Predictions -Best Supporting Actress-

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助演女優賞

受賞予想（2/4）

Final Predictions

キャシー・ベイツ

ローラ・ダーン

スカーレット・
ヨハンソン

フローレンス・ピュー

マーゴット・ロビー

◎

△

○

OSCAR PLANET Prediction		ローラ・ダーン（マリッジ・ストーリー）
General Prediction		ローラ・ダーン（マリッジ・ストーリー）
My Hope		ローラ・ダーン（マリッジ・ストーリー）

　今年のオスカー、ノミネーションの段階でのいちばんの衝撃は『ハスラーズ』で候補入りを確実視されていたジェニファー・ロペスの落選だった。アメリカ映画俳優組合賞、ゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞の重要三賞全てで候補入りを果たしながら、最後に躓いてしまった格好だ。英国アカデミー賞でも弾かれていたので、直前に不穏な空気が漂っていたのは確かだが…。何となくコメディ俳優やアクション俳優が敬遠されるのと同じ匂いを感じる。

　そして、ロペスの落選はローラ・ダーンの受賞を後押ししている。前哨戦はダーンがトップランナー、ロペスが対抗馬という位置づけだったのだ。『マリッジ・ストーリー』でダーンが演じるのは、ヒロインスカーレット・ヨハンソンの側につく離婚弁護士だ。助演演技の鏡と言うべき絶妙の立ち位置を守り、ダーンならではの間を創り出していると評判。長いキャリアがあるダーンになら安心して会員たちは票を投じるだろう。デヴィッド・リンチのミューズとして始まったキャリアは、多少の浮き沈みを経て、いよいよクライマックスを迎えようとしている。

　ダーンの戴冠を阻める候補者は誰だろう。Wノミネートを達成した『ジョジョ・ラビット』のスカーレット・ヨハンソン（そう、『マリッジ・ストーリー』の共演者だ）やスター街道驀進中の『スキャンダル』のマーゴット・ロビーが来てもおかしくはないのだが（『リチャード・ジュエル』のキャシー・ベイツの線は、まずない）、いちばん臭うのは『ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語』のフローレンス・ピューではないか。

　誰それと言う人もいるだろう。ピューはここ数年急激に露出を増やしているイギリス女優で、本国イギリスのみならずハリウッドでも活躍することを確実視されている超新星。2019年は対象作の他にも「ファイティング・ファミリー」「ミッドサマー」でも高評価、存在感を示して、株は上がる一方なのだ。『ストーリー・オブ・マイライフ』では主人公四姉妹の末っ子エイミー役で、シアーシャ・ローナンを食うほどの名演を見せていると言われている。

　そしてこの部門は、目新しさが物を言う場合も多いのだ。オスカーと投票会員の多くが被る俳優組合賞で候補入りを逃しているのが致命的との見方もあるが、どうやらそちらで候補を逃したのは、会員間で作品が浸透していない内に投票が終わってしまった結果というのが真相らしい。つまり、十分ダーンと戦える力があるというのだ。

　ただ、まあ可能性は大きくはないか。ダーンが俳優組合の中でも信頼が厚いことは良く知られている話で、これがダーンではなくロペスだったならピューの逆転受賞もあったかもしれない。そう言えば、ダーンは『ストーリー・オブ・マイライフ』ではピューの母親役なのだ。ママに逆らっちゃ、ダメ。

※追記。
　レース終盤に入り、ヨハンソンが票を伸ばしているとの見方が浮上している。『マリッジ・ストーリー』支持票もこちらに入っているとの声も…。Really???

