Predictions -Best Supporting Actor-

**Prediction Chart**
		％	2/9	2/4	1/31	1/26	1/21	1/16
1	ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』	70	1	1	1	1	1	1	本命
2	ジョー・ペシ『アイリッシュマン』	15	2	2	2	2	2	2	対抗
3	アル・パチーノ『アイリッシュマン』	105	3	3	3	3	3	3	大穴
4	トム・ハンクス『幸せへのまわり道』	3	4	4	4	4	4	4	Happy to be Nominated
5	アンソニー・ホプキンス『2人のローマ教皇』	2	5	5	5	5	5	5

Prediction Chart

％

2/9

2/4

1/31

1/26

1/21

1/16

ブラッド・ピット
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

本命

ジョー・ペシ
『アイリッシュマン』

対抗

アル・パチーノ
『アイリッシュマン』

105

大穴

トム・ハンクス
『幸せへのまわり道』

Happy to be Nominated

アンソニー・ホプキンス
『2人のローマ教皇』

**List of Marks**
トム・ハンクス『幸せへのまわり道』	実に19年ぶり、6度目のノミネート。おかえりなさい！（＋）	2.5
	子ども番組の司会で知られるフレッド・ロジャース役（＋＋）
	オスカーは実在の人物が好きな上、彼自身の個性にぴったり（＋＋）
	前哨戦はノーステキサス批評家賞を受賞したのみ（＊）
	対象作からの候補は彼オンリー。つまり作品人気はイマイチ（－）
	ゴールデン・グローブのセシル・Ｂ・デミル賞が彼の今年のハイライト（－）
	今年はブラッド・ピットの年ですから（－）
アンソニー・ホプキンス『2人のローマ教皇』	ややや、22年ぶり5度目のノミネート。おかえりなさい！！（＋）	0.5
	カトリック教会の前教皇ベネディクト16世という難役（＋＋）
	前哨戦はノミネート止まり。一発逆転の空気は…ない（－－）
	唯一英国から参戦。英国会員票が入る（＋）
	対象作はNetflix映画。アレルギー会員、多そうです（－）
	ハンニバル・レクターを超える演技じゃないと、2度目の受賞は…（＊）
	今年はブラッド・ピットの年ですから（－）
アル・パチーノ『アイリッシュマン』	ひゃー、27年ぶり9度目のノミネート。おかえりなさい！！！（＋）	1.0
	全米トラック運転組合委員長ジミー・ホッファ役（＋＋）
	前哨戦はノミネート止まり。ひとつくらい受賞したかった（－）
	Netflix映画ゆえに票が入り難いかもしれない（－）
	落選した盟友ロバート・デ・ニーロの分まで頑張って！（＋＋）
	共演のジョー・ペシの方がより賞受けしている（－）
	今年はブラッド・ピットの年ですから（－）
ジョー・ペシ『アイリッシュマン』	ひぃぃぃ、29年ぶり3度目のノミネート。おかえりなさい！！！！（＋）	3.0
	伝説のマフィア、ラッセル・バッファリーノ役。（＋＋）
	ニューヨーク映画批評家協会賞受賞。ここは落とせません（＋＋）
	映画出演自体が本当に久しぶり。また会えて良かった（＋）
	アル・パチーノも候補に。彼に勢いがあるが、それでも票割れ（－）
	多分本人賞に興味なし。ゴールデン・グローブ賞にも来なかった（－）
	今年はブラッド・ピットの年ですから（－）
ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』	8年ぶり、4度目のノミネート。8年前だとまだ最近ですな（＋）	12.5
	スタントマンの悲哀をこれ以上ないくらい魅力的に（＋＋＋）
	SAG、GGA、BFCA…重要三賞コンプリート受賞（＋＋＋）
	作品支持派は間違いなく彼に惚れる。カッチョイイ！（＋＋＋）
	離婚ゴシップからよくぞ立ち直りました（＊）
	若い頃から知っている映画ファンは感慨深いことこの上なし（＋）
	そう、今年は彼の年。気が早いけど、Congratulations!（＋）

