Predictions -Best Actress-

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主演女優賞

受賞予想（3/6）

Final Predictions

アネット・ベニング

リリー・
グラッドストーン

ザンドラ・ヒュラー

キャリー・マリガン

エマ・ストーン

◎

△

〇

OSCAR PLANET Prediction		リリー・グラッドストーン（キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン）
General Prediction		リリー・グラッドストーン（キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン） or エマ・ストーン（哀れなるものたち）
My Hope		ザンドラ・ヒュラー（落下の解剖学）

　昨年に引き続き物議を醸している主演女優賞。今年は『バービー』のマーゴット・ロビーが弾かれてしまったことが批判されている。2023年を代表するヒット映画の主演女優を落とすなんてあり得ない！…ということらしい。実にバカバカしい言い分と言える。ならば、興行成績上位の主演俳優からオスカーをあげる制度にでもすれば良いのだ。芸術なんてものは人によって評価が違って当たり前。今回はロビーがトップ5に届かなかっただけということだ。それに元々、候補入りか否か、ギリギリラインでの攻防だったことは間違いない。批判ではなく落胆なら、大いに共感できる。

　さて、そのロビー、候補入りしていたとしても受賞には漕ぎ着けられなかっただろう。この部門は前哨戦段階から『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のリリー・グラッドストーンと『哀れなるものたち』のエマ・ストーンの一騎打ちとなっているからだ。序盤はグラッドストーンがリード、それをストーンが猛追しているという構図だ。賞レース前の下馬評通りの展開。

　両者共に彼女たちでなければ成立しない演技を見せる。グラッドストーンは白人から搾取されるオセージ族の娘役。作品の魂と言うべき役どころ、自身のルーツを活かし、その愛情深さとそれゆえの葛藤を大変な説得力をもって演じている。レオナルド・ディカプリオとの相性も抜群だ。ストーンは死の淵から蘇る女フランケンシュタインの怪物のような役。子どもの心で世の中に向かい合い、様々なことを吸収していく。その際、性の目覚めが大きく物を言うのがポイントで、当然際どい描写の連続。それを何ともまあ、大胆不敵に、無邪気に、不潔になることなく体現。この役を演じてみたい俳優はきっと多いだろうが、ストーンほどに果敢に魅せられたかというと、疑わしい。一世一代の大芝居だ。

　予想を難しくしているのは、ストーンが既にオスカー受賞者という点だ。そう、「ラ・ラ・ランド」（16年）でオスカーを手にしている。人気・実力共にジェニファー・ローレンスと並ぶ若手スターとして抜きん出ていて、ハリウッドを牽引する存在なのだ。もしストーンがオスカーを獲っていなかったら、今回はストーンが簡単にオスカーを攫っていっただろう。誰もが降参するしかないパフォーマンスだ。だけれどしかし、二つ目のオスカーをそう簡単に渡して良いものか。会員は頭を悩ませるはずだ。

　…とその際浮上するのがグラッドストーンであることは間違いない。作品の説得力を格段に上げる演技だけでなく、多様性時代に完璧にフィットする人選、インディーズシーンでの着実なキャリアの歩みもプラスになる。ストーンに票を入れたくない会員票はここに集まる。批評家の支持がストーンよりもグラッドストーンが若干だが上回ったのは不思議なことではない。新しい才能を讃えるというのも批評家の大切な仕事だからだ。

　『ナイアドその決意は海を越える』のアネット・ベニング、『落下の解剖学』のザンドラ・ヒュラー、『マエストロ：その音楽と愛と』のキャリー・マリガンはふたりの間に割って入るのは難しいだろう。特にマリガンはBUZZが完全に消滅した感。べニングは何度もも候補に挙がりながら依然受賞していない点が物を言うかもしれない。ヒュラーは『関心領域』との合わせ技が使える上、ヨーロッパ会員票をかき集めることが考えられる。ただ、実現の可能性は僅かだろう。地元ヨーロッパで開かれた英国アカデミー賞でもストーンに敗北している。

　グラッドストーン vs. ストーン。名前が読み上げられるまで、どちらに転ぶか分からないが、作品を観ればストーンに入れたくなる心理は相当に強力ではないか。ストーン自身の好感度の高さがそれを後押しする。いや、でもなー。ひょっとしてグラッドストーンは、「2023年のミシェル・ヨー」なのか。…とするならば…。