**Prediction Chart**
		％	2/9	2/4	1/31	1/26	1/21	1/16
1	ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』	40	1	1	1	1	1	1	本命
2	スカーレット・ヨハンソン『ジョジョ・ラビット』	25	2	3	4	4	4	4	大穴
3	フローレンス・ピュー『ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語』	20	3	2	2	2	2	2	対抗
4	マーゴット・ロビー『スキャンダル	10	4	4	3	3	3	3	Happy to be Nominated
5	キャシー・ベイツ『リチャード・ジュエル』	5	5	5	5	5	5	5	Happy to be Nominated

**List of Marks**
キャシー・ベイツ『リチャード・ジュエル』	4度目のノミネーション。貫禄です！（＋）	2.0
	息子の無実を信じ、支える母親役。オスカー好み（＋＋）
	ナショナル・ボード・オブ・レヴューを受賞してレース先陣を切る（＋＋）
	…が、その後は存在感をさほど示せなかった印象（－）
	クリント・イーストウッド映画。最近オスカーでは冷遇気味（＊）
	対象作の勢いが感じられず、候補は彼女ひとり（－）
	候補者の中で唯一受賞経験者。若手に譲りましょう（＊）
ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』	3度目のノミネート。そろそろ受賞…でしょう？（＋）	8.5
	離婚する妻を担当する弁護士役で場を攫う（＋＋＋）
	SAG、GGA、BFCA…コンプリート、断然勢いあり（＋＋＋）
	ライヴァルと思われたジェニファー・ロペスが落選（＋）
	アカデミー俳優分科会の会長を噂されるほど業界の信頼が厚い（＋）
	Netflixアレルギー。この勢いだとそこまで心配はいらない？（－）
	ブルース・ダーンとダイアン・ラッドの娘の勝利はもうすぐ！（＊）
スカーレット・ヨハンソン『ジョジョ・ラビット』	子役としてデビューしてから25年…遂に初ノミネート（＋）	3.0
	ユダヤ人少女を匿う母親役を愛情たっぷりに…（＋＋）
	前哨戦はノミネート止まり。さすがに受賞には届かない（－）
	『マリッジ・ストーリー』とのWノミネート達成の快挙（＋）
	…が、票割れする。しないにしても、本命は『マリッジ・ストーリー』（－）
	ユダヤ絡みの役柄はオスカーで番狂わせを起こす？！（＊）
	ブラック・ウィドウお疲れ様票が入ったりして…（＊）
フローレンス・ピュー『ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語』	イギリスからとびきりフレッシュな初ノミネート（＋）	6.0
	名作古典の有名四姉妹の四女エイミー役で存在感（＋＋）
	シアーシャ・ローナンを霞ませるほどとの声も出ているが…？（＋＋）
	重要都市シカゴを始め批評家賞を次々受賞（＋）
	が、ゴールデン・グローブ、俳優組合では候補に入れなかった（－－）
	グレタ・ガーウィグの監督賞候補漏れを怒った会員が投票（＋）
	ローラ・ダーンへの挑戦者は彼女で決まり（＋）
マーゴット・ロビー『スキャンダル』	2度目のノミネート。大型スター、絶好調（＋）	6.0
	上司のパワハラに直面する新人キャスター役を印象的に（＋＋）
	ニコール・キッドマンを押し退けての候補は高評価の証（＋）
	重要なラスヴェガスで批評家賞を受賞（＋）
	『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』との合わせ技（＋＋＋）
	作品人気はあまり伸びず、その後押しは受けられない（－）
	おそらくこれから何度もチャンスがある。今回はダーンにあげて（－）