The Five Nominees　ノミネート男優　［I guessed 4/5］
トム・ハンクス　Tom Hanks
	幸せへのまわり道（トライスター）
	Oscar Experience 6 noms / 2 wins
	Precursors NTFCA
	不思議だ。決してキャリアが下降線を辿っているわけではない。むしろ良質作を連発し絶好調を維持しているのだ。それなのに19年もオスカーとは縁がない。良いところまで行きながら、最後に涙を呑むのが最近の彼なのだ。しかし、ようやく彼は戻ってきた。フレッド・ロジャース役により天性の人間味で魅了する。
アンソニー・ホプキンス　Anthony Hopkins
	2人のローマ教皇（Netflix）
	Oscar Experience 5 noms / 1 win
	Precursors None
	90年代だけで4度のノミネーションを手にしたイギリスの名優がオスカーに帰ってきた。映画ファンにとってはいつまでも「ハンニバル・レクター」であるものの、それでも彼の演技力は確かだ。カトリック教会の前教皇ベネディクト16世に扮して、現教皇役のジョナサン・プライスと一騎打ち。同時候補は最高の栄誉だ。
アル・パチーノ　Al Pacino
	アイリッシュマン（Netflix）
	Oscar Experience 9 noms / 1 win
	Precursors None
	「セント・オブ・ウーマン夢の香り」（92年）で「8度目の正直」、遂にオスカー受賞を果たしたときの彼の表情が忘れられない。心からホッとしたことが手に取るように分かるのだ。あれから27年が経った。その間、オスカー候補、まさかのゼロ。マーティン・スコセッシによるマフィア映画で久々の授賞式帰還を果たす。
ジョー・ペシ　Joe Pesci
	アイリッシュマン（Netflix）
	Oscar Experience 3 noms / 1 win
	Precursors NYFCC、PFCC、DFCS、SDFCS、KCFCC、NFCS、UFCA、FFCC、GWNYFCA、GFCA、LFCC...
	当初、対象作からはパチーノの候補が固いと見られていたが、蓋を開けてみれば、前哨戦より強さを発揮したのは彼だった。演技の素晴らしさはもちろんだが、映画界が彼を強烈に欲していたことの表れでもあるのではないか。縁の深いマーティン・スコセッシ映画でいぶし銀の魅力。ブラッド・ピットの対抗馬だ。
ブラッド・ピット　Brad Pitt
	ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド（コロンビア）
	Oscar Experience 4 noms / 0 win
	Precursors SAG、BAFTA、GGA、NBR、BFCA、NSFC、BSFC、CFCA、WFCA、AFCC、PFCC、SDFCS...
	彼と同じくらいスターパワーを有効活用しているのは、共演のレオナルド・ディカプリオぐらいだ。名匠と呼ばれる監督たちと次々タッグを組み、美貌を輝かせることよりも演技を磨くことを優先してきた。それが遂に報われるとき。クエンティン・タランティーノ映画で魅力爆発、現代の大スターがオスカーに輝く瞬間が迫る。

キャンペーンパワー　19/12/1～20/1/15			前哨戦ポイント　-1/19-
1	ブラッド・ピット	425 p	1	ブラッド・ピット	216.5 p
2	アル・パチーノ	267 p	2	ジョー・ペシ	165.0 p
3	トム・ハンクス	118 p	3	アル・パチーノ	112.5 p
4	ジョー・ペシ	15 p	4	トム・ハンクス	91.5 p
5	アンソニー・ホプキンス	0 p	5	アンソニー・ホプキンス	69.0 p

対象作の興行収入　-1/12-			対象作の評価 rating
1	ブラッド・ピット	$141m	1	アル・パチーノ	95.5 p
2	トム・ハンクス	$59m	1	ジョー・ペシ	95.5 p
3	アル・パチーノ	n/a	3	トム・ハンクス	90.4 p
3	アンソニー・ホプキンス	n/a	4	ブラッド・ピット	84.6 p
3	ジョー・ペシ	n/a	5	アンソニー・ホプキンス	83.2 p