**Prediction Chart**
		％	Final	2/29	2/22	2/15	2/8	2/1
1	リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』	40	1	1	2	1	1	1	本命
2	エマ・ストーン『哀れなるものたち』	40	2	2	1	2	2	2	対抗
3	ザンドラ・ヒュラー『落下の解剖学』	15	3	3	3	3	3	3	大穴
4	アネット・ベニング『ナイアドその決意は海を越える』	3	4	4	4	4	5	5	Happy to be Nominated
5	キャリー・マリガン『マエストロ：その音楽と愛と』	2	5	5	5	5	4	4	Happy to be Nominated

**List of Marks**
アネット・ベニング『ナイアドその決意は海を越える』	5度目のノミネーション。そろそろあげてくださよ（＋）	4.5
	キューバからフロリダまで180キロを泳ぐダイアナ・ナイアド役（＋＋＋）
	もちろん水着姿で泳ぎます。身体を張った演技！（＋＋）
	前哨戦は受賞どころか候補入りすら厳しかった（－）
	候補5人のうち、唯一対象作が作品賞候補を逃す（－）
	功労票が雪崩れ込むなら彼女だが…（＋）
	このまま名誉賞送りのような気も…（＊）
リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』	もちろん初ノミネート！おめでとう！！！（＋）	9.0
	オセージ族の魂を体現する役どころ。彼女しか演じられない（＋＋＋）
	当然自身もネイティヴアメリカンのルーツを持つ。多様性時代（＋＋＋）
	ゴールデン・グローブ、NBR等の重要賞を獲る（＋＋）
	彼女が獲らないと、対象作は受賞ゼロに終わりそう（＊）
	助演プッシュなら受賞間違いなしだったのに…（－）
	相手役のレオナルドディカプリオの分まで頑張って！（＊）
ザンドラ・ヒュラー『落下の解剖学』	初ノミネート。これから活躍はワールドワイドに（＋）	7.5
	予想以上に愛されている作品のヒロイン（＋）
	夫殺しの容疑をかけられる妻の役を緻密に…（＋）
	ヨーロッパからの候補。欧州会員票をたっぷり（＋＋）
	全米、LAという重要批評家賞を受賞（＋）
	『関心領域』の演技も話題。合わせ技よろしく（＋）
	リリー・グラッドストーン vs. エマ・ストーンに割って入る！（＊）
キャリー・マリガン『マエストロ：その音楽と愛と』	3度目のノミネート。キャリアは第二次黄金期へ（＋）	5.0
	レナード・バーンスタインの妻フェリシア役（＋＋＋）
	夫を支える役…以上の愛の複雑さを体現（＋＋）
	映画の魂を魅せるのはブラッドリー・クーパーではなく彼女（＋＋）
	前哨戦は全てノミネート止まり（－）
	作品のBUZZが消滅した感。それに伴い…（－）
	ヨーロッパ会員票はザンドラ・ヒュラーに奪われるはず（－）
エマ・ストーン『哀れなるものたち』	4度目の候補。すっかり常連（＋）	10.0
	死から蘇る女。子どもの心で世界に触れていく役どころ（＋＋＋）
	女の生き方、性の目覚めを独創的な佇まいで演じ切る（＋＋＋）
	こんなことまで見せるか。大勝負に出た大スター（＋＋＋）
	ゴールデン・グローブを始め、重要賞を次々制覇（＋＋）
	既に受賞している。2度目はもう少し待って下さい（－）
	リリー・グラッドストーンとの一騎打ち。フレッシュさは負ける（－）