The Five Nominees　ノミネート女優　［I guessed 4/5］
キャシー・ベイツ　Kathy Bates
	リチャード・ジュエル（ワーナー・ブラザース）
	Oscar Experience 4 noms / 1 win
	Precursors NBR
	映画史に残るアイコン、ミザリー役を手掛けてから、30年近く経つ。周囲を震え上がらせる演技はもちろんお手の物だが、それをユーモラスにも魅せられるあたり、やはり実力者だ。今回はテロリストの疑いをかけられた息子を全力サポートする母親役を強烈な存在感で演じる。作品を代表した候補入りだ。
ローラ・ダーン　Laura Dern
	マリッジ・ストーリー（Netflix）
	Oscar Experience 3 noms / 0 win
	Precursors SAG、BAFTA、GGA、BFCA、NSFC、NYFCC、BSFC、AFCC、DFCS、SFCA、DFFCA、PFCS...
	父ブルース・ダーン、母ダイアン・ラッドを超えたと言っても良い。デヴィッド・リンチのミューズとして頭角を現して以来、多少の浮き沈みはあるにせよ、常にクセモノ女優であり続けた。そして今、遂にハリウッドの頂点に手が届こうとしている。離婚する妻の弁護士役で見せる絶妙のバランス感覚、この部門に相応しい。
スカーレット・ヨハンソン　Scarlett Johansson
	ジョジョ・ラビット（フォックス・サーチライト）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors None
	2019年は彼女が演技派として大きく羽ばたいた年として記憶されるだろう。子役時代から演技力は認められていたものの、オスカーとは無縁の女優人生だった。先にアクションスターとして花開いたのが面白いキャリア。今年は『マリッジ・ストーリー』も認められ、Wノミネートの快挙達成。Congratulations!
フローレンス・ピュー　Florence Pugh
	ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語（コロンビア）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors CFCA、PFCC、UFCA、GWNYFCA、COFCA、NCFCA、GFCA、MCFCA、BOFCA
	対象作だけではないのだ。『ファイティング・ファミリー』『ミッドサマー』でも魅力と実力を爆発させ、瞬く間に英国俳優界が最も期待する女優となった。名作古典を新解釈で描く作品で、最も絶賛されたのが彼女が演じた四女エイミー役だ。とびきりフレッシュな存在感でダークホースに浮上。ダーンを脅かす。
マーゴット・ロビー　Margot Robbie
	スキャンダル（ライオンズゲイト）
	Oscar Experience 2 noms / 0 win
	Precursors LVFCS、SLFCA
	理想的なキャリアと言って良いだろう。「ウルフ・オブ・ウォールストリート」（13年）で注目され、「スーサイド・スクワッド」（16年）で一人勝ち、「アイ，トーニャ」（17年）でオスカー候補へ。そして、再び大舞台に挑む。今年は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』もある。合わせ技で一発逆転、なるか。

ranking

キャンペーンパワー　19/12/1～20/1/15			前哨戦ポイント　-1/19-
1	ローラ・ダーン	591 p	1	ローラ・ダーン	174.0 p
2	フローレンス・ピュー	324 p	2	フローレンス・ピュー	131.0 p
3	マーゴット・ロビー	257 p	3	マーゴット・ロビー	107.0 p
4	キャシー・ベイツ	156 p	4	スカーレット・ヨハンソン	92.5 p
5	スカーレット・ヨハンソン	133 p	5	キャシー・ベイツ	62.5 p

対象作の興行収入　-1/12-			対象作の評価 rating
1	フローレンス・ピュー	$74m	1	ローラ・ダーン	96.9 p
2	マーゴット・ロビー	$27m	2	フローレンス・ピュー	93.4 p
2	キャシー・ベイツ	$22m	2	スカーレット・ヨハンソン	84.6 p
4	スカーレット・ヨハンソン	$21m	4	キャシー・ベイツ	70.8 p
5	ローラ・ダーン	n/a	5	マーゴット・ロビー	66.9 p

ノミネート予想（1/10）

Final Prediction

　マーゴット・ロビーがピンチだ。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で極めて魅力的なシャロン・テートを創り出し、助演女優賞候補確実と言われていたのに、『スキャンダル』では架空のTV局アシスタント役で名演を見せ、こちらでの候補入りが期待されることになったのだ。どちらかで候補入りすれば良いじゃないかという声もあるようだが、作品パワーが強力なのは前者の方であり、もはや票割れは必至。もしかするといずれもトップ5入りできないかもしれない。もし候補があるとするなら『スキャンダル』になるだろうというのが大方の見方だが、果たしてどうなるか。