The Five Frontrunners　フロントランナー（5名）　（1/10）
Lock
ジョー・ペシ Joe Pesci （アイリッシュマン） Win: NYFCC、PFCC、DFCS、SDFCS、KCFCC、NFCS、UFCA、FFCC、GWNYFCA、GFCA、LFCC、NYFCO、HCA	オスカー受賞作「グッドフェローズ」のマーティン・スコセッシと再タッグ。伝説のマフィア、ラッセル・バッファリーノ役。久々の演技に腕が鳴る。 ~~Weak Point~~ アル・パチーノとの票割れが心配されたが、前哨戦を見る限り、パチーノが落ちても彼が落ちることはなさそう。再評価して、これからも頑張ってもらわないと…ね？後は二度目の受賞があるのかどうか。
ブラッド・ピット Brad Pitt （ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド） Win: SAG、BAFTA、GGA、NBR、BFCA、NSFC、BSFC、CFCA、WFCA、AFCC、PFCC、SDFCS、SFCA、OFCC、SLFCA、DFFCA、SFFCC、PFCS、HFCS、NCFCA、AFCA、MCFCA、IFCA、HFCS2、DFCS2、TFCA、VFCC...	ハンサムなだけと揶揄されながらも、3度候補に挙がっているのだから立派。クエンティン・タランティーノ映画で元西部劇スターのスタントマン役。 ~~Weak Point~~ 近年は映画よりもアンジェリーナ・ジョリーとのすったもんだで話題になってばかりだったが、それを払拭する快演。あのレオナルド・ディカプリオ以上の賛辞だなんて、オスカーも貰ったも同然？
Likely
アル・パチーノ Al Pacino （アイリッシュマン）	同時代を生きるロバート・デ・ニーロ主演のマーティン・スコセッシ監督作という強力プロジェクト。全米トラック運転組合委員長ジミー・ホッファ役。 Weak Point ジョー・ペシら強力助演陣との票割れは避けられない。作中、最も観客がシンパシーを寄せやすい役柄と言われているが、それをプラスにできるかどうか。オスカーレースは、大分長いことご無沙汰。
Shaky
トム・ハンクス Tom Hanks （幸せへのまわり道） Win: NTFCA	勢いに乗るマリエル・ヘラー映画で、フレッド・ロジャースに扮する。アイコン役はオスカー好みの上、ほとんど素の魅力が炸裂しているとの噂あり。 Weak Point オスカー常連…のイメージがあるが、実は18年も候補から遠ざかっている。「キャプテン・フィリップス」「ブリッジ・オブ・スパイ」「ハドソン川の奇跡」「ペンタゴン・ペーパーズ」…全部良かったのに…。
ソン・ガンホ Kang-ho Song （パラサイト半地下の家族） Win: LAFCA、PFCC2	盟友ポン・ジュノ映画に4度目の登場。全員失業中の家族の長男役で、圧倒的な存在感。今や韓国を代表する俳優へ。 Weak Point 作品はカンヌ国際映画祭パルムドール受賞の快挙。国際長編映画賞のみならず、作品賞を始め主要部門での健闘も期待されている。演技賞はその中でもハードルが高い部門。

ノミネーション予想これまでの流れ 2019　（Changes in Red）
Final
ブラッド・ピット*	ソン・ガンホ	アル・パチーノ	ジョー・ペシ	トム・ハンクス
The Leader：ブラッド・ピット
12/1
ブラッド・ピット*	ソン・ガンホ	アル・パチーノ	アンソニー・ホプキンス	トム・ハンクス
11/1
ブラッド・ピット*	ソン・ガンホ	ウィレム・デフォー	アンソニー・ホプキンス	トム・ハンクス
10/1
ブラッド・ピット*	クリスチャン・ベール	ウィレム・デフォー	アンソニー・ホプキンス	トム・ハンクス
9/1
ブラッド・ピット*	クリスチャン・ベール	ウィレム・デフォー	アル・パチーノ	トム・ハンクス
8/1
ブラッド・ピット	ジョン・リスゴー	ウィレム・デフォー*	アル・パチーノ	トム・ハンクス
7/1
ブラッド・ピット	ジョン・リスゴー	ウィレム・デフォー*	アル・パチーノ	ジョー・ペシ
6/1
ジェイミー・フォックス	ジョン・リスゴー	ウィレム・デフォー*	アル・パチーノ	ジョー・ペシ
5/1
ジェイミー・フォックス	ジョン・リスゴー*	リチャード・マッデン	アル・パチーノ	ジョー・ペシ

