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アカデミー賞に関するニュースを紹介するコーナーです。 |
last update: March 11, 2024 |
■第96回アカデミー賞発表 (2024.03.11) |
3月10日、第96回アカデミー賞授賞式がロサンゼルス、ドルビーシアターで開かれ、多数の映画人が出席、各部門の受賞者が発表されました。結果は
次の通りです。 ◆作品賞:オッペンハイマー ◆監督賞:クリストファー・ノーラン(オッペンハイマー) ◆主演男優賞:キリアン・マーフィ(オッペンハイマー) ◆主演女優賞:エマ・ストーン(哀れなるものたち) ◆助演男優賞:ロバート・ダウニー・ジュニア(オッペンハイマー) ◆助演女優賞:ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ) ◆脚本賞:落下の解剖学 ◆脚色賞:アメリカン・フィクション ◆撮影賞:オッペンハイマー ◆編集賞:オッペンハイマー ◆美術賞:哀れなるものたち ◆衣装デザイン賞:哀れなるものたち ◆メイキャップ&ヘアスタイリング賞:哀れなるものたち ◆視覚効果賞:ゴジラ-1.0 ◆録音賞:関心領域 ◆作曲賞:オッペンハイマー ◆主題歌賞:「What Was I Made for?」(バービー) ◆アニメーション映画賞:君たちはどう生きるか ◆国際長編映画賞:関心領域(イギリス) ◆ドキュメンタリー映画賞(長編):実録 マリウポリの20日間 ◆ドキュメンタリー映画賞(短編):ラスト・リペア・ショップ ◆短編映画賞(実写):ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語 ◆短編映画賞(アニメーション):War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko |
■第96回アカデミー賞ノミネーション発表 (2024.01.23) |
映画芸術科学アカデミーは1月23日、第96回アカデミー賞のノミネーションを発表しました。ザジー・ビーツ、ジャック・クエイドのホストにより発表イヴェントは進行されました。ノミネーションは次の通りです。 ◆作品賞 アメリカン・フィクション 落下の解剖学 バービー ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン マエストロ:その音楽と愛と オッペンハイマー パスト ライブス/再会 哀れなるものたち 関心領域 ◆監督賞 ジョナサン・グレイザー(関心領域) ヨルゴス・ランティモス(哀れなるものたち) クリストファー・ノーラン(オッペンハイマー) マーティン・スコセッシ(キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン) ジュスティーヌ・トリエ(落下の解剖学) ◆主演男優賞 ブラッドリー・クーパー(マエストロ:その音楽と愛と) コールマン・ドミンゴ(ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男) ポール・ジャマッティ(ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ) キリアン・マーフィ(オッペンハイマー) ジェフリー・ライト(アメリカン・フィクション) ◆主演女優賞 アネット・ベニング(ナイアド その決意は海を越える) リリー・グラッドストーン(キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン) ザンドラ・ヒュラー(落下の解剖学) キャリー・マリガン(マエストロ:その音楽と愛と) エマ・ストーン(哀れなるものたち) ◆助演男優賞 スターリング・K・ブラウン(アメリカン・フィクション) ロバート・デ・ニーロ(キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン) ロバート・ダウニー・ジュニア(オッペンハイマー) ライアン・ゴズリング(バービー) マーク・ラファロ(哀れなるものたち) ◆助演女優賞 エミリー・ブラント(オッペンハイマー) ダニエル・ブルックス(カラーパープル) アメリカ・フェレーラ(バービー) ジョディ・フォスター(ナイアド その決意は海を越える) ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ) ◆脚本賞 落下の解剖学 ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ マエストロ:その音楽と愛と メイ・ディセンバー ゆれる真実 パスト ライブス/再会 ◆脚色賞 アメリカン・フィクション バービー オッペンハイマー 哀れなるものたち 関心領域 ◆撮影賞 伯爵 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン マエストロ:その音楽と愛と オッペンハイマー 哀れなるものたち ◆編集賞 落下の解剖学 ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オッペンハイマー 哀れなるものたち ◆美術賞 バービー キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ナポレオン オッペンハイマー 哀れなるものたち ◆衣装デザイン賞 バービー キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ナポレオン オッペンハイマー 哀れなるものたち ◆メイキャップ&ヘアスタイリング賞 Golda マエストロ:その音楽と愛と オッペンハイマー 哀れなるものたち 雪山の絆 ◆視覚効果賞 ザ・クリエイター 創造者 ゴジラ-1.0 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE ナポレオン ◆録音賞 ザ・クリエイター創造者 マエストロ:その音楽と愛と ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE オッペンハイマー 関心領域 ◆作曲賞 アメリカン・フィクション インディ・ジョーンズと運命のダイヤル キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オッペンハイマー 哀れなるものたち ◆主題歌賞 「The Fire Inside」(フレーミングホット! チートス物語) 「I'm Just Ken」(バービー) 「It Never Went Away」(ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー) 「Wahzhazhe (A Song For My People)」(キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン) 「What Was I Made for?」(バービー) ◆アニメーション映画賞 君たちはどう生きるか マイ・エレメント ニモーナ ロボット・ドリームズ スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース ◆国際長編映画賞 Io capitano(イタリア) PERFECT DAYS(日本) 雪山の絆(スペイン) ありふれた教室(ドイツ) 関心領域(イギリス) ◆ドキュメンタリー映画賞(長編) 実録 マリウポリの20日間 ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント エターナルメモリー Four Daughters 虎を仕留めるために ◆ドキュメンタリー映画賞(短編) The ABCs of Book Banning The Barber of Little Rock Island in Between ラスト・リペア・ショップ 世界の人々:ふたりのおばあちゃん ◆短編映画賞(実写) 彼方に Invincible ナイト・オブ・フォーチュン Red, White and Blue ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語 ◆短編映画賞(アニメーション) Letter to a Pig Ninety-Five Senses Our Uniform Pachyderme War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko |
■265作品が第96回アカデミー賞作品賞考慮資格獲得 (2024.01.09) |
映画芸術科学アカデミーは1月8日、第96回アカデミー賞作品賞が265作品の中から選ばれることを発表しました。資格を得る条件は、2023年の1月から2023年12月の間にロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、マイアミ、アトランタの6大都市エリアのいずれかで1週間以上一般公開(有料)された40分以上の長編作品、となっています。なお、作品賞以外の部門を含めると、オスカー参加資格を得た作品は321作品になります。 |
■10部門のショートリスト発表 (2023.12.22) |
映画芸術科学アカデミーは12月21日、第96回アカデミー賞10部門において、ノミネーション最終選考に進んだ作品のショートリストを発表しました。ショートリストが発表されたのはメイキャップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞、録音賞、作曲賞、主題歌賞、国際長編映画賞、ドキュメンタリー映画賞(長編)、ドキュメンタリー映画賞(短編)、短編映画賞(実写)、短編映画賞(アニメーション)です。各部門のショートリストは以下の通りです。 ◆メイキャップ&ヘアスタイリング賞 ボーはおそれている フェラーリ Golda キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ドラキュラ デメテル号最期の航海 マエストロ:その音楽と愛と ナポレオン オッペンハイマー 哀れなるものたち 雪山の絆 ◆視覚効果賞 ザ・クリエイター 創造者 ゴジラ-1.0 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 インディ・ジョーンズと運命のダイヤル ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE ナポレオン 哀れなるものたち REBEL MOON パート1:炎の子 雪山の絆 スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース ◆録音賞 バービー ザ・クリエイター 創造者 フェラーリ ザ・キラー キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン マエストロ:その音楽と愛と ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE ナポレオン オッペンハイマー 関心領域 ◆作曲賞 アメリカン・フィクション ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー バービー 君たちはどう生きるか カラーパープル マイ・エレメント ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ インディ・ジョーンズと運命のダイヤル キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン オッペンハイマー 哀れなるものたち Saltburn 雪山の絆 スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 関心領域 ◆主題歌賞 ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー「It Never Went Away」 アステロイド・シティ「Dear Alien (Who Art in Heaven)」 バービー「Dance the Night」 バービー「I'm Just Ken」 バービー「What Was I Made for?」 