　ロビーがもたついている内にノミネートを確実にしたのは『マリッジ・ストーリー』のローラ・ダーンと『ハスラーズ』のジェニファー・ロペスだ。デヴィッド・リンチに見出され、クセモノ女優街道まっしぐらのダーンと、スティーヴン・ソダーバーグ映画で頭角を現した後は、スター映画の数々に主演してきた（そして酷評されてきた）ロペス。実に対照的なキャリアを歩んできたふたりだ。現時点では受賞もふたりのどちらかになる可能性が高いだろう。

　ロビーを含めた以上の3人を追いかけるのは、『ジョジョ・ラビット』のスカーレット・ヨハンソンだ。『マリッジ・ストーリー』で主演女優賞候補を確実にしているヨハンソンだが、ユダヤ物映画でも見事な存在感。トーマサイン・マッケンジーとの票割れは気になるものの、前哨戦を見る限りでは彼女に分があるだろう。今年唯一Wノミネーションの期待がかかるのがヨハンソンだ。

　最後の席の争いが熾烈だ。ヴェテランからは『リチャード・ジュエル』のキャシー・ベイツ、『ザ・レポート』のアネット・ベニング、『スキャンダル』のニコール・キッドマン、新星からは『ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語』のフローレンス・ピュー、アジアからは『フェアウェル』のチャオ・シュウチェン、『パラサイト半地下の家族』のチョ・ヨジョンと多彩な顔ぶれ。

　重要三賞に目を向けると、この内、ゴールデン・グローブ賞ではベイツとベニング、アメリカ映画俳優組合賞ではキッドマン、ブロードキャスト批評家協会賞ではピューとチャオが候補入りしている。最後の席がくるくる変わっているということだ。つまり接戦。

　この内、作品BUZZがここに来て上昇しているのはピューだ。2019年の暮れに封切られ、興行的成功に結びつき難い文芸作でありながら、大ヒットスタートを切ったのが心強く、その中でも強い印象を残すピューに対する評価は目に見えて盛り上がっている。この勢いのまま、最後の席に滑り込むのではないか。対抗はチャオか。オークワフィナが主演女優賞候補に挙がる勢いを見せたとき、彼女の候補が見えてくる。さて…。