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/10）
Very Possible
アラン・アルダ Alan Alda （マリッジ・ストーリー）	80代半ばに入った大ヴェテラン。「アビエイター」で候補経験があるが、受賞はまだなし。役者たちが輝いているというノア・バームバック映画で勝負に出る。功労票が大量に雪崩れ込むはず。
ウィレム・デフォー Willem Dafoe （ライトハウス）	「フロリダ・プロジェクト」「永遠の門ゴッホの見た未来」を畳み掛け、「アクアマン」はメガヒット。再び俳優として黄金期。灯台守役。Win: GSA、ISA、LVFCS、IFJA、SFCS、COFCA、NDFS
ジェイミー・フォックス Jamie Foxx （黒い司法 0％からの奇跡）	近年は静かな活動が続いたが、久々に強力ロール。冤罪で死刑囚監獄に入る青年役。今が旬のマイケル・Ｂ・ジョーダンと激突する。「コラテラル」「Ray レイ」によりWノミネートされたのがキャリアの頂点。
アンソニー・ホプキンス Anthony Hopkins （2人のローマ教皇）	ハンニバル・レクターという映画史に残るアイコンを手掛けた英国の名優。カトリック教会の前教皇ベネディクト16世に扮する。Netflix映画という点、主演にも票が流れる点等、不安要素は多い。
シャイア・ラブーフ Shia LaBeouf （ハニーボーイ）	奇行連発でキャリアが危うかったが、何とか持ち直した感。自身の経験を基にしたドラマで、アル中で犯罪に手を染める父を演じる。息子（自身）役はルーカス・ヘッジズ。ハンサムを持ってきましたよ。
トレイシー・レッツ Tracy Letts （フォードvsフェラーリ）	演出も手掛ける舞台のイメージが強いが、近年は映画でも存在感を増しているヴェテラン。「ラバーズ・アゲイン」ではデブラ・ウィンガーと絶妙の掛け合いを見せた。ヘンリー・フォード・セカンド役。
ジョン・リスゴー John Lithgow （スキャンダル）	FOXニュースのセクハラ騒動を描く実話ドラマで、セクハラを繰り返した張本人ロジャー・エイルズ役。悪役（？）はオスカー受けしやすい傾向にあるが、対象作は女優主導。男優は不利かも。
サム・ロックウェル Sam Rockwell （リチャード・ジュエル）	これまでも実力は認められてきたが、「スリー・ビルボード」以降はいよいよ演技力に注目が集まる。これぞオスカー効果。クリント・イーストウッドがアトランタ五輪爆破テロ事件を描く実話物で、弁護士役。
ウェズリー・スナイプス Wesley Snipes （ルディ・レイ・ムーア）	脱税ゴシップのイメージが強くなってしまったが、実は「ワン・ナイト・スタンド」でヴェネチア映画祭男優賞を受賞する実力あり。エディ・マーフィが復活を狙う伝記ドラマで、ダーヴィル・マーティン役。
Possible
スターリング・Ｋ・ブラウン Sterling K. Brown （WAVES ウェイブス）	「THIS IS US／36歳、これから」でエミー賞とゴールデン・グローブ賞受賞。既にTVの分野では確固たる地位。映画で成功してもおかしくないスケール感。ミュージカルで勝負。
ティモシー・シャラメ Timothée Chalamet （ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語）	グレタ・ガーウィグに気に入られているのか、「レディ・バード」に続いて監督作に登場。古典の再映画化で、マーチ四姉妹の隣家に住むローレンス家の一人息子ローリー役。
ハーヴェイ・カイテル Harvey Keitel （アイリッシュマン）	マーティン・スコセッシが描くマフィア映画に生きるレジェンドが結集。その中のひとりが演じるのは、フィラデルフィアの大物マフィア、アンジェロ・ブルーノ。候補は一度のみ。一気に受賞に漕ぎ着けよ！
レスリー・オドム・ジュニア Leslie Odom Jr. （ハリエット）	シンガー兼俳優としての活動がブロードウェイミュージカル「ハミルトン」で見事開花、トニー賞受賞。今度は映画で勝負。19世紀の奴隷解放家ハリエット・タブマンの物語で助演。
サム・ロックウェル Sam Rockwell （ジョジョ・ラビット）	「スリー・ビルボード」「バイス」と2年連続オスカー候補の偉業達成。いよいよ各方面から引っ張りだこ。戦時下、ユダヤ人を匿う母親とその息子の物語で、ナチスの大尉役。3年連続は…？
タイカ・ワイティティ Taika Waititi （ジョジョ・ラビット）	監督としてユニークなキャリアを積む要注目株。空想上のアドルフ・ヒトラーと遊ぶ少年の物語で、そのヒトラーを演じる。監督を手掛けるのは自分自身。旨味たっぷりの演出になってもおかしくない。
Longshot
ジェイミー・ベル Jamie Bell （ロケットマン）	「リヴァプール、最後の恋」で好演を見せた元リトルダンサー。若き日のエルトン・ジョンを描く伝記ドラマで、ジョンの盟友となる作詞家バーニー・トーピンを演じる。サマーリリースは不利。
ジョン・バーンサル Jon Bernthal （フォードvsフェラーリ）	決定打になるような演技はなくとも着実に作品を重ねている。タフなイメージを活かした役柄が多いか。フォードとフェラーリの対決を描く実話ドラマで、フォードの社長を演じる。
ジム・カーター Jim Carter （ダウントン・アビー）	英国の超人気TVシリーズが本当に映画化。執事のカーソンさんももちろん再登場。エミー賞では4度候補に挙がるも、受賞はならず。オスカーで雪辱、なるか。共演男優との票割れ確実。
ブレンダン・コイル Brendan Coyle （ダウントン・アビー）	決して短くないキャリア。遂に映画化される英国の超人気シリーズで演じたジョン・ベイツ役は最大の当たり役。アンナとの結婚生活の詳細が描かれる？幸せになって欲しいふたり。