The Five Nominees　ノミネート女優　［I guessed 4/5］
アネット・ベニング　Annette Bening
	ナイアドその決意は海を越える（Netflix）
	Oscar Experience 5 noms / 0 win
	Precursors None
	子育てが一段落ついてからか、ノンストップの活躍が本当に頼もしい大ヴェテラン。コメディを得意とする人だが、もちろんドラマもお手の物。今回などスイマー役、身体を張ったパフォーマンスだ。ヴェテラン会員たちの胸を熱くさせるのも無理はない。ジョディ・フォスターとのケミストリーも最高。功労票はいただき。
リリー・グラッドストーン　Lily Gladstone
	キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン（AppleTV+、パラマウント）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors SAG、GGA、GSA、NBR、NYFCC、BSFC、AFCC、WFCA、SLFCA、NTFCA、SFCA、SDFCS...
	ケリー・ライヒャルト映画で知られていたが、このマーティン・スコセッシ映画こそが完全ブレイク作と言って良いだろう。ネイティヴアメリカンのルーツを活かした役どころ、映画の魂をまるで大海を行く船の優雅さで体現、レオナルド・ディカプリオとは完璧なケミストリーを見せた。多様性時代、彼女の勝利がオスカーを変える。
ザンドラ・ヒュラー　Sandra Hëller
	落下の解剖学（A24）
	Oscar Experience first nomination!
	Precursors NSFC、LAFCA、TFCA、VFCC、NYFCO
	2023年の映画界の顔と言えるだろう。候補は逃したが、対象作同様作品賞候補に挙がった「関心領域」でも絶賛された。「ありがとう、トニ・エルドマン」（16年）から国際的な活躍が続くが、ひょっとして今後はハリウッドからもお呼びがかかる？殺人容疑がかけられる母親役で、ダークホースへ浮上。
キャリー・マリガン　Carey Mulligan
	マエストロ：その音楽と愛と（Netflix）
	Oscar Experience 3 noms / 0 win
	Precursors None
	対象作はレナード・バーンスタインを取り上げた実話物だが、伝記ではなくラヴストーリーである物語の魂を体現するのは、間違いなくその妻フェリシア・モンテアレグレだ。愛の複雑さを彼女が完璧に魅せるからこそ、物語が奥行き深くなったと言って良い。今回も受賞はないだろうが、勝利の候補だ。
エマ・ストーン　Emma Stone
	哀れなるものたち（サーチライト）
	Oscar Experience 4 noms / 1 win
	Precursors BAFTA、GGA、GSA、BFCA、LAFCA、CFCA、LVFCS、MMCG、PFCC、IFJA、PFCS、DFFCA...
	デビュー時から勘の良い演技をする人だとは思っていたが、まさかここまで化けるとは…。ジェニファー・ローレンスと並ぶ、21世紀を代表する女優に上り詰める。ヨルゴス・ランティモス映画には二度目の登場、死から蘇った女の自我の目覚めを奇妙な動きと表情に封じ込める。技術とハートの融合で勝負。

ranking

前哨戦ポイント　-1/28-			対象作の評価 rating
1	リリー・グラッドストーン	218.5 p	1	エマ・ストーン	92.0 p
2	エマ・ストーン	196.5 p	2	ザンドラ・ヒュラー	91.6 p
3	ザンドラ・ヒュラー	106.0 p	3	リリー・グラッドストーン	91.2 p
4	キャリー・マリガン	98.5 p	4	キャリー・マリガン	80.4 p
5	アネット・ベニング	70.5 p	5	アネット・ベニング	77.1 p

ノミネート予想（1/19）

Final Prediction

　女性の地位向上を訴える声が大きくなって久しいが、それに伴い映画界では女優の役どころが充実してきたことを感じる。女性が主人公の作品、或いは女性監督の作品が増えてきたことは誰もが気づいているはずだ。そして、オスカーでは年々主演女優賞の激戦度が高まる一方だ。ついこの前まで、激戦と言ったら主演男優賞…と言われていたのに。

　…というわけで、今シーズンはいよいよ主演女優賞の混戦模様がとんでもない。『カラーパープル』のファンタジア・バリノ、『ナイアドその決意は海を越える』のアネット・ベニング、『Origin』のアーンジャニュー・エリス、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のリリー・グラッドストーン、『落下の解剖学』のザンドラ・ヒュラー、『パストライブス／再会』のグレタ・リー、『マエストロ：その音楽と愛と』のキャリー・マリガン、『メイ・ディセンバーゆれる真実』のナタリー・ポートマン、『バービー』のマーゴット・ロビー、『プリシラ』のケイリー・スピーニー、『哀れなるものたち』のエマ・ストーン…どうだ、この面子。人種も年齢もバラバラだ。

　この内、絶対安泰と言い切れるのはグラッドストーンとストーンのみ。前哨戦はほぼふたりの一騎打ちだった。ただ、残りは混戦。各賞のノミネーションではヒュラー、リー、マリガンあたりが強いのだが、ちょっとの票移動で顔触れが変わりそうな気配ありあり。

