Predictions -Best Actress-

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主演女優賞

受賞予想（2/6）

Final Predictions

シンシア・エリヴォ

スカーレット・
ヨハンソン

シアーシャ・ローナン

シャーリズ・セロン

レニー・ゼルウィガー

△

○

◎

OSCAR PLANET Prediction		レニー・ゼルウィガー（ジュディ虹の彼方に）
General Prediction		レニー・ゼルウィガー（ジュディ虹の彼方に）
My Hope		スカーレット・ヨハンソン（マリッジ・ストーリー）

　どうしてオスカーは実在の人物を演じる俳優に弱いのだろう。主演女優賞では5人の内3人が実在の人物を演じての候補入りだ。『ハリエット』のシンシア・エリヴォ、『スキャンダル』のシャーリズ・セロン、『ジュディ虹の彼方に』のレニー・ゼルウィガーだ。この内、特に評価が高いのがゼルウィガーで、なるほどゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、アメリカ映画俳優組合賞の重要三賞をコンプリート受賞している。

　もちろん実在の人物ならどんな役でも受けるわけではない。とりわけ賞受けに繋がりやすいのはスターがスターを演じる場合で、ゼルウィガーはこの条件もクリアしている。既にオスカー女優であるゼルウィガーが今回手掛けたのは、あの伝説の大スター、ジュディ・ガーランドだ。子役時代は「オズの魔法使」（39年）、大人になってから「スタア誕生」（54年）で愛されたクラシック女優だ。ゼルウィガーは素の自分を消し去り、晩年のガーランドになりきっているという。

　そして、そのなりきりに貢献したのがメイキャップだ。メイキャップ＆ヘアスタイリング賞候補という形で評価されているそれにより、ゼルウィガーはガーランドに一歩も二歩も近づく。そしてこの手の変身演技が、オスカーはまた大好きなのだ。自分とは全く違う他人になるという演技の醍醐味が感じられるからだろうか。

　さらに言うと、ゼルウィガー本人が歌声を披露しているのもプラスになる。歌唱パフォーマンス場面は映画の大きな見せ場になるだけでなく、演技だけでなく歌も歌えるというアピールとして有効なのだ。吹き替えよりも本人の声が採用されると格段に賞に近づくというのは良く言われることだ。

　…とゼルウィガーがガーランドを演じると決まった時点で勝利は決まったような気すらしてくるものの、受賞をダメ押しするのは、近年のゼルウィガーのキャリアがまるで冴えなかったことだ。ゼルウィガーのキャリアはオスカー受賞後から徐々に静かなものになっていく。それはまあ、いい。ただ、2010年代に入った頃からゼルウィガーが話題になるとき、それはあからさまな容貌の変化が指摘されるときになってしまったのは、スター女優として致命的だった。勝負を賭けて臨んだはずの「ブリジット・ジョーンズの日記ダメな私の最後のモテ期」（16年）が大失敗に終わったとき、彼女のキャリアの終焉を予測した人は少なくないはずだ。

　そう、この『ジュディ虹の彼方に』は消えかかっていた女優レニー・ゼルウィガーが奇跡の大復活を告げた作品ということだ。オスカーがカムバック劇を愛するのは周知の事実。それもオスカー受賞に漕ぎ着けそうだなんて、近年ここまで派手なカムバックもないだろう。ゼルウィガーを取り巻く全ての要素がオスカー受賞へと向かわせているのだ。

　対抗は『マリッジ・ストーリー』のスカーレット・ヨハンソンだろう。『ジョジョ・ラビット』との合わせ技で受賞を狙いたいものの、手掛けた離婚妻役は、ゼルウィガーのガーランドに較べると、役柄が地味に映る。ヨハンソンが受賞するべきとの声も少なくないのだが、さすがに逆転は難しいのではないか。史上2番目の若さで4度目のノミネーションを勝ち取った『ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語』のシアーシャ・ローナンは候補入りがギリギリライン、受賞はないだろう。

　一部ではゼルウィガーは前年のグレン・クローズのようになるのではないかとの見方もある。作品評価自体が伸びていないのは確かに気がかりだ。ただ、ゼルウィガー、このジューシーロールで逃がすほどには不運ではないのではないか。