OSCAR PLANET Prediction
ローラ・ダーン（マリッジ・ストーリー）	Lock
スカーレット・ヨハンソン（ジョジョ・ラビット）	Likely
ジェニファー・ロペス（ハスラーズ）	Lock
フローレンス・ピュー（ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語）	Shaky
マーゴット・ロビー（スキャンダル）	Likely
The Runner-up
チャオ・シュウチェン（フェアウェル）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（5名）　（1/18）
Lock
ローラ・ダーン Laura Dern （マリッジ・ストーリー） Win: SAG、BAFTA、GGA、BFCA、NSFC、NYFCC、BSFC、AFCC、DFCS、SFCA、DFFCA、PFCS、FFCC、IFCA、HFCS2、DFCS2、NDFS、TFCA、VFCC、LFCC、NYFCO	21世紀版「クレイマー、クレイマー」と呼ばれるノア・バームバック監督の離婚ドラマで弁護士役。コメディセンスが炸裂する妙演と大評判。 ~~Weak Point~~ デヴィッド・リンチに愛された80年代、演技派として羽ばたいた90年代、そして再浮上の10年代。長く力強いキャリアで父と母を追いかける。業界内での厚い信頼が「受賞」の鍵を握ると思われ…。
ジェニファー・ロペス Jennifer Lopez （ハスラーズ） Win: GSA、LAFCA、WFCA、OFCC、IFJA、SFCS、SFFCC、NFCS、AFCA、OFCS、HCA	ストリッパーたちがウォール街の男たちをハメる計画を立てる娯楽作で、キャリアベストの賛辞。女たちのまとめ役。姉御、一生ついていきます！ ~~Weak Point~~ …と観客の誰もが言ったかどうかはともかく、まさかの復活にハリウッドが大いに沸いている。業界で好かれているとは思えないが、どうやら空騒ぎに終わらない。最初で最後の大チャンス！？
Likely
スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson （ジョジョ・ラビット）	戦時下、密かにユダヤ人少女を匿う母親役で新境地開拓。おそらくユダヤ人の多いハリウッドで受けやすい役どころ。今年唯一Wノミネートが狙える。 Weak Point …ということは、『マリッジ・ストーリー』の方で票を入れるから、こちらでは遠慮…という流れができるかも。ブラック・ウィドウ役を手にしてからはスターパワーがいよいよ強力に。やっかみ、ある？
マーゴット・ロビー Margot Robbie （スキャンダル） Win: LVFCS、SLFCA	FOXニュースのセクハラ騒動を描く実話ドラマで、アシスタント・プロデューサー役。主演のシャーリズ・セロンと共に極めて美味しい役どころ。 Weak Point 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」での候補入りが確実視されていた。こちらの方が賞好みだが、票割れは避けられない。ニコール・キッドマンに票が流れる可能性も。現在ノリにノッているが…。
Shaky
フローレンス・ピュー Florence Pugh （ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語） Win: CFCA、PFCC、UFCA、GWNYFCA、COFCA、NCFCA、GFCA、MCFCA、DFCS2、BOFCA	英国からアメリカへ、活動の場がどんどん広がっている若手注目株。名作古典の再映画化でマーチ姉妹の四女エイミーを演じる。 Weak Point 女優共演映画ゆえ票割れは避けられない。エマ・ワトソンやローラ・ダーンがライヴァルに…。全くタイプの違う作品「ファイティング・ファミリー」「ミッドサマー」の好演はプラスにはなりませんか？

ノミネーション予想これまでの流れ 2019　（Changes in Red）
Final
ローラ・ダーン	ジェニファー・ロペス*	マーゴット・ロビー	スカーレット・ヨハンソン	フローレンス・ピュー
The Leader：ジェニファー・ロペス
12/1
ローラ・ダーン	ジェニファー・ロペス*	マーゴット・ロビー	キャシー・ベイツ	フローレンス・ピュー
11/1
ローラ・ダーン	ジェニファー・ロペス*	マーゴット・ロビー	ジャネール・モネイ	フローレンス・ピュー
10/1
アンナ・パキン	ジェニファー・ロペス*	マーゴット・ロビー	ジャネール・モネイ	フローレンス・ピュー
9/1
アンナ・パキン	スカーレット・ヨハンソン	マーゴット・ロビー*	ジャネール・モネイ	フローレンス・ピュー
8/1
アンナ・パキン	スカーレット・ヨハンソン	マーゴット・ロビー*	ジャネール・モネイ	ローラ・ダーン
7/1
アンナ・パキン	スカーレット・ヨハンソン	マーゴット・ロビー*	マギー・スミス	ローラ・ダーン
6/1
アネット・ベニング	スカーレット・ヨハンソン	マーゴット・ロビー*	マギー・スミス	ローラ・ダーン
5/1
アネット・ベニング*	スカーレット・ヨハンソン	マーゴット・ロビー	マギー・スミス	エマ・ワトソン

