染み、知る人ぞ知る存在だったのが、最近は「スター・ウォーズ」シリーズによりメジャー人気も獲得。イラク兵士拷問調査官を演じ、サンダンス絶賛。
ポール・ウォルター・ハウザー Paul Walter Hauser （リチャード・ジュエル）	最も知られている役柄は「アイ，トーニャ史上最大のスキャンダル」でナンシー・ケリガンを襲撃する役どころ。ほとんど無名に近い性格俳優がクリント・イーストウッド映画に抜擢。いざ、出陣。
マイケル・Ｂ・ジョーダン Michael B. Jordan （黒い司法 0％からの奇跡）	アフリカ系の若手成長株。自らプロデュースも兼ねる実話ドラマで、冤罪により投獄された黒人青年の事件を担当する弁護士役。「ブラックパンサー」で助演男優賞候補までもう少しだった。
ダニエル・カルーヤ Daniel Kaluuya （クイーン＆スリム）	「ゲット・アウト」でオスカー候補、続く「ブラックパンサー」「ロスト・マネー」も好評を博したアフリカ系注目株。初デートで警官を殺害、キューバに逃亡を図るカップルのひとりを演じる。
ジョージ・マッケイ George MacKay （1917 命をかけた伝令）	子役時代から少しずつ役柄が大きなものに。「わたしは生きていける」「パレードへようこそ」を経て「はじまりへの旅」でヴィゴ・モーテンセンの息子を演じ大きく注目された。サム・メンデス映画。助演？
エドワード・ノートン Edward Norton （マザーレス・ブルックリン）	実に19年ぶりとなる監督第二作で主演も兼ねる。トゥレット症候群の探偵役。「アリータ：バトル・エンジェル」にカメオ出演したぐらいじゃ満足できないファンの飢えを満たしてくれるか。
ロバート・パティンソン Robert Pattinson （ライトハウス）	「トワイライト」シリーズによりこびりついた表情の動かないヴァンパイアイメージからようやく脱却。意欲的な作品選びで、性格俳優の道へ。ロバート・エガース監督のホラー。おそらく話の鍵を握る。
マシュー・リス Matthew Rhys （幸せへのまわり道）	実力が認められつつも長らく我慢のキャリアが続いていたが。TVシリーズ「ジ・アメリカンズ」の成功により、ようやく数段階上のキャリアへ。トム・ハンクス再共演の実話映画で注目度高し。助演？
マーク・ラファロ Mark Ruffalo （ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男）	基本はインディーズスターだが、「アベンジャーズ」シリーズのハルク役にてスターパワーも獲得。トッド・ヘインズ映画にて、企業の環境汚染を告発する実在の弁護士に扮する。賞向きの役柄の予感。
Longshot
ヒュー・ボネヴィル Hugh Bonneville （ダウントン・アビー）	ダウントンの当主がオスカーレースに挑む。TVシリーズ時代、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞では候補止まりだった雪辱を！これまでにオスカーに最も近づいたのは「アイリス」か。
アウグスト・ディール August Diehl （名もなき生涯）	本国ドイツでは確固たる地位を築いている中堅。日本は「ヒトラーの贋札」「リスボンに誘われて」等で有名。テレンス・マリック映画で、ナチスとの戦いを拒否するオーストリア男性を演じる。
ジミー・フェイルズ Jimmie Fails （ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ）	映画デビュー作は短編映画「American Paradise」。その監督を手掛けたジョー・タルボットの長編映画デビュー作に主演。祖父の建てた家を守ろうとするアフリカ系青年を演じる。一気にブレイクなるか。
ケルヴィン・ハリソン・ジュニア Kelvin Harrison Jr. （ルース・エドガー）	TVから映画へ、少しずつ役柄が大きなものに。「イット・カムズ・アット・ナイト」で飛躍、その勢いのまま主演作登場。戦争国からアメリカに引き取られた養子の少年がアイデンティティーに目覚めていく。
ルーカス・ヘッジズ Lucas Hedges （ハニーボーイ）	候補入りはならなかったが「ある少年の告白」「ベン・イズ・バック」の好演が高く評価されたばかり。シャイア・ラブーフの実体験を基にしたドラマで、ラブーフをモデルにした役どころ。父役はそのラブーフ。