ディーン＝チャールズ・チャップマン Dean-Charles Chapman （1917 命をかけた伝令）	舞台版「リトル・ダンサー」のビリー役でも知られる若手俳優。「ゲーム・オブ・スローンズ」でも顔が知られている。サム・メンデスが手掛ける第一次世界大戦ドラマ。おそらくこれまでで最も重要な作品。
クリス・クーパー Chris Cooper （幸せへのまわり道）	「アダプテーション」でオスカーに輝く性格男優。トム・ハンクスがフレッド・ロジャースに扮する実話物で、彼と友情を育むジャーナリストの父親を演じる。息子役のマシュー・リスよりも旨味のある役柄かどうか。
ウィレム・デフォー Willem Dafoe （マザーレス・ブルックリン）	そろそろ功労的意味合いの票を大量に取り込むキャリアになってきたクセモノ俳優。80年代を知る者には感慨深いことこの上なし。エドワード・ノートンが心血を注ぐ一品で助演する。
ロバート・ダウニー・ジュニア Robert Downey Jr. （アベンジャーズエンドゲーム）	ヒーローが星の数ほど出てくる中、もし候補に挙がる者がいるとしたらトニー・スターク、アイアンマンで決まり。理由は…見れば分かる。アイアンマンになってから、映画出演はこのシリーズばかり。ファンは複雑。
ウィンストン・デューク Winston Duke （アス）	映画初出演作「ブラックパンサー」で強烈な印象を残したのが効いたか、ジョーダン・ピール映画に抜擢。ルピタ・ニョンゴの夫に扮して、自分たち家族にそっくりなテロリストに襲われる恐怖を体現。
クリス・エヴァンス Chris Evans （ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密）	ちょっと前までちゃらんぽらんな印象だったのに、キャプテン・アメリカになったからか、それともジェニー・スレイトの影響か、すっかり紳士のイメージ。ライアン・ジョンソン主導の探偵映画。
ルーカス・ヘッジズ Lucas Hedges （WAVES ウェイブス）	「マンチェスター・バイ・ザ・シー」から始まった絶好調キャリア。今度はトレイ・エドワード・シュルツが手掛けるミュージカルに挑む。歌も歌えるということ？このジャンルは賞受けし難いが…。
オルディス・ホッジ Aldis Hodge （Clemency）	長年死刑執行の仕事を務めてきた女署長のドラマで、彼女の価値観を揺さぶる、知性ある死刑囚を演じる。サンダンス映画祭で好評。アルフレ・ウッダードに勢いが出れば一気に。
トミー・リー・ジョーンズ Tommy Lee Jones （アド・アストラ）	4度候補に挙がり受賞経験も持つ大顔スター。宇宙に行くのは「スペースカウボーイ」以来か、海王星行きミッションの途中で消える父親役。息子はブラッド・ピット。遺伝子って不思議。
ジョナサン・メジャース Jonathan Majors （ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ）	祖父の建てた家を守ろうとするアフリカ系青年を描くインディーズ・ドラマがサンダンス映画祭で話題を呼ぶ。主人公の友人役で、極めて大きい助演ロール。もしかすると共同主演と言っても良い？
クリストファー・プラマー Christopher Plummer （ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密）	「ゲティ家の身代金」を襲ったケヴィン・スペイシーショックを救った大ヴェテラン。それどころか助演男優賞候補に挙がってしまう快挙。そう、ハリウッドは彼を愛している。注目の探偵映画。
ティム・ロビンス Tim Robbins （ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男）	「ミスティック・リバー」で助演男優賞受賞、以後はマイペースな活躍。企業による環境汚染を告発する弁護士を描くトッド・ヘインズ映画で助演。そろそろまた、映画監督なんて、どうですか？
ルーファス・シーウェル Rufus Sewell （ジュディ虹の彼方に）	レニー・ゼルウィガーがジュディ・ガーランドを演じる伝記映画で、ガーランドの夫となるシドニー・ラフト役。レイ・リオッタ系の強面ゆえ、役柄が限定されがちだが、性格スターとして踏ん張っている。
マイケル・シャノン Michael Shannon （ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密）	2度のオスカー候補経験を持つ強面性格スター。新たなるクリストファー・ウォーケンとの声も…？人気スターが集まる探偵映画。サスペンスをかき回す役どころと思われ…。
ラキース・スタンフィールド LaKeith Stanfield （アンカット・ダイヤモンド）	「ショート・ターム」で飛び出し、「ストレイト・アウタ・コンプトン」で顔を売り、「ゲット・アウト」で強烈なインパクト。アダム・サンドラーが新境地を開拓すると言われる作品で助演。そろそろ賞レース参戦も。
ブルース・ウィリス Bruce Willis （マザーレス・ブルックリン）	エドワード・ノートンが長らく温めてきたプロジェクトがようやく実現へ。殺人ミステリーで犠牲者を演じる。おそらくフラッシュバックシーンに登場、印象的な場面が用意されるとか。脳みそ筋肉イメージ。
ボキーム・ウッドバイン Bokeem Woodbine （クイーン＆スリム）	B級映画を中心に作品を積み重ねているアフリカ系アクター。「スパイダーマン：スパイダーバース」のヴォイスパフォーマンスが好評を博したばかり。クセモノが多数出演するアンサンブル劇。