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/10）
Very Possible
キャシー・ベイツ Kathy Bates （リチャード・ジュエル）	五輪テロを未然に防ぎながら容疑者扱いされる主人公の母を演じる。この部門が好きな役どころ。クリント・イーストウッド映画は近年、オスカーから冷遇されている感。Win: NBR
アネット・ベニング Annette Bening （ザ・レポート）	CIAによるイラク兵士拷問の調査を主導する上院議員ダイアン・ファインスタイン役。サンダンス映画祭で絶賛の声が集まる。今度こそ！？そう、4度候補に挙がり、未だ無冠の名女優。
ニコール・キッドマン Nicole Kidman （スキャンダル）	アクアマンの母となったオーストラリアのビッグスターが、人気キャスター、グレッチェン・カールソンに扮する。セクハラに立ち向かう役どころで、時代を象徴する演技になるかもしれない。
トーマサイン・マッケンジー Thomasin McKenzie （ジョジョ・ラビット）	「足跡はかき消して」の演技でブレイクスルー演技賞を総ナメ、オスカー候補まであと一歩だった。戦時下、ある家庭の母親に匿われるユダヤ人少女に扮する。再び力を試される役。Win: PFCC2
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ Da'Vine Joy Randolph （ルディ・レイ・ムーア）	映画よりもブロードウェイでの活躍で知られる。ルディ・レイ・ムーアの伝記映画で、ムーアにスカウトされるコメディエンヌをハートたっぷりに演じて、好印象。エディ・マーフィに勢いが出れば…。Win: KCFCC
マーゴット・ロビー Margot Robbie （ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド）	レオナルド・ディカプリオと再共演するクエンティン・タランティーノ映画で、あのシャロン・テートに扮する。映画の魂と言えるジューシーロールを好感度たっぷりに。『スキャンダル』がより賞好み。Win: SLFCA
チャオ・シュウチェン Shuzhen Zhao （フェアウェル）	サンダンスで話題を呼んだ喜劇で、話の鍵を握るバアサン役。…って、アンタ誰？どこにも情報がなく、どうやらこれがデビュー演技。オークワフィナに勢いが欲しい。Win: ISA、SDFCS、NTFCA、HFCS
Possible
ペネロペ・クルス Penélope Cruz （ペイン・アンド・グローリー）	世界的名声を獲得した作品も、オスカー初候補に挙がった作品もペドロ・アルモドヴァルの映画。映画監督が人生を振り返る物語でアルモドヴァル映画に再出演。やっぱりスペイン語映画がベスト。
ローラ・ダーン Laura Dern （ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語）	映画ファンに愛される名作古典の再映画化で、ミセス・マーチを演じる。94年版ではスーザン・サランドンが手掛けた役どころだが、サランドンは好評を集めながら候補は逃している。Win: NYFCC
ジャネール・モネイ Janelle Monáe （ハリエット）	歌手業のみならず女優業にも積極的。ハリエット・タブマンの伝記映画で彼女を支える役どころ。前年はレディー・ガガが旋風を巻き起こしたが、基本的に歌手がそこまで愛されるのは稀。
アンナ・パキン Anna Paquin （アイリッシュマン）	TVシリーズ「トゥルーブラッド」終了後、静かになっていたキャリア。マーティン・スコセッシ映画で再浮上を目指す。男臭いドラマの中で紅一点。ロバート・デ・ニーロの娘役。見せ場がありますように。
エリザ・スカンレン Eliza Scanlen （ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語）	まだキャリアが始まったばかりのオーストラリア初の若手女優が、名作古典の再映画化に登場。エマ・ワトソン、シアーシャ・ローナン、フローレンス・ピューと姉妹に。べスは涙を誘う役どころ。
マギー・スミス Maggie Smith （ダウントン・アビー）	映画版にはひょっとして出ないのではないかとの心配を吹き飛ばしてくれて、ホッと一安心。このシリーズだけでエミー賞で5度候補に挙がり3度受賞。ヴァイオレット・フォーエヴァー！
オクタヴィア・スペンサー Octavia Spencer （ルース・エドガー）	エリトリアからアメリカ人夫婦の元へ養子として引き取られた少年のアイデンティティー問題に影響を与える教師役。作品賞受賞作「グリーンブック」の製作総指揮を務めるなど、活躍の場が広がっている。
エマ・ワトソン Emma Watson （ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語）	「美女と野獣」の大ヒットでホッと一安心のハーマイオニー。グレタ・ガーウィグが手掛ける古典の映画化で、四姉妹の長女メグ・マーチを演じる。エマ・ストーンの代役。…って「ラ・ラ・ランド」と逆パターン。
Longshot
カトリーナ・バルフ Caitriona Balfe （フォードvsフェラーリ）	TVシリーズ「アウトランダー」でブレイク、ゴールデン・グローブ賞では4度候補に挙がる快挙。フォードとフェラーリの対決を描く実話ドラマで、クリスチャン・ベール扮するケン・マイルズの妻役。