**Prediction Chart**
		％	2/9	2/4	1/31	1/26	1/21	1/16
1	レニー・ゼルウィガー『ジュディ虹の彼方に』	40	1	1	1	1	1	2	本命
2	スカーレット・ヨハンソン『マリッジ・ストーリー』	30	2	2	2	2	2	1	対抗
3	シンシア・エリヴォ『ハリエット』	20	3	3	3	4	4	5	大穴
4	シャーリズ・セロン『スキャンダル』	5	4	4	4	3	3	3	Happy to be Nominated
5	シアーシャ・ローナン『ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語』	5	5	5	5	5	4	4	Happy to be Nominated

**List of Marks**
シンシア・エリヴォ『ハリエット』	ファースト・ノミネーション！おめでとうございます（＋）	0.5
	重要賞で候補には挙がっても受賞には届かない（－）
	ハリエット・タブマン役。歴史的に見て、重要な役（＋＋）
	映画界ではまだまだ実績不足の感あり（＊）
	主題歌賞候補曲「Stand Up」で投票しますよ（＋－）
	エミー、トニー、グラミー受賞済み。EGOT制覇目前！（＋）
	…って、さすがに今回は無理。ノミネートで我慢しましょう（－－）
スカーレット・ヨハンソン『マリッジ・ストーリー』	遂に、遂に、遂にファースト・ノミネーション！（＋）	5.5
	子役時代から知っている会員や映画ファンは相当感慨深い（＋）
	サテライト賞や地方の批評家賞を次々受賞（＋）
	夫と離婚劇を繰り広げる妻役でキャリアベストの評価（＋＋＋）
	レニー・ゼルウィガーを撃ち落とせる唯一のチャレンジャー（＋）
	少し前までは「性格が悪い」というゴシップがたっぷりだったが…（＊）
	『ジョジョ・ラビット』では助演賞候補に。票割れする（－）
シアーシャ・ローナン『ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語』	4度目のノミネート。これから何回候補に挙がる？（＋）	1.0
	批評家賞の中でも重要なボストンを獲っている（＋）
	誰もが知る名作古典のヒロインに扮する。コスチューム物、お得意（＋）
	アメリカ映画俳優組合賞で候補入りを逃している意味は…（－）
	4つ目のノミネーションを手にした2番目に若い女優（＊）
	評価は妹役のフローレンス・ピューの方がより高い（－）
	94年版のウィノナ・ライダーは同役で候補入りし、受賞を逃がす（＊）
シャーリズ・セロン『スキャンダル』	何とノミネートは14年ぶり。3度目の候補、おめでとう（＋）	3.0
	そんな感じがしないのは、その間、ずっとトップスターだったから（＋）
	地方の批評家賞を細々と受賞している（＋）
	セクハラに立ち向かう実在のキャスター役。タイムリー！（＋）
	メイクで本人に驚くほど似せてきている。ワーオ（＋＋）
	作品評価はそれほど伸びず、BUZZは急下降中（－－－）
	毎度挑戦的なドレス選び。そちらに期待しましょう（＋－）
レニー・ゼルウィガー『ジュディ虹の彼方に』	15年ぶり、4度目のノミネート。なんと！（＋）	5.5
	ジュディ・ガーランド役。オスカーは有名人役が大好き（＋＋＋）
	歌声まで披露して、SAGを始め重要賞総ナメ（＋＋＋）
	ガーランドの娘ライザ・ミネリは気に喰わないみたい（－）
	近年はお直しゴシップに塗れていた。しかも往生際が悪い！（－）
	つまりどん底からのカムバック。ハリウッドはこういうのに弱い（＋）
	何となく昨年のグレン・クローズと同じ匂いを感じなくもないが…（＊）