カラーパープル「Keep It Movin'」 カラーパープル「Superpower (I)」 フレーミングホット! チートス物語「The Fire Inside」 フローラとマックス「High Life」 フローラとマックス「Meet in the Middle」 ハンガー・ゲーム0「Can't Catch Me Now」 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン「Wahzhazhe (A Song For My People)」 パスト ライブス/再会「Quiet Eyes」 ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男「Road to Freedom」 スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース「Am I Dreaming」 ◆国際長編映画賞 アルメニア:Amerikatsi ブータン:お坊さまと鉄砲 デンマーク:愛を耕すひと フィンランド:枯れ葉 フランス:ポトフ 美食家と料理人 ドイツ:ありふれた教室 アイスランド:ゴッドランド GODLAND イタリア:Io capitano 日本:PERFECT DAYS メキシコ:夏の終わりに願うこと モロッコ:The Mother of All Lies スペイン:雪山の絆 チュニジア:Four Daughters ウクライナ:実録 マリウポリの20日間 イギリス:関心領域 ◆ドキュメンタリー映画賞(長編) 実録 マリウポリの20日間 32 Sounds ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー Apolonia, Apolonia ビヨンド・ユートピア 脱北 ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント Desperate Souls, Dark City and the Legend of Midnight Cowboy エターナルメモリー Four Daughters Going to Mars: The Nikki Giovanni Project In the Rearview はじめから烙印を押されて STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー A Still Small Voice 虎を仕留めるために ◆ドキュメンタリー映画賞(短編) The ABCs of Book Banning The Barber of Little Rock Bear Between Earth & Sky Black Girls Play: The Story of Hand Games キャンプ・カレッジ 勇気の先に輝くもの Deciding Vote How We Get Free If Dreams Were Lightning: Rural Healthcare Crisis Island in Between ラスト・リペア・ショップ Last Song from Kabul 世界の人々:ふたりのおばあちゃん Oasis Wings of Dust ◆短編映画賞(実写) 彼方に The Anne Frank Gift Shop An Avocado Pit Bienvenidos a Los Angeles Dead Cat Good Boy Invincible Invisible Border ナイト・オブ・フォーチュン The One Note Man Red, White and Blue The Shepherd ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語 ◆短編映画賞(アニメーション) 27 Boom Eeva Humo (Smoke) I'm Hip A Kind of Testament Koerkorter (Dog Apartment) Letter to a Pig Ninety-Five Senses ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出 Our Uniform Pachyderme Pete War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko Wild Summon |
■国際長編映画賞に88カ国がエントリー (2023.12.08) |
映画芸術科学アカデミーは12月7日、第96回アカデミー賞国際長編映画賞部門エントリー作品を発表しました。アカデミーは6月に世界各国に対し同部門への出品を依頼しましたが、そのうち88カ国の作品がエントリーしました。ナミビアは初参加になります。国際長編映画賞は、国際長編映画賞専門委員会内でスクリーニングが行われ、そこでの投票により候補作品が5本決定されます。出品作は以下の通りです。 アルバニア:Alexander アルゼンチン:The Delinquents アルメニア:Amerikatsi オーストラリア:Shayda オーストリア:Vera バングラデシュ:地のない足元 ベルギー:Omen ブータン:お坊さまと鉄砲 ボリヴィア:The Visitor ボスニア・ヘルツェゴヴィナ:Excursion ブラジル:Pictures of Ghosts ブルガリア:Blaga's Lessons ブルキナファソ:Sira カメルーン:Half Heaven カナダ:Rojek チリ:The Settlers 中国:流転の地球 太陽系脱出計画 コロンビア:男~A MALE~ コスタリカ:I Have Electric Dreams クロアチア:Traces チェコ:Brothers デンマーク:愛を耕すひと ドミニカ共和国:Cuarencena エジプト:Voy! Voy! Voy! エストニア:Smoke