　こういうときは作品パワーが強い俳優が強い。となると、2024年の顔と言って良い大ヒット作に主演したロビーの浮上は高そうに見えるが、そう言えば昨年は社会現象的ヒット作「トップガン：マーヴェリック」（22年）のトム・クルーズが候補入りを逃していたことを思い出す。アフリカ系会員が動くなら、バリノやエリスが来るだろうが、ふたりで票を食い合うかもしれない。ソフィア・コッポラのファンならスピーニーを推したくなるだろうが、スピーニー自身の知名度不足は問題だ。その点べニングとポートマンは知名度抜群。ただし、他コンテンダーに比べて新鮮味は薄いかもしれない。

　大いに迷うところだが、残り3枠は、「関心領域」との合わせ技が効きそうなヒュラー、共演のブラッドリー・クーパーのBUZZの勢いに乗っかるマリガン、そしてハリウッドの新女王となったロビーでどうだ。あぁ、でもリーが不気味だ。

　※追記1。アメリカ映画俳優組合賞（SAG）でべニングがノミネーションを手にした。年配会員たちが最もシンパシーを寄せるのはべニング、か！？

　※追記2。前シーズンの「To Leslie／トゥ・レスリー」のアンドレア・ライズボローが、支持派によるルール違反スレスレのキャンペーンが功を奏してノミネーションを手にしたことが物議を呼んだが、今シーズンはエリスが同じ状況にあるという。レースでは上位陣に押されて全く目立てなかったが、まさかの候補入りがあるかもしれない。

OSCAR PLANET Prediction
リリー・グラッドストーン（キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン）	Lock
ザンドラ・ヒュラー（落下の解剖学）	Shaky
キャリー・マリガン（マエストロ：その音楽と愛と）	Shaky
マーゴット・ロビー（バービー）	Shaky
エマ・ストーン（哀れなるものたち）	Lock
The Runner-up
グレタ・リー（パストライブス／再会）	Shaky

The Five Frontrunners　フロントランナー（5名）　（1/19）
Lock
リリー・グラッドストーン Lily Gladstone （キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン） Win: SAG、GGA、GSA、NBR、NYFCC、BSFC、AFCC、WFCA、SLFCA、NTFCA、SFCA、SDFCS、FFCC、OFCC、NCFCA、GFCA、GWNYFCA、SFCS、AFCS、NDFS、IFCA、KCFCC、MFCA、TFCA、OFCS、HCA、BOFCA	「ライフ・ゴーズ・オン彼女たちの選択」によりインディペンデント・スピリット賞候補の高評価。今度はマーティン・スコセッシ映画へ。 ~~Weak Point~~ レオナルド・ディカプリオの妻役。作品の魂と言うべき、最も重要な役柄、さらなるブレイクロール。知名度が低い現実を簡単に吹き飛ばす。助演プッシュなら受賞確実だったと言われているが…。
エマ・ストーン Emma Stone （哀れなるものたち） Win: BAFTA、GGA、GSA、BFCA、LAFCA、CFCA、LVFCS、MMCG、PFCC、IFJA、PFCS、DFFCA、NFCS、CACF、COFCA、UFCA、SFFCC、DFCS、PCA、MCFCA、IFCA、HFCS2、LFCC、PFCC2	ヨルゴス・ランティモス映画に再登場。夫による虐待を逃れ自殺を図る女役。身ごもっていた子の脳を移植されるとんでも展開。 ~~Weak Point~~ 「新たなるフランケンシュタインの怪物」ストーリーのヒロインとして、女の目覚めを鮮やかに演じ切ったことで各映画祭を大熱狂に巻き込む。二度目の受賞があってもおかしくないキャリアベスト演技。
Shaky
ザンドラ・ヒュラー Sandra Hëller （落下の解剖学） Win: NSFC、LAFCA、TFCA、VFCC、NYFCO	夫の殺人容疑をかけられる妻役でキャリア最高の演技と讃えられる。2023年のカンヌ映画祭の顔となる大活躍。当然オスカーも…？ Weak Point 「ありがとう、トニ・エルドマン」以降飛ぶ鳥勢いのドイツ女優。『関心領域』との票割れがあるかもしれない。ハリウッドでの知名度不足を補うためにも批評家賞での大善戦を目指したい。
キャリー・マリガン Carey Mulligan （マエストロ：その音楽と愛と）	作曲家レナード・バーンスタインの伝記映画で、その妻で女優・ピアニスト、フェリシア・モンテアレグレ役。再びキャリアに勢いあり。 Weak Point ビリングがブラッドリー・クーパーよりも先ということは、おそらくかなり見せ場が連続するのではないか…との憶測が出ている。…が、期待し過ぎると拍子抜けかも。助演プッシュが賢明？
マーゴット・ロビー Margot Robbie （バービー） Win: HCA	近年はプロデューサー業にも積極的で、いよいよパワー爆発中。その中の一本で、あのバービー役。パーフェクトなヴィジュアルとハート。 Weak Point 社会的メガヒットに発展してハリウッド新女王の座へ。それこそが最大のご褒美。オスカーまでは必要ないのでは…？いやいや、でも式場には絶対いて欲しい。「バビロン」がコケたことは忘れてプリーズ。