The Five Nominees　ノミネート女優　［I guessed 4/5］
シンシア・エリヴォ　Cynthia Erivo
	ハリエット（フォーカス・フィーチャーズ）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors None
	映画ファンには馴染みがないかもしれないが、彼女は大スターだ。既にエミー賞、グラミー賞、トニー賞を受賞。そう、EGOTコンプリートまで、あとオスカーだけの実力派なのだ。19世紀の奴隷解放家にして女性解放家であるハリエット・タブマン役に魂を吹き込む。今後はオスカーの常連かもしれない。
スカーレット・ヨハンソン　Scarlett Johansson
	マリッジ・ストーリー（Netflix）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors GSA、DFCS、SLFCA、DFFCA、VFCC、DFCC、NFCS、UFCA、FFCC、GWNYFCA
	「モンタナの風に抱かれて」（98年）「ゴーストワールド」（00年）を考えると、彼女がアクションスターとして開花したのは予想外だった。もちろん悪いことではないが、もっと違うキャリアがあるのではないかとムズムズしていた映画ファンは多いはずだ。その彼女が母親を演じる年齢になり、遂にオスカー初登場！いざ勝負。
シアーシャ・ローナン　Saoirse Ronan
	ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語（コロンビア）
	Oscar Experience 4 noms / 0 win
	Precursors BSFC
	子役時代からタダモノではないとは思っていたが、まさかここまで大成するとは…。25歳にして4つ目のノミネーションは、ジェニファー・ローレンスに続く若い記録。誰もが知る名作古典のヒロインに扮し、またしても高評価。姉妹役のフローレンス・ピューと揃っての候補入りは嬉しいだろう。さあ、後はいつ受賞するか。
シャーリズ・セロン　Charlize Theron
	スキャンダル（ライオンズゲイト）
	Oscar Experience 3 noms / 1 win
	Precursors NTFCA、NFCS
	容姿に恵まれた俳優はその本来の美貌を隠したときに賞に絡みやすい。それがそのまま当てはまるオスカー歴だ。「モンスター」（03年）「スタンドアップ」（05年）そして本作。けれど、今や「マッドマックス地獄のデス・ロード」（15年）のフィオリサ役を手にした彼女は以前よりも自由に演技しているように見える。
レニー・ゼルウィガー　Renée Zellweger
	ジュディ虹の彼方に（ロードサイド・アトラクションズ）
	Oscar Experience 4 noms / 1 win
	Precursors SAG、BAFTA、GGA、ISA、NBR、BFCA、LVFCS、AFCC、SFCA、PFCS、HFCS、IFCA、LFCC
	あぁ、もう「ザ・エージェント」（96年）の頃のような彼女には会えないのか。諦めていた映画ファンを驚かせるまさかの復活劇。整形ゴシップに塗れていた近年とはまるで違う、入魂の演技が世界を魅了する。ジュディ・ガーランド役に賭ける思いはそれだけ強かった。現在本命。スカーレット・ヨハンソンを振り切れるか。

ranking

キャンペーンパワー　19/12/1～20/1/15			前哨戦ポイント　-1/19-
1	シャーリズ・セロン	569 p	1	スカーレット・ヨハンソン	141.0 p
2	シアーシャ・ローナン	562 p	2	レニー・ゼルウィガー	135.5 p
3	レニー・ゼルウィガー	461 p	3	シャーリズ・セロン	102.5 p
4	シンシア・エリヴォ	407 p	4	シアーシャ・ローナン	93.5 p
5	スカーレット・ヨハンソン	133 p	5	シンシア・エリヴォ	68.5 p

対象作の興行収入　-1/12-			対象作の評価 rating
1	シアーシャ・ローナン	$74m	1	スカーレット・ヨハンソン	96.9 p
2	シンシア・エリヴォ	$42m	2	シアーシャ・ローナン	93.4 p
3	シャーリズ・セロン	$27m	3	レニー・ゼルウィガー	75.5 p
4	レニー・ゼルウィガー	$24m	4	シンシア・エリヴォ	70.2 p
5	スカーレット・ヨハンソン	n/a	5	シャーリズ・セロン	66.9 p

ノミネート予想（1/10）

Final Prediction

　賞レース開始前、主演女優賞はこの中から選ばれると言われていたのは、『マリッジ・ストーリー』のスカーレット・ヨハンソン、『スキャンダル』のシャーリズ・セロン、『ジュディ虹の彼方に』のレニー・ゼルウィガーだ。この内、セロンはBUZZを大きく落としているものの、それでもノミネーションから漏れることはないと思われる。すると残りは2枠だ。

　前哨戦序盤をリードしたのは『アス』のルピタ・ニョンゴだ。ジョーダン・ピール監督の異色ホラーで一人二役に挑んだニョンゴは怪演という言葉が相応しく、映画の仕掛けとの相乗効果でますます強烈な印象を残す。なるほど批評家賞で愛されたのも頷ける。ただし、この手の演技やホラーというジャンルはオスカーとの相性がよろしくない。思い出すのは前年、「ヘレディタリー継承」（18年）のトニ・コレットが批評家賞を独走しながら、オスカーでは涙を呑んだことで、ニョンゴはそれと同じ流れにいるのではないかと見ることが可能なのだ。ニョンゴのスターパワー、2019年最も愛されたアフリカ系スターの演技ということで、どれだけウィークポイントを吹き飛ばせるだろうか。