ヴァネッサ・ベル・キャロウェイ Vanessa Bell Calloway （ハリエット）	19世紀半ばの奴隷解放家・女性解放家、ハリエット・タブマンを描くドラマで、彼女の母親を演じる。この部門で愛される役柄。これまでのキャリアは特に大きな山なく推移。知名度は？
ローラ・カーマイケル Laura Carmichael （ダウントン・アビー）	英国超人気TVシリーズの映画化でイーディスが戻ってくる。長女メアリーのような華やかさにも男運にも欠ける次女の逆襲、なるか。マギー・スミスが同部門なのが最大の問題。
トニ・コレット Toni Collette （ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密）	オスカー候補は逃したものの、「ヘレディタリー継承」の怪演により批評家賞で大旋風を巻き起こした。ライアン・ジョンソンの下に集められた豪華スターたち、果たして見せ場は…？
ジェイミー・リー・カーティス Jamie Lee Curtis （ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密）	復活「ハロウィン」が大ヒット、ローリー健在を強烈に印象づけた元祖絶叫クイーン。ライアン・ジョンソンが探偵映画というジャンルの歴史を書き換えると言われる話題作に登場。
ビーニー・フェルドスタイン Beanie Feldstein （ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー）	「レディ・バード」で良い味を出していたちょっと大きな身体の注目株。オリヴィア・ワイルドが監督デビューを飾る青春コメディで、抜群の喜劇センス。ブレイクスルー演技賞総ナメかも。主演プッシュだと厳しい。
ジョアンヌ・フロガット Joanne Froggatt （ダウントン・アビー）	超人気TVシリーズの映画化でアンナもベイツさんと共に戻ってくる。同役によりエミー賞では3度候補に挙がり、ゴールデン・グローブ賞では受賞も果たしている。マギー・スミス先生と票割れ。
アン・ハサウェイ Anne Hathaway （ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男）	「レ・ミゼラブル」による助演女優賞受賞後、賞レースから遠ざかっているが、そろそろ再参戦があってもおかしくないキャリア。『セレニティー：平穏の海』では失笑を買ってしまったが…。
アリソン・ジャニー Allison Janney （スキャンダル）	歳を重ねてますます格好良いポジション。オスカー女優になってからは性格女優としてますます引っ張りだこ。FOXニュースのセクハラ騒動を描く実話ドラマで、実力派女優たちと激突。
ミンディ・カリング Mindy Kaling （レイトナイト私の素敵なボス）	「インサイド・ヘッド」「シュガー・ラッシュ」等アニメーション映画の声優としても活躍している個性派。エマ・トンプソン演じるホストによるレイトショーの脚本家として雇われる役どころ。主演プッシュ？
ブリー・ラーソン Brie Larson （黒い司法 0％からの奇跡）	キャプテン・マーベルが「ルーム」によりオスカー女優になったのは「ショート・ターム」の好演があったから。そのデスティン・ダニエル・クレットン監督作で助演を務める。ゲスト出演程度の出番でなければ…。
エリザベス・マクガヴァン Elizabeth McGovern （ダウントン・アビー）	80年代の青春スターが英国TVシリーズで復活を遂げることを予想できた人はいるか。ダウントンの当主の妻役で毅然とした佇まい。マギー・スミスとの対決が楽しみ？助演プッシュかも。
イディナ・メンゼル Idina Menzel （アンカット・ダイヤモンド）	ブロードウェイの大スターの人生は「アナと雪の女王」のヴォイスパフォーマンスにより一転。女優としての仕事も次々舞い込む。シンガーとしては来日コンサートを開くまでに。サフディ兄弟映画。
エリザベス・モス Elisabeth Moss （Us）	HuluのTVシリーズ「ハンドメイズ・テイルある侍女の物語」が大ヒット、エミー賞も獲得して、今が旬。映画界では名脇役のポジションだが、そろそろ大きな賞に恵まれても良い。ジョーダン・ピール映画。
メリル・ストリープ Meryl Streep （ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語）	「ディア・ハンター」によりオスカーのマスコットガールに就任して40年。候補数は遂に21にまで伸びた。彼女が候補最後の一枠のライヴァルになったとき、他女優たちはさっさと諦める方が賢明。
ティルダ・スウィントン Tilda Swinton （ザ・スーベニア魅せられて）	オスカーを受賞してもメインストリームよりもインディーズ寄りの仕事が多く、しかも格好良いという理想のキャリア。娘オナーが主演を飾るジョアンナ・ホッグ映画で、母親役で助演をキメる。
スーザン・ケレチ・ワトソン Susan Kelechi Watson （幸せへのまわり道）	TVシリーズ「THIS IS US」でスタンリー・Ｋ・ブラウンの妻を演じて大注目。その勢いのままトム・ハンクス主演の実話物でマシュー・リスの妻役に抜擢。デンゼル・ワシントンに学費を出してもらった人。