ノミネーション予想これまでの流れ 2023　（Changes in Red）
Final
ザンドラ・ヒュラー	リリー・グラッドストーン*	マーゴット・ロビー	エマ・ストーン	キャリー・マリガン
The Leader：リリー・グラッドストーンン
12/1
ザンドラ・ヒュラー	リリー・グラッドストーン	アネット・ベニング	エマ・ストーン*	キャリー・マリガン
11/1
ザンドラ・ヒュラー	リリー・グラッドストーン*	マーゴット・ロビー	エマ・ストーン	キャリー・マリガン
10/1
ザンドラ・ヒュラー	リリー・グラッドストーン*	マーゴット・ロビー	エマ・ストーン	キャリー・マリガン
9/1
ザンドラ・ヒュラー	グレタ・リー	マーゴット・ロビー	エマ・ストーン	キャリー・マリガン*
8/1
ザンドラ・ヒュラー*	グレタ・リー	マーゴット・ロビー	エマ・ストーン	ナタリー・ポートマン
7/1
ザンドラ・ヒュラー*	グレタ・リー	マーゴット・ロビー	ケイト・ウィンスレット	ナタリー・ポートマン
6/1
アネット・ベニング*	グレタ・リー	マーゴット・ロビー	ケイト・ウィンスレット	ナタリー・ポートマン
5/1
アネット・ベニング	グレタ・リー	マーゴット・ロビー*	ケイト・ウィンスレット	ゼンデイヤ

The Other Contenders　その他の有力候補　（1/19）
Very Possible
ファンタジア・バリノ Fantasia Barrino （カラーパープル）	「アメリカン・アイドル」出身のR&Bシンガーが、トニー賞受賞のブロードウェイ・ミュージカルの映画化に主演。1900年代初頭、南部の黒人女性の戦いを演じる。波乱万丈の人生でも知られる。
アネット・ベニング Annette Bening （ナイアドその決意は海を越える）	キューバからフロリダまで180キロ、サメ除けケージに入らないまま遠泳に成功した64歳スイマー、ダイアナ・ナイアド役。老いてますます絶好調。そう、老いを見せることを恐れない迫力パフォーマー。
アーンジャニュー・エリス Aunjanue Ellis （Origin）	これぞオスカー効果、「ドリームプラン」で初候補に挙がったことをきっかけにエヴァ・デュヴァーネイ監督作に主演。後のピュリッツアー賞受賞作家イザベル・ウィルカーソンに扮して、迫力演技が大絶賛。
グレタ・リー Greta Lee （パストライブス／再会）	2023年のサンダンス最大の話題作に主演。幼き日を一緒に過ごした韓国人男と今の恋人である白人男の間で揺れる。ミシェル・ヨーに続けるか。今は多様性時代、チャンスはある。Win: HFCS
ナタリー・ポートマン Natalie Portman （メイ・ディセンバーゆれる真実）	「ソー：ラブ＆サンダー」でマッチョになって驚かせたが、通常営業に戻って女優役。新作映画のモデルとなった女性と役作りのために交流する。モデル女性役ジュリアン・ムーアとの対決にワクワク。
Possible
ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain （Memory）	「タミー・フェイの瞳」でオスカー獲得、プロデューサーとしての活躍も続く。オファーが殺到する中選んだのは、メキシコ人監督ミシェル・フランコがニューヨークでステイケーションする女を描く物語。
ヘレン・ミレン Helen Mirren （Golda）	米映画俳優組合賞（SAG）で功労賞を受賞したばかりの大御所。イスラエル初の女性首相ゴルダ・メイア役。メイクにより全くの別人。オスカー好みの演技だが、肝心の作品評価が伸びず。
ケイリー・スピーニー Cailee Spaeny （プリシラ）	いきなり「パシフィック・リム：アップライジング」のヒロインに抜擢され注目されたが、その後は至って静かなキャリア。…が、ソフィア・コッポラ監督作でプリシア・プレスリー役を演じ、ビッグブレイクへ。
テヤナ・テイラー Teyana Taylor （A Thousand and One）	音楽活動からは退くことを表明した後に選んだ一作がサンダンス映画祭で大好評。自分の境遇を重ねて養護施設で寂しくしていた少年を誘拐してしまう女役。ダンサー、歌手、監督…様々な顔。
Longshot
ペネロペ・クルス Penélope Cruz （L'immensità）	「パラレル・マザーズ」により再びオスカー候補に挙がって絶好調。今度はイタリアへ渡り、転換期にある1970年代、ある家族の中心的存在である母親に扮する。イタリア語演技になる。
フィービー・ディネヴァー Phoebe Dynevor （Fair Play／フェアプレー）	子役から始まったキャリアはTV中心の活動だったが、いよいよ映画へ。配信シリーズ「ブリジャートン家」の成功を経て、映画主演を飾る。予期せぬ昇進で恋人との関係が危うくなる女役。
ジェニファー・ローレンス Jennifer Lawrence （マディのおしごと恋の手ほどき始めます）	既に4度候補上がり、1度受賞している大型女優。引きこもりがちで社会経験のない少年の指南役となる役どころで、大人の女の魅力を振り撒く。もちろんコメディも楽々こなす才能あり。
トーマサイン・マッケンジー Thomasin McKenzie （Eileen）	「足跡はかき消して」で注目されて以来、順風満帆。「ラストナイト・イン・ソーホー」で魅力を発散した後は、少年矯正施設で働く事務員へ。ハン・ハサウェイ演じる心理カウンセラーと激突。