Sauna Sisterhood フィンランド:枯れ葉 フランス:ポトフ 美食家と料理人 ジョージア:Citizen Saint ドイツ:ありふれた教室 ギリシャ:Behind the Haystacks ハンガリー:Four Souls of Coyote アイスランド:ゴッドランド GODLAND インド:2018 Everyone Is a Hero インドネシア:沈黙の自叙伝 イラン:The Night Guardian イラク:Hanging Gardens アイルランド:In the Shadow of Beirut イスラエル:Seven Blessings イタリア:Io capitano 日本:PERFECT DAYS ヨルダン:Inshallah a Boy ケニア:Mvera ラトヴィア:My Freedom リトアニア:Slow ルクセンブルク:The Last Ashes マレーシア:Tiger Stripes メキシコ:夏の終わりに願うこと モルドヴァ:Thunders モンゴル:シティ・オブ・ウインド モンテネグロ:Sirin モロッコ:The Mother of All Lies ナミビア:Under the Hanging Tree ネパール:Halkara オランダ:Sweet Dreams ナイジェリア:Mami Wata 北マケドニア:Housekeeping for Beginners ノルウェー:SONG OF EARTH/ソング・オブ・アース パキスタン:In Flames パレスチナ:Bye Bye Tiberias パナマ:Tito, Margot and Me パラグアイ:The Last Runway 2, Commando Yaguarete ペルー:The Erection of Toribio Bardell フィリピン:行方不明 ポーランド:The Peasants ポルトガル:Bad Living ルーマニア:Do Not Expect Too Much from the End of the World サウジアラビア:Alhamour H.A. セネガル:Banel & Adama セルビア:The Duke and the Poet シンガポール:国境ナイトクルージング スロヴァキア:Photophobia スロヴェニア:Riders 南アフリカ:Music Is My Life 韓国:コンクリート・ユートピア スペイン:雪山の絆 スーダン:Goodbye Julia スウェーデン:Opponent スイス:Thunder 台湾:僕と幽霊が家族になった件 タイ:親友かよ チュニジア:Four Daughters トルコ:二つの季節しかない村 ウクライナ:実録 マリウポリの20日間 イギリス:関心領域 ウルグアイ:Family Album ヴェネズエラ:The Shadow of the Sun ヴェトナム:輝かしき灰 イエメン:The Burdened |
■アニメーション映画賞エントリー33作品発表 (2023.12.08) |
映画芸術科学アカデミーは12月7日、第96回アカデミー賞アニメーション映画賞部門エントリー作品を発表しました。エントリーが認められたのは33作品で、16作品以上であることから、ノミネートを受けるのは5作品になります。エントリー33作品は次の通りです。 The Amazing Maurice BLUE GIANT 君たちはどう生きるか 長安三萬里 思い出の李白 チキンラン:ナゲット大作戦 Deep Sea マイ・エレメント Ernest and Celestine: A Trip to Gibberitia THE FIRST SLAM DUNK The Inventor レオ かがみの孤城 ピーターと魔法の象 FLY! フライ! ミラキュラス レディバグ&シャノワール ザ・ムービー モンキー・キング My Love Affair with Marriage ニモーナ バウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー The Peasants ペルリンプスと秘密の森 ロボット・ドリームズ Ruby Gillman: Teenage Kraken スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー すずめの戸締まり ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック! They Shot the Piano Player Titina トロールズ バンド・トゥゲザー ユニコーン・ウォーズ Warrior King ウィッシュ |
■第96回アカデミー賞授賞式ホストがジミー・キンメルに決定 (2023.11.16) |
映画芸術科学アカデミーは11月15日、第96回アカデミー賞授賞式のホストをジミー・キンメルが務めることを発表しました。キンメルがオスカーのホストを務めるのは第95回に続き2年連続、通算4回目になります。 キンメルはアメリカを代表するホスト/コメディアン。2003年にABCで始まったホスト番組「Jimmy Kimmel Live!」は今も放送継続中、絶大なる人気を博しています。キンメルはオスカーのホストを務めることについて「私はいつも、オスカーのホストをまさに4回務めることを夢見ていました」とコメントしています。 授賞式は2024年3月10日(日)、オヴェーション・ハリウッド内のドルビーシアターにて開催されます。 |
■第96回アカデミー賞授賞式プロデューサーがラジ・カプール、ケイティ・ミュランに決定 (2023.10.19) |