No Chance　チャンスなし　（1/10）
アントニオ・バンデラス Antonio Banderas （ザ・ランドロマットパナマ文書流出）	ジェームズ・コーデン James Corden （キャッツ）
ビリー・クラダップ Billy Crudup （バーナデットママは行方不明）	ベネディクト・カンバーバッチ Benedict Cumberbatch （1917 命をかけた伝令）
ブルース・ダーン Bruce Dern （ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド）	ジョエル・エドガートン Joel Edgerton （キング）
イドリス・エルバ Idris Elba （キャッツ）	ロバート・フェアチャイルド Robert Fairchild （キャッツ）
コリン・ファース Colin Firth （1917 命をかけた伝令）	アーミー・ハマー Armie Hammer （ホテル・ムンバイ）
ウッディ・ハレルソン Woody Harrelson （ザ・テキサス・レンジャーズ）	アンソニー・マッキー Anthony Mackie （セバーグ）
リチャード・マッデン Richard Madden （ロケットマン）	ジョン・マルコヴィッチ John Malkovich （ベルベット・バズソー：血塗られたギャラリー）
イアン・マッケラン Ian McKellen （キャッツ）	ベン・メンデルソーン Ben Mendelsohn （キング）
マイク・モー Mike Moh （ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド）	ティモシー・オリファント Timothy Olyphant （ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド）
クライヴ・オーウェン Clive Owen （ジェミニマン）	アル・パチーノ Al Pacino （ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド）
ショーン・ペン Sean Penn （博士と狂人）	ビル・プルマン Bill Pullman （ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男）
リッカルド・スカマルチョ Riccardo Scamarcio （LORO 欲望のイタリア）	アレクサンダー・スカルスガルド Alexander Skarsgård （モーガン夫人の秘密）
アレクサンダー・スカルスガルド Alexander Skarsgård （ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち）	ドナルド・サザーランド Donald Sutherland （アド・アストラ）
ラッセル・トーヴィー Russell Tovey （グッドライアー偽りのゲーム）	ヴィンス・ヴォーン Vince Vaughn （ファイティング・ファミリー）
ルーク・ウィルソン Luke Wilson （ザ・ゴールドフィンチ）	ジェフリー・ライト Jeffrey Wright （ザ・ゴールドフィンチ）