No Chance　チャンスなし　（1/19）
ハリー・ベイリー Halle Bailey （リトル・マーメイド）	エミリー・ブラント Emily Blunt （ペイン・ハスラーズ）
ジェシー・バックリー Jessie Buckley （フィンガーネイルズ）	キーラ・ナイトレイ Keira Knightley （ボストン・キラー：消えた絞殺魔）
シアーシャ・ローナン Saoirse Ronan （もっと遠くへ行こう。）	シャイリーン・ウッドリー Shailene Woodley （Misanthrope）

2024年公開へ　Moved to 2024　（1/19）
エイミー・アダムス Amy Adams （Nightbitch）	サラ・ベッカー Sara Becker （The Movie Teller）
ジェシー・バックリー Jessie Buckley （Wicked Little Letters）	ジェシカ・チャステイン Jessica Chastain （Mothers' Instinct）
ジョディ・カマー Jodie Comer （The Bikeriders）	ジョディ・カマー Jodie Comer （The End We Start From）
キルスティン・ダンスト Kirsten Dunst （Civil War）	デイジー・エドガー＝ジョーンズ Daisy Edgar-Jones （On Swift Horses）
アン・ハサウェイ Anne Hathaway （アイデア・オブ・ユー大人の愛が叶うまで）	サルマ・ハエック Salma Hayek （Without Blood）
リリー・ジェームズ Lily James （Finalmente l'alba）	レジーナ・キング Regina King （シャーリー・チザム）
ヴィッキー・クリープス Vicky Krieps （The Dead Don't Hurt）	ジェシカ・ラング Jessica Lange （Long Day's Journey Into Night）
カミラ・モローネ Camila Morrone （Gonzo Girl）	マーガレット・クアリー Margaret Qualley （ドライブアウェイ・ドールズ）
シアーシャ・ローナン Saoirse Ronan （Blitz）	シアーシャ・ローナン Saoirse Ronan （The Outrun）
タリア・ライダー Talia Ryder （Joika）	クリステン・スチュワート Kristen Stewart （Love Lies Bleeding）
ヒラリー・スワンク Hilary Swank （Ordinary Angels）	アリシア・ヴィキャンデル Alicia Vikander （Firebrand）
ケイト・ウィンスレット Kate Winslet （Lee）	ゼンデイヤ Zendaya （チャレンジャーズ）

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