映画芸術科学アカデミーは10月17日、第96回アカデミー賞授賞式のテレビ放送のプロデュースをラジ・カプール、ケイティ・ミュランが務めることを発表しました。オスカーのプロデュースを務めるのはカプール、ミュラン共に初めてになります。カプールはショウランナーも務める他、ハミッシュ・ハミルトンが監督を担当します。 カプールは過去7年に渡り授賞式に関わってきた人物。第95回アカデミー賞授賞式でも、プロデューサーのサポートを務めました。また、これまでエミー賞に6度ノミネートされ、「Adele: One Night Only」(22年)ではヴァラエティ・スペシャル賞を受賞しています。 ミュランもまた、TV分野で数々の実績を残してた人物。最近では「Beauty and the Beast: A 30th Celebration」(22年)が大きな話題を集めました。2012年のロンドンオリンピックのオープニングセレモニー、クロージングセレモニーのプロデュースを手掛けたことでも知られています。 授賞式は2024年3月10日(日)、オヴェーション・ハリウッド内のドルビーシアターにて開催される予定です。 |
■アカデミー新会員に398人を招待へ (2023.06.29) |
映画芸術科学アカデミーは6月28日、同団体の新たな会員として398人を招待することを発表しました。招待を受諾した映画人のみが新会員となります(複数部門で招待を受けた映画人は、どの部門か選ぶ必要があります)。日本からは脚色賞候補に挙がった英国映画『生きる LIVING』のカズオ・イシグロ(脚本)、『万引き家族』に続き『怪物』が世界的な評価を得ている安藤サクラ(俳優)が招待を受けています。新しくメンバーに招待された俳優は次の通りです。 ザール・アミール=エイブラヒミ 安藤サクラ セルマ・ブレア マーシャ・ステファニー・ブレイク オースティン・バトラー ラウル・カスティーリョ チャン・チェン ラーム・チャラン ケリー・コンドン ロバート・ジョン・デヴィ ドリー・デ・レオン マルティナ・ゲデック ビル・ヘイダー ニコラス・ホルト ステファニー・スー ルイス・クー ヴィッキー・クリープス ヨアンナ・クーリグ ラシャーナ・リンチ A・マルティネス ノエミ・メルラン ポール・メスカル リチャード・モフェ=ダミホ キキ・パーマー パク・ヘイル キー・ホイ・クァン N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア ポール・ライザー ローサ・サラザール |
■アンジェラ・バセット、メル・ブルックス、キャロル・リトルトン、ミシェル・サッターが協会賞受賞 (2023.06.27) |
映画芸術科学アカデミーは6月26日、アカデミー賞名誉賞を俳優アンジェラ・バセット、脚本家・監督・俳優・作曲家メル・ブルックス、編集監督キャロル・リトルトン、ジーン・ハーショルト友愛賞を元サンダンス・インスティチュート・チーフ
ミシェル・サッターへ授与することを発表しました。名誉賞は映画業界への生涯を通じての並外れた貢献、優秀な業績を残した映画人に贈られます。ジーン・ハーショルト友愛賞は人道的な努力により映画産業に大きな影響を与えた人物に贈られます。これらの賞はアカデミー賞授賞式とは別の日に開かれる祝賀ディナーにて授与されます。今シーズンの祝賀ディナーは2023年11月18日、ロサンゼルスにて開かれます。 バセットはアフリカ系のパイオニアとして長年活躍する名俳優。昨年は『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』(18年)によりマーヴェル映画から初めて演技賞候補入りする快挙を成し遂げました。また、初めてオスカー・ノミネーションを手にした『TINA ティナ』(93年)のパフォーマンスは映画史に残る名演技として語り継がれています。その他の代表作には『ボーイズ'ン・ザ・フッド』(91年)『マルコムX』(92年)『ため息つかせて』(95年)『ステラが恋に落ちて』(98年)『ブラックパンサー』(18年)等があります。 ブルックスは1940年代から活躍するコメディ映画の重鎮。16歳でスタンダップ・コメディアンとしてキャリアをスタート、後にTV、映画、舞台と活躍の場を広げ、エンターテイメント界に欠かせない存在に上り詰めました。アカデミー賞には3度ノミネートされ『プロデューサーズ』(67年)では脚本賞を受賞しています。また、エミー賞、グラミー賞、オスカー、トニー賞からなる「EGOT」を全て受賞した数少ないエンターテイナーでもあります。代表作には『メル・ブルックスの命がけ!イス取り大合戦』(70年)『ブレージングサドル』(74年)『ヤング・フランケンシュタイン』(74年)『メル・ブルックスのサイレント・ムービー』(76年)『メル・ブルックス 新サイコ』(77年)『メル・ブルックス 珍説世界史PARTI』(81年)『スペースボール』(87年)『メル・ブルックス 逆転人生』(91年)『ロビン・フッド キング・オブ・タイツ』(93年)『レスリー・ニールセンのドラキュラ』(95年)等があります。 リトルトンは50年近くに渡って活躍する名編集監督。あのスティーヴン・スピルバーグ監督作『E.T.』の編集を手掛け、オスカー候補に挙がりました。他に『白いドレスの女』(81年)『再開の時』(83年)『プレイス・イン・ザ・ハート』(84年)『クライシス・オブ・アメリカ』(04年)といった代表作がある他、アメリカ編集監督組合の理事を務めたことでも知られています。 サッターはサンダンス・インスティチュートのアーティスト・プログラムの創設シニア・ディレクターであり、長年インディペンデント映画界のストーリーテラーたちをサポート、何百人もの映画製作者たちを発掘・育成してきました。活動はアメリカに留まらず、アジア、ヨーロッパ、インド、ラテンアメリカ、中東等でもサンダンス・インスティチュートの活動を主導しています。 |
■第96回アカデミー賞スケジュール発表 (2023.05.01) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
映画芸術科学アカデミーは4月24日、第96回アカデミー賞のスケジュールを発表しました。授賞式は2024年3月10日(日)、オヴェーション・ハリウッド内のドルビーシアターにて開催されます。審査対象となるのは、2023年1月1日から12月31日までの間に公開されたものになります。スケジュールは変更になる場合があります。
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Past Report -96th Annual Academy Awards-