　アフリカ系と言えば、ニョンゴは『ハリエット』のシンシア・エリヴォと票割れを起こすかもしれない。歴史に名を残す偉大な人物を演じたエリヴォは、正真正銘のオスカーロールで挑む。作品評価が伸び悩んだのが痛いが、当初は彼女がこの部門の主役になるとの声も大きかった。ニョンゴ同様、アメリカ映画俳優組合賞、ゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト映画批評家賞の重要三賞全てで候補に挙がっているのも心強い。

　『フェアウェル』のオークワフィナはどうか。対象作はアメリカ映画ではあるもののアジアを舞台にした作品で、多様性が叫ばれる今の時代で、オークワフィナの快進撃はその象徴と見ることができるだろう。彼女はハリウッド映画での活躍も増えていて、知名度は急カーヴを描いて上昇中。組合賞から漏れたのは厳しいが、逆転ノミネートされてもおかしくない。

　オスカーに愛されているシアーシャ・ローナンは『ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語』を携えての参戦。作品自体が賞レースから出遅れている印象があるが、いよいよ会員にも浸透し始めているころだと思われ、20代半ばにして既に3度の候補経験を持つ彼女が最後の席に滑り込む可能性は低くないはずだ。作品の興行的成功も心強いところだ。

　2枠を狙うのはニョンゴ、エリヴォ、オークワフィナ、ローナン。接戦だが、こういうときはスターパワーが物を言うもの。ニョンゴとローナンが食い込んでくるのではないか。オークワフィナを応援したい気持ちも大きいのだが…。

OSCAR PLANET Prediction
スカーレット・ヨハンソン（マリッジ・ストーリー）	Lock
ルピタ・ニョンゴ（アス）	Shaky
シアーシャ・ローナン（ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語）	Shaky
シャーリズ・セロン（スキャンダル）	Likely
レニー・ゼルウィガー（ジュディ虹の彼方に）	Lock
The Runner-up
シンシア・エリヴォ（ハリエット）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（5名）　（1/10）
Lock
スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson （マリッジ・ストーリー） Win: GSA、DFCS、SLFCA、DFFCA、VFCC、DFCC、NFCS、UFCA、FFCC、GWNYFCA、DFCS2	インディーズシーンで人気が火がついた少女スターは、今や立派な大人の女優へ。ノア・バームバック映画でさらなる飛躍確実と、前評判高し。 ~~Weak Point~~ 「アベンジャーズエンドゲーム」で顔見せ、ブラック・ウィドウ単独映画の製作も決定と、メジャーシーンでも大活躍。今年は『ジョジョ・ラビット』もあり、彼女の年と言っても過言ではない。
レニー・ゼルウィガー Renée Zellweger （ジュディ虹の彼方に） Win: SAG、BAFTA、GGA、ISA、NBR、BFCA、LVFCS、AFCC、SFCA、PFCS、HFCS、IFCA、LFCC	「スター誕生」のリメイクが製作された翌年、奇しくもジュディ・ガーランドの伝記が完成へ。キャリアを復活させられるか、一世一代の大勝負。 ~~Weak Point~~ 近年はお直しゴシップに塗れていたのに、何と鮮やかなる復活劇。オスカーは有名人が有名人を演じたとき、異様に票が集まる。二度目の受賞も射程圏内。近年ここまでのカムバックはない。Wow!
Likely
シャーリズ・セロン Charlize Theron （スキャンダル） Win: NTFCA、NFCS	ロジャー・エイルズセクハラ騒動を描く実話ドラマで、人気キャスター、メーガン・ケリー役。本人とは分からない変身演技はオスカーの大好物。 Weak Point そう言えば、オスカー受賞作「モンスター」も変身演技。候補作「ノース・カントリー」でも本来の美貌を消していた。そういう演技ばかり評価されるというのはどうなの？いや、確かにそっくりなんだけど。
Shaky
ルピタ・ニョンゴ Lupita Nyong'o （アス） Win: NYFCC、CFCA、WFCA、PFCC、SDFCS、OFCC、KCFCC、IFJA、SFCS、SFFCC、COFCA、NCFCA、AFCA、GFCA、MCFCA、TFCA、OFCS、NYFCO、HCA、BOFCA、PFCC2	オスカー受賞後、慎重に作品を選んでいたが、そうして決めたジョーダン・ピール監督作が特大ホームラン。自分たちに瓜二つの家族に襲われる母親役。 Weak Point 作品はホラーであり、…となると思い出されるのは前年、「ヘレディタリー継承」のトニ・コレットが批評家賞を独走しながら候補漏れを喫した事実。歴史は繰り返される？それとも…！？
シアーシャ・ローナン Saoirse Ronan （ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語） Win: BSFC	25歳で既に3度のノミネート経験を持つ実力派。「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ監督第二作に主演、古典のヒロインに扮する。 Weak Point 94年版では同じ役でウィノナ・ライダーが候補入りしているのは心強い？いやいや、鮮度という点でマイナスになるかもしれない。作品は賞レースで出遅れた感があるが、興行的成功を味方にできるか。