No Chance　チャンスなし　（1/10）
ケイト・ブランシェット Cate Blanchett （バーナデットママは行方不明）	トニ・コレット Toni Collette （ベルベット・バズソー：血塗られたギャラリー）
リリー・コリンズ Lily Collins （テッド・バンディ）	リリー・コリンズ Lily Collins （トールキン旅のはじまり）
ソフィー・クックソン Sophie Cookson （ジョーンの秘密）	エリザベス・デビッキ Elizabeth Debicki （Vita and Virginia）
ジュディ・デンチ Judi Dench （キャッツ）	ローラ・ダーン Laura Dern （ふたりのＪ・Ｔ・リロイベストセラー作家の裏の裏）
ナタリー・ドーマー Natalie Dormer （博士と狂人）	アデル・エグザルコプロス Adèle Exarchopoulos （ホワイト・クロウ伝説のダンサー）
ダコタ・ファニング Dakota Fanning （ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド）	レベッカ・ファーガソン Rebecca Ferguson （ドクター・スリープ）
ティファニー・ハディッシュ Tiffany Haddish （ザ・キッチン）	サルマ・ハエック Salma Hayek （ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち）
ジェニファー・ハドソン Jennifer Hudson （キャッツ）	リリー・ジェームズ Lily James （イエスタデイ）
ニコール・キッドマン Nicole Kidman （ザ・ゴールドフィンチ）	ダイアン・クルーガー Diane Kruger （ふたりのＪ・Ｔ・リロイベストセラー作家の裏の裏）
ケイト・マッキノン Kate McKinnon （イエスタデイ）	エリザベス・モス Elisabeth Moss （ザ・キッチン）
ルース・ネッガ Ruth Negga （アド・アストラ）	サラ・ポールソン Sarah Paulson （ザ・ゴールドフィンチ）
レネ・ルッソ Rene Russo （ベルベット・バズソー：血塗られたギャラリー）	クロエ・セヴィニー Chloë Sevigny （デッド・ドント・ダイ）
テイラー・スウィフト Taylor Swift （キャッツ）	ティルダ・スウィントン Tilda Swinton （デッド・ドント・ダイ）
マリサ・トメイ Marisa Tomei （ポルトガル、夏の終わり）	クリステン・ウィグ Kristen Wiig （バーナデットママは行方不明）
レベル・ウィルソン Rebel Wilson （キャッツ）

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