ユアン・マクレガー Ewan McGregor （ドクター・スリープ）	90年代の英国スターブームを牽引、オッサンになった今も第一線で活躍中。「シャイニング」の物語から30年、大人になったダニーを演じる。ファンタジー要素に説得力を持たせられるか。
イアン・マッケラン Ian McKellen （グッドライアー偽りのゲーム）	「ゴッド・アンド・モンスター」が証明するようにビル・コンドンとの相性は抜群。4度目のタッグで、老詐欺師役。相手役ヘレン・ミレンに不足なし。…が、娯楽要素が強くなるかもしれない。
ロバート・パティンソン Robert Pattinson （ハイ・ライフ）	「グッド・タイム」でほとんど初めてと言って良い演技の評価を獲得した元ヴァンパイアスター。クレール・ドゥニの初英語作品に主演。宇宙空間で娘と孤立する死刑囚に扮する。意欲作が続く。
ブラッド・ピット Brad Pitt （アド・アストラ）	アンジェリーナ・ジョリーとの離婚ゴシップがまだまだ続く元ハンサムスター。作品数をセーヴするという発言もあったが、新作は途切れない。宇宙に消えた父を探すミッションに出る宇宙工学者役。
エディ・レッドメイン Eddie Redmayne （イントゥ・ザ・スカイ気球で未来を変えたふたり）	「博士と彼女のセオリー」「リリーのすべて」による2年連続候補によりすっかり実力派。科学者ジェームズ・グレイシャー役で、再共演フェリシティ・ジョーンズを盛り立てる。やたら若く見えるが、もう30代後半。
ジャック・レイナー Jack Reynor （ミッドサマー）	初注目されたのは「トランスフォーマー」だったが、以後意欲的な作品選びで演技者としての評価が上昇中。アリ・アスターが新たに手掛けるホラーに主演、スウェーデンの田舎の祝祭で惨劇に巻き込まれる。
ティム・ロス Tim Roth （ルース・エドガー）	「ロブ・ロイロマンに生きた男」で助演賞候補経験ありの英国性格スター。エストニアから引き取った養子の息子がティーンへ成長、戸惑う父を演じる。助演プッシュの可能性。

No Chance　チャンスなし　（1/10）
ティモシー・シャラメ Timothée Chalamet （キング）	ティモシー・シャラメ Timothée Chalamet （レイニーデイ・イン・ニューヨーク）
ジェイソン・クラーク Jason Clarke （モーガン夫人の秘密）	ケヴィン・コスナー Kevin Costner （ザ・テキサス・レンジャーズ）
アダム・ドライヴァー Adam Driver （デッド・ドント・ダイ）	ザック・エフロン Zac Efron （テッド・バンディ）
ジェシー・アイゼンバーグ Jesse Eisenberg （ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち）	アンセル・エルゴート Ansel Elgort （ザ・ゴールドフィンチ）
メル・ギブソン Mel Gibson （博士と狂人）	ジェイク・ギレンホール Jake Gyllenhaal （ベルベット・バズソー：血塗られたギャラリー）
ニコラス・ホルト Nicholas Hoult （トールキン旅のはじまり）	オレグ・イヴェンコ Oleg Ivenko （ホワイト・クロウ伝説のダンサー）
ロリー・キニア Rory Kinnear （ピータールーマンチェスターの悲劇）	マシュー・マコノヒー Matthew McConaughey （ビーチ・バムまじめに不真面目）
ビル・マーレイ Bill Murray （デッド・ドント・ダイ）	ジャック・オコンネル Jack O'Connell （セバーグ）
ジャック・オコンネル Jack O'Connell （炎の裁き）	ゲイリー・オールドマン Gary Oldman （ザ・ランドロマットパナマ文書流出）
デヴ・パテル Dev Patel （ホテル・ムンバイ）	ヒメーシュ・パテル Himesh Patel （イエスタデイ）
サム・ロックウェル Sam Rockwell （ベスト・オブ・エネミーズ価値ある闘い）	アシュトン・サンダース Ashton Sanders （Native Son）
トニ・セルヴィッロ Toni Servillo （LORO 欲望のイタリア）	ウィル・スミス Will Smith （ジェミニマン）

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