ノミネーション予想これまでの流れ 2019　（Changes in Red）
Final
ルピタ・ニョンゴ	シアーシャ・ローナン	スカーレット・ヨハンソン	レニー・ゼルウィガー*	シャーリズ・セロン
The Leader：レニー・ゼルウィガー
12/1
オークワフィナ	アルフレ・ウッダード	スカーレット・ヨハンソン	レニー・ゼルウィガー*	シャーリズ・セロン
11/1
オークワフィナ	シンシア・エリヴォ	スカーレット・ヨハンソン	レニー・ゼルウィガー*	シャーリズ・セロン
10/1
オークワフィナ	シンシア・エリヴォ	スカーレット・ヨハンソン	レニー・ゼルウィガー*	フェリシティ・ジョーンズ
9/1
オークワフィナ	シンシア・エリヴォ*	スカーレット・ヨハンソン	クリステン・スチュワート	フェリシティ・ジョーンズ
8/1
オークワフィナ	シンシア・エリヴォ*	ヘレン・ミレン	クリステン・スチュワート	フェリシティ・ジョーンズ
7/1
オークワフィナ	シンシア・エリヴォ*	ヘレン・ミレン	クリステン・スチュワート	ロザムンド・パイク
6/1
オークワフィナ	シンシア・エリヴォ	ヘレン・ミレン	ルピタ・ニョンゴ	ロザムンド・パイク*
5/1
オークワフィナ	ブレイク・ライヴリー	ヘレン・ミレン	ルピタ・ニョンゴ	ロザムンド・パイク*

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/10）
Very Possible
オークワフィナ Awkwafina （フェアウェル）	「オーシャンズ8」「クレイジー・リッチ！」と話題作を畳み掛けブレイク。サンダンスを熱狂させたコメディ・ドラマ、祖母の病をきっかけに中国に戻る中国系アメリカ人を演じる。Win: GGA、GSA、HFCS2
シンシア・エリヴォ Cynthia Erivo （ハリエット）	ブロードウェイのミュージカル版「カラー・パープル」でトニー賞を獲得した実力派が、19世紀の奴隷解放家にして女性解放家であるハリエット・タブマン役に挑む。作品評価は伸び悩んだが…。
アルフレ・ウッダード Alfre Woodard （Clemency）	ひとりの囚人との出会いにより、その価値観を揺るがせていく刑務所署長を演じる。久々の主演演技に絶賛の嵐。アフリカ系としてシンシア・エリヴォ、ルピタ・ニョンゴと票割れの危険大。
Possible
アナ・デ・アルマス Ana de Armas （ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密）	「ブレードランナー 2049」での好演により、ネクストブレイク候補生へ。ライアン・ジョンソンが手掛ける殺人ミステリーに登場。おそらく役柄はますます大きくなっているはず。今が勝負時。
フェリシティ・ジョーンズ Felicity Jones （イントゥ・ザ・スカイ気球で未来を変えたふたり）	オスカー候補に挙がった「博士と彼女のセオリー」のエディ・レッドメインと再共演。熱気球パイロット、アメリア・レン役で再びオスカーの空へ。前評判が高いが、そういうのに限ってオスカーで敬遠されるもの。
ジュリアン・ムーア Julianne Moore （グロリア永遠の青春）	「アリスのままで」でオスカー獲得。いよいよ怖いものなし。チリ映画「グロリアの青春」をベースにしたコメディ・ドラマで、LAのダンスクラブで新たな愛を探す50代女を演じる。オリジナル主演女優との比較。
メアリー・ケイ・プレイス Mary Kay Place （Diane）	1970年代から活動する大ヴェテラン。オスカー候補に挙がったことこそないものの、途切れることなく女優業を続けてきた。70代を超えて挑む主演作で大絶賛。Win: NSFC、LAFCA
エマ・トンプソン Emma Thompson （レイトナイト私の素敵なボス）	かつては「イギリスのメリル・ストリープ」と呼ばれたこともある才女。レイトナイトトークショウのホストの職を失うのではないかと恐れる役どころに、持ち前の喜劇センスが大爆発。サンダンスを笑いで包み込む。
ジョディ・ターナー＝スミス Jodie Turner-Smith （クイーン＆スリム）	TVや短編から始まったキャリアがいよいよ長編映画主演に結びつく。初めてのデートで警官に呼び止められたことからトラブルにハマるカップルを描くドラマでヒロイン役。大ブレイク候補。
Longshot
ジリアン・ベル Jillian Bell （ブリタニー・ランズ・ア・マラソン）	テレビを中心にキャリアを急速に伸ばしているコメディエンヌ。サポート役が多かったが、いよいよ主演作で結果を残す。自分を変えるためニューヨーク・マラソンに挑む女性役。作品規模が小さい。
ケイトリン・デヴァー Kaitlyn Dever （ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー）	TV、映画で重宝されてきた人気子役が、いよいよ子どもと大人の境目に突入。一晩で高校時代にやり残したことをやってのけようとする女の子に扮してキャリアベストの評価。遂に代表作を手に。
ミシェル・ドッカリー Michelle Dockery （ダウントン・アビー）	TVシリーズ時代の好演によりエミー賞で3度候補入り。気位の高いメアリー役は最高のハマり役だが、そのイメージに縛られている感も？映画版で決定版的演技を見せられるかどうか。
ヘレン・ミレン Helen Mirren （グッドライアー偽りのゲーム）	70歳を超えても輝きが増す一方の大女優。ビル・コンドンとイアン・マッケランという黄金コンビ作品に、裕福な未亡人役で登場。マッケランとの駆け引きで大人の観客を魅力できるかが鍵。
フローレンス・ピュー Florence Pugh （ファイティング・ファミリー）	「レディ・マクベス」により一躍英国期待の若手女優に躍り出た新星。レスラー一家に生まれ、WWEのスターを目指す少女を描く。おそらく肉体改造必須。大変身が見られれば、オスカー好みの可能性。
フローレンス・ピュー Florence Pugh （ミッドサマー）	今英国が最も期待する若手女優のひとり。アメリカ映画への出演が急増する中、注目ホラー監督アリ・アスターの世界観に迷い込む。おそらく『ストーリー・オブ・マイライフ』が本命作。Win: NDFS
オナー・スウィントン・バーン Honor Swinton Byrne （ザ・スーベニア魅せられて）	ジョン・バーンとティルダ・スウィントンの娘が映画主演を飾る。ジョアンナ・ホッグの学生時代の経験に基づくロマンス映画で、サンダンスで大好評。ティルダも母親役で助演している。
ナオミ・ワッツ Naomi Watts （ルース・エドガー）	新たなる「ツイン・ピークス」で恩師デヴィッド・リンチと再タッグを組んで話題に。「バイス」にカメオ出演した後は、エリトリアから引き取った少年の成長に戸惑う母を演じる。サンダンスで好評。助演？
コンスタンス・ウー Constance Wu （ハスラーズ）	「フアン家のアメリカ開拓記」で顔が売れ、「クレイジー・リッチ！」を特大ヒットに導いて絶好調。…だったのが、最近はディーヴァ・ゴシップが多々。ジェニファー・ロペスに喰われてしまったとの声。

No Chance　チャンスなし　（1/10）
ジェマ・アータートン Gemma Arterton （Vita and Virginia）	ジュディ・デンチ Judi Dench （ジョーンの秘密）
ローラ・ダーン Laura Dern （炎の裁き）	タラジ・Ｐ・ヘンソン Taraji P. Henson （ベスト・オブ・エネミーズ価値ある闘い）
イザベル・ユペール Isabelle Huppert （ポルトガル、夏の終わり）	キーラ・ナイトレイ Keira Knightley （モーガン夫人の秘密）
メリッサ・マッカーシー Melissa McCarthy （ザ・キッチン）	ナタリー・ポートマン Natalie Portman （ルーシー・イン・ザ・スカイ）
クリステン・スチュワート Kristen Stewart （ふたりのＪ・Ｔ・リロイベストセラー作家の裏の裏）	クリステン・スチュワート Kristen Stewart （セバーグ）
メリル・ストリープ Meryl Streep （ザ・ランドロマットパナマ文書流出）

Predictions

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